※ 諸般の事情により、年末年始はお休みする。
※ 新年1月5日から、再開する予定です。
※ 皆様、良いお年を。
※ 諸般の事情により、年末年始はお休みする。
※ 新年1月5日から、再開する予定です。
※ 皆様、良いお年を。
津 神社に “ジャンボうさぎ” 初詣の参拝者迎える準備
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221229/k10013937771000.html
※ 今日は、こんな所で…。



『新年を前に、津市の神社では、発泡スチロールなどで作られた来年のえとの巨大なうさぎが掲げられ、初詣の参拝者を迎える準備が整いました。
津市美里町では、毎年、地元のボランティアグループが、家族円満や五穀豊穣を願って、発泡スチロールなどで「ジャンボえと」を作り、地元の辰水神社に掲げています。
29日は、地元の子どもたちが、来年のえと、うさぎの「ジャンボえと」を綱で引いて練り歩き、神社に到着すると参道の入り口に掲げていました。
「ジャンボえと」は高さ2メートル80センチ、全長が3メートルあり、先月から30人がかりで制作したということです。
グループの代表の増井公生さんは「うさぎが跳びはねることで、コロナ禍が収まって、景気がよくなればいいなと思って作りました。正月にはたくさんの人に見に来てほしいです」と話していました。
「ジャンボえと」は来年の2月末ごろまで飾られるということです。』
睦月(1月): 初詣、初売り、鷽替え
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c11801/







『2022.12.29 小林 明
(1月): 初詣、初売り、鷽替え
日本の年中行事
睦月(1月): 初詣、初売り、鷽替え
暮らし 文化 社会 2022.12.29
小林 明 【Profile】
日本は古来、春夏秋冬の季節ごとに大衆参加型のイベントが各地で行われてきた。これらを総じて「年中行事」と呼ぶ。宗教・農耕の儀礼を起源とする催事から、5月5日端午や7月7日七夕などの節句まで、1〜12月まで毎月数多くのイベントがあり、今も日本社会に息づいている。本シリーズではそうした年中行事の成り立ちや意義などを、文化や信仰の成熟を示す例として紹介していく。
本来の初詣はお参りする「方角」が重要
年が明けると、必ず話題となるのが元旦初詣の盛況ぶりだ。初詣の起源を、東京都神社庁ウェブサイトはこう記す。
「大晦日の夜から元旦の朝にかけて祈願のために氏神の社に籠る『年籠り(としごもり)』から始まった。のちに年籠りは、除夜詣と元旦詣に分かれ、現在の初詣の形になった」
このうちの元旦詣が広く大衆に浸透したのが、恵方詣り(えほうまいり)である。江戸時代には初詣という言葉はなく、恵方詣りといわれていた。
恵方(吉方とも)は、歳神(としがみ)が訪れて来る、運をもたらしてくれる縁起の良い方角のこと。その方向にある神社仏閣に参詣するのが、今でいう初詣だった。
現代は馴染み薄いが、干支は本来、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種の十干(じっかん)と、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支の組み合わせで決まる。2022年なら十干は「壬」、十二支は「寅」で干支は「壬寅(みずのえとら)」、恵方は北北西。
2023年は「癸」に「卯年」で「癸卯(みずのとう)」、恵方は南南東だ。
江戸時代の人々は、こうした干支に則して恵方の方角にお参りに行った。
それが明治以降、鉄道が敷設されると、遠方にまで恵方詣りに行くことが可能となった。さらに鉄道会社が「わが社の鉄道をご利用ください」と盛んに宣伝し、吉方は次第に曖昧となっていった(『鉄道が変えた社寺参詣』平山昇/交通新聞社新書)。
その結果、恵方詣りは「初詣」という新語に置き換えられた。
続いて1月2日は、日本橋初売りの日。現在も各地のデパートは2日を初売り出しの日とし、福袋などの購入客で賑わう。実はこの慣習も江戸時代にさかのぼる。
日本橋初売りの人混みを描いている。『大江戸年中行事之内 正月二日 日本橋初売』東京都立中央図書館特別文庫室所蔵
当時は日本橋魚河岸の初売りを指していた。江戸の商店や飲食店は元日は休み、2日からオープンする。商店は魚河岸の初売りで購入した食材で、得意客に酒と料理をふるまい、料理屋は酔客で賑わった。
