韓国メディア「ミサイル、練習機開発、艦船の修理、AUKUSへの参加……日本がアメリカと軍事安保面でも協力を続け、アジアにおける影響力を強化しようとしている」と「ニホンガー」の叫びを上げる

韓国メディア「ミサイル、練習機開発、艦船の修理、AUKUSへの参加……日本がアメリカと軍事安保面でも協力を続け、アジアにおける影響力を強化しようとしている」と「ニホンガー」の叫びを上げる: 楽韓Web
https://rakukan.net/article/502987415.html

『「戦争可能な国になった」、アメリカを前面に押し出して軍事大国の野心を露わにした日本(世界日報・朝鮮語)

先端軍事力を建設しようとする日本の野心が急速に具体化している。 米国のバイデン大統領と日本の岸田文雄首相は11日、米ワシントンのホワイトハウスで首脳会談を開催し、共同声明を発表した。

「未来のためのグローバルパートナー」という副題の共同声明は「それぞれの産業基盤を活用して重要な(軍事)力量需要を充足し長期的に対応態勢を維持するために米国防部と日本防衛省が共同主導する防衛産業協力・獲得・支援フォーラム(DICAS)を招集する」と明らかにした。

ミサイルの共同開発と生産、前進配備された米海軍艦艇と空軍機の共同メンテナンスなどを含む最優先協力分野を特定する。 ジェット訓練機の共同開発および生産と操縦士訓練などのための実務グループも作る。

オーカス(AUKUS:米国・英国・オーストラリア安保協議体)パートナー国家が量子コンピューティング、極超音速技術、人工知能(AI)、サイバーなどで日本との協力を検討するという内容まで含めれば、未来戦に必須的な先端技術に日本が接近する道が大きく開かれたという評価だ。

米国など友好国との関係を強化し、技術的リスクを減らし、自国防衛産業に利益をもたらしながら「戦争が可能な国家」に進む踏み石まで得たわけだ。 (中略)

日米首脳の共同声明では対空防御およびその他の目的のための先端ミサイルの共同生産を模索するということと艦艇などのメンテナンスも含まれた。 日本が「米国の軍需工場」になるわけだ。 (中略)

前線配置された米軍艦艇の維持補修を日本の民間造船所で進める案も含まれた。

これまで米海軍艦艇は米本土で整備を受けなければならなかったが、今は日本で修理し、直ちに作戦に投入できる。 在日米海軍の作戦能力が大きく高まるわけだ。 (中略)

日米兵器共同開発および生産を通じて日本防衛産業が成長することになれば、日本が専守防衛から攻勢的防御などに転換する動力を提供する恐れもある。 米国を通じて再武装基盤を確保し、アジアでの影響力を強化し、経済的利益も狙う日本の行動を留意しなければならない理由だ。
(引用ここまで)

 えー、まだまだ続く韓国メディアの「日米関係が深まったせいで日本が大手を振ることになるだろう」といった類いのアレ。

 今度は──

「アメリカと日本はミサイルの共同生産(PAC3の追加生産)を協議する」
「日本が第7艦隊の艦船を修理などをすることができるようになった」
「T-4後継機にあたる高等練習機を日米で共同開発がうたわれている」
「AUKUSピラー2の防衛関連でも日本の参加が検討されている」

 といった、今回の成果を延々と語っています。
 第7艦隊所属艦船の修理についてはこちらを参照のこと。

米海軍第7艦隊の修理、日本企業に委託へ…揚陸艦「ニューオーリンズ」で月内に開始(読売新聞)

 つまり、日米が軍事安保面においても関係性を深めている。
 日本はアメリカのお墨付きを得て軍事的な存在感を増すことになるだろう、とするコラムなわけですね。

 最後の結論は「アメリカを通じて再武装の基盤を確保し、アジアにおける影響力を強化し、経済的利益をも狙う日本の行動を監視しなければならない」ってなっているんですが。

 ……そもそも、あんまり韓国関係ないですね?

 まあ、唯一韓国に関係がある部分はT-4後継機の次期練習機で提唱されている日米共同開発がおそらくT-7Aベースか、新規のフルスクラッチになることくらい。
 すなわち、韓国がアメリカのATT(高等戦術訓練機)に推しているT-50系列がおそらく採用されないことがほぼ決定したってことですかね。

 何度か語っていますが、日本は着々と「有事」での対応を可能とするための協定を結んでいます。
 イギリス、オーストラリア、フィリピンと円滑化協定を行って「準同盟」をいくつも作っているわけです。
 今回の日米比首脳会談で、フィリピンを中国から完全に引き剥がしたのも大きな実績といえるのではないでしょうか。

 で、韓国はなにをするのか。
 どのような価値を持ってアメリカに、自由民主主義陣営に携わるのかが問われているのです。

 ムン・ジェインは完全なるゼロ回答を出しました。
 GSOMIAを破棄しようとして失敗したのはその象徴といえるでしょうね。
 それでも「韓国はGSOMIAすら自分たちの利益のために破棄するつもりがある」ことを示した のは大きな功績だったと感じます。

 ユン政権は比較的、現在の状況にふさわしい動きを見せていましたが任期3年を残してレイムダックと化しています。

 「日本ガー、日本ガー」と叫んでいる間に日本のプレゼンスははるかに増している。
 いや、ホントに韓国どうするつもりなんですかね。

 ちゃんとどこにどうベットするのか決めてる?
 バイデン大統領が副大統領だった時代に「アメリカの逆側に賭けるのはよくない」って言われたこと、覚えてます?

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