日米首脳会談、共通ジェット練習機の共同開発・生産に向けた部会設置で合意

日米首脳会談、共通ジェット練習機の共同開発・生産に向けた部会設置で合意
https://grandfleet.info/japan-related/japan-u-s-summit-meeting-agrees-to-establish-a-subcommittee-for-joint-development-and-production-of-a-common-jet-trainer/

『2024.04.11

毎日新聞や日本経済新聞は「日米がT-4後継機を共同開発する方向で調整を進めている」と報じていたが、日米首脳会談後に発表された共同声明の中でも「共通ジェット練習機など最先端技術の共同開発・共同生産を模索する作業部会の設置を約束した」と言及している。

参考:United States-Japan Joint Leaders’ Statement
参考:Drone sales, missile collaboration and new C2: Japan, US tighten defense ties
共通ジェット練習機など最先端技術の共同開発・共同生産を模索するため作業部会の設置を約束

毎日新聞は先月23日「日米がT-4後継機を共同開発する方向で調整を進めている」「4月10日の日米首脳会談で共同開発に関する合意を発表する見込み」「生産コストの低減に加え、自衛隊と米軍が訓練段階から共通機体を使用することで連携強化を狙っている」と、日本経済新聞も今月2日「T-4後継機を日米で共同開発する方針を確認する」「両国が運用するF-35等を想定した実戦的な訓練が積める機体開発を想定している」と報じていた。

出典:航空自衛隊

日米首脳会談後に発表された共同声明の中でも「両国は将来のパイロット訓練や戦闘準備が整った次世代戦闘機戦力を維持するための共通ジェット練習機など、最先端技術の共同開発・共同生産を模索する作業部会の設置を約束する」と言及しており、Breaking Defenseも「非常に興味深い言及だ」と述べ上で「両国が共通したジェット練習機を導入するという意味なのか、地上訓練のオプション(シミュレーター)を共同開発するという意味なのかは不明だ」と報じている。

さらに共同声明は「日米の産業基盤を活用するため防衛省と国防総省が共同で主導する防衛産業協力・取得・維持に関するフォーラムを開催し、日米の産業界が提携するための優先分野を特定する」「ミサイルの共同開発・共同生産、前方展開している米海軍艦艇や第4世代戦闘機を含む米空軍機を日本の民間企業で維持するための産業界提携についても関係省庁と調整を行っている」と、日本のAUKUS参加の可能性は「先端技術分野(Pillar-II)のみの協力を検討している」と言及しており、事前に報道された通りの内容だ。

出典:PHOTO BY Bryce Bennett

まだ詳細は不明だが、日米は共通ジェット練習機(日本にとってはT-4後継機)の共同開発・共同生産を行う方向で話を進めるのだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:首相官邸
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投稿者: 航空万能論GF管理人 日本関連 コメント: 36  』