【速報】米海軍艦船、インドの造船所で修理可能に
https://www.47news.jp/9493465.html
『【ワシントン共同】バイデン米大統領とインドのモディ首相は、戦闘機に使われるジェットエンジンの共同生産や、インドの造船所で米海軍艦艇の修理などを可能にすることでも合意した。』
【速報】米海軍艦船、インドの造船所で修理可能に
https://www.47news.jp/9493465.html
『【ワシントン共同】バイデン米大統領とインドのモディ首相は、戦闘機に使われるジェットエンジンの共同生産や、インドの造船所で米海軍艦艇の修理などを可能にすることでも合意した。』
インドを後方支援拠点に 米国防総省報道官
https://www.47news.jp/9493787.html
『【ワシントン共同】米国防総省のライダー報道官は22日の記者会見で、インドで米軍の航空機や艦艇の修理を可能にするインフラ整備を進め、「後方支援の拠点にする」と述べた。
ライダー氏は「自由で開かれたインド太平洋」を守るため、二つの巨大な民主主義国家である米印が協力することは「明らかに重要だ」と述べた。』
現代自、EV拡販へCCCと提携 再参入の日本市場テコ入れ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC202MK0Q3A620C2000000/
『韓国の現代自動車は、2022年に再参入した日本市場で販売のテコ入れを急ぐ。22日にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)との協業を発表し、同社の持つ7000万人の会員データをネット販売のマーケティングに活用する。電気自動車(EV)に最適な販売手法を日本で磨き、東南アジアなどシェア拡大を目指す地域にも広げる。
現代自の張在勲(チャン・ジェフン)最高経営責任者(CEO)は22日、日本経済新聞の…
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カンボジア与党、幹部子女が相次ぎ出馬 下院選まで1カ月
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM180KS0Y3A610C2000000/
『【ハノイ=新田祐司】7月23日に予定するカンボジア国民議会選挙(下院選)まで1カ月となった。与党「カンボジア人民党」の幹部が子女を相次いで出馬させ、世代交代の布石を打つ。フン・セン首相(70)らは子世代の政権運営に影響力を残し、強権的な体制を維持する可能性がある。経済成長を優先して中国寄りの外交姿勢を続けるかが焦点となる。
カンボジアの下院選は5年に1回で、18年の前回選挙は人民党が全125議席…
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米がインドに無人航空機 首脳会談、安保協力を拡大
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN22E300S3A620C2000000/
『【ワシントン=中村亮】バイデン米大統領は22日、ホワイトハウスでインドのモディ首相と会談した。インドが米国から無人航空機を調達したり、戦闘機エンジンを共同生産したりすると合意した。中国の脅威をにらんで安全保障と経済で協力を深める。
バイデン氏は会談後の共同記者会見で米国とインドの関係について「世界で最も重要な関係の一つであり、いまは歴史上で最も強固かつ緊密でダイナミックだ」と言及した。「無限の可能性を持つ将来をともに切り開く」と明言した。
モディ氏も「きょうの対話や重要な決定は我々の包括的かつ国際的な戦略的パートナーシップに新たな章を刻んだ」と指摘。「インドと米国の緊密な防衛協力は互いの信頼と共通の戦略的優先課題を象徴する」と述べた。中国への対処を念頭に置いているとみられる。
共同声明によると、インドは米国から無人航空機シーガーディアン(MQ-9B)を購入する。インド洋や国境付近で情報収集能力を向上させる。インドで組み立て作業を実施し、インドの防衛基盤の強化にもつなげる。
ゼネラル・エレクトリック(GE)と印国営ヒンドゥスタン・エアロノーティクス社は、インド国産戦闘機向けのエンジン製造に関する覚書を結んだ。両首脳は「協調して迅速に前例のない共同生産や技術移転を推進していく」と断言した。
共同声明はロシアによるウクライナ侵攻に関し「途上国などに対する戦争の影響を軽減する取り組みを強化すべきだ」と明記した。ウクライナ国民への人道支援で一致したが、ロシアを批判しなかった。ロシアと関係を維持するインドに配慮した可能性が高い。
両首脳は多国間システムの強化や改革が必要だと訴え、包括的な国連改革を主張した。バイデン氏はインドの国連安全保障理事会の常任理事国入りを支持すると改めて強調した。
バイデン政権は「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国の代表格であるインドの国際社会での役割拡大を後押ししている。
海洋安保協力も声明に盛った。東シナ海と南シナ海に触れ、航行や飛行の自由が重要だと言及した。モディ氏が立ち上げたインド洋の海洋安保を話し合う枠組み「インド太平洋海洋イニシアチブ」に米国が参加する。
【関連記事】