魚河岸は1923(大正12)年の関東大震災を契機に築地に移転するまで日本橋にあった。初売りは江戸の名物だった。
幕府が庇護した伝統芸能「三河万歳」
正月のテレビといえば演芸番組が定番だが、これは正月に江戸を訪れ祝福芸を披露した三河万歳(みかわまんざい)にさかのぼる。三河万歳は愛知県西尾市・安城市などで国の無形民俗文化財に指定されている。西尾市では「森下万歳」、安城市では「別所万歳」と地域ごとに呼び名も演目も異なるが、ここでは総じて三河万歳とする。
『日本大百科全書』(小学館)によると「太夫は烏帽子(えぼし)に大紋の直垂(ひたたれ)、才蔵は侍烏帽子に素襖(すおう)風のものを着る」とある。太夫は扇、才蔵は鼓を持ち、2人組で家々を回り、滑稽な問答で笑わせ、舞や祝い言葉で家内安全や長寿を願った。
女性や子どもの服装から見て、武家屋敷を訪れて芸を披露する三河万歳の2人組を描いたと考えられる。右が太夫、左が才蔵。『江戸風俗十二ケ月の内 正月 万歳説之図』国立国会図書館所蔵
そもそも陰陽道の流れをくむ宗教行事だったという説もあり、実際、江戸時代は陰陽師の支配下にあった。
また、三河万歳が元旦の江戸城開門の係を担ったという話も、『西尾町史』にある。芸を披露するために訪れる家も、大名屋敷が多かった。つまり、幕府の庇護を受けていた。三河が徳川家康の出身地だったからだ。
三河安城は家康の出自である松平氏の拠点であり、家康は松代宗家の安城松平(あんじょうまつだいら)氏直系に当たる。西尾も分家・大給松平(おぎゅうまつだいら)が治めた地。いずれも徳川とゆかり深い特別な地だった。
明治以降も存続したが、徳川の威光が失せたと同時に勢力も失い、次第に衰退していった。だが、保存を願う人々によって復興されつつあり、子どもたちに伝承する活動が地道に続いている。
奉公人たちの休息「薮入り」
11日は鏡開きである。正月に飾った鏡餅を割って汁粉(しるこ)、かき餅などを作って食べる。今もおなじみだが、本来は武士の家が無病息災を祈願する儀式だ。
鏡餅は歳神を迎えるお供え物ゆえ、正月が終わったら食べることで歳神を見送り、同時に神が餅に授けた力をいただく。これが庶民の間に広がった。
(左)商店に飾られた豪華な鏡餅。『引札類 鏡餅』出典 : colbase / (右)湯屋の番台に鏡餅とお捻りを載せた三方がある。『賢愚湊銭湯新話』国立国会図書館所蔵
16日は薮入り。商家に住み込みで働く丁稚(でっち)ら奉公人が休日をもらい、帰省する日だ。前述の通り商家は2日から営業を開始したので、正月も一段落した1月中旬、ようやく従業員は休暇をとった。
(左)薮入りの丁稚たち。『江戸府内絵本風俗往来 上編』/ 小僧たちの共同生活。ここから解放されるのは年にわずか2日だけ。『教訓善悪小僧揃』2点とも国立国会図書館所
雇い主によって日数はまちまちだったが、江戸後期の類書(百科辞典)の『守貞漫稿』によると、商家の丁稚は1日しか休みをもらえず、実家が遠方にあると帰れない。せいぜい、江戸にいる請負(保証人=養父)の家に行くぐらいだった。このため、薮入りは「養父入」とも書いたという。
薮入りは「宿下がり」ともいわれ、「真の宿下りは七日七夜」(守貞漫稿)だったらしい。武家屋敷の奉公人は、3〜7日の休みをとれたらしいが、商家ではそうもいかず、せめて3日は欲しいと願い出る者が多かったという。実際のところは、1月16日とお盆の時期の7月16日の2日だけだった。 現在の価値観からいえばとんでもないブラック職場だが、当時の奉公人の労働環境はそういうものだ。 鏡開きと違い、こちらは人権侵害などの理由から、時代とともに姿を消した。
もう1つ、今も一部で熱烈に支持されている1月の行事を紹介しよう。全国の天満宮の神事「鷽替え(うそかえ)」である。 鷽は、スズメよりひと周り大きい鳥で、平安時代の貴族・政治家だった藤原道真とのゆかりが深い。
道真が政敵だった藤原時平の策謀によって太宰府に左遷されたのは901(昌泰4)年。天満宮の伝承では、ある日、道真がハチに襲われると、鷽が追い払ってくれた。 そこから、前年の凶事を鷽に託して「嘘」にしてしまう神事が生まれた。嘘を消して、新しい年は「吉」に恵まれますようにとの願いを込める。
太宰府天満宮は1月7日、大阪天満宮や東京の亀戸・湯島天神は1月24〜25日に行われる。 鷽が木にとまった姿をかたどった「木うそ」は、ユルキャラを思わせる愛嬌があり、毎年、購入するファンも多い。
