2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に
向けた国土交通省の取組
https://www.mlit.go.jp/common/001113047.pdf
※ 交通インフラ関連事業は、まあまあ進捗があったようだ…。













2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に
向けた国土交通省の取組
https://www.mlit.go.jp/common/001113047.pdf
※ 交通インフラ関連事業は、まあまあ進捗があったようだ…。













「日本版DBS」法が成立 子どもの性被害を防ぐ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA18DF60Y4A610C2000000/
『2024年6月19日 9:19 (2024年6月19日 11:03更新)
子どもと接する仕事に就く人の性犯罪歴を雇用主側が確認する制度「日本版DBS」を創設する新法が19日の参院本会議で可決、成立した。子どもの性被害を防止するため、雇用主の学校や保育所などに職員や就職希望者の照会を義務づけて、性犯罪歴がある人の就労を事実上、制限する。
性犯罪歴の確認期間は拘禁刑は刑の終了から20年、罰金刑は10年などと定めた。
対象は「特定性犯罪」として、刑法犯のほか痴漢や盗撮など自治体の条例違反も含んでいる。
確認期間や特定性犯罪の範囲を巡って、参院内閣委員会は延長・拡大するよう求める付帯決議を可決した。
日本版DBSは事業者がこども家庭庁を通じて法務省に性犯罪歴を照会する仕組みだ。事業者には交付する「犯罪事実確認書」に記載された情報の厳正な管理と一定期間の経過後の廃棄を求める。
性犯罪歴のほか、子どもとの「面談」などを通じて「性暴力などの恐れがある」と判断した場合は、子どもと接しない仕事への配置転換や不採用といった「防止措置」が必要になる。
民間の学習塾や認可外保育所、放課後児童クラブ(学童保育)などは任意の認定制度の対象だ。認定を受けると確認義務が生じるほか、広告での表示が可能になる。
【関連記事】
・子どもへの性暴力防止へ 日本版DBS法案、参院委で可決
・[社説]子の性被害防止へ議論尽くせ
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改正政治資金規正法が成立 議員の罰則を強化
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA17CAE0X10C24A6000000/
『2024年6月19日 11:54
自民党派閥の「政治とカネ」の問題を受けた改正政治資金規正法が19日の参院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した。政治資金収支報告書の不記載などで議員に連帯責任を問う仕組みや政治資金パーティー券購入者の公開基準額の5万円超への引き下げなどを盛り込んだ。
日本維新の会は賛成の条件としていた調査研究広報滞在費(旧文通費)改革が今国会で見送られる見通しとなり、自民党との約束がほごにされたとして反対に回った。衆院での採決は賛成した。
改正法は再発防止策として議員の罰則を強化する。収支報告書について議員本人の「確認書」の添付を義務づける。議員が必要な確認を怠り、会計責任者が不記載などで処罰されれば、議員も公民権停止になる可能性がある。
パーティー券の代金は銀行口座への振り込みに限定することで透明性を確保する。自民党派閥の政治資金問題では現金で代金を受け取ったことが収支報告書の不記載につながったとの指摘があった。
パーティー券の購入者の公開基準額も現行の「20万円超」から「5万円超」に引き下げる。
自民党は当初、氏名などを公表されたくない支援者が購入額を減らしたり、購入をやめたりするとの懸念が強く「10万円超」の案を示した。最終的に公明党などの賛同を得るために「5万円超」を受け入れた。
政党が議員に支出する政策活動費は支出の項目ごとの金額と「年月」を報告させる。年間の上限額を設け、10年後に領収書などを公開する。これまで政策活動費は使途公開の義務がなく「ブラックボックス」などと批判されていた。
領収書の公開方法や上限額といった詳細な制度設計は決まっていない。岸田文雄首相は17日の衆院決算行政監視委員会で「(改正規正法の)施行日の2026年1月に間に合うよう結論を得るべく検討する」と話した。
政治資金の透明性を確保するための第三者機関も設置する。設置時期は施行日を目指す。収支報告書のオンラインの提出やインターネットでの公表も義務づける。
そのほか個人による寄付を促す税優遇策や、外国人などによるパーティー券の購入規制、自身が代表を務める政治団体への寄付による税優遇をできなくする措置も「検討」項目として規定する。
野党が求めていた企業・団体献金の制限や禁止は盛り込まれない。自民党は企業の政治活動の自由があるべきだと主張してきた。首相は「様々な収入を確保することが重要だ」との認識を示してきた。
改正規正法の大部分は26年1月に施行する。パーティー券購入者の公開基準額の引き下げは27年1月で、それまでは「20万円超」の現行の基準が続く。
【関連記事】
・「政治とカネ」どう変わる? 規正法改正案が成立へ
・二階派の元会計責任者、起訴内容認める 自民裏金公判
・安倍派還流方針「幹部議員が決定」 会計責任者が証言
多様な観点からニュースを考える
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中北浩爾のアバター
中北浩爾
中央大学法学部 教授
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ひとこと解説
今回の改正によって、第1に政治資金収支報告書への「確認書」の添付が義務付けられ、政治家も責任を問われる「連座制」的な機能が期待されること、第2にブラックボックスであった政策活動費にメスが入ることになったこと、第3にパーティー代金の銀行振り込みと公開基準の5万円超への引き下げ、収入の監査、収支報告書のオンライン提出など、透明化が進められたことが、主な成果です。もちろん、政策活動費の上限額や公開の方法、第三者機関の役割など、検討課題として先送りされたものが多いのも事実です。
政党や政治家を批判することは容易ですが、我々も主権者としての当事者意識をもって、よりよい政治を目指していきたいものです。
2024年6月19日 12:24
安川新一郎のアバター
安川新一郎
東京大学未来ビジョン研究センター特任研究員/グレートジャーニー合同会社代表
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別の視点
「政治とカネという古い政治」という指摘は「政治とカネという古い政治を批判する古い政治」でもあります。「秘書を雇わずとも政策を発信する手段はあり、お金のかからない政治活動をすれば良い」という正論を実現できる人は、TVやSNSで発信力を持つ一部の人に限られます。
選挙区の声を聞き政治に反映するためには一定のスタッフと事務所経費は必要です。
この問題が沈静化しない背景は、フランスのイエローベスト運動やトランプ支持者と同じく日本においても「忘れられた人々」が一定割合存在することの兆候だと思われます。
この人々の心理状況を自民党は理解しないと、どのような改善法案を提出しても批判が収まることはないと思われます。
2024年6月19日 12:07 』
大手行貸出金の伸び、01年以降で最高 大企業の需要旺盛
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB131BI0T10C24A6000000/
『2024年6月19日 2:00
