2018年3月6日午後6時50分ごろ、沖永良部島分屯基地の近くで、上空を飛行していた空自那覇基地所属のCH-47から後部扉が落下した。同機は離着陸訓練で沖永良部島分屯基地に着陸しようとしていた[64][65]。翌日分屯基地の南東約200mの草地でドアを発見、回収された[66]。 諸元・性能 各型の比較表 Boeing Vertol CH-47 Chinook 3-view line drawing.png CH-47A CH-47C (スーパーC) CH-47D CH-47F MH-47G 全長 29.9 m 30.1 m 胴体長 15.5 m 15.9 m 胴体幅 3.8 m 4.8 m 全高 5.6 m 5.7 m 主回転翼直径 18.0 m 18.3 m 燃料搭載量 2,350 L 4,164 L 3,914 L 7,828 L 空虚重量 8,295 kg 9,791 kg 10,475 kg 11,148 kg 12,210 kg 最大離陸重量 14,969 kg 20,865 kg 22,680 kg 24,494 kg 巡航速度 204 km/h 298 km/h 293 km/h 296 km/h 最大速度 241 km/h 306 km/h 302 km/h 315 km/h 実用上昇限度 3,627 m 4,572 m 6,096 m 出典: 巫 2020, Jackson 2004, pp. 591–594 アメリカ軍の主要なヘリコプターとの比較表 性能類似機との比較 UH-1Y UH-60M MV-22B[注 8] CH-47F CH-53E 画像 USMC-111215-M-FW664-293.jpg US Army UH-60M (cropped).jpg SPMAGTF-South arrives in Brazil for training 140804-M-HB658-016.jpg D-892 Grizzly 24 Boeing CH-47F Chinook RNLAF.JPG CH-53 Super Stallion.jpg 全長[注 9] 17.78 m 19.76 m 17.5 m 30.1 m 30.2 m 全幅[注 9] 14.88 m 16.36 m 25.54 m 18.3 m 24.1 m 全高 4.5 m 5.13 m 6.73 m 5.7 m 8.46 m 空虚重量 5,370 kg 4,819 kg 15,032 kg 10,185 kg 15,071 kg 積載量 3,020 kg 5,220 kg 9,070 kg 10,886 kg 13,610 kg 最大離陸重量 8,390 kg 10,660 kg 27,400 kg 22,680 kg 33,300 kg 乗員数
動力 T700-GE-401C×2 T700-GE-701D×2 T406/AE 1107C×2 T55-GA-714A×2 T64-GE-416/416A×3 出力 1,828 shp (1,360 kW)×2 2,000 hp (1,500 kW)×2 6,150 hp (4,590 kW)×2 4,733 hp (3,529 kW)×2 4,380 shp (3,270 kW)×3 最大速度 304 km/h 295 km/h 565 km/h 315 km/h 315 km/h 巡航速度 293 km/h 278 km/h 446 km/h 240 km/h 278 km/h 航続距離 648 km 2,200 km 3,590 km 2,252 km 1,833 km 登場作品 詳細は「CH-47に関連する作品の一覧」を参照 』
アメリカ軍の使用に加え、UH-60ファミリーは多くの国へと輸出されているほか、グレナダ、パナマ、イラク、ソマリア、バルカン半島、アフガニスタン、中東など多くの紛争地帯で使用されている。 性能類似機との比較 UH-1Y UH-60M MV-22B[注 1] CH-47F CH-53E 画像 USMC-111215-M-FW664-293.jpg US Army UH-60M (cropped).jpg SPMAGTF-South arrives in Brazil for training 140804-M-HB658-016.jpg D-892 Grizzly 24 Boeing CH-47F Chinook RNLAF.JPG CH-53 Super Stallion.jpg 全長[注 2] 17.78 m 19.76 m 17.5 m 30.1 m 30.2 m 全幅[注 2] 14.88 m 16.36 m 25.54 m 18.3 m 24.1 m 全高 4.5 m 5.13 m 6.73 m 5.7 m 8.46 m 空虚重量 5,370 kg 4,819 kg 15,032 kg 10,185 kg 15,071 kg 積載量 3,020 kg 5,220 kg 9,070 kg 10,886 kg 13,610 kg 最大離陸重量 8,390 kg 10,660 kg 27,400 kg 22,680 kg 33,300 kg 乗員数
