※ 今日は、こんな所で…。
去年の参議院選挙は「合憲」1票の格差めぐる裁判 最高裁
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231018/k10014228851000.html
※ これも、解決が難しい問題だ…。
※ おおまかな、思考の枠組みは、「衆議院」と「参議院」で異なるだろう…。
※ 参議院は、任期6年(3年毎に、半数改選)で、衆議院は任期が4年で、「解散」があるんで、平均すると、大体2年10か月くらいだそうだ。
※ そういうことで、衆議院は、「極力、格差を少なくする方向性」が要求される。
※ そうすると、まあ、衆議院の許容される格差は、「2倍」くらいまでか…。
※ どこから、その「2倍」が出てくるかと言うと、「一人の国民に対して、2票の票を与える結果となっている。明らかに、平等原則に反する!」となるからだ。
※ それに対して、参議院は、まあ、「2倍まで」とまでは、いかないだろう。「3倍」くらいまでか…(任期は、衆議院の1.5倍あるので、格差も1.5倍までは許容されるかという考察)。
※ これも、「一人の国民に対して、3票の票を与える結果となっている。参議院の特性を勘案しても、明らかに、平等原則に反する!」となるからだ。
※ そういう考慮に加えて、「立法府」たる「国会」が、「どれくらいの期間、法改正を放置したか。」などの事情も加味されるだろう。
※ さらには、国民主権からして「国権の最高機関たる国会」と、「法の番人たる裁判所(最高裁)」の間の権力配分を、どう塩梅するのかなどという考慮も、存在する…。
※ 事程左様に、解決が困難な「法律問題」なんだ…。
※ 今回は、そういう諸事情を勘案して、「最大で3.03倍」だったとしても、「違憲」または「違憲状態」とまでは、言えないだろう…、と判断したということだ…。

『 2023年10月18日 15時11分
去年7月の参議院選挙で、いわゆる1票の格差が最大で3.03倍だったことについて、最高裁判所大法廷は「合憲」、憲法に違反しないという判決を言い渡しました。
各地の高等裁判所の判決では、「憲法違反」が1件、「違憲状態」が8件、「合憲」が7件と判断が分かれていました。 』