大手企業の旺盛な資金需要に比例するように大手銀行で貸出金残高が伸びている。全国銀行協会によると、大手5行の5月末の貸出金残高は前年同月比6.2%増加した。新型コロナウイルス禍の実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)で貸出金が大きく伸びた特殊要因を除くと統計を遡れる2001年以降で最高の伸び率となった。
全国銀行協会は三菱UFJ銀行と三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行の5行を含む…
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『背景には、経済環境の変化がある。特に大企業では市場からの要請で事業の成長ストーリーを示す必要性が増している。全国銀行協会の福留朗裕会長は「会社経営者と話をしていると、日本経済が失われた30年を脱却し各企業で前向きな資金需要が増大していることを日々実感している」と話す。
特に大企業では設備投資が活発になっている。りそなグループでは中小企業向けの貸し出しが3月末に前年同月比2.3%増だったのに対し、大企業向けは10.5%増と伸び率が開いた。大企業では「主に設備資金の貸し出しが増勢基調にある」。
日銀の3月調査によると、大企業製造業の24年度の設備投資額は前年度比8.5%増と、バブル期だった1989年以来の高い伸び率を見込む。半導体材料や電気自動車(EV)向け電池材料などの生産能力を増強したり、小売りでは人工知能(AI)発注システムなどデジタル化を進めるための投資などが増えている。』
『ファンドによる大型M&A(合併・買収)が貸出金の増加に寄与した可能性もある。米投資ファンドのカーライル・グループが5月に日本KFCホールディングスをTOB(株式公開買い付け)を含めた約1300億円で買収すると決めた際、三菱UFJ銀行は約280億円、横浜銀行は約230億円を上限にカーライルに融資するとした。』
『将来の金利上昇を見越して借り入れに動く企業もある。日銀は3月に長期金利を低く抑え込む長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)を撤廃し、今後想定される金利上昇を前に低めの金利で固めておきたいという行動が起きやすくなる。
三井住友銀行では「金利先高観を意識して前倒しで固定金利での借り入れを行う企業も出ている」という。一方で金利上昇は緩やかになると想定し足もとの低金利のメリットを享受するべく変動金利で借り入れる企業もいるなど、金利動向に対する企業の考え方によって行動も異なってきている。』
『業態別の伸び率では、都銀と地銀で二極化が目立ち始めた。5月末の地銀(全国地方銀行協会加盟)の伸び率は3.0%、第二地銀は1.9%だった。23年5月末は地銀が4.5%、第二地銀が4.0%伸びていたのと比べると緩やかに伸びが鈍化傾向にある。
地銀は取引先に中小企業が多く、23年夏からゼロゼロ融資の返済が本格化し4月に最後の返済ピークを迎えていることもある。企業が余剰に借りていた面もあり、返済開始で金融機関の残高がじりじりと下がっている。
都銀の高い伸びの要因について、日本総合研究所の大嶋秀雄主任研究員は「都銀は貸し出しを積極化している可能性がある」と指摘する。』
『大手行にとって目下の課題はPBR(株価純資産倍率)の向上に結び付く自己資本利益率(ROE)の向上だ。長引く低金利下で貸し出し以外の収益源を多様化してきた大手行だが、金利ある世界で利ざやが稼げるようになることから、国内の貸し出しに軸足を戻している面もありそうだ。
(関口由紀、四方雅之)』
農林中金、米欧債10兆円売却へ 損失処理で赤字1.5兆円
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB173LP0X10C24A6000000/
『2024年6月18日 20:00
農林中央金庫は2024年度中に、保有する米国債や欧州国債を10兆円以上売却する。運用収支悪化の主因となっている利回りの低い外国債券の損失を確定し、債券運用のリスクを引き下げる狙いだ。損失処理に伴い、5000億円超と見込んでいた2025年3月期の最終赤字額は1兆5000億円規模に拡大するとみられる。
農林中金の奥和登理事長が日本経済新聞に対し、「10兆円かそれを上回る規模の低利回り(外国)債券を売…
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『農林中金の奥和登理事長が日本経済新聞に対し、「10兆円かそれを上回る規模の低利回り(外国)債券を売っていく」と明かした。奥氏は3月末時点で約2兆2000億円の債券含み損の状況を改善するために「運用を抜本的に変える必要があると判断した」と説明。「(外債運用に関わる)金利リスクを小さくし、法人や個人の信用リスクを取る資産などに分散させる」と、運用資産の入れ替えを進める方針を説明した。』
『農林中金は3月末時点で約56兆円の市場運用資産のうち、42%にあたる約23兆円を外国債券で運用している。日銀によると、国内預金取扱機関の外国債券残高は3月時点で117兆円。農林中金はこのうちおよそ2割を占める巨大投資家だ。欧米の金利上昇(債券価格は下落)に伴って、過去に買い入れた高価格(低利回り)の外債の評価額が下がり、含み損が膨らんでいた。
農林中金は当初想定より欧米の金利低下(債券価格の回復)が遅れる可能性が高いとみて、24年度中に外債の売却によって含み損を大幅に圧縮する。通常のトレーディングによる売買とは別枠で、10兆円以上の外債を売却する。』
『代替の投資先としては株式や社債、企業向け融資、プライベートエクイティ(PE=未公開株)、企業のローン担保証券(CLO)や住宅ローン担保証券(MBS)などの証券化商品を検討する。高金利の外債に入れ替える部分もあるものの、多様な資産に分散することで、含み損が再び膨らみ経営の懸念材料となるのを防ぐ目的だ。』
『米財務省によると、日本勢の米国債保有残高は24年3月時点で1兆1878億ドル(約190兆円)と、海外勢で最も多い。有力機関投資家の農林中金による大量売却は市場にも一定の影響を与える可能性がある。』
『農林中金はリーマン危機時の09年3月期にも、証券化商品の減損処理で約5700億円の最終赤字を計上したが、当時を1兆円近く上回る赤字規模となる。奥氏は25年3月期に損失処理を集中的に進めることで、「財務とポートフォリオが改善し、26年3月期の黒字化が可能になる」との認識を示した。
農林中金は財務基盤を強化するため、総額1.2兆円の資本増強を検討し、既に出資者のJAなどと協議に入っている。含み損は既に自己資本比率に反映しており、それが実際の損失に変わっても自己資本比率は変動しないため、赤字が拡大しても資本増強額は変えない方針だ。農林中金は21日に、企業の株主総会に相当する総代会を開く予定で、出資者に25年3月期の大幅赤字や増資方針について説明し、理解を求める。』
【晴海フラッグ】ゴーストタウンツアーに中国人の尾行がついた
田中龍作ジャーナル
https://tanakaryusaku.jp/2024/06/00030834
『2024年6月15日 23:17
建築ジャーナリストはじめ十数人の市民で、きょう夕方、晴海フラッグを歩いた。
東京都が都民の財産を市価の10分の1で三井不動産などに献上した土地は、タワマン街となったものの、投機対象となった。
一部報道によると3分の1の部屋は居住実態がない。田中が数えたところ、半分か半分以上の部屋には夜でも灯りが点いていなかった。
複数のメディアが晴海フラッグを「ゴーストタウン」と呼ぶ。田中は過去に3度訪ねているが、今夕は専門家が案内するツアーに参加した。
私たちは公開緑地を歩いているので法的には何ら問題ない。それでも制服ガードマン2人と事務職員風の男性が目の前に立ちはだかった。
事務職風の男性は「政治的な話は止めて下さい」と告げてきた。政治的なアジ演説をしているのではないのだ。
私たちは男性の指示を聞き入れなかった。男性に身分を聞くと「三井不動産レジデンシャルの管理会社の者だ」と明かした。
三井不動産レジデンシャル管理部門の社員は敷地の範囲を強調した。=15日夕方、晴海フラッグ 撮影:田中龍作=
