米国人は台湾への軍事援助を支持、有事の米軍派遣を支持したのは38%だけ
https://grandfleet.info/indo-pacific-related/americans-support-military-aid-to-taiwan-only-38-support-us-troop-deployment-in-contingency/
『2023.08.17
ロイターは16日「中国が台湾を攻撃した際、台湾防衛のため米軍派遣を支持した米国人は38%に過ぎず、バイデン大統領が台湾有事に直面する政治的制約が浮き彫りになった」と報じており、この結果には台湾メディアも注目している。
参考:Americans back tariffs, military prep against China -Reuters/Ipsos poll
どれだけ台湾のことを心配しても、他国のために武器をとり血を流せるかと問われると多くの人々が「NO」と答える
ロイターとイプソスは共同で世論調査(民主党支持者443人と共和党支持者346人を含む1,005人が回答)を実施、米国人の75%が中国に否定的な見方を、84%が習近平主席を好ましく思っておらず、回答者の半数が中国の攻撃を抑制するため台湾への軍事援助を支持、バイデン大統領は「台湾が中国から攻撃されれば防衛に向かうのか?」という質問に「我々にはそうする義務がある」と再三訴えているが、台湾を防衛するため米軍派遣を支持すると回答したのは38%に過ぎず、42%が反対、20%が分からないと回答。
出典:U.S. Army
この結果を受けてロイターは「バイデン大統領が台湾有事に直面する政治的制約が浮き彫りになった」と報じており、台湾メディアも「米国人は台湾の軍事援助に前向きだが、台湾防衛のための派兵には否定的だ」と報じている。
1979年1月にカーター大統領が中華人民共和国との国交樹立に踏み切った影響で米国は米華相互防衛条約を廃止、その代わりとして制定されたのが「台湾関係法」と呼ばれる準外交関係で「台湾が十分な自衛能力を維持するのに必要な防衛物資=防衛装備品やサポートを提供する義務がある」と定義しているが「台湾が攻撃または侵攻を受けた際の米軍介入」は保証しておらず、台湾有事に関与すべきではないと考える米国人も少ない。
出典:中華民國總統府 / CC BY 2.0
Defense Prioritiesは「台湾人が自国の防衛に全力を尽くしていると示さないかぎり、米国が台湾のために中国との戦争さえ厭わないという話は控えるべきだ。台湾人が自国の防衛に命を捧げる気がないのなら、米国人が台湾人の代わりに死ぬは不道徳だ」と主張、政治評論家のヘレン・ラリー氏も「台湾は米国の軍事介入や支援を当てにするのではなく、台湾有事は日本有事だと公に公言している日本を当てにしたほうが良い」とまで言っているが、その日本人も台湾有事への関与に消極的だ。
米政府が運営するVoice of Americaは昨年「台湾有事に対する日本の態度は海外向けと国内向けで大きく異なり、口では台湾有事を心配しても実際の戦いには参加しない可能性がある。ワシントンは日本が台湾有事に介入することを期待しているし、自民党の指導者も介入すべきだと考えているが肝心の国民にはその気がなく、安倍首相や自民党と統一教会の関係が問題になったため安倍の遺産(台湾有事は日本有事)は全てマイナスに働く」と指摘。
出典:内閣官房内閣広報室 / CC BY 4.0
台湾民意基金会が実施した世論調査で台湾人の約58%が「中国軍の攻撃を受ければ日本が自衛隊を派遣してくれる」と、約60%が「台湾有事の際に日本は防衛に必要なあらゆる装備や物資を支援してくれる」と回答したが、台湾メディアは昨年末「日本人の74%は自衛隊が米軍と一緒に台湾有事で戦うことを反対している(新聞通信調査会の世論調査結果)」と報じており、どれだけ台湾のことを心配しても「他国のために武器をとり血を流せるか」と問われれば多くの人々がNOと答えるのも現実だ。
関連記事:台湾メディア、日本人の74%は台湾有事への自衛隊派遣に反対している
関連記事:義務と協力の違い、中国との戦いに米軍派遣を期待しない台湾人が増加
関連記事:米シンクタンク、なぜ台湾のために米軍兵士は死ななければならないのか?