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・米国とインド、打算の接近 首脳会談で防衛協力合意へ
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柯 隆
東京財団政策研究所 主席研究員
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分析・考察
国際政治はまさに合従連衡のゲームである。インドは八方美人のような巧妙な外交を展開する。
民主主義の国とは、自分が民主主義で仲間と演出する。
中ロとはBRICSの一員として付き合う。
ウクライナ戦争が勃発して、インドはぎょふの利を得ている。ロシアから大量の石油と天然ガスを輸入している。まるで正義感のない国のようにみえる。
いざというとき、インドがほんとうに頼れる国か、疑わざるを得ない
2023年6月23日 6:41』
米、現実路線のインド首相厚遇 一部議員は議会演説欠席
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN22DLF0S3A620C2000000/
『バイデン米大統領は22日、インドのモディ首相を国賓としてホワイトハウスに迎え、米印首脳会談に臨んだ。歓迎式典ではハリス副大統領をはじめ約7000人のインド系住民をホワイトハウス南庭に集め、厚遇を演出した。一方でインドの人権状況を懸念する声はくすぶり、一部の米議員はモディ氏の議会演説を欠席すると表明した。
「モディ!モディ!米国万歳!」。モディ氏が到着するとインド系住民の歓声がホワイトハウスの南庭…
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『多様な観点からニュースを考える
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
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蛯原健
リブライトパートナーズ 代表パートナー
別の視点
米国の待遇はもとより、このようにインドの事がトップニュースになるほどに日本のメディアひいては日本人のインドに対する関心の高まりに隔世の感を覚えます。
数年前まではあり得ない事でした。その時点で既に今日のインドの姿、つまりは人口で世界1位、経済で世界トップ5ないしそれ以上となり地政学的にも極めて重要な地位につく事はほぼ確定的であったにも関わらず、ほとんど注目は浴びていなかった。
やはり人間は実際に事が起きないと理解し難いという好例と感じます。
2023年6月23日 7:47 』
米国とインド、打算の接近 首脳会談で防衛協力合意へ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM21C8V0R20C23A6000000/
『【ニューデリー=岩城聡、ワシントン=中村亮】インドのモディ首相は22日、米ホワイトハウスでバイデン大統領と会談した。戦闘機エンジンを共同生産し、米軍艦の補修拠点をインドで増やす。両国は中国と対立関係にある。インドを自陣に引き込みたい米国と、ロシアのウクライナ侵攻を機に武器調達先の多様化を狙うインドの思惑が一致した。
モディ氏は国賓として米国を訪れている。22日は首脳会談後に共同記者会見に臨む。…
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『~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和五年(2023) 6月23日(金曜日)
通巻第7806号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ドイツのナショナルアイデンティティは蒸発したらしい
ゲルマンの国は多国籍の労働構造、政治目標は雲散霧消
****************************************
アメリカが「WASP」の国だったのはいつ頃までか?
白人比率はかろうじて過半だが、黒人、ヒスパニック、アジア系移民が急増して、70年代後半から本格化したアファーマティブアクションが雇用関係を複雑化し、アングロサクソン優位は遠い昔話。いまでは『白人原罪論』が蔓延り、価値観は「多様化」した、というより分裂による大混乱に陥った。
プロテスタントは十数の派閥が別れてまとまりがなく、逆に少数派だったカソリックが政治の主導権を握る。過去の歴史を否定するキャンセルカルチャーは英雄や歴代大統領の像を引き倒した。
これは戦後日本の自虐史観と酷似するものの、日本の場合はWGIPが存在して計画的陰謀的に日本人の歴史を改竄し、日本人を洗脳した。米国の場合、歴史観を改竄し、おかしな史観を植え付けたのは誰なのか。
いろいろと考えるに源流は二段階革命を唱えるフランクフルト学派に行き着く。
ドイツはすべてをナチスの所為だとしドイツ国民は欺されていたのだという詭弁で戦後を乗り切ったが、気がつけばナショナリズムが完全に否定されていた。
ドイツが嘗てナチズムを生んだ国、世界を相手に闘った国だったという歴史を、現在のドイツでは認識できないことになった。ドイツ人口は8440万人、このうち外国人が1230万人となった。じつに15%が外国人!
