津 神社に “ジャンボうさぎ” 初詣の参拝者迎える準備

津 神社に “ジャンボうさぎ” 初詣の参拝者迎える準備
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221229/k10013937771000.html

 ※ 今日は、こんな所で…。

『新年を前に、津市の神社では、発泡スチロールなどで作られた来年のえとの巨大なうさぎが掲げられ、初詣の参拝者を迎える準備が整いました。

津市美里町では、毎年、地元のボランティアグループが、家族円満や五穀豊穣を願って、発泡スチロールなどで「ジャンボえと」を作り、地元の辰水神社に掲げています。

29日は、地元の子どもたちが、来年のえと、うさぎの「ジャンボえと」を綱で引いて練り歩き、神社に到着すると参道の入り口に掲げていました。

「ジャンボえと」は高さ2メートル80センチ、全長が3メートルあり、先月から30人がかりで制作したということです。

グループの代表の増井公生さんは「うさぎが跳びはねることで、コロナ禍が収まって、景気がよくなればいいなと思って作りました。正月にはたくさんの人に見に来てほしいです」と話していました。

「ジャンボえと」は来年の2月末ごろまで飾られるということです。』

睦月(1月): 初詣、初売り、鷽替え

睦月(1月): 初詣、初売り、鷽替え
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c11801/

『2022.12.29 小林 明

(1月): 初詣、初売り、鷽替え

日本の年中行事
睦月(1月): 初詣、初売り、鷽替え
暮らし 文化 社会 2022.12.29

小林 明 【Profile】

日本は古来、春夏秋冬の季節ごとに大衆参加型のイベントが各地で行われてきた。これらを総じて「年中行事」と呼ぶ。宗教・農耕の儀礼を起源とする催事から、5月5日端午や7月7日七夕などの節句まで、1〜12月まで毎月数多くのイベントがあり、今も日本社会に息づいている。本シリーズではそうした年中行事の成り立ちや意義などを、文化や信仰の成熟を示す例として紹介していく。

本来の初詣はお参りする「方角」が重要

年が明けると、必ず話題となるのが元旦初詣の盛況ぶりだ。初詣の起源を、東京都神社庁ウェブサイトはこう記す。

「大晦日の夜から元旦の朝にかけて祈願のために氏神の社に籠る『年籠り(としごもり)』から始まった。のちに年籠りは、除夜詣と元旦詣に分かれ、現在の初詣の形になった」

このうちの元旦詣が広く大衆に浸透したのが、恵方詣り(えほうまいり)である。江戸時代には初詣という言葉はなく、恵方詣りといわれていた。

恵方(吉方とも)は、歳神(としがみ)が訪れて来る、運をもたらしてくれる縁起の良い方角のこと。その方向にある神社仏閣に参詣するのが、今でいう初詣だった。

現代は馴染み薄いが、干支は本来、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種の十干(じっかん)と、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支の組み合わせで決まる。2022年なら十干は「壬」、十二支は「寅」で干支は「壬寅(みずのえとら)」、恵方は北北西。

2023年は「癸」に「卯年」で「癸卯(みずのとう)」、恵方は南南東だ。
江戸時代の人々は、こうした干支に則して恵方の方角にお参りに行った。

それが明治以降、鉄道が敷設されると、遠方にまで恵方詣りに行くことが可能となった。さらに鉄道会社が「わが社の鉄道をご利用ください」と盛んに宣伝し、吉方は次第に曖昧となっていった(『鉄道が変えた社寺参詣』平山昇/交通新聞社新書)。

その結果、恵方詣りは「初詣」という新語に置き換えられた。

続いて1月2日は、日本橋初売りの日。現在も各地のデパートは2日を初売り出しの日とし、福袋などの購入客で賑わう。実はこの慣習も江戸時代にさかのぼる。

日本橋初売りの人混みを描いている。『大江戸年中行事之内 正月二日 日本橋初売』東京都立中央図書館特別文庫室所蔵

当時は日本橋魚河岸の初売りを指していた。江戸の商店や飲食店は元日は休み、2日からオープンする。商店は魚河岸の初売りで購入した食材で、得意客に酒と料理をふるまい、料理屋は酔客で賑わった。

魚河岸は1923(大正12)年の関東大震災を契機に築地に移転するまで日本橋にあった。初売りは江戸の名物だった。
幕府が庇護した伝統芸能「三河万歳」

正月のテレビといえば演芸番組が定番だが、これは正月に江戸を訪れ祝福芸を披露した三河万歳(みかわまんざい)にさかのぼる。三河万歳は愛知県西尾市・安城市などで国の無形民俗文化財に指定されている。西尾市では「森下万歳」、安城市では「別所万歳」と地域ごとに呼び名も演目も異なるが、ここでは総じて三河万歳とする。

『日本大百科全書』(小学館)によると「太夫は烏帽子(えぼし)に大紋の直垂(ひたたれ)、才蔵は侍烏帽子に素襖(すおう)風のものを着る」とある。太夫は扇、才蔵は鼓を持ち、2人組で家々を回り、滑稽な問答で笑わせ、舞や祝い言葉で家内安全や長寿を願った。

女性や子どもの服装から見て、武家屋敷を訪れて芸を披露する三河万歳の2人組を描いたと考えられる。右が太夫、左が才蔵。『江戸風俗十二ケ月の内 正月 万歳説之図』国立国会図書館所蔵

そもそも陰陽道の流れをくむ宗教行事だったという説もあり、実際、江戸時代は陰陽師の支配下にあった。

また、三河万歳が元旦の江戸城開門の係を担ったという話も、『西尾町史』にある。芸を披露するために訪れる家も、大名屋敷が多かった。つまり、幕府の庇護を受けていた。三河が徳川家康の出身地だったからだ。

三河安城は家康の出自である松平氏の拠点であり、家康は松代宗家の安城松平(あんじょうまつだいら)氏直系に当たる。西尾も分家・大給松平(おぎゅうまつだいら)が治めた地。いずれも徳川とゆかり深い特別な地だった。

明治以降も存続したが、徳川の威光が失せたと同時に勢力も失い、次第に衰退していった。だが、保存を願う人々によって復興されつつあり、子どもたちに伝承する活動が地道に続いている。

