塹壕の網は、ロシアがクリミアを失うことを恐れていることを示しています
https://www.washingtonpost.com/world/interactive/2023/ukraine-russia-crimea-battle-trenches/


















塹壕の網は、ロシアがクリミアを失うことを恐れていることを示しています
https://www.washingtonpost.com/world/interactive/2023/ukraine-russia-crimea-battle-trenches/


















ゼレンスキー大統領、状況が悪化すればバフムートからの撤退もあり得る
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/president-zelensky-could-withdraw-from-bakhmut-if-situation-worsens/

『 ポーランドを訪問したゼレンスキー大統領は5日「バフムートに留まる兵士が包囲されそうになれば司令官が適切な判断を下す」と述べて「状況次第で撤退もあり得る」と示唆したが、今のところバフムート包囲の試みが成功する兆候はない。
参考:Зеленский о ситуации в Бахмуте: При угрозе окружения и потерь будут соответствующие решения
観測者によって賛否が分かれているバフムート市内の状況、ゼレンスキー大統領は包囲されそうになれば撤退すると示唆
ポーランドを訪問したゼレンスキー大統領は5日、最も困難な状況にあるバフムートについて「この地域の事情は非常に複雑で砲弾が足りている日もあれば不足する日もある。我々が幾つかの地区で成功して前進する日もあれば、後退を余儀なくされる日もある。どちらにしても我々はバフムートに留まり続けており、敵は街全体を支配していないというのが現時点での状況だ」と言及した。
出典:PRESIDENT OF UKRAINE
さらに「私にとっても司令官にとっても最優先事項は『無駄な人的被害の抑制』で、バフムートが包囲されて兵士を失う恐れがある場合は司令官が『適切な判断=撤退』を下すだろう」と付け加えており、どんな犠牲を払ってもバフムートを死守するのではなく「包囲を阻止しながら市街戦で時間を稼ぐ」というのが基本スタンスなのだろう。
ゼレンスキー大統領が言及したバフムートは周辺地域の前線に大きな変化はないものの「市内の状況」は、、、カオスの一言に尽きる。
出典:GoogleMap バフムート市内の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)
ロシア側情報源の主張を反映した「市内の戦況マップ」は市内中心=商業エリアをロシア軍が支配していると判断(バフムート駅の東側)しているが、これを示す視覚的証拠は見つかっておらず、管理人が確認できた視覚的証拠は「クロモヴェ方面」と「MiG-17モニュメント周辺」のロシア軍を押し戻しているものだけだ。
Ⓐ=ウ軍の第17独立戦車旅団がロ軍陣地を攻撃する様子
Ⓑ=ウ軍の第17独立戦車旅団がロ軍陣地を攻撃する様子
Ⓒ=ウ軍の無人機が塹壕に籠もるロ軍兵士に爆弾を投下する様子
Ⓓ=ロ軍がMB-21でウ軍陣地を攻撃する様子
Ⓔ=ロ軍が占領した工場地帯で火災が発生する様子
Ⓕ=ウ軍兵士が迫撃砲を使用している様子
Ⓖ=ウ軍兵士がスタジアム周辺で交戦している様子
Ⓗ=ウ軍がUR-77を使用してロ軍が立てこもる建物を攻撃する様子
Ⓘ=ウ軍の戦車がロ軍が立てこもる建物を攻撃する様子
勿論、上記の視覚的証拠も撮影日時まで特定できないので絶対ではないが、もしロシア側情報源の主張が正しいのならウクライナ軍は「バフムート駅の東側」を放棄した可能性が高く、再びプリゴジン氏が何らかの視覚的証拠をアップするだろう。
関連記事:ゼレンスキー大統領が反攻作戦を示唆、我々は絶対に実行する
関連記事:ウクライナ侵攻401日目の戦況、露ワグナーがバフムート中心部の一角に到達
関連記事:ウクライナ侵攻402日目の戦況、ザポリージャやアウディーイウカで動き
※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
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投稿者: 航空万能論GF管理人 ウクライナ戦況 コメント: 17 』
ウクライナ大統領、バフムト撤退の可能性示唆 ポーランドで会見
