【速報中】政治資金問題で閣僚交代へ 安倍派「5人衆」辞任へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231214/k10014287861000.html
※ 今日は、こんな所で…。
『2023年12月14日 14時50分
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、岸田総理大臣は安倍派の4人の閣僚を交代させます。
安倍派の「5人衆」と呼ばれる有力議員が、いずれも閣僚や党幹部の役職を退くことになります。
岸田総理大臣は、官房長官に岸田派の林芳正・前外務大臣、経済産業大臣に無派閥の齋藤健・前法務大臣、総務大臣に麻生派の松本剛明・前総務大臣農林水産大臣に森山派の坂本哲志・元地方創生担当大臣を起用することにしています。
閣僚人事の動きを随時更新してお伝えします。
目次
NEW
総務相に起用の松本氏「政治資金規正法にのっとって適正に処理」
13:00すぎ
NEW
農水相に起用の坂本氏「食料を安定的に供給できる政策を」
【リンク】全閣僚の顔ぶれと経歴はこちら
総務相に起用の松本氏「政治資金規正法にのっとって適正に処理」
総務大臣として再び入閣する松本剛明氏は総理大臣官邸で記者団に対し「岸田総理大臣からは『これまでの積み重ねを生かして総務行政にあたるように』と指示を受けた。総務省は担当分野が幅広く、それぞれの分野で大きく時代が動いている。前向きな政策に取り組み、国民の皆さんに、きょうよりもあすがよくなるような政策を届けたい」と述べました。
また、NTT法のあり方をめぐる議論について「与党の提言に加え、審議会での議論のほか関係事業者からも声をいただいている。NTT法をはじめとした情報通信の制度も、時代を先取りする改革は常に必要だ」と述べました。
一方、みずからの政治資金については「私自身の政治団体は、すべての収入、支出を政治資金規正法にのっとって適正に処理している」と述べました。
13:00すぎ
農水相に起用の坂本氏「食料を安定的に供給できる政策を」
農林水産大臣に起用される坂本哲志・元地方創生担当大臣は午後1時すぎ、総理大臣官邸で岸田総理大臣と面会したあと、記者団の取材に応じ「岸田総理大臣からは、『信頼しているので頼む』と言われた。急転直下、こういうことになったが、農林水産業にとって非常に重要な局面だ。食料を安定的に供給できる政策をしっかりと国民に提示し、実践できるようにしたい」と述べました。
13:00すぎ
経産相に起用の齋藤氏「日本経済、産業の衰退に危機感」
経済産業大臣に起用される齋藤健・前法務大臣は、午後1時すぎに総理大臣官邸で岸田総理大臣と面会したあと記者団の取材に応じ「重大な局面における就任で、立ち向かっていかなくてはいけないという気持ちが非常に強くなった。人口が減り、高齢化する中で、日本の経済、産業の力が今後、衰えていくことに大変な危機感を感じている。経済産業省のいまの幹部は、かつての私の部下がたくさん働いているので、良いコミュニケーションで仕事ができると思う」と述べました。
自民 森山総務会長「法改正も必要であれば勇敢に」
自民党の森山総務会長は派閥の会合で「今回の辞任は極めて遺憾で、今後こういうことが起きないよう岸田総理大臣を先頭に努力しなければならない。国民の信頼を取り戻すためにどういう仕組みをつくっていくのか、野党のご理解もいただく中で、法律の改正も必要であれば勇敢に取り組んでいかなければならない」と述べました。
自民 関口参院会長 世耕氏の辞表提出「本当に残念」
自民党の関口参議院議員会長は国会内で記者団に対し、世耕参議院幹事長から辞表が提出されたことについて「本当に残念でならない。参議院自民党の会則にのっとって、粛々と対応したい」と述べました。
自民党は近く参議院特別議員総会を開いて、関口氏が世耕氏の辞表を受理したことを報告し、後任の参議院幹事長を決める見通しです。
岸田首相 自民幹部人事は12月22日以降に
岸田総理大臣は公明党の山口代表と会談し、自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題を受けた党幹部の人事について、来年度予算案を決定する時期を念頭に今月22日以降に行う考えを伝えました。
13:00まえ
総務相に起用の松本氏 官邸からの電話受ける
ことし9月の内閣改造で交代し、今回再び総務大臣に起用された松本剛明・前総務大臣は、午後1時前、議員会館の事務所で、総理大臣官邸からの電話を受けました。
松本氏は、官邸に向かう際、記者団に対し「岸田総理大臣の指示を伺って対応したい」と述べました。
自民 世耕参院幹事長が辞表提出
自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、安倍派幹部の1人、世耕参議院幹事長は、記者団に対し辞表を提出したことを明らかにしました。
自民 石破元幹事長 「執行部は年内にも結論を」