奉公人たちの休息「薮入り」

11日は鏡開きである。正月に飾った鏡餅を割って汁粉(しるこ)、かき餅などを作って食べる。今もおなじみだが、本来は武士の家が無病息災を祈願する儀式だ。

鏡餅は歳神を迎えるお供え物ゆえ、正月が終わったら食べることで歳神を見送り、同時に神が餅に授けた力をいただく。これが庶民の間に広がった。

(左)商店に飾られた豪華な鏡餅。『引札類 鏡餅』出典 : colbase / (右)湯屋の番台に鏡餅とお捻りを載せた三方がある。『賢愚湊銭湯新話』国立国会図書館所蔵

16日は薮入り。商家に住み込みで働く丁稚(でっち)ら奉公人が休日をもらい、帰省する日だ。前述の通り商家は2日から営業を開始したので、正月も一段落した1月中旬、ようやく従業員は休暇をとった。

(左)薮入りの丁稚たち。『江戸府内絵本風俗往来 上編』/ 小僧たちの共同生活。ここから解放されるのは年にわずか2日だけ。『教訓善悪小僧揃』2点とも国立国会図書館所

雇い主によって日数はまちまちだったが、江戸後期の類書(百科辞典)の『守貞漫稿』によると、商家の丁稚は1日しか休みをもらえず、実家が遠方にあると帰れない。せいぜい、江戸にいる請負(保証人=養父)の家に行くぐらいだった。このため、薮入りは「養父入」とも書いたという。

薮入りは「宿下がり」ともいわれ、「真の宿下りは七日七夜」(守貞漫稿)だったらしい。武家屋敷の奉公人は、3〜7日の休みをとれたらしいが、商家ではそうもいかず、せめて3日は欲しいと願い出る者が多かったという。実際のところは、1月16日とお盆の時期の7月16日の2日だけだった。 現在の価値観からいえばとんでもないブラック職場だが、当時の奉公人の労働環境はそういうものだ。 鏡開きと違い、こちらは人権侵害などの理由から、時代とともに姿を消した。

もう1つ、今も一部で熱烈に支持されている1月の行事を紹介しよう。全国の天満宮の神事「鷽替え(うそかえ)」である。 鷽は、スズメよりひと周り大きい鳥で、平安時代の貴族・政治家だった藤原道真とのゆかりが深い。

道真が政敵だった藤原時平の策謀によって太宰府に左遷されたのは901(昌泰4)年。天満宮の伝承では、ある日、道真がハチに襲われると、鷽が追い払ってくれた。 そこから、前年の凶事を鷽に託して「嘘」にしてしまう神事が生まれた。嘘を消して、新しい年は「吉」に恵まれますようにとの願いを込める。

太宰府天満宮は1月7日、大阪天満宮や東京の亀戸・湯島天神は1月24〜25日に行われる。 鷽が木にとまった姿をかたどった「木うそ」は、ユルキャラを思わせる愛嬌があり、毎年、購入するファンも多い。

(左)『守貞漫稿」に描かれたが亀戸天神の「木うそ」。白木を彫っており、目と羽は黒、くちばしは朱色、側面は緑色、後頭部は金色の彩色を施しているとある。(右)亀戸天神の「木うそ」準備の様子。江戸時代のものとほとんど同じ形が維持されている(左)『守貞漫稿」に描かれたが亀戸天神の「木うそ」。白木を彫っており、目と羽は黒、くちばしは朱色、側面は緑色、後頭部は金色の彩色を施しているとある。(右)亀戸天神の「木うそ」準備の様子。江戸時代のものとほとんど同じ形が維持されている

この他の1月の主な行事

行事 日付 内容
芸事始め 3日 習い事の新年初日。寝正月をこの日で終える
蹴鞠始め 4日 京都の下鴨神社で蹴鞠を奉納する日
人日(じんじつ) 7日 七草粥を食べて無病息災を祈願
十日戎(とおかえびす) 10日 恵比寿様を祀る神社に商人が集まり商売繁盛を願う
小正月 15日 正月飾りを外して焼く
初観音 18日 観音菩薩と縁を結べる日として縁日がたつ
初大師 21日 その年の最初の弘法大師の月命日

このように1月だけでも多くの年中行事があり、一部は廃れたものの連綿と日本社会に根づいている。今後は月1回、毎月行われるイベントを紹介し、日本人の暮らしに息づく文化や信仰を解説していきたい。
参考文献

『日本の暮らしと信仰365日』渋谷申博 / G.B
『近世風俗誌(四)』喜田川守貞著、宇佐美英機校訂 / 岩波文庫
『サライの江戸 CGで甦る江戸庶民の暮らし』 / 小学館

バナー画像 : 正月2日の町を描いた絵。左に三河万歳、右に羽子板を持つ子ども、中央の男性は木に引っかかった羽子板の羽根を箒(ほうき)で落とそうとしているようだ。『英一蝶十二ヵ月の内正月』東京都立中央図書館特別文庫室所蔵

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小林 明KOBAYASHI Akira経歴・執筆一覧を見る

1964年、東京都生まれ。スイングジャーナル社、KKベストセラーズなど出版社での編集者を経て、2011年に独立。現在は編集プロダクション、株式会社ディラナダチ代表として、旅行・歴史関連の雑誌や冊子編集、原稿執筆を担当中。主な担当刊行物に廣済堂ベストムックシリーズ(廣済堂出版)、サライ・ムック『サライの江戸』(小学館)、『歴史人』(ABCアーク)、『歴史道』(朝日新聞出版)など。

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米政府、台湾に対戦車兵器システムの売却承認 240億円

米政府、台湾に対戦車兵器システムの売却承認 240億円
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2917E0Z21C22A2000000/

『米政府は28日、台湾への対戦車兵器システムの売却を承認し、米議会に通知した。関連装備品を含めて売却総額を1億8000万ドル(240億円)と見積もった。中国が台湾に軍事的圧力を強めており、米国は台湾の自衛力強化を後押しする。

米議会は超党派で台湾の支持を打ち出しており、新たな武器売却を承認する見通しだ。バイデン米大統領が23日に署名して成立した2023会計年度(22年10月~23年9月)の国防権限法は、台湾の武器調達を支援する方針を一段と鮮明にしていた。米政府は12月上旬にもF16戦闘機を含む軍用機の部品の売却を認めた。

ペロシ米下院議長が8月上旬に台湾を訪れてから、中国軍機が台湾海峡の事実上の停戦ラインである「中間線」を台湾側に越えるケースが相次いでいる。中国は中台統一に向けて武力行使の可能性を排除しておらず、バイデン政権は懸念を強めている。

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ウクライナ 東部ルハンシク州内の拠点奪還めぐり攻防激化か