私たち一行を見張っていたのはガードマンばかりではなかった。30代くらいの女性がスマホで一行の顔を撮り続けた。
参加者の一人が「何を撮っているのですか。肖像権がありますよ。(撮った)映像を見せて下さい」と厳しく言ったが、女性はひるまなかった。
「どうしてあなたに見せなければならないのか?」と開き直る有様だった。
女性は中国語訛りのカタコトの日本語を話す。田中は探りを入れてみた。女性はああ言えば、こう言い返した。明らかにプロだ。
女性はガタイのいい男性と中肉中背の男を従えていた。3人は私たちと一定の距離を保ちながら、最後まで尾行してきた。女性は5m以内、男性2人は10m以内。この距離が変わることはなかった。やはりプロだ。
中国に詳しい友人のジャーナリストによると「中国人が数多くの物件を買い漁っている。ゴーストタウンなどとの悪評が立てば不動産価格は下がる」と話す。
欲に目が眩んだ東京都幹部と三井不動産の不始末が、中国投機筋を焦らせゴーストタウン化に拍車をかける。
中国人女性(左の白い帽子)と男性2人(後ろ姿)は、定規で計ったようにツアーの一行と一定の距離を取った。=15日夕方、晴海フラッグ 撮影:田中龍作=
~終わり~ 』
次世代HDD技術がついに登場、東芝はMAMRで勝負する
https://www.sangyo-times.jp/article.aspx?ID=2758






『2018/9/21
HDD(ハードディスク装置)の次世代記録技術が2019年に相次ぎ登場する。次世代技術として開発が進むのがMAMR(マイクロ波アシスト記録)とHAMR(熱アシスト記録)だ。米国のWestern DigitalとSeagate Technology、さらに東芝を加えたHDDメーカー3社が新技術でしのぎを削る。
果たして、次世代HDD技術の本命は。
HDDはストレージの主役
HDDはパソコン(PC)やAV機器、データセンターの記録装置として広く利用されている。近年では、フラッシュメモリー(半導体メモリー)を用いたSSDの普及が進んでいるが、記録容量やビット単価(単位情報あたりのコスト)で比較した場合、依然としてHDDのアドバンテージは大きい。
HDDは磁気ディスク(磁性材を成膜した円板)の中の微小な磁石の向きが反転する現象を利用して、1、0のデータを記録・再生する。米IBMが1956年に発表した「RAMAC」が世界初のHDDと言われている。すでに半世紀上の歴史がある技術だが、磁気ディスクの表面をヘッドが移動することで記録・再生する、という基本的なメカニズムは現在も変わっていない。
変わったのは記録密度(容量)と装置の大きさである。直径24インチ(約60cm)の磁気ディスクを50枚使用していたRAMACは、とにかく大きかった。一方で、記録密度は平方インチあたり2k(キロ)ビットと、現在のHDDと比較すると絶望的とも言える少なさである。
現在のHDDのフォームファクターは3.5インチと2.5インチで、記録密度は平方インチあたり1T(テラ)ビットに達している。単純計算で、HDDの記録密度は60年間で5億倍に増えたことになる。
ちなみに、以前は1インチや1.8インチといった小型HDDもあったが、その領域は完全にフラッシュメモリー(SSD)に置き換わった。
HDDとSSDの価格差は大きい
フラッシュメモリーに対するHDDの競争力の源泉がビット単価である。Western Digitalの分析によると、10年前のHDDのTB(テラバイト)あたりのコストは100ドル強で、フラッシュメモリーに対して50~60分の1程度だった。その後、フラッシュメモリーはSLC(1ビット)からMLC(2ビット)に移行したことでコストが急速に下がったが、現在も20倍程度の価格差がある。
今後、フラッシュメモリーは多値化(3ビットのTLCもしくは4ビットのQLC)と3次元構造の組み合わせでコスト低減が進むが、HDDもMAMR、HAMRといった新技術の登場で高密度化&コスト減が進むため、HDDとフラッシュメモリーのコスト差は当分縮まりそうにない。
いずれにしても、HDDがフラッシュメモリーと競合するには、記録密度および記録容量を上げ続けるしかない。
PMRの記録密度は限界
簡単にHDDの高密度記録の歴史を振り返ってみよう。HDDは長年、記録層の磁石の向き(磁極)を面内方向に変える「面内(長手)記録」という方法が使われていたが、00年を過ぎたあたりで高密度化の限界が見えてきた。この時の記録密度はおおむね100G(ギガ)ビット/平方インチと言われている。
HDDは磁性層の磁石の大きさを小さくすることで記録密度を上げることができる。つまり微細化だ。これはフラッシュメモリーの高密度化と同じアプローチだが、当然ながら微細化には物理的な限界がある。
HDDの場合、磁石の粒径が小さくなりすぎると、減磁界(磁石内の磁力を減少させる働き)や熱揺らぎ(磁化エネルギーが熱エネルギーに負けて記録が消える現象)といった問題が顕著になり、情報の書き込みや記録保持が難しくなる。
こうした技術課題を克服する切り札として登場したのが、磁極を深さ(垂直)方向に変えるPMR(垂直磁気記録)である。04年に東芝が世界に先がけ商品化し、以来、HDDの高密度化を支え続けている。
近年、PMRを補完する技術として提案されているのがSMR(瓦記録)である。屋根瓦のように、ディスク上のトラック(データを記録する同心円状の円周)の一部を重ねながら記録することから「瓦記録」と呼ばれる。SMRはトラック幅を狭くしなくても高密度記録が可能だが、メディアキャッシュ(データの仮置き場)を介して、まとまったデータを記録する必要があるため、ランダムな書き込みができないという課題がある。
それでも、記録密度はPMRで1Tビット/平方インチ、PMRとSMRの併用では1.4Tビット/平方インチが狙える。しかし、市販されているHDD(PMR&SMR)の記録密度はすでに1Tビットを超えており、既存技術での高密度化が頭打ちになるのは時間の問題だ。
そこで、次世代記録技術の出番となる。最有力候補がMAMRとHAMRである。
アシスト記録の本命は?
これまでのHDDは記録層(磁性層)の磁石を微細化することで高密度化を進めてきた。磁化の向き(記録状態)は磁石の保磁力で維持されるが、微細化が進むと保磁力が低下し、熱安定性が下がるため、情報のエラーや記録消失といった問題が発生する。熱安定性を高めるには保磁力の強い材料を使えばいいが、そうなると今度は書き込みが難しくなる。
こうした問題を解決する新たな記録技術がアシスト記録である。要するに、情報を書き込む時だけ、一時的に磁石の保磁力を下げればいい。磁石の保磁力を下げる方法として、MAMRはマイクロ波、HAMRはレーザーを使う。MAMRでは、記録ヘッドにマイクロ波を発生するスピン・トルク・オシレーター(STO)を搭載し、HAMRもヘッドにレーザー発振のためのレーザー・ダイオードを配置する。
東芝はMAMRを選択
MAMR、HAMRのどちらを選択するかはHDDメーカーによって戦略が分かれるが、今のところ、Western Digital(子会社のHGST含む)と東芝がMAMR、Seagate TechnologyがHAMRを選択している。
Western Digitalは17年に世界で初めてMAMR方式を採用したHDDのデモンストレーションを行ったが、18年にサンプル出荷を開始し、19年の量産開始を目指している。
Seagate Technologyは、00年からHAMRの開発に取り組んでおり、16年にはHAMRで2Tビット/平方インチの書き込みを実証した。これまでに4万台近いHAMRドライブを試作しており、主要顧客へのサンプル出荷も開始している。19年からパイロット生産を開始し、20年に20TBのHDDを量産出荷するという。
米国勢2社に対して、東芝もMAMR、HAMRの開発に取り組んでいるが、まずはMAMRの実用化を目指す考えだ。19年まではPMR、SMR、TDMR(2次元記録)といった既存技術の活用で18TBの容量を実現するが、順調にいけば、19年末にもMAMRを採用した18~20TBのHDDを投入する予定だ。