自民党の石破元幹事長は党本部で記者団に対し「きのうの岸田総理大臣の会見での『政治改革を実行する』という趣旨の発言を受けて、党として『こういう体制で具現化していくのだ』という組織を作ることが必要だ。岸田総理大臣のことばを、ことばだけで終わらせないために、われわれは何をすべきか、執行部には、年内にも結論を出してもらいたい」と述べました。
12:00すぎ
公明 山口代表 官邸入り
公明党の山口代表は正午すぎに総理大臣官邸に入りました。
自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、今後の政権運営などについて岸田総理大臣と意見を交わしているものとみられます。
11:40ごろ
自民 森山総務会長「国政の遅滞は許されない」
自民党の森山総務会長は記者会見で「現在、来年度予算の編成作業が進んでおり、国政の遅滞は許されない。党としても新体制を全力で支え、国民の信頼回復に努めたい」と述べました。また森山氏は、14日、総務会で出席者から「リクルート事件を受けて政治改革大綱を作成したが、実行されていないことがある。党内で大綱の検証が必要だ」という意見が出されたことを紹介しました。
11:30すぎ
自民 萩生田政調会長が辞表提出
自民党安倍派の萩生田政務調査会長は、午前11時半すぎ総理大臣官邸に入り、岸田総理大臣と会談しました。
このあと萩生田氏は記者団に対し「国民の疑念を抱かせることになり、また政治不信を招くことになった責任を感じ、いま辞表を提出した」と述べ、岸田総理大臣に辞表を提出したことを明らかにしました。
その上で「岸田総理大臣からは『辞表は受理するが、来年度の税制改正大綱の決定や予算編成を行う大切なときであり、次の政務調査会長を決めるまでの間、責任を持って与党としての仕事を進めてほしい』という話があった。これを最後の仕事としてしっかり責任を果たしていきたい」と述べ、岸田総理大臣の指示を踏まえ、後任が決まるまでは職務を続ける考えを示しました。
自民 高木国対委員長が辞表提出
自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、安倍派の事務総長を務める高木国会対策委員長は茂木幹事長に辞表を提出しました。
11:00ごろ
松野官房長官が副大臣と政務官の辞表提出を明らかに
松野官房長官は記者会見で自民党安倍派の堀井学内閣府副大臣、堀井巌外務副大臣、青山文部科学副大臣、酒井経済産業副大臣、宮澤防衛副大臣、佐藤財務政務官、和田防衛大臣補佐官から辞表が提出されたことを明らかにしました。
また、松野官房長官は、記者団から議員辞職する考えがあるか問われ「考えていない」と述べました。
そして「派閥が事実確認を進めているところであり、その動きを注視し、刑事告発されている捜査の状況も踏まえて、適切な時期に私自身の政治団体を精査しながら、説明責任を果たしていきたい」と述べました。
11:00ごろ
宮下農水相「政治不信 抱かせる状況に」
辞表を提出した宮下農林水産大臣は、午前11時ごろから、農林水産省で退任の記者会見を開きました。
この中で宮下大臣は「所属する安倍派のパーティーの問題に関連して政治に不信を抱かせる状況になっている。私の政治資金については法にのっとり適正に処理されているものと認識しているが、国政に遅滞を生じさせてはいけないという思いから、総合的に判断をして辞表を提出した」と述べました。
上野首相補佐官が辞表提出
自民党安倍派に所属する上野通子総理大臣補佐官はさきほど辞表を提出しました。
上野氏は、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し「安倍派の一員としてやはり連帯責任なので、ここで私が身を引くことも当然だと実感している。自民党として国民の信頼を失い、不安にさせてしまったという責任を感じているので、1日も早く正常に戻るようにできる限りのことをしていきたい」と述べました。
立民 長妻政調会長「下野して政権禅譲を」
立憲民主党の長妻政務調査会長は記者会見で「カネの力で区長を誕生させられるとすれば民主主義を大きく傷つけることにつながる。司直には、徹底して法と証拠に基づいて取り組んでもらうことに尽きる」と述べました。
そのうえで「なぜ安倍派だけ交代になるのか、全く分からない。二階派や岸田派についても報道があり、同様の措置をとると組閣が出来なくなるのであれば、下野して、政権を禅譲することも真剣に考えなければいけない。問題をわい小化して逃げ切ろうと考えているとしたら、国民から大きなしっぺ返しが来る」と述べました。
10:30ごろ
鈴木総務相 「裏金やキックバックという意識はない」
辞表を提出した鈴木総務大臣は、午前10時半ごろから総務省で記者会見しました。
この中で鈴木大臣は「私も安倍派の一員であり、安倍派全体で疑念を持たれているので、私にも責任はある。安倍派からの応援を得て、この立場になっているので、私の関与はどうであれ、職務を続けることは潔しとしないという思いがあった」と述べました。
