カテゴリー: 日本の安全保障
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フィリピン沖に日米仏「空母」初集結 多国間連携が進化
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA05AET0V00C25A2000000/『2025年2月13日 11:00 (2025年2月13日 11:51更新)
並走する護衛艦「かが」と米仏軍の空母=防衛省提供
自衛隊、米軍、フランス軍が18日まで、それぞれの「空母」をフィリピン沖に集結させる初めての共同訓練を展開する。航空機を空母から離艦・着艦し、中国やロシアの動きを念頭にインド太平洋地域の抑止力向上に取り組む。米国のトランプ新政権下でも多国間連携を継続する姿勢を示す場となる。
2022年から始まったロシアによるウクライナ侵略や北朝鮮の兵士派遣などをきっかけに、欧州・大西洋とインド太平洋地域の安全保障は連動するようになった。フランスをはじめ欧州各国はアジア太平洋地域への関心を急速に高めている。
フランスの空母を中核とする艦艇部隊が太平洋地域に展開するのはおよそ60年ぶりとなる。中谷元防衛相は7日の記者会見で「インド太平洋に対する(フランスの)関与の意思と能力を示す証左だ」と強調した。
日米仏3カ国はフランス軍の太平洋派遣に合わせて共同訓練を10日から始めた。訓練区域となるフィリピン東方の海空域は、中国が防衛ラインに定める「第1列島線」(九州―フィリピン)と、「第2列島線」(小笠原諸島―米領グアム)の間に位置する。
中国軍の艦艇が日ごろから航行するエリアで、潜水艦や航空機との戦闘を念頭に置き3カ国の部隊連携の手順などを確かめる。
日本から事実上の空母化に向けて改修する護衛艦「かが」、米軍の原子力空母「カール・ビンソン」、仏軍の原子力空母「シャルル・ド・ゴール」が参加する。
空母は搭載する戦闘機などの離着艦ができる。地上の航空基地だけを持つ場合と比べて航空戦を展開できる範囲が飛躍的に拡大する。
「かが」には最新鋭のステルス戦闘機「F35B」を搭載予定で、28年度にもすべての改修を終える。同様に空母化する護衛艦「いずも」とともに日本の海上防衛の中核を担う。
米仏軍が派遣した原子力空母は艦内に原子力のエネルギーで動く。長時間航行できるのが特徴だ。ほかの艦艇と比べて戦闘能力が高く、空母が特定の海域にいるだけで抑止力になるともいわれる。
自衛隊と欧州各国の軍との連携も強まっている。
フランスとは部隊間の相互往来と共同訓練に関する手続きをスムーズにする「円滑化協定(RAA)」の締結に向けて24年から交渉を始めた。
24年7月には仏空軍と航空自衛隊の戦闘機が百里基地(茨城県)周辺で訓練した。仏陸軍も9月に陸上自衛隊と日本国内でゲリラ戦を想定した共同訓練を開いた。
フランスは太平洋国家という一面がある。植民地時代の名残で太平洋にニューカレドニアや仏領ポリネシア、インド洋にレユニオンやマヨットなどの海上領土を持つ。19年にインド太平洋地域に特化した国防戦略を策定した。
24年にはトルコやオランダ、ドイツの軍艦が日本へ寄港したほか、イタリア軍は軽空母を送った。
25年は英軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」を中核とする空母打撃群が日本への寄港を予定する。共同訓練も展開する見込みで、このタイミングで自衛隊は英国軍の艦船や航空機を守る「武器等防護」を適用することも検討している。
日本と欧州の部隊協力はアジア周辺での抑止力向上につながる。日欧が地理的に離れていてもアジアの安全保障に関与する姿勢を示すことで、中国やロシア、北朝鮮の動きを一定程度抑える効果を見込む。
元海将で金沢工業大の伊藤俊幸教授は欧州諸国の動きについて「北大西洋条約機構(NATO)が22年6月に採択した新たな戦略概念に基づくものだ」と話す。戦略概念は中国が「体制上の挑戦」を突きつけていると明記し、インド太平洋の各国との対話と協力を深める方針を示した。
海上自衛隊にとって「多国間での抑止力の強化や部隊間の相互運用性の向上、外交関係の強化といった戦略的なメリットが大きい」と説明する。』
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林官房長官、与那国南方の中国ブイも「即時撤去を」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA121HP0S5A210C2000000/『2025年2月12日 12:15
林芳正官房長官は12日の記者会見で、中国が沖縄県・尖閣諸島周辺に設置したブイを現場の海域から撤去したことに関して「背景や経緯などについて予断を持って答えることは控える」と述べた。