ウクライナ 東部ルハンシク州内の拠点奪還めぐり攻防激化か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221229/k10013937621000.html

 ※ クレミンナの位置。

『ロシアが侵攻するウクライナでは、東部ルハンシク州でも、ウクライナ軍が奪還を目指す州内の拠点をめぐって双方の攻防が激しくなっているとみられます。
一方、ロシアのプーチン政権は、一方的に併合したとするウクライナの4つの州はロシアの領土だとする主張を改めて示し、強硬な姿勢を崩していません。

ウクライナ軍は、ロシアに支配された領土の奪還を目指して反転攻勢を続けていて、このうちロシア軍がことし7月に全域の掌握を宣言した、東部ルハンシク州では、要衝クレミンナの奪還に向けて攻勢を強めているとみられています。

戦況を分析するイギリス国防省は28日、「ロシア軍がここ数日、クレミンナ周辺での軍備を増強している可能性が高い。ロシア軍は東部ドンバス地域の戦闘において、クレミンナを物資輸送などの拠点として重視している」と指摘していて、双方の攻防がさらに激しくなるとみられます。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、和平に向けて、ロシア軍のウクライナからの撤退やウクライナの領土保全の回復など、10の項目を掲げています。

これについて、ロシア大統領府のペスコフ報道官は28日、「ロシアの領土について、4つの新たな州がロシアに編入したという今の現実を無視する和平案はありえない」と主張しました。

ロシアのプーチン政権は、一方的な併合に踏み切ったウクライナの4つの州をウクライナがロシアの領土だと認める必要があるとの強硬姿勢を崩しておらず、和平に向けた道筋は見えていません。』

韓国「インド太平洋戦略」発表 日米と足並みそろえる立場鮮明

韓国「インド太平洋戦略」発表 日米と足並みそろえる立場鮮明
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221229/k10013937741000.html

『韓国政府は、外交・安全保障の指針となる独自の「インド太平洋戦略」を発表し、北朝鮮の核問題やサプライチェーンの確保などで、日本やアメリカと足並みをそろえる立場を鮮明にしました。

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)政権は、独自の「インド太平洋戦略」をまとめ、28日、公表しました。

このなかでは、サプライチェーン=供給網の確保など経済分野を含めた安全保障協力の拡大や気候変動などの課題について、自由や民主主義といった普遍的価値を共有する国々との連携を推し進めるとしています。

また、北朝鮮の核問題については、完全な非核化が地域や世界の平和に不可欠だとしたうえで、日米韓3か国の安全保障協力を拡大していくと強調しました。

さらに、台湾情勢についても言及し、「台湾海峡の平和と安定が朝鮮半島の平和と安定にとって重要であり、インド太平洋地域の安保と繁栄にとって必要だ」としています。

韓国政府は「わが国で初めての包括的地域戦略だ」と説明していて、日本やアメリカと足並みをそろえる立場を鮮明にしました。

一方、今回の発表で中国については「主要な協力国」と位置づけ、「国際規範に基づき、相互の尊重と互恵をもとに共通の利益を追求していく」としていて、中国に対する一定の配慮を示した形です。』

海自「特定秘密」漏洩事件、依頼したOBは“暴君”と恐れられた「海上幕僚長」候補だった

海自「特定秘密」漏洩事件、依頼したOBは“暴君”と恐れられた「海上幕僚長」候補だった
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/12291107/?all=1

『特定秘密保護法違反で初めての摘発となった、海上自衛隊を舞台とする「特定秘密」漏洩問題。“秘密漏洩”と聞けば、スパイの存在を疑うが、今回は漏洩を促したとされる元海自OBの“ご威光”が事件の背景に見え隠れするという。さらに陸自のセクハラ事件との関連を指摘する声も浮上し、騒動の余波は水面下で広がりを見せている。

 ***

【写真を見る】海自内では誰もが知る「漏洩を促した」とされる大物OB

 12月26日、防衛省は「特定秘密」を洩らしたとして海自幹部学校の井上高志・1等海佐(54)を懲戒免職処分とした。自衛隊の捜査機関に当たる警務隊も同日、井上1佐を特定秘密保護法と自衛隊法違反の容疑で横浜地検に書類送検。2014年の特定秘密保護法施行後、初の摘発事案となり、自衛隊内に衝撃が走っている。

 防衛省によると、井上1佐は情報を専門に扱う海自の情報業務群(現・艦隊情報群)司令だった20年3月、神奈川県横須賀市の司令部庁舎で、自衛艦隊司令官も務めた海自OBの元海将に日本を取り巻く安全保障情勢について説明。そのなかに特定秘密に指定される情報や自衛隊法で機密扱いの部隊運用・訓練情報が含まれていたという。

「OBは井上1佐に対し、“講演する機会も多く、正確な情報を知りたい”などと言って情報を求めたとされますが、特定秘密を要求したわけでなく、また得た情報がOBから他国に流出した形跡もないため、不問に付される見通しです。これに対して海自内部からは“不公平ではないか”といった不満の声が上がっています」(全国紙防衛省担当記者)

 実はこのOB、海自内では「知らぬ者はいない“超”のつく有名人」だという。
「次の海上幕僚長」の声も
将来の海幕長候補

「将来の海幕長候補」とも呼ばれたOB (他の写真を見る)

 海自関係者が語る。

「情報の漏洩先であるOBは、海上自衛官の最高位である“海上幕僚長になってもおかしくない”とまで言われた人物です。防衛省の調査に井上1佐は“(OBに)畏怖を抱いていた”と話したが、同じ海自の人間からすれば誇張とは思えない。事実、現役時代のOBは部下に厳しく接する態度で、広く恐れられた存在でした。愛国心が強く、中国やロシアに情報を売り渡すようなタイプではありませんが、海幕長のひとつ手前の海将の階級で止まったのも、その“苛烈な性格が災いした”と当時は囁かれた。井上1佐が特定秘密に該当する情報を喋ってしまったのも、畏怖心からつい“リップサービス”が過ぎてしまったと考える関係者は多い」

 このOBが自衛官として有能であるのは誰しも認めるところだが、規律に厳しく、部下にも完璧を求める傾向などから「人望があったとはいえず、“暴君”と呼んでいた部下もいた」(同)とされる。