(左)『守貞漫稿」に描かれたが亀戸天神の「木うそ」。白木を彫っており、目と羽は黒、くちばしは朱色、側面は緑色、後頭部は金色の彩色を施しているとある。(右)亀戸天神の「木うそ」準備の様子。江戸時代のものとほとんど同じ形が維持されている(左)『守貞漫稿」に描かれたが亀戸天神の「木うそ」。白木を彫っており、目と羽は黒、くちばしは朱色、側面は緑色、後頭部は金色の彩色を施しているとある。(右)亀戸天神の「木うそ」準備の様子。江戸時代のものとほとんど同じ形が維持されている
この他の1月の主な行事
行事 日付 内容
芸事始め 3日 習い事の新年初日。寝正月をこの日で終える
蹴鞠始め 4日 京都の下鴨神社で蹴鞠を奉納する日
人日(じんじつ) 7日 七草粥を食べて無病息災を祈願
十日戎(とおかえびす) 10日 恵比寿様を祀る神社に商人が集まり商売繁盛を願う
小正月 15日 正月飾りを外して焼く
初観音 18日 観音菩薩と縁を結べる日として縁日がたつ
初大師 21日 その年の最初の弘法大師の月命日
このように1月だけでも多くの年中行事があり、一部は廃れたものの連綿と日本社会に根づいている。今後は月1回、毎月行われるイベントを紹介し、日本人の暮らしに息づく文化や信仰を解説していきたい。
参考文献
『日本の暮らしと信仰365日』渋谷申博 / G.B
『近世風俗誌(四)』喜田川守貞著、宇佐美英機校訂 / 岩波文庫
『サライの江戸 CGで甦る江戸庶民の暮らし』 / 小学館
バナー画像 : 正月2日の町を描いた絵。左に三河万歳、右に羽子板を持つ子ども、中央の男性は木に引っかかった羽子板の羽根を箒(ほうき)で落とそうとしているようだ。『英一蝶十二ヵ月の内正月』東京都立中央図書館特別文庫室所蔵
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年中行事 季節 季節感 歳時記
小林 明KOBAYASHI Akira経歴・執筆一覧を見る
1964年、東京都生まれ。スイングジャーナル社、KKベストセラーズなど出版社での編集者を経て、2011年に独立。現在は編集プロダクション、株式会社ディラナダチ代表として、旅行・歴史関連の雑誌や冊子編集、原稿執筆を担当中。主な担当刊行物に廣済堂ベストムックシリーズ(廣済堂出版)、サライ・ムック『サライの江戸』(小学館)、『歴史人』(ABCアーク)、『歴史道』(朝日新聞出版)など。
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米政府、台湾に対戦車兵器システムの売却承認 240億円
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2917E0Z21C22A2000000/
『米政府は28日、台湾への対戦車兵器システムの売却を承認し、米議会に通知した。関連装備品を含めて売却総額を1億8000万ドル(240億円)と見積もった。中国が台湾に軍事的圧力を強めており、米国は台湾の自衛力強化を後押しする。
米議会は超党派で台湾の支持を打ち出しており、新たな武器売却を承認する見通しだ。バイデン米大統領が23日に署名して成立した2023会計年度(22年10月~23年9月)の国防権限法は、台湾の武器調達を支援する方針を一段と鮮明にしていた。米政府は12月上旬にもF16戦闘機を含む軍用機の部品の売却を認めた。
ペロシ米下院議長が8月上旬に台湾を訪れてから、中国軍機が台湾海峡の事実上の停戦ラインである「中間線」を台湾側に越えるケースが相次いでいる。中国は中台統一に向けて武力行使の可能性を排除しておらず、バイデン政権は懸念を強めている。
初割ですべての記事が読み放題
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ウクライナ 東部ルハンシク州内の拠点奪還めぐり攻防激化か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221229/k10013937621000.html

※ クレミンナの位置。
『ロシアが侵攻するウクライナでは、東部ルハンシク州でも、ウクライナ軍が奪還を目指す州内の拠点をめぐって双方の攻防が激しくなっているとみられます。
一方、ロシアのプーチン政権は、一方的に併合したとするウクライナの4つの州はロシアの領土だとする主張を改めて示し、強硬な姿勢を崩していません。
ウクライナ軍は、ロシアに支配された領土の奪還を目指して反転攻勢を続けていて、このうちロシア軍がことし7月に全域の掌握を宣言した、東部ルハンシク州では、要衝クレミンナの奪還に向けて攻勢を強めているとみられています。