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-poland-zelenskiy-bakhmut-idJPKBN2W21PD
『[キーウ 5日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、訪問先のポーランドで行ったドゥダ大統領との共同記者会見で、激戦が続く東部の都市バフムトから撤退する可能性を示唆した。
ゼレンスキー大統領はバフムトがまだロシア軍の手に落ちてはいないと明言したが、包囲される危険がある場合は兵士らを守るために「相応の」決定を下すと述べた。「兵士を失わないことが最重要だ。包囲され、その危険性がある場合は、それに対応する正しい決断が指揮官によって下されるだろう」とした。
またゼレンスキー大統領は、欧米のパートナーからより多くの弾薬供給を受ければ、バフムトやその他の地域でより早く反撃することができるようになると述べた。
一方、ウクライナ国防省のハンナ・マリャル次官は同日、ロシアはバフムトなどの奪取を幾度となく試みているが、前線の状況は完全にウクライナの制御下にあると述べた。』
フィンランド首相辞任へ 議会選、中道右派が第1党に
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA24CL80U3A320C2000000/
『【ブリュッセル=辻隆史】2日投開票のフィンランド議会選(定数200)は、中道右派の国民連合が第1党となった。北大西洋条約機構(NATO)加盟を手がけたマリン首相率いる中道左派の社会民主党は第3党に転落し、同氏は辞任する。国民連合も親NATO路線を掲げており、加盟方針は変わらない。今後は第2党の極右政党との連立協議が焦点となる。
地元メディアによると、国民連合が48議席を獲得。極右の「フィン人党」が46議席、社民党は43議席だった。
2019年に世界最年少の34歳でトップに就いたマリン氏はロシアのウクライナ侵攻後、NATO加盟交渉をけん引した。マリン氏らが掲げたNATO加盟方針は国内でも支持が高く、欧州連合(EU)で頭角を現した若手リーダーとして知名度が高かったが、選挙戦では膨らむ政府債務への対応策などが争点となった。選挙での敗北を受け辞任する。
国民連合のペッテリ・オルポ党首は財政再建をしなければ将来の福祉政策に響くと主張。現政権の対応は不十分で歳出削減が必要だと批判していた。国民連合は厳しい安全保障環境を踏まえ、NATOには積極的に関与していく方針だ。フィンランドはトルコの批准でNATO加盟が確定している。
フィンランドは一院制で任期は4年。大統領を別途、直接選挙で選ぶ仕組みをとる。現政権は社民党と複数党による連立政権で、今回はオルポ氏率いる第1党の国民連合を軸に連立協議が始まる。
多党制が特徴の同国では連立政権の樹立に時間がかかる可能性がある。社民党は選挙前、同党が負けた場合は国民連合との連立に前向きな方針を示していた。焦点は国民連合が選挙で存在感を示したフィン人党と連立を組むかどうかだ。
国民連合はフィン人党と連立交渉をする可能性を排除していない。EU懐疑派のフィン人党は移民の制限などを訴えているほか、EUの気候変動対策に異議をとなえている。連立協議の結果によっては、フィンランドのEU政策の修正につながる可能性がある。
【関連記事】
・フィンランド、34歳女性が首相に就任へ 史上最年少
・フィンランド首相、化石燃料「数カ月でロシア依存脱却」
・フィンランドのNATO加盟確定、31カ国でロシア抑止 』
侵攻支持のブロガー爆殺 ロシア北西部、26歳の女拘束
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB03CO50T00C23A4000000/
『ロシア北西部サンクトペテルブルクのカフェで2日、爆発があり、ウクライナ侵攻をロシア支持の立場で前線から伝えていたブロガーのマクシム・フォミン氏が死亡、30人以上が負傷した。連邦捜査委員会は殺人容疑で捜査を開始。3日、殺人容疑で指名手配した女(26)を拘束したと発表した。タス通信が伝えた。
女は地元出身のダリア・トレポワ容疑者。ロシア通信などによるとフェミニズムの活動家として知られ、昨年2月には違法な集会を組織したとして拘束されていた。
爆発時にカフェでは、フォミン氏の講演会を開催。目撃者の話によると、同氏に贈られた小さな像が数分後に爆発した。内務省は、同容疑者が爆発物を仕込んだ像を店内に持ち込んだことを認めたとする映像を公開した。
