なぜ利に強欲な中国がイラン核問題に首を突っ込む?イランとの25年経済協力
https://nappi11.livedoor.blog/archives/5590073.html
『2025年03月18日
イランはトランプ氏(78)を恐れている。
ハメネイ師(Ali Khamenei:85)の独裁政治の下、米国は暗殺も試みてきた。現在2期目のトランプ氏は1期目の際、イラン核合意から一方的に離脱してイラン制裁を復活させた。
石油、天然ガス共に世界第2位の埋蔵量を誇る資源大国であるイランは、厳しい制裁にさらされ、深刻なエネルギー危機に直面。電力供給を頻繁に停止しなければならない状況に見舞われた。
08h5768.jpgイランの核問題をめぐって緊張が高まるなかで、トランプ米大統領は当事者のイランをディール(取引)の場に引き出そうとしている。2025年3月7日放送のインタビューでは、イランの最高指導者ハメネイ師に、核交渉に応じるよう求める書簡を送ったことを明らかにした。
20241014ax01S_p報道によると、アメリカの情報機関は、イスラエルがイランの核関連施設への大規模な攻撃を計画していると結論付けたという。
イスラエルは、ハマスとの戦争でイランの思惑とは逆に、その強さを証明した。中東において最も強力な国家としての位置を再び確立しつつある。
しかし、ハメネイはトランプの呼びかけを即座に拒絶。「相手が合意を尊重しないと分かっているのに交渉する意味があるのか」と述べている。
f48ddb69 hhgfイランの構想は、代理勢力を使ってイスラエルを全方面から囲み殲滅(せんめつ)することだった。
しかし、過去40年間のイランの政策は大失敗に終わり、シリアには320億~500億㌦(5兆460億~7兆8800億円)を投資したが、それはただ戦争の中に消えていった。
シリアはひっくり返り、ヒズボラは上級指導部が排除され弱体化し、イスラム組織ハマスは壊滅状態だ。フーシ派は、3月15日から米国の最大規模攻撃を受けている。
イランもいつまでも強気ではいられないだろう。実際イランでは、政府への不満が高まっている。 過去ブログ:2024年8月イスラエルがハマス政治部、ヒズボラの指揮官トップを殺害 イランは厳罰誓う:7月イランの改革は進むのか?:
newsweekjp202503170319
しかし、イランはこれとは別の外交の場には参加した。2025年3月14日、北京でロシア、中国との3カ国の外務次官級協議が行われたのだ。3カ国は、イランの核問題に関して足並みをそろえた。
共同声明では、「制裁と圧力、武力による脅しを放棄」するべきだと主張し、トランプ政権の強硬路線を牽制した。写真は、中国の王毅外相(中央)と、ロシア、イランの外務次官(2025年3月14日、北京) POOLーREUTERS
最近、イランの核問題をめぐる状況は緊迫の度を増している。
IAEA(国際原子力機関)によると、イランは2月までの3カ月余りの間に、60%以上の濃縮度に高めたウランの貯蔵量を1.5倍に増やしているという。イランは程なく、濃縮度を90%まで高める可能性があると、専門家はみている。ウランの濃縮度が90%に達すると、核兵器に転用可能とされている。
ただし、中国は、イランが核兵器を持つことを支持しているわけではない。こうした状況に、中国政府は懸念を募らせているという。
「中国は、核保有国がこれ以上増えてほしくないと思っている。核兵器を持つ国が1カ国増えれば、ドミノ現象が起き、独自の核開発に乗り出す国がさらに増える可能性がある」と、カーネギー国際平和財団の趙通(チャオ・トン)上級研究員は言う。「国際システムのリーダーでありたい国にとって、それは必ずしも好ましいことではない」、、、。中国が輸入している原油の約15%をイラン産が占めている。参照記事 参照記事
中国・イラン、25年協定協議 イ、、、、
果してイランが経済関係を重視して、中国と言う、軍事大国の言う核兵器抑制策を聞くだろうか?
この元記事のニューズウィークの論説は薄っぺらい感じがするが、中国が何か、経済的得を狙っているのは確かだろう。
決して、良心から世界平和を願って動く国では無い。
トランプ氏がイランとイスラエルの軍事対立を避けたいのは、巻き込まれるのを避けたいが為として、中国がそれを望まないのは、原油輸入に支障が出て経済的損失を受けるからでは?
イランと中国は2021年3月27日、安全保障における協力を強化する25カ年の協定を締結している。
中国もまた、イランと同じくあらゆる場面で外交的失敗を重ね、経済が低迷する中、米国の制裁に伴う損失を避けるためにも、これ以上米国の機嫌を損ねるような、何でもFnlc0HMXwAElJPM (PNG Image, 640 × 447 pixels)反米のスタンスは取れないだろう。
中国が現在、必死に外交の建て直しを図っているのは、王毅外相が表舞台に復帰した事からも明らかだ。
さて、本当の狙いは何だろう。
意外と単純に、反米で見栄を張っているか、或は損失を防ぎたいのか?それとも両方か?
参照記事 参照記事 図中のイランの島とはペルシャ湾のキーシュ島Kish Islandで、観光地だったが、中国は軍用基地化を目的に手に入れたとの記事が2020年7月の記事にある。 』