動力 T700-GE-401C×2 T700-GE-701D×2 T406/AE 1107C×2 T55-GA-714A×2 T64-GE-416/416A×3 出力 1,828 shp (1,360 kW)×2 2,000 hp (1,500 kW)×2 6,150 hp (4,590 kW)×2 4,733 hp (3,529 kW)×2 4,380 shp (3,270 kW)×3 最大速度 304 km/h 295 km/h 565 km/h 315 km/h 315 km/h 巡航速度 293 km/h 278 km/h 446 km/h 240 km/h 278 km/h 航続距離 648 km 2,200 km 3,590 km 2,252 km 1,833 km 開発 初期要件
アメリカ陸軍は新規作戦に伴う機器の増加による重量増加に対し、UH-60Lへの改良を1987年に命じ、この改良は標準設計としてUH-60Aに反映されている。UH-60LにはT700-GE-701C エンジンと強力なギアを搭載したことにより、より多くの吊り上げを可能とし、これは、SH-60B シーホークの生産に生かされている[12]。また、その吊り上げ能力は1,000ポンド (450 kg) -9,000ポンド (4,100 kg) 近く増加している。UH-60Lは更にSH-60から自動操縦装置 (Automatic Flight Control System, AFCS) を導入し、強力なエンジンにより飛行性能に寄与している[13]。L-モデルの生産は、1989年に開始されている[12]。
EH-60A Black Hawk 電子機器が増えたことによる電力確保のため、電気系を2系統化した強化型。この改良は基本型UH-60Aに反映されている[69]。 YEH-60B Black Hawk UH-60Aの改良型。特殊レーダーとアビオニクス搭載。スタンドオフ(撃ちっ放し)機能を試験的に搭載した[69]。 EH-60C Black Hawk UH-60Aの改良型。特殊電装機器と外部アンテナを搭載[69]。この改良は基本型UH-60Aに反映されている。 EUH-60L[注 5] UH-60Lの改良型。指揮および統制システム (C2) を搭載[69]。 EH-60L Black Hawk EH-60Aの改良型。搭載機器の改良が行われた[69]。 UH-60Q Black Hawk UH-60Aの改良型。負傷兵搬送業務であるCASEVACを目的とした医療任務型[69][76]。別名「ダストオフ (dedicated unhesitating service to our fighting forces, DUSTOFF)」[77]。 HH-60L[注 5] UH-60Lの高度改良型。医療任務に特化した機体[69]。救助用ホイスト、統合型全身患者固定システム、搭載型酸素供給システム、耐衝撃座席などが装備されている[76]。 HH-60M Black Hawk 米陸軍型。UH-60Mに医療機器を搭載したMEDEVAC対応型[69][78]。 MH-60A Black Hawk 米陸軍型。30機のUH-60Aが改良されている。アビオニクス改良としてナイトビジョン・FLIRを搭載し、ドアガンにM134 ミニガンを採用した。増槽を追加。特殊作戦用に1980年代前半から使用が開始されている[79][80]。T700-GE-701 エンジン搭載[69]。第160特殊作戦航空連隊で使用されている。このMH-60Aは1990年代前半にMH-60Lに置き換えられているが、空軍州兵運用分は見送られた[70][81]。 MH-60K Black Hawk 米陸軍型。特殊作戦仕様。1988年に第160特殊作戦航空連隊によって使用開始されている[70]。空中給油用のプローブ装備[82]。T700-GE-701C エンジン搭載。