フォミン氏はロシアが昨年9月に併合を宣言したウクライナ東部ドネツク州出身。同じくロシアが併合宣言した隣のルガンスク州で親ロ派武装勢力部隊に加わり、昨年2月の侵攻開始後は前線からの情報を通信アプリなどに投稿。「ウラドレン・タタルスキー」のペンネームで知られ、通信アプリ「テレグラム」に約57万人の登録者がいる。
現場のカフェは、民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏が以前に所有。同氏は通信アプリへの投稿で、現在カフェは愛国団体が所有していると説明。事件にウクライナ政府は関与していないとの見方を示した。
ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問はロシア国内の政治闘争に絡んだテロだとツイッターに投稿した。(共同)
多様な観点からニュースを考える
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
上野泰也のアバター
上野泰也
みずほ証券 チーフマーケットエコノミスト
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ひとこと解説
この暗殺事件の背後関係は解明の途上。「(ロシアの)治安当局は声明で、『ウクライナ情報機関が計画した上で(反体制派指導者)アレクセイ・ナワリヌイ氏率いる反汚職基金の協力者と共に実行した』と主張した。ウクライナ政府高官とナワリヌイ氏の側近は関与を否定している」と、時事通信は報じている。
2023年4月4日 7:45 』
ロシア軍、過剰な飲酒で死者増加か 犯罪行為の誘発も 英国防省分析
https://news.yahoo.co.jp/articles/83b70aad9396a9f101a21af0e74f249c01aaebb9
『英国防省は2日の戦況分析で、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシア軍の死傷者について、最大20万人とする推計のうち、多数の兵士らが戦闘以外の原因で死亡しているとの見方を示した。
【写真】「これはやばいよ」「訓練なしで戦地に派遣される」ロシアの動員で悲惨な実態を訴える人たち
同省は、ロシア軍内で、飲酒に関連する偶発的な事故や犯罪行為による死亡がかなりの数に上っているとする、3月27日付のロシア報道を紹介した。さらに、武器の粗末な扱いや交通事故、低体温症も兵士の死傷につながっていると分析した。
その上で同省は、ロシア軍の指揮官らは過剰な飲酒が戦闘に悪影響を及ぼすことを認識していると指摘した。ロシア社会の飲酒の習慣から、軍内では作戦の遂行中でさえ、飲酒が暗黙の了解として認められているとの見方も示した。』
※ 最近、「人権」という概念が、問題となるような局面が、頻繁に登場するようになった感じだ…。
※ そこで、法律(かつ、憲法、人権の問題)をかじった者として、考えていることを語っておく…。
※ そもそも、立憲主義とは、「国家権力」の暴虐を、「国家的な規範」を立てることによって、「抑制」するとの考えだ。
※ そして、そういう「国家権力」をも、抑制する(国家権力をもってしても、侵害できない)道具立てとして、「人権」という概念を定立した。
※ 「人であれば、どんな人でも持っている権利」というものを言い立てて、「これは、人の生存・存立にかかわる基本的な権利ゆえ、たとえ国家と言えども、侵害できない!」とか、説明するわけだな。
※ それで、いわゆる「近代的な憲法」(特に、成文憲法)は、大体が、「前文」-「人権規定」-「統治機構」という「章立て」になっている。
※ 日本国憲法も、しかりだ。
※ 『日本国憲法/目次 https://法政典.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95/%E7%9B%AE%E6%AC%A1
見出しは編集者によるものです
施行期日:昭和22年5月3日〜
目次
1 前文
2 第1章 天皇
3 第2章 戦争の放棄
4 第3章 国民の権利及び義務
5 第4章 国会
6 第5章 内閣
7 第6章 司法
8 第7章 財政
9 第8章 地方自治
10 第9章 改正
11 第10章 最高法規
12 第11章 補則
前文
第1章 天皇
第1条 天皇の地位、国民主権
第2条 皇位の継承
第3条 天皇の国事行為に対する内閣の助言と承認
第4条 天皇の権能の限界、天皇の国事行為の委任
第5条 摂政
第6条 天皇の任命権
第7条 天皇の国事行為
第8条 皇室の財産授受
第2章 戦争の放棄
第9条 戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認