戦況を分析するイギリス国防省は28日、「ロシア軍がここ数日、クレミンナ周辺での軍備を増強している可能性が高い。ロシア軍は東部ドンバス地域の戦闘において、クレミンナを物資輸送などの拠点として重視している」と指摘していて、双方の攻防がさらに激しくなるとみられます。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、和平に向けて、ロシア軍のウクライナからの撤退やウクライナの領土保全の回復など、10の項目を掲げています。
これについて、ロシア大統領府のペスコフ報道官は28日、「ロシアの領土について、4つの新たな州がロシアに編入したという今の現実を無視する和平案はありえない」と主張しました。
ロシアのプーチン政権は、一方的な併合に踏み切ったウクライナの4つの州をウクライナがロシアの領土だと認める必要があるとの強硬姿勢を崩しておらず、和平に向けた道筋は見えていません。』
韓国「インド太平洋戦略」発表 日米と足並みそろえる立場鮮明
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221229/k10013937741000.html
『韓国政府は、外交・安全保障の指針となる独自の「インド太平洋戦略」を発表し、北朝鮮の核問題やサプライチェーンの確保などで、日本やアメリカと足並みをそろえる立場を鮮明にしました。
韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)政権は、独自の「インド太平洋戦略」をまとめ、28日、公表しました。
このなかでは、サプライチェーン=供給網の確保など経済分野を含めた安全保障協力の拡大や気候変動などの課題について、自由や民主主義といった普遍的価値を共有する国々との連携を推し進めるとしています。
また、北朝鮮の核問題については、完全な非核化が地域や世界の平和に不可欠だとしたうえで、日米韓3か国の安全保障協力を拡大していくと強調しました。
さらに、台湾情勢についても言及し、「台湾海峡の平和と安定が朝鮮半島の平和と安定にとって重要であり、インド太平洋地域の安保と繁栄にとって必要だ」としています。
韓国政府は「わが国で初めての包括的地域戦略だ」と説明していて、日本やアメリカと足並みをそろえる立場を鮮明にしました。
一方、今回の発表で中国については「主要な協力国」と位置づけ、「国際規範に基づき、相互の尊重と互恵をもとに共通の利益を追求していく」としていて、中国に対する一定の配慮を示した形です。』
海自「特定秘密」漏洩事件、依頼したOBは“暴君”と恐れられた「海上幕僚長」候補だった
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/12291107/?all=1
『特定秘密保護法違反で初めての摘発となった、海上自衛隊を舞台とする「特定秘密」漏洩問題。“秘密漏洩”と聞けば、スパイの存在を疑うが、今回は漏洩を促したとされる元海自OBの“ご威光”が事件の背景に見え隠れするという。さらに陸自のセクハラ事件との関連を指摘する声も浮上し、騒動の余波は水面下で広がりを見せている。
***
【写真を見る】海自内では誰もが知る「漏洩を促した」とされる大物OB
12月26日、防衛省は「特定秘密」を洩らしたとして海自幹部学校の井上高志・1等海佐(54)を懲戒免職処分とした。自衛隊の捜査機関に当たる警務隊も同日、井上1佐を特定秘密保護法と自衛隊法違反の容疑で横浜地検に書類送検。2014年の特定秘密保護法施行後、初の摘発事案となり、自衛隊内に衝撃が走っている。
防衛省によると、井上1佐は情報を専門に扱う海自の情報業務群(現・艦隊情報群)司令だった20年3月、神奈川県横須賀市の司令部庁舎で、自衛艦隊司令官も務めた海自OBの元海将に日本を取り巻く安全保障情勢について説明。そのなかに特定秘密に指定される情報や自衛隊法で機密扱いの部隊運用・訓練情報が含まれていたという。
「OBは井上1佐に対し、“講演する機会も多く、正確な情報を知りたい”などと言って情報を求めたとされますが、特定秘密を要求したわけでなく、また得た情報がOBから他国に流出した形跡もないため、不問に付される見通しです。これに対して海自内部からは“不公平ではないか”といった不満の声が上がっています」(全国紙防衛省担当記者)