内訳はトルコ人が134万人(敗戦後、男子が急減し労働人口が不足したため、トルコから労働者をかき集めた。その末裔が増殖した)。
ついでウクライナ人が105万人。人道支援のため受け入れたが、宿、食糧、福祉などで支援疲れが顕著である。かれらは居候をつづけるだろう。
三番目が88万人のシリア難民。これもトルコが西側諸国に難民支援をシェアすべきとして、難民を送り出したからだ。それでもトルコには370万人のシリア難民を抱え込む。
嘗てドイツはものづくりに優れ工業機械、自動車で世界に冠たる製鉄技術や鉄道、鉱山技術などもあった。フォルクスワーゲンもベンツもBMWの世界のベストセラーだが、ハイブリッドでトヨタに追い越され、EVでは中国の猛追。ドイツ銀行はスキャンダル続きとなった。
学校制度も職業訓練をうける学校へ多くが進学した。日本と同様に、この傾向は廃れた。ドイツでも猫も杓子も四年生大學へいくようになる。つまり労働者は外国人に依存しなければならなくなった。
流入した「難民」の多くがイスラム教徒だった。キリスト教文化を相容れない異教徒が様々な摩擦を惹起し、さらには難民による凶悪犯罪が急増し、メディアは伝えなくても国民は日常生活でその脅威を実感している。
▼見捨つるほどのドイツはありや
6月21日、中国の李強首相は初の外遊をドイツとして、ロボット工場などを視察し「技術協力が重要である」などと述べたが、ドイツのメディアから格別の反論はなかった。
ドイツ政治は左派が牛耳り、現在のシュルツ政権は極左過激派の「緑の党」を含む連立であり、その政権の中枢の国防と外交を「緑の党」がしめ(国防相は途中で交代)、過去の主張を忘れて「ロシアと闘う。プーチンを退場させレジュームチェンジが実現するまでウクライナ尾徹底的に支援するのだ」と言っている。ネオコンと殆ど変わらない
国益を問い、ドイツ第一を掲げる『ドイツのための選択肢』はドイツ保守派、穏健派にひろく支持されるものの、なかなか多数を得票できず、また左翼メディアが同党に「極右」のレッテルを貼るため、選挙での躍進は止まった。
ドイツの世論は窮屈な空間を醸し出すようになった。人工的労働構造の多民族国家として、ドイツはこれから効率的な経済運営が可能だろう。おそらく数年以内に日本のGDPを越えるだろう。
だがゲルマンの精神は行方が知れず、グローバリズムが正義と奉(まつ)られ続ける。はたしてそれで良いのか?
◎☆□☆み□☆☆□や☆◎☆□ざ☆□☆◎き☆□☆◎ 』
イスラエル軍が無人機攻撃 西岸パレスチナ人3人死亡
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB22APD0S3A620C2000000/
『【エルサレム=共同】イスラエル軍は21日、占領地ヨルダン川西岸北部のジェニン近郊で武装パレスチナ人3人が乗った車を無人機(ドローン)で攻撃したと発表した。3人は死亡。イスラエル紙ハーレツによると、西岸で軍による標的殺害を目的とした空からの攻撃は第2次インティファーダ(反イスラエル闘争)後、約20年ぶり。イスラエルとパレスチナの衝突は激しさを増している。
パレスチナの過激派「イスラム聖戦」は「純粋な血は無駄にはならず、われわれの戦闘員は同胞のため報復する」との声明を発表した。3人のうち2人はイスラム聖戦のメンバーとみられる。
軍によると、3人はジェニン近くの検問所を銃撃したほか、過去にも多数の銃撃事件に関与した。イスラエルのガラント国防相は「われわれはテロとの戦いで、攻撃的、積極的な手段を取る」と強調した。
対パレスチナ強硬派のネタニヤフ政権が発足した昨年末以降、イスラエルとパレスチナでは衝突が激化。地元メディアによると、今年に入り西岸だけでパレスチナ人130人以上が死亡、イスラエル側では20人以上が犠牲となっている。』
APG MAJOR CLADES (グループ名)の解説
https://rumex.web.fc2.com/apg/monocots.html

















『APGは、Angiosperm Phylogeny Group の略です。
Aは被子植物、Pは系統発生、Gはグループ の意味を表します。
APGとは、被子植物系統発生グループのことです。
現在、日本で広く採用されている分類法は、エングラーによるものです。
エングラーは、花の構造がかんたんなものから複雑なものへ進化したと考え分類しました。
それに対して、クロンキストは、複雑なものからかんたんなものへ進化したと考えたようです。