MH-60L型を更に優位にしている。グラスコックピットの採用。AN/APQ-174B型マルチモードレーダー搭載。カラー天気図、改良された防御電子機器などを搭載[82][83]。 MH-60L Black Hawk 米陸軍型。特殊作戦機の改良型。第160特殊作戦航空連隊にて使用されている。UH-60L、T700-701C エンジン搭載型を基にしている。これは、1980年代に開発が保留されていたMH-60Kの暫定型として使用された[84]。使用された機器はMH-60Kに引き継がれている[85]。MH-60Kに搭載された機器の他、光波測距儀や増槽なども追加されていた[84][86]。37機のMH-60Lが製作され、この内10機程度には空中給油機構が取り付けられている[84]。
DAP形態
MH-60L Direct Action Penetrator (DAP) 米陸軍型。MH-60Lを基にした特殊作戦機の改良型。第160特殊作戦航空連隊にて使用されている[86]。DAPはESSSまたはETS翼が装備された。M230機関砲、ロケット弾ポッド、その他の武装が施された型があり、ドアガンにはM134D ミニガンが搭載された[80]。 MH-60M Black Hawk 米陸軍型。UH-60Mを基にした特殊作戦機の改良型。新型コックピット (CAAS) の採用。グラスコックピット、YT706-GE-700 エンジンの搭載[87][88]。 MH-60 Black Hawk stealth helicopter MH-60の改良型。1ないし2機が製作されたと見られ、Operation Neptune Spear(海神の槍作戦)に使用された[20][21][21][89][90][91][92]。 UH-60A RASCAL NASAで使用された。ヘリコプターの運動性能検証のため「Rotorcraft-Aircrew Systems Concepts Airborne Laboratory」によって製作された[93][94]。 VH-60D Night Hawk 米海兵隊型。HH-60Dを基にしたVIP仕様。政府要人輸送に使用された。T700-GE-401Cエンジン搭載[69]。この型はVH-60Nに置き換えられた[95]。 VH-60N White Hawk 米海兵隊型。プレジデントホークとも。UH-60Aを基に製作された政府専用ヘリコプターであり、僅かにSH-60 シーホークの装備が導入されている。1988年に使用を開始し、9機が納入された[96]。VH-3Dや、その後継機であるVH-92に比べ、輸送機への搭載が比較的容易であることを利用して外遊に用いられる。しかしその分キャビンが非常に狭く、要人用としては乗り心地が劣るとして不評である[要出典]。
輸出型 コロンビア空軍のAH-60L Arpia III
UH-60J Black Hawk 自衛隊採用型。航空自衛隊が独自改良した救難ヘリコプターであり、三菱重工業によりライセンス生産される。S-70-12型としても知られる[97]。 UH-60JA Black Hawk 陸上自衛隊採用型。UH-60Jと同じく三菱重工業にてライセンス生産される[97]。 詳細は「UH-60J (航空機)」を参照 AH-60L Arpia III コロンビア輸出型。FLIR、レーダーなどの電子機器を搭載し、小型ロケット、汎用機関銃などの武装を施したCOIN機仕様。シコルスキーとコロンビア空軍の共同開発であり、エルビット・システムズ社によって製造されている[13][98]。 AH-60L Battle Hawk プロジェクトAIR87計画によりオーストラリア陸軍に採用される予定であったが入札に失敗[13]。機体仕様はAH-60L Arpia IIIに酷似している。 UH-60P Black Hawk 韓国採用型。UH-60Lを基に多少の改善が行われている[70]。大韓航空・航空宇宙事業本部により150機が国内生産されている[69][99][100]。
S-70A
シコルスキーによる輸出軍用型。