第3章 国民の権利及び義務
第10条 国民の要件
第11条 基本的人権の享有
第12条 自由・権利の保持の責任とその濫用の禁止
第13条 個人の尊重・幸福追求権・公共の福祉
第14条 法の下の平等、貴族の禁止、栄典
第15条 公務員選定罷免権、公務員の本質、普通選挙の保障、秘密投票の保障
第16条 請願権
第17条 国及び公共団体の賠償責任
第18条 奴隷的拘束及び苦役からの自由
第19条 思想及び良心の自由
第20条 信教の自由
第21条 集会・結社・表現の自由、通信の秘密
第22条 居住・移転及び職業選択の自由、外国移住及び国籍離脱の自由
第23条 学問の自由
第24条 家族生活における個人の尊厳と両性の平等
第25条 生存権、国の生存権保証義務
第26条 教育を受ける権利、教育の義務
第27条 勤労の権利及び義務、勤労条件の基準、児童酷使の禁止
第28条 勤労者の団結権
第29条 財産権
第30条 納税の義務
第31条 法定の手続の保障
第32条 裁判を受ける権利
第33条 逮捕に対する保障
第34条 抑留・拘禁のに対する保障
第35条 住居侵入・捜索・押収に対する保障
第36条 拷問及び残虐な刑罰の禁止
第37条 刑事被告人の諸権利
第38条 不利益な供述の教養禁止、自白の証拠能力
第39条 刑罰法規の不遡及・二重処罰の禁止
第40条 刑事補償
第4章 国会
第41条 国会の地位、立法権
第42条 両院制
第43条 両議院の組織
第44条 議員及び選挙人の資格
第45条 衆議院議員の任期
第46条 参議院議員の任期
第47条 選挙に関する事項
第48条 両議院議員兼職禁止
第49条 議員の歳費
第50条 議員の不逮捕特権
第51条 議員の発言・表決の無責任
第52条 常会
第53条 臨時会
第54条 衆議院の解散・特別会、参議院の緊急集会
第55条 資格争訟の裁判
第56条 定足数、表決
第57条 会議の公開、会議録、表決の記載
第58条 役員の選任、議院規則・懲罰
第59条 法律案の議決、衆議院の優越
第60条 衆議院の予算先議、予算議決に関する衆議院の優越
第61条 条約の承認に関する衆議院の優越
第62条 議院の国政調査権
第63条 閣僚の議院出席の権利と義務
第64条 弾劾裁判所
第5章 内閣
第65条 行政権
第66条 内閣の組織、国会に対する連帯責任
第67条 内閣総理大臣の指名、衆議院の優越
第68条 国務大臣の任命及び罷免
第69条 内閣不信任決議の効果
第70条 内閣総理大臣の欠缺・新国会の召集と内閣の総辞職
第71条 総辞職後の内閣
第72条 内閣総理大臣の職務
第73条 内閣の職務
第74条 法律・政令の署名
第75条 国務大臣の特典
第6章 司法
第76条 司法権・裁判所、特別裁判所の禁止、裁判官の独立
第77条 最高裁判所の規則制定権
第78条 裁判官の身分の保障
第79条 最高裁判所の裁判官、国民審査、定年、報酬
第80条 下級裁判所の裁判官・任期・定年、報酬
第81条 法令審査権と最高裁判所
第82条 裁判の公開
第7章 財政
第83条 財政処理の基本原則
第84条 課税の要件
第85条 国費の支出及び国の債務負担
第86条 予算の作成と国会の議決
第87条 予備費
第88条 皇室財産・皇室の費用
第89条 公の財産の支出又は利用の制限
第90条 決算検査、会計検査院
第91条 財政状況の報告
第8章 地方自治
第92条 地方自治の基本原則
第93条 地方公共団体の機関、その直接選挙
第94条 地方公共団体の権能
第95条 特別法の住民投票
第9章 改正
第96条 改正の手続、その公布
第10章 最高法規
第97条 基本的人権の本質
第98条 最高法規、条約及び国際法規の遵守
第99条 憲法尊重擁護の義務
第11章 補則
第100条 施行期日、準備手続
第101条 経過規定─参議院未成立の間の国会
第102条 経過規定─第一期の参議院議員の任期
第103条 経過規定─公務員の地位
カテゴリ
憲法
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このページの最終更新日時は 2012年12月13日 (木) 18:04 です。』
※ 日本国憲法の場合、ご丁寧に、「第10章 最高法規 第97条 基本的人権の本質 第98条 最高法規、条約及び国際法規の遵守 第99条 憲法尊重擁護の義務」と、再度、「章を設けて」、念押ししている。
※ しかし、その権力抑制の「構想」は、理解できるとして、直ちに「問題が生じる」。
※ 「国家権力をもってしても、侵害できない」権利とは、何?