ダールグレンは、大きくなった科を細分化しました。
これらの分類法は、どれも、花のつくりを観察によって似たものとちがうものに分ける方法です。
APGは、これらとはまったく異なる観点である、ゲノムの姉妹関係を調べて血統を決めていく、新しい方法です。
いわば進化の枝分かれを表したものだといえましょう。ようするに、われわれ人間社会の家系図のようなものです。
1998年にAPGが発表されてから、2003年に大幅な改訂が行われ、APGⅡ 2003 として知られています。さらに2009年にAPGⅢ、2016年にAPGⅣが発表され、現在に至っています。
APGは新しい手法です。たくさんの植物のゲノムの系統に関する部分を比較して姉妹関係を追究しています。
被子植物 Angiosperms アンジオスパームス
花では、種子になる部分を胚珠といいますが、胚珠を包んでいるのが子房です。
裸子植物には子房がなく、被子植物には子房があります。 子房は胚珠を守るものだから、被子植物が、裸子植物から進化しただろうということは、だれにでも理解できます。
被子植物とは、子房をもっている植物のことなのです。
f.01 被子植物 全体 angiosperms
基部被子植物 basal angiosperms ベイサル アンジオスパームス (Neitherr Monocot nor Dicot)
被子植物のルーツを調べるために、DNAを調べることが盛んになってきました。
遺伝子の共通部分を調べることによって、植物の姉妹関係を追求しているのです。
ニューカレドニアの高山でアムボレラという植物が注目され、DNA解析によって、今のところ被子植物では世界最古であることがわかりました。
しかし、すでに絶滅してしまった植物もあるはずです。そういう植物は、化石で調べるしかありません。
大昔の植物の化石は、動物と異なり、残りにくいものです。 最近、岩石をとかして、中の化石をとりだす方法が開発されて、続々と植物の化石が発見されています。
アムボレラより古い被子植物が見つかるかも知れません。
basal angiosperms
双子葉植物と単子葉植物の共通の祖先を基部被子植物、または原始的被子植物と呼ぶことにします。
アムボレラ目、スイレン目、アウストロバイレヤ目3目があります。
センリョウ目は基部被子植物から派生したが、基部被子植物にもモクレン類にも属さない独立した系統です。
f.02 基部被子植物 basal angiosperms
モクレン類 magnoliids マグノリイヅ
基部被子植物の次に分岐したグループです。
古い種族ですが、アムボレラなどと比較すると、後述の真双子葉植物により近いといえます。
しかし、それでもまだシュートの形態を強く残しています。
すなわち茎にあたる花軸上に葉にあたる花被、おしべ、 めしべが、下から上に向かってらせん状についていることです。
主なものにコショウ目、クスノキ目、カネラ目、モクレン目があります。
原始的被子植物とモクレン類をあわせても、被子植物全体の、わずか3%しかありません。
f.03 モクレン類 magnoliids
単子葉植物 monocots モノコッツ
系統樹でいうと、モクレン類は最初の枝になりますが、さらに進化が進み2本の幹ともいえる大きな枝に分岐します。
1本は、双子葉植物の正統派であるより洗練された真双子葉植物で、もう1つはとんでもない進化が起こりました。
種子が発芽するときに最初に出てくる葉を子葉といいますが、今までの植物は、胚珠の中に子葉を2枚もっていたのに1枚の子葉でサヤのように胚を包んでしまったものが現れたのです。
子葉が1枚だからこのなかまを単子葉植物と名づけることにしました。ずいぶんと変わった子です。 進化は、多かれ少なかれ突然変異が原因になるわけですが、これは極端な変異ということになりましょう。
子葉が1枚だと何か都合のよいことがあったのでしょか。
何もありません。偶然だったのでしょう。よいことがない代わりに悪いこともなかったから生き残ったのでしょう。
単子葉植物は原始的被子植物から分岐した真双子葉植物と姉妹関係になります。そして、被子植物全体の22%を占めます。
f.04 単子葉植物 monocots
初期の単子葉植物 early-diverging monocots Monocots アーリィ ディヴァージング モノコッツ
子葉以外にもいろいろな変化が出てきました。