 実際、OBが現役時代、他の隊員たちとテニスをしていた最中に突然、倒れてしまったことがあったというが、「自衛隊員は救命活動のプロなので、すぐに部下がAEDを持って駆けつけ、一命をとりとめました。ただ、この時、周りに集まった面々から“このまま助からなくてもよかったのに……”といった声が漏れた」(同)との“逸話”もあるという。
 今回の漏洩事案が発覚したのは一昨年、防衛省に情報が寄せられたことが端緒だが、「内部でOBを刺した者がいる」との見立てが海自内では浸透しているという。』

『陸自セクハラ問題との関連性

 一方で防衛省関係者は、今回の漏洩問題についてこう指摘する。

「陸上自衛隊の郡山駐屯地に所属していた元1等陸士・五ノ井里奈さんが複数の男性隊員から性暴力を受けた問題で、防衛省は15日、関与した5人を懲戒免職処分とする異例の措置を取った。五ノ井さんの告発を受け、防衛省は特別監察を実施して11月末までに1414件のハラスメント行為があったと認定。うち8割超に当たるのがパワハラで、今回の海自1佐による漏洩問題もこの延長線上にあるとの話を聞く」

 15年に発覚した「元陸将」の陸自OBが現役隊員から提供を受けた教本を在日ロシア大使館の駐在武官に渡していた問題では、警視庁公安部が捜査に乗り出し、元陸将らを書類送検。しかし今回は自衛隊内の警務隊が調査を担当している点も、広義な意味での「大物OBによるパワハラ問題」と捉えられた可能性を示唆しているという。

 また今回の一件が与える将来的な影響について、前出の海自関係者はこう話す。

「自衛隊内において、現役隊員とOBが情報交換するのは珍しいことではありません。しかし井上1佐が懲戒免職となったことで、現役組がOBに話す内容については今後、かなり神経質になるのは間違いない。たとえば防衛産業が退官後の自衛官OBを受け入れているのは、その知見だけでなく、古巣とのパイプを期待してのこと。現役隊員から情報を得られないOBを迎え入れるメリットはなく、自衛官の再就職にも影響を与えかねないと不安の声が広がっています」

 防衛費増額の議論の前に、まずは内部の統制や規律に関する検証が必要ではないか。

デイリー新潮編集部 』

中国 コロナ水際対策見直し 1月8日から入国者の隔離措置撤廃へ

中国 コロナ水際対策見直し 1月8日から入国者の隔離措置撤廃へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221227/k10013935611000.html

『2022年12月27日 4時07分

中国政府は、新型コロナウイルスの水際対策を見直し、来月8日から入国後の隔離措置を撤廃すると発表しました。

中国では今月、感染対策が緩和されたあと、各地で感染が急拡大していますが、経済の停滞が深刻な状況にあり、中国政府としては海外との往来を本格的に再開させることで経済の回復につなげるねらいがあるとみられます。

中国政府は、新型コロナウイルスの水際対策を見直し、日本人を含むすべての入国者に義務づけていた隔離措置を来月8日から撤廃すると発表しました。

中国では、これまで入国者に対しホテルなどの施設で5日間隔離したあと、自宅で3日間、健康観察を行ってきました。

ただ引き続き、出国する48時間以内にPCR検査を受けて陰性を証明する必要があるとしています。

また、外国人がビジネスや留学などで中国を訪れる際のビザの発給についてさらに利便性を高めるほか、国際線の便数制限も撤廃する方針です。

一方、中国人の海外旅行については、国際的な感染状況などに応じて秩序ある形で再開させていくとしています。

中国では12月7日に感染対策が緩和されたあと、各地で感染が急拡大していますが、これまで「ゼロコロナ」政策が徹底されてきた影響で経済の停滞が深刻な状況にあり、中国政府としては海外との往来を本格的に再開させることで経済の回復につなげるねらいがあるとみられます。』

インドに懸念をもたらす中国のスパイ船

インドに懸念をもたらす中国のスパイ船
https://www.epochtimes.jp/2022/12/130748.html

『中国人民解放軍が最近インド洋に2隻のスパイ船を配備したことで、インドでは政府関係者やアナリストの間で、中国政府の意図に対する懸念が高まっている。

「遠望5号(Yuan Wang 5)」は、スリランカにおける中国政府の影響力に対する懸念からインドが抗議を行ったにもかかわらず、2022年8月にスリランカに停泊した。 11月上旬、インド政府は「遠望6号」がインドネシアのロンボク海峡を通過してインド洋に入った際、弾道ミサイルシステムの試験発射を延期した。

インド海軍の高官がFORUMに語ったところによると、中国の追跡船にはそれぞれ4つの回転式レーダー・ディッシュが装備されているという。 この船舶は全長222m、重さ25,000トンで、弾道ミサイルや人工衛星の追尾、信号情報の収集が可能だ。

ニューデリーの国際平和研究センターのプラテック・ジョシ研究員は、「11月上旬に遠望6号がアンダマン・ニコバル諸島付近のインド洋海域に入ったことで、この海域でのインド独自のミサイル実験が遅れた」とFORUMに語っている。

当初は11月初旬に予定されていたインドの長距離超音速巡航ミサイル「ブラモス」の発射実験は、同月下旬に同島で行われたと報道されている。

インド海軍関係者によると、いずれのスパイ船もレーダーの探知距離は750キロメートルだという。 8月中旬の1週間、スリランカのハンバントタ港に停泊していた「遠望5」の監視範囲には、オディシャ州チャンディプールのミサイル実験施設、スリハリコタのインド衛星研究機構、カルパカムとクダンクラムの原子力発電所、コチの南部海軍司令部を含むインド南部の多くの戦略資産が含まれていたという。

ハンバントタ港は中国の国有企業によって運営されており、インド政府はこの商業港が中国人民解放軍の海軍の軍艦を収容する可能性を懸念しているとジョシ氏は言う。 インド政府の抗議により遠望5の入港は5日間遅れたが、船長は寄港理由については、平和的な任務のための資材補給と、中国とスリランカの宇宙研究および技術に関するコミュニケーション強化であると主張した。

「公的には、インドの外務省と海軍は中国のスパイ船による直接的な脅威を重要視しておらず、そのような脅威を予見するインドの準備に重点を置いている」とジョシ氏は言う。 「しかし、内心では、インドは関係各国政府に懸念を伝えている」という。

インドの不安は、国境沿いで中国軍との間で時折発生する小競り合いによってさらに増大していると、ジョシ氏は述べている。

インドの国防アナリストで元海軍准将のチトラプ・ウダイ・バスカール氏は、人民解放軍の海軍のスパイ船の入港は懸念材料ではあるが、必ずしも緊急の問題ではないとFORUMに語っている。