実はこのOB、海自内では「知らぬ者はいない“超”のつく有名人」だという。
「次の海上幕僚長」の声も
将来の海幕長候補
「将来の海幕長候補」とも呼ばれたOB (他の写真を見る)
海自関係者が語る。
「情報の漏洩先であるOBは、海上自衛官の最高位である“海上幕僚長になってもおかしくない”とまで言われた人物です。防衛省の調査に井上1佐は“(OBに)畏怖を抱いていた”と話したが、同じ海自の人間からすれば誇張とは思えない。事実、現役時代のOBは部下に厳しく接する態度で、広く恐れられた存在でした。愛国心が強く、中国やロシアに情報を売り渡すようなタイプではありませんが、海幕長のひとつ手前の海将の階級で止まったのも、その“苛烈な性格が災いした”と当時は囁かれた。井上1佐が特定秘密に該当する情報を喋ってしまったのも、畏怖心からつい“リップサービス”が過ぎてしまったと考える関係者は多い」
このOBが自衛官として有能であるのは誰しも認めるところだが、規律に厳しく、部下にも完璧を求める傾向などから「人望があったとはいえず、“暴君”と呼んでいた部下もいた」(同)とされる。
実際、OBが現役時代、他の隊員たちとテニスをしていた最中に突然、倒れてしまったことがあったというが、「自衛隊員は救命活動のプロなので、すぐに部下がAEDを持って駆けつけ、一命をとりとめました。ただ、この時、周りに集まった面々から“このまま助からなくてもよかったのに……”といった声が漏れた」(同)との“逸話”もあるという。
今回の漏洩事案が発覚したのは一昨年、防衛省に情報が寄せられたことが端緒だが、「内部でOBを刺した者がいる」との見立てが海自内では浸透しているという。』
『陸自セクハラ問題との関連性
一方で防衛省関係者は、今回の漏洩問題についてこう指摘する。
「陸上自衛隊の郡山駐屯地に所属していた元1等陸士・五ノ井里奈さんが複数の男性隊員から性暴力を受けた問題で、防衛省は15日、関与した5人を懲戒免職処分とする異例の措置を取った。五ノ井さんの告発を受け、防衛省は特別監察を実施して11月末までに1414件のハラスメント行為があったと認定。うち8割超に当たるのがパワハラで、今回の海自1佐による漏洩問題もこの延長線上にあるとの話を聞く」
15年に発覚した「元陸将」の陸自OBが現役隊員から提供を受けた教本を在日ロシア大使館の駐在武官に渡していた問題では、警視庁公安部が捜査に乗り出し、元陸将らを書類送検。しかし今回は自衛隊内の警務隊が調査を担当している点も、広義な意味での「大物OBによるパワハラ問題」と捉えられた可能性を示唆しているという。
また今回の一件が与える将来的な影響について、前出の海自関係者はこう話す。
「自衛隊内において、現役隊員とOBが情報交換するのは珍しいことではありません。しかし井上1佐が懲戒免職となったことで、現役組がOBに話す内容については今後、かなり神経質になるのは間違いない。たとえば防衛産業が退官後の自衛官OBを受け入れているのは、その知見だけでなく、古巣とのパイプを期待してのこと。現役隊員から情報を得られないOBを迎え入れるメリットはなく、自衛官の再就職にも影響を与えかねないと不安の声が広がっています」
防衛費増額の議論の前に、まずは内部の統制や規律に関する検証が必要ではないか。
デイリー新潮編集部 』
中国 コロナ水際対策見直し 1月8日から入国者の隔離措置撤廃へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221227/k10013935611000.html
『2022年12月27日 4時07分
中国政府は、新型コロナウイルスの水際対策を見直し、来月8日から入国後の隔離措置を撤廃すると発表しました。
中国では今月、感染対策が緩和されたあと、各地で感染が急拡大していますが、経済の停滞が深刻な状況にあり、中国政府としては海外との往来を本格的に再開させることで経済の回復につなげるねらいがあるとみられます。
中国政府は、新型コロナウイルスの水際対策を見直し、日本人を含むすべての入国者に義務づけていた隔離措置を来月8日から撤廃すると発表しました。
中国では、これまで入国者に対しホテルなどの施設で5日間隔離したあと、自宅で3日間、健康観察を行ってきました。
ただ引き続き、出国する48時間以内にPCR検査を受けて陰性を証明する必要があるとしています。
また、外国人がビジネスや留学などで中国を訪れる際のビザの発給についてさらに利便性を高めるほか、国際線の便数制限も撤廃する方針です。