「人の生存にかかわる基本的な権利ゆえ、たとえ国家と言えども、侵害できない」権利とは何?という問題だ。
※ 特に、「私有財産の権利」を巡って、鋭く対立する。
※ 資本主義とは、法律的には、「資本自由主義(≒国民は、自由に資本を活用して、利益を獲得してよい)」だから、「私有財産の権利」は、保障されないと成り立たない…。
※ しかし、ロシア革命で、「皇帝」倒して樹立したソ連や、毛沢東革命により政権樹立した中共は、政権の「正統性」の中核が、「私有財産の権利」の否定で成り立っている…。
※ ということで、しょせんは、この点で、「両陣営」は、分かり合えはしない運命にある…。
※ 政権の「正統性」に、関わる問題だからな…。
※ まあ、最近では、資本主義vs.社会主義の代わりに、民主主義vs.権威主義とか、言っているようだが…。
2023年4月2日のウクライナ戦況と1年前
https://nappi11.livedoor.blog/archives/5422992.html
『2023年4月2日:ウクライナ東部のドネツク州Donetskでは、戦闘の激化に伴い、住み慣れた故郷を離れる住民が相次いでいて、ウクライナ軍の参謀本部は4月1日、最も激しい戦闘が行われている地域の一つとしてアウディーイウカAvdiivkaの近郊を挙げている。
アウディーイウカに住む73歳の女性は、夫とともにおよそ4か月間、地下室で暮らしたあと避難を決め、車や列車を乗り継いで、安全な場所に向かった。記録映像(ウクライナ側から): Avdiivka Is Becoming A ‘Post-Apocalyptic’, Only 2,000 Civilians Left
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ロシア政府は外交政策の基本指針を2016年以来、7年ぶりに改定し2023年3月31日に発表し、「アメリカなど西側諸国は、ロシアがウクライナにおける重要な国益を守るためにとった措置に対して、新たなハイブリッド戦争を開始した」などと欧米との対決姿勢を鮮明にした。、、、
プーチンにとっては、国際法を無視して侵略で抑えたものは全て国益だ。日本史で言うなら、彼の思考は戦国時代で、世界史なら中世である。
FireShot Webpage Screenshot #715 – ‘【解説】プーチン、習両首米
「戦争研究所」は3月31日「新たな基本指針はロシアが潜在的な反欧米連合を築こうとするものだ」と分析し、3月の中国・習近平国家主席とのモスクワでの首脳会談でもプーチン大統領からこうした働きかけがあったと指摘した。217a6e3cK10014017201_2304020649_0402065058_01_04
ロシア国防省は4月1日、軍への弾薬供給に関する会合を開いたと発表し、ショイグ国防相が「製造能力を強化し、通常の弾薬とともに精密誘導兵器を増やしていく」と述べた。、、、
この事は、製造に不可欠な材料、部品が中国から大量にロシアに向かっている事を示唆している。過去ブログ:2022年4月中国からロシアへのアルミナ輸出急増と露アルミ製造業の混乱:K10014017201_2304020646_0402065058_01_05
ウクライナの首都キーウ近郊のイルピンには1年前、ロシア軍の侵攻を食い止めるためウクライナ側がみずから破壊した橋があり、ロシア軍が迫ってきたおそろしい体験を語り継ごうと現地では、この橋を撤去せず「遺構」として保存する取り組みが進められている。左の写真の左側に、新たな橋が見える。449c982a
当時、ウクライナ側は、南下するロシア軍が、2022年2月24~25日のホストーメリGostomel空港占領を皮切りに、ブチャBucha、イルピンIrpinを通って目指し、ウクライナは首都キーウKyiv侵攻を防ごうと、イルピンに在ったキーウ側へ渡る橋をみずから破壊したため、市民は冷たい川の中や不安定な板の上を歩いて、キーウ側へに渡らなければならなかった。