同氏は「第20回(中国共産党)党大会以降、中国が海軍や空軍を強化し、越境能力を重視していることが明るみに出てきた」とした上で、 「台湾と南シナ海に関しては、人民解放軍の海軍は近いうちに大きな役割を獲得することになるだろう。 台湾地域の状況の加熱により、インド洋地域は優先順位の低い地域に追いやられるかもしれないが、焦点から外れることはないだろう」と述べた。

Indo-Pacific Defence Forum 』

中国からの渡航者 日台米は検査義務付け イタリアでは入国者半数が「陽性」

中国からの渡航者 日台米は検査義務付け イタリアでは入国者半数が「陽性」
https://www.epochtimes.jp/2022/12/130791.html

『中国本土の感染症急拡大を受けて、日本や台湾をはじめとする中国の近隣国は入国規制措置を取っている。米当局も28日、中国からの入国者に新型コロナウイルスの検査を1月5日から義務付けると発表した。

米当局によれば国籍やワクチン接種の有無にかかわらず、中国本土、香港、マカオからの2歳以上のすべての渡航者が対象となる。出発の10日以上前に陽性反応がでた渡航者については、陰性証明書の代わりに回復証明書を提示することも可能とした。』

(※ 無料は、ここまで。)

中国の影響力指数でパキスタンが首位、日本は52位

中国の影響力指数でパキスタンが首位、日本は52位=報告書
https://www.epochtimes.jp/2022/12/130590.html

『台湾の非営利団体ダブルシンク・ラボ(台湾民主実験室)が世界82カ国における中国の影響力を測定した研究で、パキスタンが一位だったことがわかった。南米のパラグアイが中国の影響力が最も低い国となり、日本は52位に付けた。

地域別では東南アジアが中国共産党の浸透が大きく、カンボジアとシンガポールがそれぞれ2位と3位に、タイが4位にランク・インした。中国との貿易戦争の真っただ中にあったオーストラリアは12位となり、米国は21位だった。』

(※ 無料は、ここまで。)

熱帯のトンネルは熱いの知ってる?太陽が消滅に向かって巨大化する,地下に逃げても駄目

日刊 アジアのエネルギー最前線 : 熱帯のトンネルは熱いの知ってる?太陽が消滅に向かって巨大化する,地下に逃げても駄目 – livedoor Blog
http://blog.livedoor.jp/adachihayao/archives/2027537.html

『2022年12月29日 木曜日 晴れ

初めてインドネシアのトンネルの仕事をしたとき,熱帯のトンネル内部は熱い,と言うことに驚いた,日本では夏でもトンネル内は涼しいのに,結論,熱帯は定常的に熱いから長い時間かけて深部まで熱くなっている,太陽は残り50億年の終末に向かって巨大化する,地下で生き延びるのは不可能,

一説によると,3000万年で地球上の生物は生活できなくなる,人類は500万年程度で絶える,如何に高度に発達して地下で生きようとしても無理,火星に移住すれば寿命は延びる,ただこの熱で終末を迎える前に海面上昇の問題がある,過去100年で10センチ上昇したが,問題は氷河だ,

海面上昇で北極の氷山は解けても問題はない,90%が海中だから,問題は氷河と南極の氷床だが,やはり最初に来るのは氷河だろう,氷河が全部融解したら海面は幾ら上昇するのか,全部で氷河は約2843万立方km,地球表面積3.6億平方kmで割ればいいんだが,納得の数字にならない,』

ウクライナ東部の戦況と難民、露内空軍基地への無人機攻撃

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:ウクライナ東部の戦況と難民、露内空軍基地への無人機攻撃
https://nappi11.livedoor.blog/archives/5398826.html

『2022年12月27日:最近、すでに奪還されていた北部ヘルソンKherson市の住宅地に対するロシアの攻撃により、少なくとも10人が死亡し、58人が負傷した、とウクライナ当局者は述べた。

ロシアはウクライナの首都キエフKyivへの攻撃を再開する準備をしている可能性があり、北から新たな侵攻を開始する可能性がある一方で、東ではINTERACTIVE-WHO-CONTROLS-WHAT-IN-EASTERN-UKRAINE-304-1戦闘が続いおり、ロシア軍は引き続きバフムトとアヴディウカBakhmut and Avdiivkaの近くで攻撃作戦を行っていると戦争研究所Institute for the Study of War(ISW) は述べた。

ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は、ウクライナ軍がロシア軍に占拠された都市クレミンナKreminna奪還に向け前進しているとの認識を示した。ウクライナ側の攻勢を受け、ロシア軍はクレミンナの南東数キロへ撤退を強いられたと、欧米メディアが27日伝えた。ガイダイ氏は「ロシア軍はクレミンナを失えば防衛線全体が崩壊することを理解している」と指摘した。 

ISWは24日の報告書で、過去数日のロシア軍FireShot Webpage Screenshot #2436 – ‘Ukrainianのバフムート周辺における進軍速度が、弾薬の不足や人員の著しい損耗により鈍化していると指摘し、同時に、ロシア軍の攻勢が限界に達したかどうかを判断するには時期尚早だとしている。ロシア軍は27日も東部ドネツク州の重要拠点バフムト制圧を目指し攻撃を継続した。参照記事 映像:塹壕戦でロシア兵を追い詰めるウクライナ軍 持ち場を離れたことで激怒し、徴収兵をめった打ちにするロシア軍上官 

INTERACTIVE-Ukraine-Refugees-304-1国連難民機関 UN refugee agencyによると、2022年2 月にロシアの侵攻が始まって以来、1,650 万人がウクライナを出国し、多くの人が近隣諸国に避難している。最新のデータによると、ポーランドへの 8,349,746 任の国境通過、ルーマニアへの 1,695,870 人、ロシアへの 2,852,395 任、ハンガリーへの 1,929,514 人、スロバキアへの 1,024,101 人、モルドバへの 726,676 人、ベラルーシへの 16,705 人の国境通過が確認され、国境通過者のほとんどは女性と子供です。

18 歳から 60 歳までの男性は、戦うためにウクライナに留まるよう求められている。参照記事 
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国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は12月27日、ロシアによるウクライナへの全面的侵攻から2022年12月26日までに確認したウクライナにおける民間人の犠牲者数を1万7831人と発表した。内、死者は6884人、負傷者は1万947人となる。OHCHRは発表に際して、激しい戦闘が続いている場所の情報の取得は困難であるため、実際の犠牲者の数字ははるかに多いと強調している。また、死傷者の大半は、広範囲に爆発効果のある武器の使用によって生じたものであるとし、特に重火器、多連装ロケットシステム、ミサイル、爆弾だと説明されている。参照記事 

