米議員「日本へ原爆投下は正しい」 中東関連で再び言及

米議員「日本へ原爆投下は正しい」 中東関連で再び言及
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN130430T10C24A5000000/

『2024年5月13日 6:38

【ワシントン=飛田臨太郎】米連邦議会のグラム上院議員(共和党)は12日、日本への原爆投下について「正しい決断だった」と発言した。8日に上院歳出委員会の小委員会でも同様の趣旨に言及し、日本政府が「受け入れられない」と申し入れたばかりだった。

米NBCテレビのインタビューで「真珠湾攻撃の後、日本やドイツとの戦いで国家としての破滅に直面した時、私たちは広島と長崎に核爆弾を投下して戦争を終わらせることを…

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『米NBCテレビのインタビューで「真珠湾攻撃の後、日本やドイツとの戦いで国家としての破滅に直面した時、私たちは広島と長崎に核爆弾を投下して戦争を終わらせることを決断した。それは正しい決断だった」と話した。

米政府がイスラエルへの弾薬供与の一部を停止したのに関連して触れた。「なぜ米国は2つの原爆を落とすのを認めたのか。イスラエルの生存に必要なことはなんでもしなければならない」と訴えた。

弾薬供与の停止について「米国とイスラエルの関係で史上最悪の決断だ。ユダヤ人国家が滅亡しかねない時に武器を拒否したのだから」と指摘し「譲れないのは(イスラム組織の)ハマスを壊滅させることだ」と唱えた。

上川陽子外相は10日の衆院外務委員会で、グラム氏が8日、広島と長崎を引き合いに米政府の弾薬供与をやめたのを批判したことに「適切ではない。受け入れることはできない」と述べた。

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