S-70A-1 Desert Hawk サウジアラビア陸軍輸出型。 S-70A-L1 Desert Hawk サウジアラビア陸軍にて採用されている負傷兵搬出任務機。 S-70-5 Black Hawk フィリピン空軍輸出型。 S-70-6 Black Hawk タイ輸出型。 S-70A-9 Black Hawk オーストラリア輸出型。デ・ハビランド オーストラリアによるノックダウン生産。最初の8機は オーストラリア空軍に納入され、その後、オーストラリア陸軍により運用されている。残りは直接陸軍に納入されたが、1989年に空軍によって回収されている[101]。 S-70-11 Black Hawk ヨルダン空軍輸出型。 S-70-12 Black Hawk 捜索救難型。航空自衛隊、海上自衛隊にて採用されている。UH-60Jとしても知られる。 S-70-14 Black Hawk ブルネイ輸出型。 S-70-16 Black Hawk ロールス・ロイス/チュルボメカ、RTM332 エンジン用テストベッド[注 6]として使用された。 S-70-17 Black Hawk トルコ輸出型。 S-70-18 Black Hawk 韓国輸出型。UH-60P、HH-60Pのライセンス生産モデル[102]。 シコルスキー/ウエストランド S-70-19 Black Hawk イギリス輸出型。ウエストランド・エアクラフトによるライセンス生産。AWS-70としても知られる。バーレーン向けの1機のみ製造されている。 S-70-20 Black Hawk タイ輸出型。要人輸送仕様。 S-70-21 Black Hawk エジプト輸出型。 S-70-22 Black Hawk 韓国輸出型。要人輸送仕様であるVH-60Pのライセンス生産モデルであり、韓国空軍によって運用されている。通常型のHH-60Pと区別するために胴体先端部が白色に塗装されている[103]。 S-70-24 Black Hawk メキシコ輸出型。 S-70-26 Black Hawk モロッコ輸出型。 S-70-27 Black Hawk 捜索救難型。香港政府により運用されている。3機製造。 S-70A-30 Black Hawk アルゼンチン空軍輸出型。要人輸送仕様。生産数1機のみ[104]。 S-70A-39 Black Hawk チリ輸出型。要人輸送仕様。生産数1機のみ。 S-70A-42 Black Hawk オーストリア輸出型。 S-70A-43 Black Hawk タイ陸軍輸出型。 S-70A-50 Black Hawk イスラエル輸出型。 S-70i Black Hawk UH-60Mをベースにした軍事用輸出型であり、ポーランドのPZLミェレッツ(PZL Mielec ポーランド・アビエーション・ワークス 現在はシコルスキーの傘下)によって組み立てが行われている[105]。トルコはこのS-70iにトルコ製アビオニクスを搭載したモデルをT70として採用した。
出典: Encyclopedia of Modern Warplanes,[131] US Army Fact File,[132] International Directory,[133] Black Hawk[134] Sikorsky UH-60A Black Hawk 3-view line drawing.png
諸元
乗員: 2名
全長: 19.76 m (64 ft 10 in)
全高: 5.13 m (16ft 1in)
ローター直径: 16.36 m (53 ft 8 in)
空虚重量: 4,819 kg (10,624 lb)
運用時重量: 9,980 kg (22,000 lb)
最大離陸重量: 10,660 kg (23,500 lb)
動力: ゼネラル・エレクトリック T700-GE-701C ターボシャフト、1,410 kW (1,890 hp) × 2
性能
超過禁止速度: 357 km/h = M0.29 (193 kt)
最大速度: 295 km/h = M0.24 (159 kt)
巡航速度: 278 km/h = M0.23 (150 kt)
フェリー飛行時航続距離: 2,220 km (1,380海里[131]) 外部搭載支援システム (ESSS) および増槽装備時[134]
実用上昇限度: 5,790 m (19,000 ft)
上昇率: 3.6 m/s (700 ft/min)
円板荷重: 35.4 kg/m2 (7.19 lb/ft2)
馬力荷重(プロペラ): 158 W/kg (0.192 hp/lb)
#فيديو_الدفاع | جانب من زيارة معالي رئيس هيئة الأركان العامة للوحدات العسكرية في المنطقة الجنوبية. pic.twitter.com/VdZyOsoKfG
— وزارة الدفاع (@modgovksa) March 31, 2023