韓国メディアの「岸田訪米で日本のAUKUSへの加入が取り沙汰されるかも」とのニュースがとても面白く感じられる意味とは?

韓国メディアの「岸田訪米で日本のAUKUSへの加入が取り沙汰されるかも」とのニュースがとても面白く感じられる意味とは?: 楽韓Web
https://rakukan.net/article/502929381.html

『日米、武器の共同開発·生産を増やす… 来週の首脳会談で計画を公開(韓国日報・朝鮮語)

カート·キャンベル米国務副長官は3日(現地時間)、米ワシントンのシンクタンク、新米安全保障センター(CNAS)がまとめた対談で「来週、米国と日本が必須の軍事·国防装備を共同開発し、潜在的に共同生産するためにさらに協力することを可能にする最初の措置を見ることになる」と明らかにした。 「日本のような近いパートナーと最大限多くの情報と技術を共有し、より深く核心的な同盟関係を構築することが究極的に私たちの利益に符合すると信じる」としだ。 ただ、どのような武器が対象になるかは公開しなかった。 (中略)

米国、英国、オーストラリア3カ国の軍事同盟であるオーカス(AUKUS)と日本間の協力も緊密になるものとみられる。 現在、オーカスは従来型武装原子力推進潜水艦をオーストラリアに提供するという計画(フィラー1)と、3カ国の海底、量子技術、人工知能(AI)および自律兵器、サイバー、極超音速および対極超音速、電子戦、国防革新,情報共有の8つの先端力量を共同開発するという計画(フィラー2)に合意した状態だ。 これまで外信は、オーカスが日本とのフィラー2協力を検討していると報道してきた。 これと関連してキャンベル副長官は、「来週の日米首脳会談でさらに公開する内容がありそうだ」と話した。

日本の岸田文雄首相は9〜14日に米国を国賓訪問する。 10日にホワイトハウスでバイデン米大統領と日米首脳会談を行い、11日には米議会の上下院合同会議で演説する予定だ。 キャンベル副長官は「日米が両国に新しい力量をもたらす根本的な新しい段階に進入している」と評価した。
(引用ここまで)

 岸田総理による明日からのアメリカ国賓訪問で、日米の安保関係の深化が話し合われるだろうと韓国メディアが報じています。
 個人的にはちょっと面白いなと感じるのが、AUKUSへの日本の合流を報じている部分。

 というのも、かつて韓国では──

「クアッド、日米豪印についてはもうこれ以上拡大しないだろう」
「しかし、AUKUSについては拡大する可能性がある」
「そして、その第1候補が韓国だ」
「アメリカから韓国へ、AUKUSへの参加が依頼されるだろう」
 ──とする認識があったのです。

 ……いや、なんでそんなもんがあったんだって言われると思いますが。
 本当にあったんですよ。
 ムン・ジェイン政権の末期頃でしたかね。こんな記事がありました。

「クワッド拡大する計画はない」とするアメリカ…韓国に「AUKUS」参加を求める(韓国経済新聞・朝鮮語)

 個人的には「え、なんで?」ってなったんですが。

 まあ、要するに「韓国ほどの国をどこも孤立させようとはしない。クアッドは元来、同盟を嫌う孤立主義のインドが入っているためにその枠組みを変化させることは難しいだろう」と。

 で、もうひとつの対中枠組みであるAUKUSであれば拡大が可能で、その第1候補は他ならぬ韓国なのだ……って感じですかね。

 コーンウォールG7で「実質的G8」を達成したのだから、AUKUSかどこかの枠組みに韓国が入ることになるだろう、との予測でした。

 まあ、そんな想像は現実になることはなく。
 実際には日本の部分加入が報じられているっていう。
 まさに以前、朝日新聞が提示したこの図の状況が継続しているわけです。

(画像引用元・朝日新聞記事より画面キャプチャ)

 G7やクアッド、AUKUSといった自由主義陣営の枠組みに入ることもなく。
 かといってグローバルサウスやASEANといった中進国の枠組みに近づくわけでもなく。
 G20の孤立国となっているのですね。

 ま、韓国の中では「屹立する大国」って感じなのかもしれませんが(笑)。

 経済連携でも利点の多いCPTPPに入るわけでもなく、かなりゆるい枠組みであるRCEPに入っているだけ。

 「バランス外交」は韓国の至上命題ではあるのですが。
 マキャベリがいうところの「中立を目指して報復される君主」にしか見えないんだよな。

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