FireShot Webpage Screenshot #2438 – ‘

ロシア空軍基地にロシア国防省は12月26日、同日未明にロシア南部サラトフ州Saratovのエンゲリス空軍基地(エンゲルス2空軍基地 Engels-2 airbase)付近でウクライナ側の無人機(ドローン)を撃墜し、落下した破片で空港にいたロシア軍関係者3人が死亡したと明らかにした。インタファクス通信などが報じた。同基地への無人機攻撃は今月5日に続き2度目。エンゲリス空軍基地は、ウクライナ各地でのエネルギー関連施設空爆に使われている、核兵器搭載も可能なロシアの長距離戦略爆撃機ツポレフ95:TU-95 bomberの出撃拠点となっている。  基地はウクライナ国境から約500キロ離れている。参照記事 映像 英文記事  過去ブログ:2022年12月プーチンに同盟国からも異論噴出と緊張高まるウクライナ周辺 ロシア内の軍飛行場で不明な爆発 ウクライナの無人機攻撃 

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米政治専門メディアのポリティコは「12月5、6日にロシア本土基地を攻撃したウクライナのドローンは旧ソ連製ドローンTu-141:右 をウクライナ軍が改造したものだ」と伝えた。

NYタイムズによると、最近ウクライナの国営軍需会社は飛行距離Screen-Shot-2022-07-10-at-14.46.06が960キロ以上でロシアの首都モスクワまで打撃できるドローンを開発中という。

ワシントンポストは「ウクライナ軍が偵察用として使用する中国ドローン企業DJIのMatrice300ドローン:左 の場合、4000ドルにすぎないが、ロシアの軍事施設や部隊の位置を探知してウクライナ軍のロケット、砲撃打撃正確度を大きく高めるのに寄与した」と伝えた。記録映像:砲撃で逃げ惑う露軍

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ドローンを戦場で活用するのはロシアも同じだ。相次ぐミサイル空襲で発射できるミサイルが減ると、FireShot Webpage Screenshot #2441 – ‘EU、対イラン制イラン製自爆ドローン「シャヘド136:Shahed131」:左は、ウクライナで捕獲された残骸 でウクライナの基盤施設を打撃し、シャヘド136の場合、1機あたりの価格が2万ドル(約260万円)前後で、飛行可能距離も2000キロにのぼる。

1発の発射に数十万ドルから数百万ドルかかる長距離巡航ミサイルと比較すれば非常に安く、味方の人命被害なく敵の後方を攻撃できる。映像:露軍によるウクライナ兵へのドローンでのVOG手榴弾投下 VOG grenades (suspended VOG-17 fragmentation projectile for under-barrel grenade launchers)  過去ブログ:2022年12月ロシア、ウクライナの戦術兵器に利用される日本製部品

米国がウクライナへ長距離ミサイルを支援しないのは、米国の武器でウクライナがロシア本土を攻撃して戦争が拡大することを望まないからだが、しかし米国はウクライナ軍が自らの武器でロシアを攻撃することには反対していない。

オースティン米国防長官は12月6日、「米国はウクライナがロシア領土を狙える独自の長距離打撃能力を開発することを阻止していない」と述べた。 参照記事』

ソーセージ製造で巨富を成し、プーチンの侵略を批判していたパヴェル・アントフは…。

ソーセージ製造で巨富を成し、プーチンの侵略を批判していたパヴェル・アントフは…。https://st2019.site/?p=20740

『Paul D. Shinkman 記者による2022-12-27記事「Putin Turns on Oligarchs to Shore Up Russian Economic, Battlefield Woes」。

 プーチンはてめえの経済的・軍事的大失敗から国民の目を逸らさせるために、かつてプーチン体制に忠実に協力してくれた「成金」たちを国内外で理由もなく次々と暗殺している。この成金たちが頓死したと聞いても大衆は別に何の迷惑も感じない。一方、そのゴシップ感を伴う謎ニュースは、「プーチンが何か国のために《秘密作戦》を遂行中だ」「プーチンは金持ちに対しても厳しい」というメッセージになる。国民が貧窮に苦しむのはプーチンのせいではなく成金たちのせいだったのだという責任転嫁も進む。さらにこれからロシア国内の貧窮度は増すけれども、プーチンに逆らおうとすれば誰でも死あるのみという予防警告にもなる。国外逃亡という消極的抵抗も許すつもりはない。まったく対国内向けの《認知戦》である。

 プーチン政府はいま、「増税法案」を準備中だ。富豪や資産家から財産を吸い上げるつもりらしいが、このために国内を引き締める必要がある。

 この増税案は経済的エリート層からの猛反発を招いている。それは封殺しなくてはならない。ロシア財政の破綻が「待ったなし」に迫っているので。

 ソーセージ製造で巨富を成し、プーチンの侵略を批判していたパヴェル・アントフは、インド東部のオディーシャで誕生日祝いのために宿泊していたホテルの3階バルコニーから投げ落とされて死亡した。これは、理由ある殺人と言える。』

プーチンはじぶんに対するロシア国内のエリート層の支持が無いことを知っているので、その対策に躍起である。

プーチンはじぶんに対するロシア国内のエリート層の支持が無いことを知っているので、その対策に躍起である。
https://st2019.site/?p=20740

『プーチンはじぶんに対するロシア国内のエリート層の支持が無いことを知っているので、その対策に躍起である。いよいよ富豪たちの私有財産を接収し国有化してしまう法案を準備中であるとも伝えられている。』

金峯山(※ きんぷせん)寺について

金峯山(※ きんぷせん)寺について
https://www.kinpusen.or.jp/about/

『吉野山から山上ヶ岳にかけての一帯は、古くから金の御岳(かねのみたけ)、金峯山(きんぷせん)と称され、古代から世に広く知られた聖域とされました。

白鳳時代に役行者が金峯山の山頂にあたる山上ヶ岳で、一千日間の参籠修行された結果、金剛蔵王大権現を感得せられ、修験道のご本尊とされました。

役行者は、そのお姿をヤマザクラの木に刻まれて、山上ヶ岳の頂上と山下にあたる吉野山にお祀りしたことが金峯山寺の開創と伝えられています。

以来、金峯山寺は、皇族貴族から一般民衆に至るまでの数多の人々から崇敬をうけ、修験道の根本道場として大いに栄えることとなりました。

明治初年の神仏分離廃仏毀釈の大法難によって、一時期、廃寺の憂き目を見たこともありましたが、篤い信仰に支えられ、仏寺に復興して、現在では金峯山修験本宗の総本山として全国の修験者・山伏が集う修験道の中心寺院となっています。』