一方、中国人の海外旅行については、国際的な感染状況などに応じて秩序ある形で再開させていくとしています。
中国では12月7日に感染対策が緩和されたあと、各地で感染が急拡大していますが、これまで「ゼロコロナ」政策が徹底されてきた影響で経済の停滞が深刻な状況にあり、中国政府としては海外との往来を本格的に再開させることで経済の回復につなげるねらいがあるとみられます。』
インドに懸念をもたらす中国のスパイ船
https://www.epochtimes.jp/2022/12/130748.html

『中国人民解放軍が最近インド洋に2隻のスパイ船を配備したことで、インドでは政府関係者やアナリストの間で、中国政府の意図に対する懸念が高まっている。
「遠望5号(Yuan Wang 5)」は、スリランカにおける中国政府の影響力に対する懸念からインドが抗議を行ったにもかかわらず、2022年8月にスリランカに停泊した。 11月上旬、インド政府は「遠望6号」がインドネシアのロンボク海峡を通過してインド洋に入った際、弾道ミサイルシステムの試験発射を延期した。
インド海軍の高官がFORUMに語ったところによると、中国の追跡船にはそれぞれ4つの回転式レーダー・ディッシュが装備されているという。 この船舶は全長222m、重さ25,000トンで、弾道ミサイルや人工衛星の追尾、信号情報の収集が可能だ。
ニューデリーの国際平和研究センターのプラテック・ジョシ研究員は、「11月上旬に遠望6号がアンダマン・ニコバル諸島付近のインド洋海域に入ったことで、この海域でのインド独自のミサイル実験が遅れた」とFORUMに語っている。
当初は11月初旬に予定されていたインドの長距離超音速巡航ミサイル「ブラモス」の発射実験は、同月下旬に同島で行われたと報道されている。
インド海軍関係者によると、いずれのスパイ船もレーダーの探知距離は750キロメートルだという。 8月中旬の1週間、スリランカのハンバントタ港に停泊していた「遠望5」の監視範囲には、オディシャ州チャンディプールのミサイル実験施設、スリハリコタのインド衛星研究機構、カルパカムとクダンクラムの原子力発電所、コチの南部海軍司令部を含むインド南部の多くの戦略資産が含まれていたという。
ハンバントタ港は中国の国有企業によって運営されており、インド政府はこの商業港が中国人民解放軍の海軍の軍艦を収容する可能性を懸念しているとジョシ氏は言う。 インド政府の抗議により遠望5の入港は5日間遅れたが、船長は寄港理由については、平和的な任務のための資材補給と、中国とスリランカの宇宙研究および技術に関するコミュニケーション強化であると主張した。
「公的には、インドの外務省と海軍は中国のスパイ船による直接的な脅威を重要視しておらず、そのような脅威を予見するインドの準備に重点を置いている」とジョシ氏は言う。 「しかし、内心では、インドは関係各国政府に懸念を伝えている」という。
インドの不安は、国境沿いで中国軍との間で時折発生する小競り合いによってさらに増大していると、ジョシ氏は述べている。
インドの国防アナリストで元海軍准将のチトラプ・ウダイ・バスカール氏は、人民解放軍の海軍のスパイ船の入港は懸念材料ではあるが、必ずしも緊急の問題ではないとFORUMに語っている。
同氏は「第20回(中国共産党)党大会以降、中国が海軍や空軍を強化し、越境能力を重視していることが明るみに出てきた」とした上で、 「台湾と南シナ海に関しては、人民解放軍の海軍は近いうちに大きな役割を獲得することになるだろう。 台湾地域の状況の加熱により、インド洋地域は優先順位の低い地域に追いやられるかもしれないが、焦点から外れることはないだろう」と述べた。
Indo-Pacific Defence Forum 』
中国からの渡航者 日台米は検査義務付け イタリアでは入国者半数が「陽性」
https://www.epochtimes.jp/2022/12/130791.html
『中国本土の感染症急拡大を受けて、日本や台湾をはじめとする中国の近隣国は入国規制措置を取っている。米当局も28日、中国からの入国者に新型コロナウイルスの検査を1月5日から義務付けると発表した。
米当局によれば国籍やワクチン接種の有無にかかわらず、中国本土、香港、マカオからの2歳以上のすべての渡航者が対象となる。出発の10日以上前に陽性反応がでた渡航者については、陰性証明書の代わりに回復証明書を提示することも可能とした。』
(※ 無料は、ここまで。)