東芝はMAMRで勝負
MAMRとHAMRのどちらが次世代HDD技術の覇権を握るかは分からないが、現状、コスト面ではMAMRが有利とされる。マイクロ波は温度上昇の影響がなく、従来のPMRと同等の温度で動作するという利点もある。記録密度は4.5Tビット/平方インチが狙えるとし、現在と同じ8枚ディスクの場合、1台のHDDで40TBの記録容量が可能となる。
一方のHAMRは加熱と冷却は数ナノ秒という短時間に行われるが、それでもヘッド先端が高温になるため劣化しやすい、といった課題が指摘されている。ただ、高密度化ではHAMRにアドバンテージがあり、50TB超の大容量化が可能と言われている。
HDDも3次元を目指す
さらにその先の技術検討も進んでいる。10Tビット/平方インチを超える技術として期待されているのがビットパターンメディアである。ビットパターンメディアは、1つの磁性結晶粒が1つのビットを構成するため、これまでのグラニュラ媒体を大幅に上回る記録密度が可能となる。ただ、そのためには数nmサイズのドットを均一に作製する技術が必要で、技術的なハードルはかなり高い。
さらに、強誘電体記録(ferro-electric Recording)や3次元記録といった新技術も提案されている。強誘電体記録は、強誘電自発分極の方向でビット情報を記録する方式で、PMRに類似した情報記録を電気的に実現できるらしい。これまでに4Tビット/平方インチの記録が可能なことが報告されており、ストレージ技術の研究コンソーシアムであるASRC(Advanced Storage Research Consortium)も強誘電体記録を新たな研究テーマに加えている。
3次元記録については、15年に東芝が記録層を多層化した3次元構造でも磁性媒体への書き込みや読み出しができることを発表している。多層化する磁性媒体には、異なる強磁性共鳴周波数を有する磁性体を使用し、強磁性共鳴周波数に応じた周波数のマイクロ波磁界を印加することで、特定の磁性体層のみに磁化振動を励起することができた。磁化振動が励起された層は、磁化反転に必要なエネルギーが低減されるため(マイクロ波アシスト効果)、層を選択した磁化反転が可能という。
早ければ25年ごろの実現を目指すということだが、問題は現在のHDDと同じビットサイズでこれが実現できるかどうかだ。磁気ヘッドや多層記録に最適化した記録媒体の開発など、解決すべき課題は少なくない。
電子デバイス産業新聞 編集部 記者 松永新吾 』
HDD再成長 大容量化でソニーや日東電工に恩恵
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1422G0U4A610C2000000/





『2024年6月18日 2:00
処理速度が速いソリッド・ステート・ドライブ(SSD)にシェアを奪われてきたハードディスク駆動装置(HDD)が土俵際から復活しようとしている。記録容量を大きく増やす革新技術が実用化の段階に入った。生成AI(人工知能)の普及などでデータセンター向け記憶装置の需要が急増するタイミングと合致し、HDD市場は再び成長軌道に乗ろうとしている。
「ディスク1枚当たりの記録容量は、これまで2.4テラ(テラは1兆)バイト(TB)だったが、今年3TBに、2025年は4TB、さらに28年ごろに5TBへ急増する」
米大手HDDメーカー、シーゲイト・テクノロジーの日本法人、日本シーゲイト(東京・品川)の新妻太社長は今後の見通しをこう話す。さらに8〜10TBにする研究も進めているという。HDDには日本メーカーが関わっている部品・素材も多く、市場の再拡大は日本にとっても追い風になる。
シーゲイトが導入する新技術は「熱アシスト記録(HAMR=ハマー)」と呼ばれる。HDDの記録密度を高めるためには、ディスクの磁性粒子を小さくする必要があるが、そうするとデータ記録後の保持が難しくなる。HAMRはレーザー光を使い、ディスクを一時的に加熱することで、この課題を乗り越えられるという。
シーゲイトがHAMRの開発に取りかかったのは00年代初頭。原理は業界でも知られていたが、記録媒体の研究やセンサーの開発など多様な技術開発を長期にわたって行ってきた。同社は24年6月までに1枚の記録容量が3TBのディスクを10枚搭載したHDD(容量計30TB)を100万台生産する予定で、大容量品の量産化で競合他社を引き離しにかかる。
HDD活躍の舞台はデータセンター
かつてパソコンなどの記録媒体の主役だったHDDは、ここ10数年余りで、データの書き込み・読み出しが速いSSDに急速に取って代わられてきた。市場調査会社のテクノ・システム・リサーチ(TSR、東京・千代田)によると、デスクトップパソコン用の記録媒体では16年にはHDDが90.5%を占め、SSDは9.2%にすぎなかったが、20年に両者のシェアは逆転し、23年はSSDが87.5%、HDDは11.9%だった。
ノートパソコンでは、一足早く18年にSSDがHDDを上回り、23年は94.5%をSSDが占めた。同様に「クラウドに使うサーバー用の記憶装置でもSSDにかなり置き換えられてきた」(TSRアシスタントディレクターの楠本一博氏)。
かつてのフロッピーディスクのように記録媒体としての役目を終えていくのかと思いきや、大容量化の新技術によって息を吹き返そうとしている。大容量化するHDDが活躍する舞台となるのは、「ニアライン」と呼ばれるデータセンター用などの記憶装置だ。
この分野ではデータの読み出しなどの速度がサーバー用ほど速くなくてもよく、記録容量の大きさやコストの低さが重視されることから、HDDがまだ優位を保っている。
HDDの記録容量が2倍になるということは「同じ専有面積でデータセンターの記録容量を2倍にできる」(日本シーゲイトの新妻社長)ことを意味する。データ量1ビット当たりで見たデータセンターの建設・運用コストや消費電力は大きく下がり、データセンター投資が促進されることにもつながりそうだ。
大容量化技術が実用化の段階に入ることで、データセンター用ではHDDはSSDより高いシェアを維持していくというのが業界の一般的な見方となった。シーゲイトに対する投資家の評価も一変し、22年末に1株50ドル台前半で推移していた同社の株価は足元で100ドル近くまで回復している。
ソニーは半導体レーザーで貢献
データセンター市場を意識したHDDの大容量化の技術開発は、HAMR以外でも進んできた。
東芝は、記録時にマイクロ波を使うことでデータを書き込みやすくするマイクロ波アシスト記録(MAMR=ママー)と呼ばれる技術を00年代後半から開発してきた。「24年夏にはディスク1枚当たり2.8TBまで記録容量を拡大する」(東芝デバイス&ストレージの楠本辰春ストレージプロダクツ設計生産統括部ゼネラルマネジャー)
東芝はマイクロ波を使う大容量HDDの量産化で先行(写真:同社提供)
さらに同社は「MAMRと並行してHAMRの開発もここ5〜6年進めてきた」(竹尾昭彦ストレージプロダクツ事業部技師長)という。25年にはテストサンプルの出荷を始めるといい、先行するシーゲイトを追う構えだ。
日本企業にもHDD大容量化の恩恵は及ぶ。例えば、ソニーグループのソニーセミコンダクタソリューションズ(神奈川県厚木市)は、熱アシスト記録技術に使う基幹部品の半導体レーザーを開発した。
容量拡大のために「ナノ(ナノは10億分の1)メートル級の照射精度を実現する技術開発に努力してきた」(谷口健博アナログデバイス製品部統括部長)という。24年、タイ工場に生産ラインを新設し、既存の生産拠点である白石蔵王テクノロジーセンター(宮城県白石市)と合わせて5月には生産量を数倍に引き上げるという。
HDDに組み込まれる回路基板で高いシェアを持つ日東電工にとっても収益機会が拡大する。とはいえ「大容量化は回路の配線密度が上がるなど、要求精度は高くなる」(篠木佳史ストレージ回路材事業部長)だけに、技術開発力が改めて問われる。
日東電工はHDD向け回路基板で高いシェアを持つ(写真:同社提供)