〔セルビア、コソボ、吉野、一乗谷、山岳地帯の地形〕

 ※ 山岳地帯は、「タコ壺化」する。

 ※ 特に、「多民族地域」においては。

 ※ 「山脈(小高い部分)」を避けるような形で、「通路(道路)」が形成される。

 ※ 「日本の山岳地帯」においても、それは同じだ…。

 ※ 後醍醐天皇の「南朝」が置かれた、「吉野」山中。

 ※ こっちは、一乗谷…。

増え続けるバリケード、コソボ側が手を出せばセルビア軍介入の可能性も

増え続けるバリケード、コソボ側が手を出せばセルビア軍介入の可能性も
https://grandfleet.info/european-region/barricades-continue-to-increase-possibility-of-serbian-military-intervention-if-kosovo-side-interferes/

『コソボとの国境沿いにセルビア軍が展開したタイミングに合わせズヴェカンと北ミトロヴィツァにも新たなバリケードが登場、コソボ側が撤去に乗り出し住民と衝突すれば「自国民保護」を理由にセルビア軍が介入するかもしれない。

参考:Serbian army on highest alert as Kosovo says it will remove barricades
参考:Serbs in Kosovo set up new barricades after authorities ban Christmas entry of patriarch

セルビア側はバリケードを増やして衝突を誘う、コソボ側が直接手を出せば自国民保護を理由にセルビア軍が介入する恐れも

セルビア共和国から分離・独立したコソボ共和国で暮らす約5万人のセルビア人はコソボ側の統治を拒否、コソボ当局がユーゴスラビア時代のナンバープレートを廃止する計画を発表するとセルビア人達は「統治を認めていないコソボ側の強制=これに応じるとコソボ主権を間接的に認めたことなる」と反発、セルビア人が多数派を占める地域では道路をトラックやバリケードで封鎖して抵抗する事態に発展する。

出典:Public Domain 今月12日に登場したバリケード

このような道路の封鎖を何とかするのは治安維持を担当するNATOのコソボ治安維持部隊(KFOR)なのだが、ナンバープレート廃止をゴリ押しすればセルビア共和国に「コソボで暮らすセルビア人の自由が脅かされている」と言い出して軍事介入を招く恐れがあり、コソボ共和国は「セルビア当局発行のナンバープレート使用を認め続ければ自国領内に主権が及ばないミニセルビアが出来る」と懸念して「KFORが道路封鎖の解除に動かないなら自分たちの手で行う」と言い出し、EUが仲介に乗り出して何とか事態は沈静化していた。

しかしセルビア人が多数派を占める地域=ズヴェカン、レオプサビッチ、ズビン・ポトク、北ミトロヴィツァではナンバープレート廃止計画に抗議して辞任したセルビア系議員、裁判官、治安部門のトップを再選出する必要があり、今月18日に選挙が予定されていたのだが選挙管理委員会の建物が何者かに爆破され、セルビア人側は「アルバニア人による選挙妨害だ」とコソボ当局は「セルビア共和国が犯行を指揮している」と非難しあい、再びセルビア人は道路をトラックやバリケードで封鎖してしまう。

出典:GoogleMap/管理人が加工(クリック拡大可能)

KFORはトラックやバリケードを撤去する義務があるのだが、安易に手を出すとセルビア共和国に軍事介入の口実を与えるため動けず、コソボ共和国は再び「KFORが動かないなら自分たちの手で行う」と言い出し、25日にコソボ当局の治安部隊がズビン・ポトク村のトラックやバリケードの撤去を試みようとして発砲事件(どちら側が発砲したのか不明)に発展、この事態を重く見たセルビア共和国のブチッチ大統領は「コソボに住むセルビア人を守るためあらゆる手段を講じよ」と指示してため治安部門や軍は最高レベルの警戒体制に移行。

コソボとの国境沿いはセルビア軍が展開(国境から約10km離れたラスカ駐屯地)、このタイミングに合わせてズヴェカンと北ミトロヴィツァにも新たなバリケードが登場しており、このまま事態を放置すればコソボ側が何れバリケードの撤去に踏み切るのは確実で、住民との衝突に発展すれば「自国民保護(セルビア共和国はコソボ共和国の独立を承認していない)」を理由にセルビア共和国が軍事介入するかもしれない。

出典:MO и ВС ラスカ駐屯地に配備されたノーラ B-52

これをKFORが撤去してセルビア住民と衝突するとどうなるのかは不明だが、この件はセルビア共和国の背後でロシアが糸を引いているという見方もあり、問題を軽視していると一気に火がついて手に負えなくなるかもしれないため注意が必要だ。

因みに中国はコソボ共和国の独立を承認しておらずセルビアも香港、台湾、新疆ウイグル自治区に対する中国の立場を支持、セルビアは中国からFK-3(HQ-22の輸出バージョン)や無人機を購入しており、今年4月には中国軍のY-20が一度に6機もベオグラードの空港に飛来し「追加分のFK-3を引き渡した」と噂されているが、正確に中国がセルビアに何を渡したのかは分かっていない。

関連記事:緊張が高まるバルカン半島、発砲事件を受けてセルビア側が戦闘準備
関連記事:中国製防空システムの欧州進出が成功、セルビアがFK-3を調達

 ※アイキャッチ画像の出典:Vojska Srbije/CC BY 3.0 rs コソボ国境沿いのセルビア軍
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投稿者: 航空万能論GF管理人 欧州関連 コメント: 12 』

コソボの大臣は、セルビアの緊張の高まりにロシアの影響があると見ている

コソボの大臣は、セルビアの緊張の高まりにロシアの影響があると見ている
https://www.aljazeera.com/news/2022/12/28/kosovo-minister-sees-russian-influence-in-growing-serbian-tension

 ※ 今日は、こんな所で…。

『(※ 翻訳は、Google翻訳)

ジェラル・スヴェクラ内務大臣は、ベオグラードがコソボを不安定化させる手段としてセルビアの抗議者を支援していると非難した。

2022 年 12 月 28 日に公開2022年12月28日

コソボのシェラル・スベクラ内務大臣は、セルビアがロシアの影響下にあり、コソボ北部のセルビア人少数派を支援することで国を不安定にしようとしていると非難 した。

コソボ北部の民族的に分断された都市ミトロヴィツァのセルビア人は火曜日に新しいバリケードを建てた.セルビアがベオグラードとプリシュティナの間の抗議行動をめぐる数週間の緊張の高まりを受けて軍隊を最高の戦闘体制に置いたと発表した数時間後.