中国は沖縄県の与那国島南方の日本の排他的経済水域(EEZ)内にもブイを設置しており、林氏は「特段の動きを現時点で確認していない。あらゆる機会を捉えて即時撤去を強く求めている」と説明した。
東シナ海の日中中間線の西に位置する日本のEEZ外で新たなブイの設置を確認したことを明らかにした。
【関連記事】中国、尖閣諸島周辺の設置ブイを撤去 日中関係考慮か 』
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「石破構文」はトランプ氏に刺さったか 通訳表現を分析
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA111J60R10C25A2000000/『2025年2月12日 11:00 [会員限定記事]
石破茂首相とトランプ米大統領による7日の首脳会談は和やかな雰囲気で進んだ。一役買ったのが外務省で日米地位協定室長を務める高尾直氏による通訳だ。「石破構文」といわれ、分かりにくいとの指摘が多い首相の言葉をどうトランプ氏に伝えたか。
高尾氏は安倍晋三元首相とトランプ氏の会談の通訳だった。トランプ氏も信頼し「リトルプライムミニスター」と呼んだ。首相の日本語での発言と通訳を比較すると、文意を変えずにトラ…
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サイバー攻撃解析に生成AI、指令元の検知迅速に 総務省
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA05EFT0V00C25A2000000/『2025年2月12日 5:00 [会員限定記事]
政府はサイバー攻撃への対処で生成AI(人工知能)の活用に乗り出す。大量のデータを送り付けサービスを停止させる「DDoS(ディードス)」攻撃を巡り、指令元を素早くみつける実証事業を2025年度に始める。技術革新が進むAI技術をサイバー防御に生かす。
総務省がサイバー攻撃の解析を担う民間事業者に委託する。問題あるサーバーを探知すれば通信業界内で共有してもらい、業界全体での迅速な対処を見込む。25年度…
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中国、日米首脳会議受け抗議 首席公使呼び「強い不満」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM108GC0Q5A210C2000000/『2025年2月10日 18:05 [会員限定記事]
【北京=田島如生】中国外務省の劉勁松アジア局長は10日、在中国日本大使館の横地晃首席公使を呼び出し、7日の日米首脳会談について抗議した。「中国に関する後ろ向きな動きに深刻な懸念と強い不満」を伝えた。中国外務省が発表した。
同省の郭嘉昆副報道局長は10日の記者会見で、台湾問題は中国の内政だと強調した。「特に日本は…
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石破首相とトランプ米大統領が共同記者会見 会談内容は、ほとんど商談
https://nappi11.livedoor.blog/archives/5582721.html『2025年2月8日:石破首相とトランプ米大統領が共同記者会見
🇯🇵🇺🇸 石破首相は、米国から日本への液化天然ガス(LNG)輸出を増やし、エネルギー安全保障の強化に向けて協力していくことを確認したと述べた。
トランプ氏は、アラスカ産LNGの輸出再開や、 アラスカでパイプライン建設などを手掛ける日米合弁事業の立ち上げを目指す考えを示した。 💰 日本製鉄によるUSスチール買収計画について、トランプ氏は、完全買収ではなく多額の投資をすることで合意したと述べた。 トピック映像: 共同記者会見 石破総理 米に1兆ドル投資(2025年2月8日) :
📋 共同記者会見を見逃した方のためにスプートニクが両首脳の主な発言をまとめた。
石破首相 🔸 対米投資額を1兆ドル規模まで引き上げたいとの意向をトランプ氏に伝えた。 🔸 日米同盟の抑止力・対処力を高め、日米が直面する地域の戦略的課題に緊密に連携していくことを確認した。 🔸 日米安保条約5条が尖閣諸島に適用されることを改めて確認した。 🔸 日米豪印や日米韓、日米比による地域の重層的な同志国ネットワークの協力を一層積み上げることで一致した。 🔸 北朝鮮による拉致問題について、強い切迫感と決意をトランプ大統領に伝え、大統領から即時解決に向けた力強い支持を得た。
