東欧諸国のイスラム系住民も大いが、これはオスマン帝国時代の遺産である。EU外なので図には出ていないが、ピュー・リサーチ・センターのThe Future Global Muslim Population Projections for 2010-2030によれば、アルバニア260万人(人口比82.1%)、コソボ210万人(同91.7%)、ボスニア・ヘルツェゴビナ156万人(41.6%)が多い。図では、ブルガリア、ギリシアなど東欧のイスラム人口がこれに当る。アルバニアはアルバニア人、アラブ人、クルド人がイスラム系民族として住んでいる。
『米国ワシントンに本部を置く非営利機関ピュー・リサーチ・センターのPew Research Center’s Forum on Religion & Public Lifeにおいて世界各国のイスラム(ムスリム、イスラム教徒)の人口の推計が公表されているので、これをグラフ及び地図(イスラム人口規模とイスラム人口比率)にあらわした。
インドはそれで構わないのかも知れない。米バード大学のウォルター・ラッセル・ミード教授による6月6日付けウォール・ストリート・ジャーナル紙掲載の論説‘Handle the India-U.S. Relationship With Care’の観察に従えば、モディ首相率いるBJPのヒンズーのナショナリストは「西側が設計した国際的な制度にインドの主権を埋没させることを望んではいない」ということでもある。
しかし、問題はそれだけではない。近年、インドではムスリムを敵視するヒンズーの優越主義・多数派主義が著しく、世俗の多元主義はどこにもない。BJPは圧倒的多数の政党であり議会は監視機能を果たせておらず、モディ政権は権威主義の傾向を強めている。過激なヒンズーの運動家の行動は往々にして暴力、略奪、放火に至るが、モディ首相をはじめ政権は見て見ぬ振りをして沈黙を決め込んでいる。 モディ首相率いるBJP(インド人民党)によるヒンズー・ナショナリズムの政治は、インドの外交政策にも新たなダイナミズムをもたらし、米印関係を管理することが難しくなっている。 Racide / iStock / Getty Images Plus
インドはそれで構わないのかも知れない。米バード大学のウォルター・ラッセル・ミード教授による6月6日付けウォール・ストリート・ジャーナル紙掲載の論説‘Handle the India-U.S. Relationship With Care’の観察に従えば、モディ首相率いるBJPのヒンズーのナショナリストは「西側が設計した国際的な制度にインドの主権を埋没させることを望んではいない」ということでもある。