社会のデジタル化が進み、AIも普及する中、世界で創出・利用されるデータは飛躍的に増えている。技術革新によって息を吹き返そうとしているHDDは、そうした膨大な量のデータが行き交う社会を支えるインフラの一翼を担うことになる。
(経済ジャーナリスト 田村賢司)
[日経ビジネス電子版 2024年4月2日の記事を再構成]
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『カトリック系キリスト教組織が設立母体となっている日本国内に現存する高等学校、及びカトリック系キリスト教組織と関係の深い人物が設立した教育機関が母体となっている日本国内に現存する高等学校に関するカテゴリ。
ただし新宗教系教育機関、旧制教育機関は含まない。
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日本カトリック小中高連盟
あ
愛光中学校・高等学校
会津若松ザベリオ学園小学校・中学校・高等学校
愛徳学園中学校・高等学校
青森明の星中学・高等学校
旭川藤星高等学校
アサンプション国際小学校・中学校・高等学校
う
城星学園小学校・ヴェリタス城星学園高等学校
浦和明の星女子中学校・高等学校
え
栄光学園中学校・高等学校
お
大口明光学園中学校・高等学校
大阪信愛学院幼稚園・小学校・中学校・高等学校
大阪星光学院中学校・高等学校
沖縄カトリック中学校・高等学校
小林聖心女子学院小学校・中学校・高等学校
か
海星中学校・高等学校 (長崎県)
海星中学校・高等学校 (三重県)
海星学院高等学校
鹿児島純心女子中学校・高等学校
カリタス女子中学校・高等学校
函嶺白百合学園中学校・高等学校
き
北見藤高等学校
暁星中学校・高等学校
京都暁星高等学校
京都聖カタリナ高等学校
京都聖母学院中学校・高等学校
く
熊本信愛女学院中学校・高等学校
熊本マリスト学園中学校・高等学校
久留米信愛中学校・高等学校
け
賢明学院幼稚園・小学校・中学校・高等学校
賢明女子学院中学校・高等学校
こ
光塩女子学院中等科・高等科
晃華学園中学校・高等学校
光泉カトリック中学校・高等学校
神戸海星女子学院中学校・高等学校
香里ヌヴェール学院中学校・高等学校
さ
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札幌光星中学校・高等学校
札幌聖心女子学院中学校・高等学校
サビエル高等学校
サレジアン国際学園世田谷中学校・高等学校
サレジアン国際学園中学校・高等学校
サレジオ学院中学校・高等学校
し
静岡サレジオ中高一貫教育学校・高等学校
静岡聖光学院中学校・高等学校
静岡雙葉中学校・高等学校
純心中学校・純心女子高等学校
淳心学院中学校・高等学校
上智福岡中学校・高等学校
松徳学院中学校・高等学校
湘南白百合学園中学・高等学校
白百合学園中学校・高等学校
せ
聖ウルスラ学院英智小学校・中学校・高等学校
聖カタリナ学園高等学校
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聖光学院中学校・高等学校
聖心ウルスラ学園聡明中学校・聖心ウルスラ学園高等学校
清心中学校・清心女子高等学校
聖心女子学院初等科・中等科・高等科
聖セシリア女子中学校・高等学校
清泉女学院中学高等学校
精道三川台小学校・中学校・高等学校
聖ドミニコ学院中学校・高等学校
聖ドミニコ学園中学校・高等学校
聖パウロ学園高等学校
聖母の騎士高等学校
聖マリア女学院中学校・高等学校
聖ヨゼフ学園中学校・高等学校
聖霊学園高等学校
聖霊中学校・高等学校
聖和女子学院中学校・高等学校
仙台白百合学園中学校・高等学校
セントヨゼフ女子学園高等学校・中学校
て
田園調布雙葉中学校・高等学校
と
東京純心女子中学校・高等学校
東星学園中学校・高等学校
な
長崎南山中学校・高等学校
長野清泉女学院中学校・高等学校
南山中学校・高等学校
に
新潟清心女子中学校・高等学校
仁川学院中学校・高等学校
日星高等学校
の
ノートルダム女学院中学校・高等学校
ノートルダム清心中学校・高等学校
は
萩光塩学院中学校・高等学校
函館白百合学園中学校・高等学校
函館ラ・サール中学校・高等学校
八戸学院光星高等学校
八戸学院野辺地西高等学校
八戸聖ウルスラ学院中学校・高等学校
浜松聖星高等学校
ひ
光ヶ丘女子高等学校
日向学院中学校・高等学校
広島学院中学校・高等学校
ふ
福岡海星女子学院高等学校
福岡雙葉中学校・高等学校
福山暁の星女子中学校・高等学校
藤女子中学校・高等学校
不二聖心女子学院中学校・高等学校
雙葉中学校・高等学校
ほ
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み
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都城聖ドミニコ学園高等学校
め
明光学園中学校・高等学校
明治学園小学校・中学校・高等学校
明星中学校・高等学校 (大阪府)
も
盛岡白百合学園中学校・高等学校
や
八代白百合学園高等学校
ゆ
百合学院中学校・高等学校
よ
横浜雙葉中学校・高等学校
四日市メリノール学院中学校・高等学校
ら
洛星中学校・高等学校
ラ・サール中学校・高等学校
ろ
六甲学院中学校・高等学校
わ
和歌山信愛中学校・高等学校
廃
南山国際中学校・高等学校
川内純心女子高等学校
新墾藤学園高等学校
カテゴリ:
日本のキリスト教系高等学校日本のカトリック系学校
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淳心学院中学校・高等学校
地図
Wikimedia | © OpenStreetMap
北緯34度50分12.8秒 東経134度41分53.6秒座標: 北緯34度50分12.8秒 東経134度41分53.6秒
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人淳心学院
校訓 モットー:同心同意
設立年月日 1954年(昭和29年)3月
(設立および設置認可)
創立記念日 12月3日
創立者 ヨゼフ・スパー神父
共学・別学 男子校
中高一貫教育 完全一貫制
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
学校コード C128310000246 ウィキデータを編集(中学校)
D128310000262 ウィキデータを編集(高等学校)
高校コード 28544H
所在地 〒670-0012
兵庫県姫路市本町68番地
外部リンク 淳心学院中学校・高等学校
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ウィキプロジェクト 学校
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淳心会本部
淳心学院中学校・高等学校(じゅんしんがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、兵庫県姫路市本町に所在する私立男子中学校・高等学校。
カトリック男子修道会である淳心会を母体とするミッションスクールであり、高等学校においては生徒を募集しない完全中高一貫校である[1]。
概要
「淳心」(Immaculate) とはラテン語でCongregatio Immaculati Cordis Mariae、「聖母マリアのけがれなき御心」を意味する。
1954年(昭和29年)、ベルギー発祥のカトリック宣教会「淳心会」による学校法人淳心学院の設立および中学校設置が認可される。
1957年、高等学校設置認可。1960年、新中学1年より3クラスとし、6か年をJ (Junior)・M (Middle)・S (Senior) の3段階に分ける制度となる。
1964年、当時のベルギー国王ボードワン1世夫妻の来校の栄に浴す。
校舎は姫路城旧中曲輪・姫路市本町68番地の元陸軍兵器支廠倉庫跡に位置する。
殆どの生徒は校舎西側から通学するため、6年間で何千回となくすぐ西に建つ白鷺の天守を仰ぐことになる(校歌にも「古城と仰ぎ」として詠われている)。