一時はおよそ2000人の市民が殺到し、砲撃におびえながら、川を渡る順番を待った。現在市民は、この時破壊された橋は、ロシア軍を食い止め、キーウ陥落を防いだ抵抗の象徴だとしている。
実際には、壊れた橋を渡ってキーウへ避難する住民への2022年3月6日のロシア軍の砲撃で、市民8人が死亡している。大国の、絶対許されない小国侵略という蛮行の始まりだったが、日本の政治家、評論家には、単なる地域紛争で、他国は干渉するな、無駄な抵抗せずにロシアの条件で停戦しろと言う者もいた。
その前から毎日状況を追っていた筆者には驚きの発言だった。_123545270_gettyimages-1238943985screenshot(24)
左の写真は、2022年3月5日に報道された物で、橋の下に隠れながら、恐怖の中キーウ側へ避難している。この時点でロシア軍は、全ては軍事演習だと嘯(うそぶ)いていたが、すでに空港を破壊し、ブチャでは市民虐殺を繰り返し、その噂は近郊の市民にも届いていた。
81a174d1ウクライナ軍は、慌(あわ)ただしく予備役を蒐集(しゅうしゅう)し、市民は古い猟銃やライフルを手に、火炎瓶を作って抵抗の用意を始めた頃だった。
参照記事 イルピンの避難民への砲撃 イルピンの戦い 過去ブログ:2023年4月プーチンはウクライナ人抹殺を計画した犯罪者:2022年4月キーウ州ですでに1222人の遺体を発見、 約15000人行方不明:4月ウクライナ東部で避難民の居る駅にミサイル 50人以上死亡:2月ついに露軍攻撃開始と露側から見たウクライナ、EUとは:2月ウクライナ東部は紛争状態「挑発には応じない」とゼレンスキー氏:2月ブリンケン米国務長官の17日の安保理で緊急発言:2月軍事侵攻は悪天候で回避された? その日ウクライナは、、:』
ロシア兵と酒
https://nappi11.livedoor.blog/archives/5423262.html
『英国防省は2023年4月2日の戦況分析で、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシア軍の死傷者について、最大20万人とする推計のうち、多数の兵士らが戦闘以外の原因で死亡しているとの見方を示した。
同省は、ロシア軍内で、飲酒に関連する偶発的な事故や犯罪行為による死亡がかなりの数に上っているとする、3月27日付のロシア報道を紹介した。
さらに、武器の粗末な扱いや交通事故、低体温症も兵士の死傷につながっていると分析した。
その上で同省は、ロシア軍の指揮官らは過剰な飲酒が戦闘に悪影響を及ぼすことを認識していると指摘した。
ロシア社会の飲酒の習慣から、軍内では作戦の遂行中でさえ、飲酒が暗黙の了解として認められているとの見方も示した。参照記事 aux-head-1645341083-2、、
以前にプーチンは、戦死者急増を指摘され「早く酒で死ぬか、遅く酒で死ぬかの違いだ」と語った。記事で指摘は無いが、ロシア全土に広がっている麻薬常習も大きな問題だろう。
ベラルーシに駐留するロシア兵に関しての記事では、「ロシア軍兵士を見分けるには、酔っぱらい、規律のなさ、自制心のなさですぐ分かる。官給品の食料や戦車のディーゼル燃料等を地元住民に売ったりして、その代金ですぐに密造酒を買い、完全に発狂するほど酔い潰れる。その結果、死。征服者・・・その90%は機関銃よりもサンザシチンキ(本来医療用に薬局で売られているが、エタノールを含む為ウォッカの代わりに飲用する)の瓶を手にすることに慣れている・・・”」英文記事 参照記事 、、、
高価な爆弾より、ウォッカを無人機で届けた方がいいかもしれない。確実に指揮官の命令を無視して集まり、酔いつぶれるだろうから。この映像では、ウクライナのスーパーや薬局で酒や類似品を略奪するロシア兵士や、酔った指揮官、武器も食料も無いと訴えるロシア兵が撮られている。』