トランプ大統領 🔸 日本への約10億ドルの武器売却を承認した。 🔸 中国の経済的な侵略に日米が緊密に協力して対抗することで合意した。 🔸 対日貿易赤字の解消に向けて日米で取り組む。 🔸 日米は人工知能(AI)や量子コンピューター、半導体の分野で協力する。 🔸 米国は北朝鮮及び金正恩氏との関係を維持する。 参照記事 』
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韓国メディア「日本はトランプと会談できる石破総理がいるのに、我々は会談すらできない状況だ」
https://rakukan.net/article/510230301.html『2025年02月09日 カテゴリ:米韓関係コメント:(38)
タグ: 米韓関係 日米首脳会談 石破茂 ドナルド・トランプ日本にはあって韓国にはないもの(アジア経済・朝鮮語)
日本は違った。 トランプ氏は今月7日、ホワイトハウスで日本の石破茂首相と日米首脳会談を開催した。 石破氏は、トランプ氏がネタニヤフ・イスラエル首相に続き、就任後2度目に会った海外首脳だ。 米国現地言論は石破がいわゆる「お世辞の芸術」を展開し、トランプを鼓舞したとの観戦評を出した。 石破はトランプに「神があなたを救った」、「テレビでは恐ろしく強い性格に見えたが、会ってみると真剣でパワフルだった」等、称賛を吐き出した。 貿易・安保財務諸表を重視するトランプ氏の前で米国産液化天然ガス(LNG)輸入拡大、国防費増額、対米投資1兆ドルに拡大など贈り物の包みもいっぱい解いた。
日本がトランプ発の関税爆弾などを最終的に避けることができるかは未知数だが、今回の首脳会談はひとまず成功的だったという評価だ。 (中略)
日本の首脳がいち早くトランプリスクの予防に乗り出す間、韓国の対米外交空白は続いている。 その間、韓国企業の不確実性もやはりますます大きくなる状況だ。 サムスン電子、SKハイニックスは米国に半導体工場を建設する見返りに政府補助金を約束されたが、支給されなかったり大幅に減額されたりする恐れがあるという懸念が出ている。 現代自動車·起亜自動車、LG電子など米国市場攻略のためにメキシコに生産基地を建設した韓国企業は関税リスクに直面した。 対米貿易収支の黒字も韓国企業を相手にしたトランプの関税ブーメランとして飛んでくる公算が大きい。 昨年、米国の対韓国貿易赤字は660億ドルで、韓国は米国の貿易赤字が最も大きい国9位に上がった。 このような対米貿易黒字達成の裏には、韓国企業が米国現地投資を増やし、アメリカファースト基調に積極的に対応したことも複合的に位置しているが、トランプがこのような事情を見てくれるはずがない。
政府は米国産エネルギー輸入を増やし造船業協力·防衛費分担金拡大方案などを含むパッケージディールを検討中だ。 しかし、弾劾政局と早期大統領選挙の可能性で、官僚の積極的な対応には限界が大きい。 「大韓民国1号営業社員」を自任した尹錫悦大統領は現在職務停止状態だ。 トップダウン方式の交渉と個人的な親交を重視するトランプを相手にする首脳が私たちにはいない。 トランプ時代の開幕直前、大統領が自ら足を縛ってしまった韓国と「お世辞の芸術」という評価まで入りながらも、首相が素早く動いた日本。 韓国は決して期待できない日本の対米首脳外交を見守る国民の心は焦がれている。
(引用ここまで)日米首脳会談から幾ばくか時間が過ぎまして、どうにかこうにか「日本が手に入れたものは大きいのではないか」とか「あれ、もしかして成功してるのでは……」って論調がポツポツと韓国メディアにも見られるようになってきました。
いまだにLNG確保については「トランプの顔色を伺って資源購入をした」ってくらいの扱いになっていますけどね。
……日本のメディアもそうなんですが、なんでこの天然ガス確保の重要性が分からないんだろうなぁ。
情勢的に中東からのシーレーンを使わずに太平洋を横断するだけで入手できる天然ガスがどれだけ貴重なのかって話です。
まあ、実際の輸入量とかも見てみないと分かりませんが。
それでもだいぶ過小評価されている感がありますね。ただまあ、冒頭記事のように「お世辞の芸術を駆使してまで国益を確保した」って評価も出てきてはいます。
で、韓国人が自身を省みたときに、トランプ大統領と会談できる人物がいないのだと。いまさらながらに「これはやばい」と思い出した模様。
官僚側が交渉の前段階をどれだけ整えたとしても、カウンターパートになる大統領が存在していない。
大統領代行の代行しかいないわけで。少なくとも憲法裁判所が弾劾の判断をしてから、大統領選挙を経てようやく首脳会談ができるようになる。
半年遅れ、下手をしたらそれ以上の遅れをとって外交交渉を開始しなければならない。
ユン・ソンニョル大統領の立場を追いこむだけ追いこんだ結果、暴発して戒厳令→弾劾→政局大混乱、とまでなっている。そんな状況に置かれているのに「石破はお世辞で〜」とか「1兆ドルの贈り物が〜」とか言っている場合じゃないと思うんですけどね?