関連記事:米メディア、中国の侵攻台湾を阻止する希望は米国ではなく日本からやって来る
関連記事:台湾人の58.8%は有事に米軍介入を期待、但しバイデンを馬鹿正直に信じるのは危険
関連記事:英外相、NATOは中国の脅威に晒される台湾を保護すべきと主張
※アイキャッチ画像の出典:US Navy Cpl. Jackson Ricker
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投稿者: 航空万能論GF管理人 インド太平洋関連 コメント: 86 』
『 パセリ
2023年 8月 17日
返信 引用
台湾の防衛の為に日本人が数千人死亡なんて絶対嫌だし、アメリカ人だって日本を助ける為に核が降ってくるリスクなんて負いたくないだろう
自己防衛力を高めるのも大事だけど有事に助けてくれる仲間を増やすためにも国際協力は大事よね
40
あ
2023年 8月 17日
返信 引用
台湾が落ちれば遅かれ早かれ日本が攻められ、犠牲が出るのは避けられないが
35
パセリ
2023年 8月 17日
返信 引用
国民に被害が出ていない状態で台湾が落ちたら日本が危険な状態になるから台湾に出兵します、勿論国民に死者が出ますが仕方ないです。そう言って世論を納得させられるなら良いですね
私はそんな理論で世論が容認するとは思いませんが
40
kame
2023年 8月 17日
返信 引用
麻生さん辺りの自民党議員は本気でそう考えてそうですけどね。
まあ、あんまり言いたくないですけど、今の自民党なら何かしらこじ付けして自衛隊を出動させると思いますよ。
13
全裸ギター
2023年 8月 17日
返信 引用
大なり小なり自分に被害がでて実感しないとわからないっていう事はよくある話ですね
6
ふむ
2023年 8月 17日
返信 引用
世論にそこまで配慮しますかねぇ?
安保理法制とか見るに日本人は既成事実化に弱く、政府も一度有事になれば「始めちゃったんだから仕方無い」と国民に許容されると踏んでると思いますよ
こういう話が出てる時点で「戦力不保持」「武力による威嚇又は武力の行使の放棄」「交戦権否認」とか形骸化してるんですよね
日本に攻め込まれた訳でもなく台湾行くって時点で、昔否定した戦力のライン…外征能力持ってるじゃないかと
実際に国土攻撃されずとも備えで外の紛争に突っ込むのは「満蒙は日本の生命線」と同じで教訓忘れて過去の轍踏んでるじゃないかと
シーレーンの確保って要はABCD包囲網食らってもいないのに食らう可能性レベルで軍事行動起こすって話で、戦前の日本よりまお過激なんじゃないか
全部置き去りにして行動して良いという前提で行動するかしないか議論してる
既成事実化されたから肯定否定は通り過ぎて、そこはもう前提になってる訳ですよ
あるいはイラク派兵も終わってから論点になってませんね
なので国民からの支持率的な意味では、政府がそこまで世論に配慮する必要無いかと
10
お
2023年 8月 17日
返信 引用
国民の反対多数を政府が成立させて国民がそれを追認するのは、今の日本のスタンダードだとは思いますが、それが成り立つのは国民にメリットデメリットトータルしての不利益が発生しなかったからこそです。
台湾有事において、自衛隊が米軍の防衛組織になるのは許容されても人民解放軍との直接交戦は国民にデメリットしか生じないので追認する事は無いでしょう。
そもそも世論を考慮しない政権は、独裁政権というのでは無いでしょうか?
プーチンですら世論対策してるのに我が国の民主度はそれ未満ですね。
20
パセリ
2023年 8月 17日
返信 引用
ホントにその通りで戦争法案やら現在の治安維持法やら左の方々の語彙が試される法案は出ましたがそれらが直接の原因で政権が倒れたことはありません。何故ならそれらが通過したところで生活は表面上は何も変わりませんでしたからね。
ミサイルが頭上に降ってくる、或いは身内が遠くの地で殉職するかもしれない、このようなリスクある行為は相当なリターンが約束されるか、或いは余程の感情的になるような事がない限り絶対に受け入れは無理だと思います
13 』
『 アイスノン
2023年 8月 17日
返信 引用
台湾が中国になったときに尖閣や与那国を守るのは絶望的に無理だろうな。
そして台湾に参戦しない米国が尖閣/与那国で参戦するってのは楽観的すぎる期待だろうな。
尖閣/与那国を守ろうとしても国論は割れて、戦争回避のために島の譲渡を言い出す声も増える。
結局、沖縄のどこまでを割譲するのかみたいな議論になりかねない…
18 』
『
そんなばかな
2023年 8月 18日
返信 引用
あくまでも国内問題というタテマエのある台湾への攻撃と、中共政府が国家として承認し、平和条約を締結している日本への攻撃は、まったく話が違うのですが。何を根拠にこんな考えが広まっているのか教えてほしいです。
17
バーナーキング
2023年 8月 18日
返信 引用
中国が領有権を有すると自称する島嶼に偽装漁民が遭難と称して上陸、
その保護の名目で中国当局が上陸、そのまま駐留・施設建設、しれっと軍事基地化。
「自国領内で自国民を保護してるだけ。日本を攻撃なんかしてない」というタテマエで、細部はともかくこれに類する事は平気でやるんじゃないですかね。
で、それを阻止しようとすれば「日本が先に手を出した」。
14
そんなばかな
2023年 8月 18日
返信 引用
「日本が攻められ、犠牲が出るのは避けられないが」という主張の根拠を知りたいのですが。
国際法上は国内問題である台湾侵攻と、明らかな国際秩序への挑戦である日本侵攻はまったく話が違います。
プーチンがウクライナはロシアの一部だと主張しているように、ヒトラーが東方生存圏を主張していたように、中国政府の誰かが、日本を侵攻することを是とするようなことを何か言っているのでしょうか?
