米国にパトリオット輸出へ 政府、装備移転の指針改正

米国にパトリオット輸出へ 政府、装備移転の指針改正
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA19DDV0Z11C23A2000000/

『政府は米国企業の特許を使い国内でライセンス生産する迎撃ミサイルを米国に輸出する調整に入った。米国側の要請を踏まえ、防空用の地対空誘導弾パトリオットを送る方針だ。与党との調整を経て年内にも国家安全保障会議(NSC)で決める。

2014年に防衛装備移転三原則を定めて以降、殺傷力のある防衛装備の完成品を輸出する初めての事例となる。

政府は22日にも三原則の運用指針を改正する。ライセンス品は米国に部品し…

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『政府は22日にも三原則の運用指針を改正する。ライセンス品は米国に部品しか輸出できないが、完成品もライセンス元の特許保有国に出せるようにする。この新制度を適用し迎撃ミサイルを供与する。

新制度はライセンス元の国が第三国に送る際、日本の事前承認が要る。戦闘中の国・地域は認めない。戦時下にない欧州などの国に米国経由で渡すことを容認する案もある。

これまでに防衛装備の完成品を輸出した例として、フィリピンへの警戒レーダーの供与があるものの殺傷力はない。今回決める迎撃ミサイルの輸出は殺傷力を伴う完成品を提供する先例になり、装備輸出政策の転換点となる。

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