他にも賢明女子学院と隣接し、姫路市立美術館が至近にあるなど文教地区に立地する。
姫路城周辺の建築規制により建物の高さを3階以下に抑えなければならないため、校舎は規模の割に横に長い。旧校舎との兼ね合いもあり、2006年竣工の新校舎設計までには相当な苦労があったといい、段階的に建設が進められたという。
校訓は「同心同意」。自由な校風が重視されており校則は少なく、1学年も130名程度と少人数である。
2023年に創立70周年を迎えた。
沿革
1954年(昭和29年)4月 - 仮校舎で第1回入学式挙行。この時点では中学校のみで、高校は第1期生が高校に進学する3年後に開校。
1956年(昭和31年)2月 - 本校舎完成、移転。
1960年(昭和35年)4月 - 6学年をJ, M, Sに区分する制度を採用。3クラス編成となる。
1964年(昭和39年)1月 - ベルギー国王(当時)のボードゥアン1世が来校。
1981年(昭和56年)4月 - 校長にアントニオ・マルゴットが就任。
2003年(平成15年)11月 - 校長のアントニオ・マルゴットが紫綬褒章を受章。
2004年(平成16年)9月頃 - 新校舎が部分完成。旧校舎は大部分が同年の淳心祭終了を最後に解体。
2005年(平成17年)7月頃 - 新校舎特別教室棟も大半が完成。旧校舎残存部、別館の解体準備と新校舎の増築が始まる。
2006年(平成18年)
8月31日 - 工事完了。翌月2日の落成式を以て完成となる。
11月16日 - 新校舎が第7回姫路市都市景観賞受賞。
2011年(平成23年)4月 - 校長に林正彦が就任。
2014年(平成26年)4月 - 新J1生の61回生から、ヴェリタス(東大・京大・医学部進学)・カリタス(難関国公立大進学)の2コース制を開始。
2019年 (平成31年) 校長に藤村雄二が就任。
教育方針
ベルギー系の修道会を母体とする、少人数の学校である。
かつては校長をはじめベルギー人神父が多く在籍した。
2019年現在、マルゴット神父は理事長職のみになり、校長は前副校長の藤村雄二になっている。
学校教育は学校と家庭が連携することで達成する、との理念に基づき、自宅通学が入学条件となっている。
「宗教」の科目が必修となっており、有資格教師が授業を担当する。
宗教活動としては、朝礼開始時、終礼終了時、授業開始前に十字を切って主祷文(主の祈り)を挙げるほか、追悼ミサや年末のボランティア活動(任意)などがある。
象徴
校章
縦長の菱形に「キリスト」を表すギリシア文字”Χριστος”の頭2文字”ΧΡ”をあしらったもの。
制服
制服はブレザー。ネクタイや学年章の色はジュニアが赤、ミドルが緑、シニアが青。校章・学年章は付けるが、名札は無い。
校歌
創立から60年経つが、すでに校歌が代わっている。校歌の他に「愛唱歌」が3つある。初代校歌は後半が英語だった。
教育内容
課業
授業開始時刻は2023年度現在8時45分となっている。
2023年現在、月・水・金曜は7限目、火・木曜は6限目、土曜は4限目まで実施している。
編成
中学・高校6学年を、ジュニア(J1・J2:中学1・2年)、ミドル(M3・M4:中学3年・高校1年)、シニア(S5・S6:高校2・3年)の2学年ごとに分けている。
2014年度入学生(61回生)以降、ヴェリタス(東大・京大・医学部進学)×1、カリタス(難関国公立大進学)×2の計3クラス編成となっている。
6年間で、段階ごとに成績に応じた入れ替えを実施している。
ヴェリタスコースはB組、カリタスコースはA/C組。1クラス38人から47人の3クラス編成である(クラス人数はカリタスコースの方がヴェリタスコースより多い)。
編入学は帰国子女など、ごくまれにしか認められない。
教育課程
高等部進級後のM4以降は、午後8時まで自習室や図書室に残って勉強する「セルフティーチング」が利用できる。
株式会社TOMASによってJGBという放課後自習室および個別指導方式の授業が合併室において午後8時まで行われている。
J1~S5の生徒は、原則全員参加の夏期講習・サマーカリキュラムを実施。午前中は必修の補習、午後からは希望者向けの特別講座も実施しており、S6は志望校に合わせた希望制の夏期講習を実施している。
特色
チャイムはかつて「ラソファド・ファドファラ・ファソファド・ファドラファ」と、独特なものを使っていたが、新校舎完成と前後して音源を変更し、その際に一般的なものにされた。
始業チャイム前に愛唱歌である「千載霧なす」がかけられる。下校時刻3分前には、新世界交響曲(第2楽章)が鳴らされる。こちらも曲の終わりにチャイムが鳴らされる。
校則
ゲームセンターへの出入りについては非常に厳しく、1980年代に「認めない」と改まるなど厳格化された。
2005年4月から遅刻や服装のチェックが厳しくなり、生徒指導部に属する教師が「MIND YOUR DRESS」をモットーに色シャツ、柄シャツの完全禁止やマナーに関する講習会などを行っている。
学校行事
学園祭である「淳心祭」は毎年9月、敬老の日前後に行われる。ただし、2005年は校舎解体の関係で6月11日に変更された。2016年度以降は9月実施となった。2020年は新型コロナの影響によりオンライン文化祭となった。
高校の修学旅行は、大学受験との関係から高校1年 (M4) の秋に行われる。前年の中学3年 (M3) 夏にも事実上の修学旅行(研修旅行と呼ばれる)があるため、2年続いて旅行があることになる。旅行先は、生徒の自主性を尊重し、生徒の多数決による年が多い。なおミッションスクールのため、研修旅行の際には必ず現地教会で説教を拝聴する。高校1年の修学旅行の際には必ずしも拝聴があるわけではなく、行き先によってはない。中3と高2の修学旅行はどちらも新型コロナの影響により中止となった。
S6(高校3年)の卒業式は体育館で行われ、学校職員全員・卒業生の保護者、および全校生徒 (J1〜S5) も式の最初から最後まで出席する。卒業式の際、生徒一人一人が学年主任に名前を呼ばれて壇上に上がり、校長から卒業証書を直接受け取る。名前を呼ばれて壇上に上がり何らかのパフォーマンスを行い、そのあと卒業証書を受け取る者も例年数人から十数人いる。パフォーマンスは様々で、保護者や教員に対しての感謝の言葉を述べる者、自分の技を披露する者、かぶり物をかぶる者、何らかのコスプレを着用する者などなどバラエティ豊かである。最後に卒業生が会場である体育館から退場する際には、卒業生以外の者全員で「蛍の光」を歌って送り出す。2019年度卒業式は新型コロナウイルスの関係で、卒業生とその保護者高校2年生のみの出席となった。2019年度以降は上記のようなパフォーマンスは厳かな雰囲気の下で卒業式を行うため中止となった。
活動・戦績
将棋やパズル等の個人競技ではかつては強豪であった。ただし将棋においては、2008年8月に行われた文部科学大臣杯第4回小・中学校将棋団体戦において将棋部より3名が出場し、全国大会優勝という成績を収めている。
鉄道研究部は淳心学院の部活の中でも歴史が長く、淳心祭では大きなジオラマを発表している。また2012年の第4回全国高等学校鉄道模型コンテストでは、十三駅の模型を製作し優秀賞を獲得。2013年は、雑誌「とれいん」に武庫川駅の模型が掲載され、2014年にはテレビ取材も受けるなど模型やジオラマ製作の実力は高い評価を得ていた。2020年はオンライン文化祭でのテレビ取材もされており、さらに2021年には第8回ハイスクール国際ジオラマグランプリで、初出場ながら準グランプリと一般投票第1位を獲得している。
音楽部は全日本吹奏楽コンクールや全日本アンサンブルコンテストなどで関西大会に進出し、2016年度には関西大会(小編成の部)で金賞を受賞するなど、その活躍から校内の特別賞 (JGSP) を受賞するほどの実力を付けてきている。なお、音楽部は2015年度に単独コンサートを行っており、翌年からは定期演奏会という扱いで「スプリングコンサート」を催している。
探求学習ではQUESTCUP2023ロールモデルコースにおいてM3の1チームが全国大会へ出場し準グランプリを獲得した。企業探求コーポレートアクセスコースではM4の2チームが全国大会へ出場し1チームが日本一であるグランプリを獲得した。