幼根が退化し、不定根という、ヒゲ根になってしまいました。双子葉植物でもさし木のときに出てくる根と同じものです。
さらに、やたらにたての葉脈が目だつのです。これが平行脈に進化していきます。
初期の単子葉植物は、ショウブ目とヘラオモダカ目です。
ヘラオモダカ目の中には、身近なサトイモ科がふくまれています。有名なミズバショウもこのなかまです。
初期の単子葉植物であるサトイモ科のミズバショウは、4枚の花被と4本のおしべをもっています。
花被やおしべの数が少なくなってきたけれど、まだはっきり数が決まっていたというわけでもないのです。
f.05 初期の単子葉植物 early-divergingmonocots
3数性の確立 trimerous トゥリマラス core monocots 中核単子葉植物
ところが、しだいに花被・おしべ・めしべ(心皮)の数が3の倍数になってくるのです。
これを3数性といって、単子葉植物の大きな特徴となっていきます。中核単子葉植物は、この3数性が確立したものなのです。
主なものは、次の通りです。
ヤマノイモ目、タコノキ目、ユリ目、アスパラガス目(クサスギカズラ目)、つぎのツユクサ類もふくみます。
f.06 中核単子葉植物 core monocots
大規模に整理されたユリ目 ユリ目 liliales リリアレス
APGが発表される以前は、内花被も外花被も区別がつきにくく、3枚ずつでユリっぽく見えるものはユリ科とされていました。
ところがAPGはユリ目を大規模に整理しました。
ユリ目としての形質は
・ 葯は外向性 ・ 子房上位
・ 花被に斑がある
・ 蜜腺は花被またはおしべの基部にある
・ 種皮に植物性メラニンがある
これ以外はほとんどアスパラガス目に移行されました。
f.07 ユリ目 liliales
大きくなったアスパラガス目 アスパラガス目 asparagales アスパラガレス
大きかったユリ目から大量に移行されたアスパラガス目はユリ目と似ている点が多く、判断に迷うことがありがちです。
目としての形質は ・ 子房上位、中位、下位 いろいろあります
・ 蜜腺は心皮の切れ目にある
・ 内花被には斑点がない。
f.08 アスパラガス目 asparagales
f.09 ツルボラン科以降の細分化(亜科)
ツユクサ類 commelinids コムメリノイヅ
白亜紀の中頃にアスパラガス目から突然変異によって新しい単子葉植物が誕生しました。
それは、見かけは変わらないけれど、種子に大きな変化があったのです。
今までの中核単子葉植物の胚乳はタンパク質や脂肪でした。
しかし、新しい中核単子葉植物の胚乳は、デンプンだったのです。
このことが、どうして重要なのでしょうか。
種子は、子孫を残すための子供になるもとです。
動物でいえば、卵のようなものです。
卵には、こどもがよく育つために養分がつけられていますが、魚の卵とニワトリの卵を比べると、明らかに大きさがちがいます。
しかし、からだになる胚の大きさには、大したちがいはありません。 大きさのちがいは、養分の量によります。
種子の胚乳は、子供がすくすく育つための養分です。
植物の場合は、養分の量より質にちがいを生じました。
動物のからだがタンパク質系なのに対して、植物のからだは炭水化物が多いのです。
だから、胚乳がデンプンでできていることは、植物にとっては画期的なことだったのです。
というわけで、ツユクサ類は単子葉植物を大きく二分する存在になるのです。
したがって、ツユクサ類より前の単子葉植物を、とくに Non Commelinid monocots (ツユクサ類以外の単子葉植物)と呼ぶこともあります。
ツユクサ類にはヤシ目、ツユクサ目、イネ目、ショウガ目があります。
f.10 ツユクサ類 commelinoids
ヤシ目 arecales アレカレス
ヤシ目が誕生したのは、今からおよそ12,000万年前 のことです。この数字は確実ではありません。今後の研究によっては、変更になる場合も大いに考えられます。
ヤシ目にはダシポゴン科とヤシ科の2科があります。ダシポゴン科はオーストラリア南部の固有種で4つの属があります。
ヤシ科は150~235属(研究者による)にもなる大所帯なので、APGではこれらを5つの亜科に分けています。さらにそれぞれの亜科はいくつかの連に分かれます。
1 アレカヤシ亜科 4 トウ亜科
2 ケロクシロン亜科 5 ニッパヤシ亜科
3 コリファ亜科
特徴ある外見はヤシ科特有のものです。
ほとんど枝分かれしません。シュートの先端の分裂組織が大きく、一気に多くの葉を出します。葉柄はかたく扇のようになっています。