また記者から改めて「派閥からのキックバックはなかったのか」と質問されたのに対し「秘書と話をすると、ほんのわずかにあるようだ。しっかりと調べないと分からないが、パーティー券のノルマについては、ギリギリ、かつかつでやっていたので、裏金やキックバックという意識はない」と述べました。
10:30ごろ
公明 山口代表 「一瞬たりとも、遅滞を招いてはならない」
公明党の山口代表は党の中央幹事会で「検察の捜査の進展を注視しながらも、与党としてやらなければならないことは一瞬たりとも、遅滞を招いてはならない。政治家や政党側の課題の対応と、国民生活や日本の社会を停滞させないという意味での責任ある取り組みを分けて、やるべきことをしっかり行ってまいりたい」と述べました。
10:30前
西村経産相「けじめをつけなければ」
辞表を提出した西村経済産業大臣は、午前10時半前から経済産業省で退任の会見を行いました。
この中で西村大臣は「政治資金について国民の皆さまに疑念を持たれ、捜査が行われている中でけじめをつけなければいけないと判断し、辞表を提出した。政治不信につながっていることに改めておわびしたいと思っている」と述べました。
そのうえで、安倍派からキックバックを受けたのかなど、みずからの政治資金をめぐる問題については「捜査の進捗も見ながら出来るだけ早いタイミングで説明責任を果たしていきたい」という考えを示しました。
また、一部の週刊誌で、架空の政治資金パーティーを開催し、会費を集めていたと報じられたことについて問われると「法令にのっとって開催をしている。さらに大臣規範があるので大規模なものは自粛するよう努めてきた。実際に講師を招いて開催しているので実態はある」と述べました。
9:30ごろ
鈴木総務相が辞表「国政の遅滞を招いてはならない」
自民党安倍派に所属する鈴木総務大臣は、午前9時半ごろ、総理大臣官邸に入りました。
そして鈴木大臣は、松野官房長官に辞表を預けました。
辞表は、このあと松野氏が岸田総理大臣に提出する運びです。
鈴木大臣は記者団に対し「松野官房長官に辞職願いを提出した。国政の遅滞を招いてはならない。安倍派全体として、さまざまな批判をいただいているので、私自身の問題ではなく、安倍派としてしっかりと身を引かなければならない。地方議会の議員から始まり、総務大臣の立場をいただいて、充実した時間を過ごした。特に心残りはない」と述べました。
9:00すぎ
西村経産相が辞表「改めておわび」
自民党安倍派に所属する西村経済産業大臣は、午前9時すぎ総理大臣官邸に入りました。
そして西村大臣は辞表を提出しました。
西村大臣は記者団に対し「政治資金について国民の多くに疑念を持たれ、政治不信につながっている。こうした事態を招いていることに改めておわび申し上げる」などと述べました。
9:00ごろ
宮下農水相が辞表「総合的に判断して提出」
宮下農林水産大臣は午前9時ごろ、総理大臣官邸を訪れ、辞表を提出しました。
宮下大臣は記者団に対して「私の政治資金については法にのっとって適正に処理されていると認識しているが、国政に遅滞を生じさせることがあってはならないという観点から総合的に判断して辞表を提出した」と述べました。
8:30すぎ
松野官房長官 “会見で話す” 辞表提出へ
松野官房長官は午前8時半すぎに総理大臣官邸に入りました。
記者団が「みずからの進退は決めたのか」と質問したのに対し「記者会見で話す」と述べました。
松野官房長官はこのあと、岸田総理大臣に辞表を提出するものとみられます。
7:30すぎ
官房長官に内定の林芳正氏「青天のへきれき」
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、岸田総理大臣は14日、安倍派の4人の閣僚を交代させる人事を行うことにしていて、新しい官房長官に岸田派の林芳正・前外務大臣を起用します。
林氏は14日朝7時半すぎ、東京 新宿区の自宅を出る際、記者団に対し「まさに『青天のへきれき』ということばがふさわしいと思っている」と述べました。
そのうえで「岸田総理大臣からは『厳しい状況の中だが、支えてもらえないか』と言われた。持てる力をしっかり発揮できるよう、誠心誠意、努力したい」と述べました。
7:30ごろ
農水相に起用へ 坂本哲志氏 着用するモーニング準備
農林水産大臣への起用が内定している坂本哲志・元地方創生担当大臣はけさ7時半ごろ東京・赤坂の議員宿舎を歩いて出発しました。
その際、認証式で着用するモーニングを手にしていて「きのう急いで押し入れの中を探した」と説明しました。
そして、議員会館の事務所に入り、支援者から祝福の電話を受けたり、自身の人事が掲載された新聞に目を通したりしました。
坂本氏はNHKの取材に対し「宮下農林水産大臣は当選同期でしっかり頑張ってもらえると思っていたので安倍派の問題でお辞めになるのは残念だ。カバーできるような仕事をしなければならない」と述べました。
その上で「身の引き締まる思いだ。現場の立場で汗をかくのが信頼回復の唯一の道だ。非常に厳しい局面で国民の目がより厳しくなっており、政策にしっかり携わっていかなければならない」と述べました。 』