校舎
姫路城天守第六層から南東望。淳心学院の校庭は中程左側
右・普通教室棟、左・特別教室棟。ガラス張りの部分がラウンジ
新校舎普通教室棟西端からの景色
普通教室
普通教室棟の廊下
創立50周年の記念事業として全面的に新築の新校舎が2006年7月に竣工した。優れたデザインにより、同年度に第7回姫路市都市景観賞を受賞している[2]。
普通教室棟
通称「南館」。キリスト教の学校らしく、各教室にはキリスト像が、廊下の到る所にマリアのプレートが飾られている。また、教室の天井はひだ状の突起が大量に付けられている、独特なデザインになっている。
西端の大型ガラスは、白鷺の天守閣を仰ぐために設けられたとも言われる。
エレベーターが設置されている。
旧校舎は床が御影石で出来ていたが、これもコスト面と安全面の問題から採用は見送られた。
1階
職員室と印刷室などのそれに付随する部屋が設けられている。保健室と放送室もここにあり、東端には食堂が設置されている。
東端には部分完成時、暫定的に靴箱が置かれた。特別教室棟完成時に一旦そちらの1階に移ったが、現在は本館西端に正式に靴箱が置かれている。
2階、3階
全て教室として使われている。1学年3教室×6学年分+2の合計20教室が設けられている。
完成当時、ロッカーは教室の中に置かれていたが、盗難の多発と生徒が廊下で暴れることが問題となり、後に設置場所は廊下に変更された。その際、選択教室と呼ばれる予備の教室の場所を校舎東端から西端へと振り替えている。
廊下には計6箇所「ラウンジ」と呼ばれるガラス張りのスペースがあり、椅子やテーブルも置かれていて、休憩時間や近年では探求学習等に利用されている。1階のこの部分は職員休憩室となっていて、教員らの休憩スペースとなっている。
特別教室棟
通称「北館」。教室棟のすぐ北に建てられている。2005年9月に使用開始した。基本的なインテリアは教室棟に準じるが、窓枠のデザインなど、一部に変更点が見られる。内部設備は、二期工事での解体分を引き継いでいる他、文化系クラブの部室もここに集約されている。
1階東部は宗教関係の授業が行われる宗教室をはじめとして、宗教色の濃い部分になっている。宗教関係の行事に使われる聖堂は学校ではなく教会の管轄になっている。
1階
事務室と職員室や校長室などの、旧校舎西側残存部の設備が移管されている。東端には図書室が設置されたが、2006年9月の増築が完了するまで整理中扱いで利用できなかった。
旧校舎時代は同一の部屋だった図書室と自習部屋が分離された一方、宗教室と聖堂は先述の通り1つの部屋にまとめられた。
西部は普通教室棟と一体化している。この部分には歴代卒業生の集合写真が飾られている。
2階
旧校舎東側残存部の設備を移管した形で、理科系実験室と付随する準備室が作られている。西端には視聴覚室、新規設置で文化部室と同様の間取りである生徒会室や理科系の講義が行われる理科講義室などが設けられている。
3階
音楽室と楽器庫、選択教室、合併教室、美術室とコンピューター室がある。中央付近には新規設置の家庭科室も置かれている。
心城館
「しんじょうかん」と読む。教室棟の西に建てられている2階建て構造の建物で、土地の関係で歪んだ形状をしている。2005年9月に2階南半分が、2006年9月に残りの部分が使用開始された。教室棟とは渡り廊下で繋がっている。
1階
北半分は駐輪場、南半分は駐車場となっている。駐車場と駐輪場の間にはトイレと配電盤、倉庫が設けられている。名前に由来してか一部に石垣のような壁が使われているのが特徴。
2階
南半分は柔道場と卓球室、それらの担当教師の控室である体育教官室が設けられている。北半分は450人ほどが収容できる講堂で、映画館のような跳ね上げ式の座席が設置されている。ここの天井は自動開閉式の天窓が設けられている。なお、通常「心城館」とは講堂部分のみを指す。
体育館
敷地の最も西に建っている。新校舎建設に抵触しないこと、資金的に立て替えが困難だったことから旧校舎時代から引き続き使われている。ただし一期工事での校舎解体途中にアスベスト問題が取り沙汰されたために2005年春頃に使用の有無の判定を専門家に依頼し、同時に使用の可能性がある箇所をビニールでカバーして応急処置としていた。
翌年2月に使用されていたことが確定したので、同月中旬に本格的な撤去作業が行われ、該当箇所はクリーム色の鉄板で封印された。続いて同年6月にリフレッシュ工事を受け、内外が他の建物に合わせたベージュと茶の塗り分けに変更され、心城館からの渡り廊下が設置された。
2014年12月頃から翌年5月頃まで、大規模修理のため使用不可となっていた。この大規模修理で、耐震化、外装・内装の塗り直し、外の通路の改修などが行われた。この間、正門は工事関係の車が出入りするため生徒の出入りは不可となった。ただし、2014年度の卒業式を行う時点で内装の工事はほぼ完了していたため通常通り実施された。
1階
大部分が体育館スペースとなっている。南端はステージとなっており、この部分のみ中2階となっている。ステージ下部にはパイプ椅子が収められており、スポーツ用品はスペースの関係でステージ横と玄関横の2箇所の倉庫に分散して置かれている。
2階
北端には室内運動部系の部室、南端には放送機器室と軽音楽部室が設けられている。それ以外は建物を1周するように足場が設けられているのみである。
クラブハウス
賢明女子学院との境界近くにある、屋外運動部系の部室、倉庫、技術室の集合体。旧校舎時代からの引き継ぎで、まとめて「クラブハウス」と呼ばれている。建物としては2階建てのアパートのような建物と3階建てのプレハブ風の建物が併設されている。現在、他の校舎と繋がっていない唯一の建物である。体育館の大規模修理と併せて建て替えが実施された。
運動施設
校庭は狭い(賢明女子学院の校庭と併せて標準的な大きさ)。そのための措置として、春のスポーツデー(体育祭)は近くの陸上競技場を、冬のマラソン大会は姫路競馬場の一部(内部にある公園の周りのトラック)をそれぞれ借り切って行われる。秋のスポーツデーは校庭での球技大会で、2日間に亘って行われる。ただし、2005年、2006年は校舎解体の関係で春と秋が逆転されて行われている。
プールが無いのに、テニスコートはある。かつては本格的なものだったが、テニス部の衰退とともに保守費用低減のため、土のコートに変えられてしまった。その後、一旦4面から3面になった時期を経て2006年に2面にテニス用マットと防球ネットが設置された。ちなみに、秋のスポーツデーの時はネットの高さを変えてバレーボールのコートとして使われる。
武道室があり、柔道の授業もあるものの柔道部は無く、放課後は卓球部に使われている。剣道部はあるが、専ら体育館で練習している。
校庭は中学野球部、中学サッカー部、高校野球部、高校サッカー部の4つが、体育館はバレー部、バスケ部、器械体操部、剣道部の4つが共用している。そのため、これらのクラブは練習時間が週2日程度になっている。そのため、これらのクラブは朝、昼の空いている時間にも練習をしている。
普通教室のキリスト像(普通教室棟2階選択教室)
普通教室のキリスト像(普通教室棟2階選択教室)
特別教室のキリスト像(美術室)
特別教室のキリスト像(美術室)
壁面のマリア(特別教室棟1階東端)
壁面のマリア(特別教室棟1階東端)
東部渡り廊下に置かれている石像。写真の配管は自動散水装置
東部渡り廊下に置かれている石像。写真の配管は自動散水装置
宗教室と聖堂
宗教室と聖堂
その他
倉庫スペースが広く取れなかったため、上に記していない地下室がいくつか存在する。
建て替えの総仕上げとして水はけの悪い校庭の土を総入れ替えする予定であったが、資金難から上5cm程に縮小された。代わりに、排水用の側溝と普通教室棟〜クラブハウス間にゴム製の通路が設置されている。
その他
合格発表から入学式までの3か月間を「修養期間 (Discipline Period)」とし、5回の登校日を設定。課題や確認テストを行うことで、淳心生としての自覚を促しつつ4月からの好スタートの礎を作る。