読み続けます
4 項目のリスト
リスト 1/4
「戦闘準備」状態のコソボ国境のセルビア軍
リスト 2 の 4
セルビアとコソボの間の暴力の背後にあるものは何ですか?
リスト 3/4
セルビアのヴチッチは、コソボ北部に軍隊を派遣するためにNATOの承認を求めています
リスト 4 の 4
セルビアのピロート市がアンモニア漏れで非常事態宣言
リストの終わり

重い荷物を積んだトラックで作られた新しい障壁は、ミトロヴィツァで一夜にして設置され、最近の危機が始まって以来、セルビア人がコソボの主要な町の 1 つで通りを封鎖したのは初めてのことです。これまで、コソボとセルビアの国境に通じる道路にはバリケードが設置されていました。

トラックは、町のセルビア人が多数を占める部分とアルバニア人が多数を占める部分を結ぶ道路を封鎖するために駐車されています。

「ロシアの影響を受けたセルビアこそが、テロ行為を行う犯罪グループを正当化し保護するために、軍事的即応態勢を整え、新たなバリケードの建設を命じている」と、スベクラは火曜日の声明で述べた。

セルビアは、隣国コソボを不安定化させようとしていると否定し、現在のコソボ領土に住むセルビア人の少数派を保護したいだけだと述べているが、ベオグラードには認められていない.

ベオグラードは、コソボがセルビア人を攻撃し、バリケードを強制的に撤去する準備をしていると信じているため、命令が必要であると述べて、軍隊と警察に最高の警戒態勢を敷いています。

12月10日以降、コソボ北部のセルビア人はミトロヴィツァとその周辺に複数のバリケードを設置し、コソボ軍で働いていた元セルビア人警察官が逮捕された後、コソボ警察と散発的な銃撃戦を交わした.

民族セルビア人の抗議者たちは、逮捕された将校の釈放を要求しており、その他の要求もある. 彼らの抗議は、車のナンバー プレートの問題をめぐる以前の騒動に続くものです。コソボは何年も前から、北部のセルビア系住民に対し、セルビアの自動車ナンバープレートをプリシュティナ発行のナンバープレートに切り替えることを望んでいた。これは、コソボ の領土に対する権限を主張したいという政府の願いの一環である。セルビア人はそれを拒否した。

約 50,000 人のセルビア人がコソボ北部に住んでおり、プリシュティナ政府またはコソボを独立国家として認めることを拒否しています。彼らはベオグラードを首都と見なしており、セルビアのナンバー プレートを保持したいと考えています。

コソボの当局者は、セルビアの国営メディアを使って問題をかき立て、旧セルビア州への武力介入の口実になりかねない事件を引き起こしたとして、セルビアのアレクサンダー・ヴチッチ大統領を非難している。

コソボ安全保障研究センターの学者である Skender Perteshi は、セルビアとロシアが意図的にこの地域を混乱させようとしていると非難した。

「セルビアとロシアが協力するという考えは、西側が役割を果たしている場所ならどこでも紛争と危機を引き起こし、この地域でのこの種の不安定性を高めて、地域におけるロシアとセルビアの影響力を高めることです」と彼は示唆した.

コソボのメリザ・ハルディナイ元外相は水曜日、コソボ北部のバリケードはセルビア社会の権利の「欠如」に拍車をかけられたのではなく、セルビアとロシアから紛争に火をつける「直接の命令」であるとツイートした。

#Vucicの犯罪集団が #コソボ共和国 との共産党 Merdare CCP の一部を封鎖したという事実は、北部🇽🇰に違法に建設されたバリケードが #セルビア コミュニティの権利の欠如に対する抗議ではなく、 #からの直接命令であることを明確に証明しています。セルビア/ #ロシアが紛争を引き起こす!

— メリザ・ハラディナイ (@MelizaHaradinaj) 2022 年 12 月 28 日

 コソボ政府は、自国の警察にはセルビアのバリケードを撤去する能力があると述べているが、彼らは、平和維持軍にバリケードを撤去するよう求める彼らの要請に応えて、NATO のコソボ平和維持軍 (KFOR) が対応するのを待っていた。

ロシアのウクライナ侵攻により、欧州連合諸国は、EU のさらなる拡大には消極的であるにもかかわらず、アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ、モンテネグロ、北マケドニア、セルビアの 6 つのバルカン諸国との関係改善により多くのエネルギーを注ぐようになりました。

アルバニア人が多数派を占めるコソボは、1998 年から 1999 年にかけての戦争の余波を受け、西側諸国の支持を得て、2008 年にセルビアからの独立を宣言しました。この戦争では、NATO がアルバニア系住民を保護するために介入しました。

コソボは国連に加盟しておらず、 EU の 5 つの加盟国 (スペイン、ギリシャ、ルーマニア、スロバキア、キプロス) は、コソボの国家承認を拒否しています。

セルビアの歴史的同盟国であるロシアも、コソボの国連加盟を阻止している。

出典:アルジャジーラと通信社
アルジャジーラ・メディア・ネットワークのロゴ
© 2022 アルジャジーラ メディア ネットワーク 』

インドで侵攻批判のロ議員転落死 同行者死亡の直後

インドで侵攻批判のロ議員転落死 同行者死亡の直後
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022122800159&g=int

『【ニューデリー時事】インドを訪れていたロシア地方議員の男性が、滞在先のホテルから転落し死亡した。議員はウクライナ侵攻に批判的な発言が報じられていた。同行していた友人も直前に同じホテルで亡くなっており、警察が詳しい状況を調べている。インドメディアが27日伝えた。

ロシアへ機密、独情報機関員逮捕 ウクライナ侵攻で当局警戒

 タイムズ・オブ・インディア紙などによると、亡くなったのはモスクワ東方にあるウラジーミル州の議員パベル・アントフ氏(65)。食品加工業で財を成した富豪としても知られる。休暇で他のロシア国籍者3人とインド東部オディシャ州のホテルに滞在していた24日、3階から転落し死亡したという。 』