胚珠は1心皮からなり、椰子の実に見られるように液果です。
f.11 ヤシ目 arecales
イネ目 Poales ポアレス
イネ目は12の科をもちます。
パイナップル科がイネ目に属することはあまり知られていません。
パイナップル科は、根をもたず空気中の水分を葉から吸収する独特の進化をした風媒花です。
有名なところでは、イネ目の中でもっとも古いとされるガマ科(旧ミクリ科を含む)やホシクサ科、畳表でおなじみのイグサ科、3数性の強いカヤツリグサ科、人類に多大な貢献をしているイネ科などがあります。
f.12 イネ目 poales
カヤツリグサ科 Cyperaceae キペラケアエ
カヤツリグサかはイグサ科から進化したものと考えられています。
葉鞘はすべて完筒形(切れ目のない筒形)です。 3数性が強く、茎の断面が三角形のものがほとんどで、めしべの柱頭も3本のものが多いです。
イネ科と異なり人類に役立つものはあまりありません。
f.13 カヤツリグサ科 Cyperaceae
単子葉植物 究極の進化 イネ科 Poaceae ポアケアエ
植物に限らず最大の目的は子孫を残すことです。すなわちいかに効率よく種子を発芽させるかということなのです。
発芽の確率を高めるためには、なるべく種子を多くつくらなければなりません。1個の花がたくさんの種子をつくると、1個あたりの種子の大きさは小さくなります。極端にいうと、粉のような種子になります。これでは胚乳に蓄える養分の量は非常に少なくなってしまいます。
そこでイネ科の登場です。花の数を大幅に増やしたのです。イネ科ではたくさんの花を集合させたものを小穂と呼んでいます。この小穂がさらにたくさん集まって穂をつくります。花の数は増えますが、1個の花には1個しか種子ができないので、胚乳に充分な養分を蓄えることができます。
私たちが口にするご飯の一粒一粒がこの胚乳なのです。
動物でも同じようなことがいえます。魚の卵は、たらこで有名なタラは10万~150万個も生むそうです。マンボウに至っては2億個以上になるそうです。1個あたりにつけられる養分の量はごくわずかです。それに対して鳥類はほんの数えるほどしか卵を産みません。だから、1個あたりにつく養分の量は非常に大きいということです。
単子葉植物と姉妹関係にある真双子葉植物では、キク科が同じような進化を遂げています。
変わったところで日本でおなじみの竹もイネ科のなかまです。滅多に花は咲きませんけれど。
イネ科はトウツルモドキから進化したのではないかと考えられています。
f.14 イネ科 poaceae
イチゴツナギ亜科 Pooideae ポオオイデアエ
イネ科の中心的なイチゴツナギ属をかかえる亜科です。
日本でイネ科と呼んでいる科はPoaceaeです。Poaはイチゴツナギ属だから本来はイチゴツナギ科というべきなのでしょうが、イネを主食としている我が国ではイネ科にしたいのでしょうね。 ちなみに、コムギを主食としている欧米ではコムギ科とはしていません。ジャガイモを主食としているらしい国もありますから、ちょっとややこしくなるのでしょうか。
中国ではイネ科を禾本科( フゥーァ ペェン クゥーァ)というそうです。
f.15 イチゴツナギ亜科 pooideae
ツユクサ目 commelinales コムメリナレス
ツユクサ類の代表となる目でツユクサ科が基準(タイプ)となります。
ツユクサ目とショウガ目の共通の形質は、多くの花が渦巻き状に配列されていることです。
ツユクサ目の共有の形質は、菌根がないことです。
菌根とは、「菌類が植物の根に侵入して形成する特有の構造を持った共生体」(Wikipedia)のことで多 くの植物がふつうにもっているものです。それがないということは大きな特徴になります。
マメ群で有名な根粒菌とは異なり、窒素固定を行いません。
菌根は、肥料の吸収に役立ち、土壌による病気への抵抗力を増し、水分を吸収する力を高めるなどの機能があります。
f.16 ツユクサ目 commelinales
ショウガ目 zingiberales ジンジベラレス
単子葉植物の中ではもっともおそく分岐しています。すなわちもっとも新しい種族といえるでしょう。
茎は地下茎で地上に出る茎のように見えるものは葉鞘が幾重にも巻かれたもので偽茎とよばれています。
葉脈は羽状で葉柄と主脈に空洞があります。
花は左右相称で子房下位です。
f.17 ショウガ目 zingiberales 』