毎年数人の元淳心生が実習生としてこの学校の教壇に立ち、卒業後実際にこの学校へ赴任したOBも多い。このほかOBはイベントにも積極的に関わっている。同窓会は「心城会」。
まんがタイムきららで連載中の作品『きもちわるいから君がすき』において主人公らが通う学校のモデルとなっている。
旧校舎
旧校舎の教室
旧校舎で用いられていた机
旧校舎は横に非常に長い本館と小さめの別館、食堂の3つの建物から構成されていた。
本館は増築を繰り返した結果、各部に継ぎ目や仕様の違いの目立つ校舎だった。床に大理石を多用するなどと、豪華な造りで、創立当時はブレザーの制服と共に「近代的な学校」として有名であった。
旧校舎各階段には1980年代後半から、肢体障害者のために金属製の手すりが追加設置されていた。
食堂の2階と本館2階東端に神父の寝室に利用される部屋がある。
一般教室ではかつて、机と椅子が一体となった独特の机を用いていたが、多くは新校舎移行に伴い廃棄されたため、末期には旧校舎残存部の教室に状態の良い物が多少残っているのみであった。
旧校舎で一期工事での解体が決まっていた部分では、2004年の淳心祭の時にスプレー等で「旧校舎ありがとう」などという書きがされていた。
旧校舎時代のステンドグラスの一部が心城館に保管されている。
旧校舎東側
地下1階
音楽室と音楽部室がある。元々これらの部屋のためだけに作られた場所で、最小限のスペースしかとっていなかったため、工事の影響をあまり受けていなかった。地下への階段は狭く、非常に急である。
1階
かつての東玄関があった。解体開始後も一部の靴箱はここに置かれていた。
化学系の実験室と部室があり、新校舎特別教室棟の完成まで使われ続けていた。
2階
1階と同様の配置で物理系の実験室と部室がある。新校舎との仮の渡り廊下もこの階に繋げられたが、工事の進展に伴い途中から使用を停止していた。
3階
1階、2階と同様の配置で生物系の実験室と部室がある。小教室という小さい教室もあったが、これは校舎切断位置の関係から残されたもので、旧校舎解体開始以降はほとんど使われていなかった。
トイレがあるが、解体開始以降は閉鎖されていた。
旧校舎西側
1階
かつての西玄関があった。昔は来客専用だったが、旧校舎解体開始以降は生徒も通行できるようになっていた。また通行をスムーズにするために、2004年淳心祭の前に旧職員室部分にも扉が増設されていた。また、玄関部分には元教諭手製の旧校舎模型が、かなり前から展示されていた。解体開始以降は土足で入ることができた。
以前から事務室があったほか、4つの部屋と2つの倉庫がある。しかし、解体開始以降は事務室と片方の倉庫以外は殆ど使われていなかった。
片方の倉庫からは、地下へ通じる階段が伸びている。
ここには聖堂という特別な部屋があった。礼拝用の設備とステンドグラスがあり、カーペットが敷かれている。
2階
美術室と旧校舎時代の教室が2つある。しかし、内部はコンピュータールームを解体した際の机やイスを使って改装されていて、片方にはパソコンが、もう片方にはTV機器が置かれていたので、解体前とは異なっていた。なお、ここと1階との間の踊場には、かつて在籍していた生徒の保護者が寄贈したとされる、ノイシュヴァンシュタイン城の巨大なジグソーパズルが飾られていた。
トイレは解体開始後も使用可能だったが、末期には女性専用となっていた。
ここと3階に分かれて文化部系の部室も存在していた。
3階
廊下の北側は昔通り部室と倉庫に充てられていたが、南の通常教室部分は2つの部屋を仕切る壁を取り壊し、臨時の大教室とされていた。また、ここの部分は旧校舎で唯一、廊下側にも窓があった部屋で、改造後も窓は残されていた。
別館
旧校舎の中では新しかったが、新校舎建設に関連して取り壊された。建設時期の違いから、独自の内装をしていた。
1階
武道室と体育教官室がある。前述の通り、武道室は卓球部が使う関係で卓球台が常備されていた。そのため、この部分は畳が敷かれていなかった。卓球台は6台ほどあったが、スペースの関係で普段は4台しか使われていなかった。教官室は実質的に倉庫として利用されていた。
2階
図書館がある。規模は小さいが、専門的な本も少しはあった。
3階
講堂と会議室がある。2つの部屋の間の壁は可動式で、必要に応じて部屋の面積の比率を変えられる構造になっている。会議室は倉庫として使われていたため、ここで会議が行われていることはめったになかった。
著名な出身者
五島壮(政治家。3期生)
堀晃(SF作家。4期生)
笹倉明(作家。直木賞。8期生)
金田康正(計算機科学者。東京大学名誉教授。9期生)
弓月光(漫画家。9期生)
榊正剛(国交官僚。国土交通審議官、東日本高速道路株式会社副社長。11期生)
青山繁晴(参議院議員。株式会社独立総合研究所前社長。12期生)
小西禎一(元大阪府副知事。14期生)
竹本健治(推理作家。14期生)
常陰均(実業家。住友信託銀行社長。14期生)
信原幸弘(東京大学大学院総合文化研究科教授。14期生)
平山晃康(脳神経外科医。日本大学医学部教授。14期生)
山口壯(衆議院議員。環境大臣。14期生)
夏石番矢(俳人。明治大学教授。15期生)
根木昭(医学者。神戸大学副学長)
サダタロー(漫画家。38期生)
北村紀一郎(NHKアナウンサー)
高木修平(NHKアナウンサー)
小林慶一郎(経済学者。慶應義塾大学経済学部教授、東京経済研究センター代表理事)
尾西康充(国文学者。三重大学教授、副学長)
片岡徹(医学者。神戸大学医学部長)
西村健一郎(社会保障法学者。京都大学名誉教授)
木内博(政治家。神奈川県議会議員)
前田泰宏(経産官僚。中小企業庁長官)
原洋之介(経済学者。東京大学名誉教授)
中谷祐太(漫才師。マユリカ)
梅本哲也(政治学者。静岡県立大学名誉教授)
谷口芳紀(政治家。兵庫県相生市長)
周辺
姫路市中心部の姫路城旧中曲輪内に位置し、姫路市本町68番地という地番に含まれる。
姫路城
姫路市立美術館
姫路市立動物園
姫路神社
賢明女子学院中学校・高等学校
国立病院機構姫路医療センター
兵庫縣姫路護國神社
姫路郵便局
アクセス
姫路駅から、みゆき通り(または大手前通り)を北上、次いで兵庫県道518号砥堀本町線を北へ
神姫バス姫路駅前から姫路獨協大学・大寿台・北条(加西市)・福崎(福崎町)行きなど医療センター経由のバスで「姫山公園南・医療センター・美術館前」下車[3]。ただし、校則で、姫路駅〜本学校間のバス利用は禁じられている。
JR播但線京口駅から西へ700m
系列校等
以下は、学校法人淳心学院が運営する学校等である。
就学前教育校
認定こども園 テレジア幼稚園 - 兵庫県相生市に所在。
認定こども園 聖テレジアこども園 - 鳥取県倉吉市に所在。
認定こども園 海星幼稚園 - 岡山県倉敷市玉島地域に所在。1980年代から2000年代に掛けて本校の校長を務めたアントニオ・マルゴットが、学校法人淳心学院の理事長を務める関係から同園の理事長の職にもあった。理事長退任後も、同園の主要行事にしばしば来賓として招かれている。
関連項目
兵庫県中学校一覧
兵庫県高等学校一覧
日本の男女別学校一覧
日本カトリック小中高連盟
淳心会
脚注
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注釈・出典
^ 淳心学院中学校 | 中学受験の情報サイト「スタディ」の『「淳心学院中学校」の特徴』の表による。
^ 第7回姫路市都市景観賞(平成18年度) | 姫路市
^ 交通アクセス | 淳心学院中学校・高等学校
外部リンク
淳心学院中学校・高等学校
私立淳心学院中学校・高等学校 (私立淳心学院中学校高等学校-117521225593198) - Facebook
淳心学院同窓会 心城会
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最終更新 2024年6月16日 (日) 23:23 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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