ま、成熟した民主主義のためならしかたないか。』
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韓国メディア「石破総理はトランプにおべっかを使って切り抜けた」……その論評でいいのならそれでいいけどさ
https://rakukan.net/article/510215204.html『2025年02月09日 カテゴリ:米韓関係コメント:(80)
タグ: 米韓関係 日米首脳会談 ドナルド・トランプ 石破茂米メディア「トランプ大統領が満面の笑み…石破首相はおべっかの芸術見せる」(中央日報)
米ワシントン・ポストは、石破首相が米国の関税圧力を回避するためおべっか戦略を選択したと分析した。同紙は「石破首相は最善を尽くしてトランプ大統領を称賛しおべっかを通じて笑いを誘発した。彼は緊張につながりかねない関税関連の質問を徹底的にシャットアウトした」と伝えた。
また同紙は「石破首相はトランプ大統領にへつらおうとするのではないと話しながらも貿易黒字を減らすために米国からより多くのエネルギーを輸入すると誓い、自身をトランプ大統領が好きな米国輸出品の熱烈な顧客だと描写することもした」と指摘した。
首脳会談でトランプ大統領は、日本が米国製品購入を増やさなければ関税を課す可能性に言及し圧迫したが日本を直接的に非難することはなかった。
ニューヨーク・タイムズもやはり石破首相がトランプ大統領の取引中心的で予測不能な外交スタイルに合わせて「あふれる称賛」を送った外交使節の1人だと報道した。
(引用ここまで)日米首脳会談について、韓国メディアが「石破総理はおべっか戦略で切り抜けた」みたいな感じで報じている面白さよ。
昨日は「1兆ドルの贈り物をした」って報道をピックアップしましたが、今回は「おべっか戦略」ですってよ。
正確にいうと「おべっかの芸術を見せた、とアメリカメディアが伝えている」ってニュースなのですが。
実際にワシントンポストがそんなような記事を出しているのは間違いありません。
Japanese leader tries flattering Trump in bid to avert tariffs(Washington Post・英語)
タイトルは「日本の宰相がトランプに媚びを売って関税回避を狙う」ってとこか。
でも、わざわざそうした報道をピックアップして語っているってところに「意図」があるんですよね。「石破総理の訪米は完全な成功ではなかった。おべっかを使うしかなかったのだ」ってやりたいがために、そうした報道をわざわざ選んでいる。
報道ではよくあるパターン。
Aという意見を広めたいために、その意見を持つ専門家にインタビューして記事を掲載するってアレ。
あれと同じですね。昨日も書きましたが、まあ日米首脳会談は成功裏に終わっています。
アラスカ産LNGの確保だけでも合格点なのに、それ以外の確認事項もほぼ完遂。
このあたりの日米間の交渉って韓国にとっても試金石になっているはずなんですが、そのあたりの論評がまるでないんですよね。
「おだてればなんとかなる」とか「1兆ドルの贈り物をすればなんとかなる」とかじゃないんだよな……。まあ、昨日も書きましたが現在の日米関係はやや特殊なので、参考にできる部分は少ないかも知れませんが。』






