次の駐日大使はジョージ・グラスになりそうだ。 例によって、新大使には、助言がある。聞け。
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『Grant Newsham 記者による2025-2-27記事「Unsolicited advice for the next US ambassador to Japan」。
※記者は退役海兵隊大佐で、長崎の水機団を創った。
次の駐日大使はジョージ・グラスになりそうだ。
例によって、新大使には、助言がある。聞け。
「思いやり予算」を増やせ、とボスのトランプは欲するだろうが――そして日本政府には今の十倍でも負担できる余力はあるのだが――、米国が要求すべきなのはそんなことではなく、自衛隊の訓練の充実と隊舎の改善のために今の数倍の予算を出しやがれ、ということである。
米国は、日本軍に闘ってもらわなくてはならないのだ。米軍が中共と戦争するときの同盟軍として、頼りにできるレベルになっていないと困るのだ。
自衛隊が全般に非力であるために、米軍が日本防衛の面倒をすべて見なくてはならない。自衛隊がもっと強力になれば、米軍は日本列島の防衛任務から解き放たれて、全地球的に機動展開して中共を始末できるのである。
中共が常に日米の離間を画策していることは、今更いうまでもない。
自衛隊の根本問題は、三自衛隊が統合作戦できる体制が無いことだ。
三自衛隊の統合作戦司令部が創設されるのが2025-3なのである。25年前にこれは在るべきだった。そのくらいの時間をかけないと、まともに機能するようにならん。
海自も空自も、求められている任務を遂行するためには、その規模が2倍になる必要がある。
昨年の自衛隊の新兵募集は、目標人数の半分しか、達成されなかった。
三自衛隊の「統合」には、カネはかからない。財政難を理由として日本政府がぐずぐずするのをゆるすな。
ボトムライン=日本政府は、米国政府よりも、大蔵省を恐れている。
安倍が去って日本の政治はまた、首相が次から次へと短時間で変わる時代に戻っている。政権が替わって3ヵ月すると、もう人々は、前の総理大臣が誰だったか、思い出さない。新任大使が東京に着く頃、いしば・しげる は、もう首相ではないだろう。
そんな具合だから、新任大使は、日本の首相個人について予習するのは無駄である。他のチャンネルを研究しておきなさい。「外圧」のかけかたを学習しなさい。じつは日本側もそれを期待しているのだから。
「外圧」は、しずかに、かけなさい。
ただし、1970に田中角栄が教えてくれたアドバイスも有効である。もし米海軍が空母を横須賀に入れたいのなら、単刀直入にそのように要求し、けっして、要求をひっこめるな。
新任大使はまず横須賀を視察するがよい。そこでは日米両海軍のしずかな連携が完成している。その流儀を、他の軍種も見倣うべきである。
米日合同軍司令部を半年で創設させねばならない。』