10
バーナーキング
2023年 8月 18日
返信 引用
?
中国政府の誰かの発言どころか「中華人民共和国領海及び接続水域法」にしっかり
「中华人民共和国的陆地领土包括中华人民共和国大陆及其沿海岛屿、台湾及其包括钓鱼岛在内的附属各岛、澎湖列岛、东沙群岛、西沙群岛、中沙群岛、南沙群岛以及其他一切属于中华人民共和国的岛屿(中華人民共和国の陸地領土には、中華人民共和国の大陸及びその沿海の諸島、台湾及び【釣魚島を含むその付属諸島】、澎湖列島、東沙群島、西沙群島、中沙群島、南沙群島その他のすべての中華人民共和国に属する島々が含まれる)」と明記されてますが?
4
そんなばかな
2023年 8月 18日
返信 引用
?
領土の係争地なんて世界中そこらじゅうにあるし、日本だって北方領土や竹島をかかえてます。そんなもの、「日本が攻められ、犠牲が出るのは避けられないが」という主張の根拠にはなりませんよ。
8
そんなばかな
2023年 8月 18日
返信 引用
領土の係争地なんて世界中そこらじゅうにあるし、日本も北方領土や竹島をかかえています。それが他国を攻めようとしている根拠になんてなりませんよ。
台湾が落ちたら(ただの無人島に過ぎない)尖閣が危ない、だから台湾問題に介入すべきだ、なんて、なんの合理性も感じられないロジックなのですが。
5
バーナーキング
2023年 8月 18日
返信 引用
私は貴方の
>国内問題というタテマエのある台湾への攻撃と、中共政府が国家として承認し、平和条約を締結している日本への攻撃は、まったく話が違う
を否定しているんですが。
少なくとも尖閣を攻撃して来るタテマエはあるぞ、と。
>何を根拠にこんな考えが広まっているのか
については「日頃の行い」で済む話かと。
そしてそれを否定する貴方の根拠である国家承認、平和条約云々は少なくとも尖閣については成立しませんよ、という話です。
>「日本が攻められ、犠牲が出るのは避けられないが」という主張
私はそんな主張はしていません。
個人的には攻められる可能性の方がはるかに高いとは思っていますが。
6 』
『 2023年 8月 18日
返信 引用
尖閣にも難癖付けて領有化図ろうとして沖縄も中国のものだと難癖発言をしてる相手を、随分と信頼してるんだな
ましてや、ウイグルやチベットなどあれこれして、さらにインドとも殺し合いをしている相手を
6 』
『 分析
2023年 8月 17日
返信 引用
この案件は日本にも突きつけられる問題ですね。
仮に中国が開戦時に台湾のみを攻撃し、南西諸島の米軍や自衛隊基地を先制攻撃して来なかった場合、日本から集団的自衛権を宣言して宣戦布告することが憲法上、法律上、そして民意で認められるかどうか大いに疑問があります。
態々虎の尾を踏むくらいなら、台湾には援助物資の輸送のみで直接参戦しないという選択は十分取りうる可能性があるでしょう。
むしろ台湾有事の際に、中国が初手で沖縄にミサイル攻撃をしてきた方が、台湾の援護をしやすいでしょうね。
この辺りの議論を政治家がしないのは、分かっていて避けているのか分かっていないのかどっちなのでしょうか。
47
お
2023年 8月 17日
返信 引用
>この辺りの議論を政治家がしないのは、分かっていて避けているのか分かっていないのかどっちなのでしょうか。
国民がそれを望んでいないからでしょう。
我々の日常生活は、先達の方々の成功配当に立脚して成立しており、成功配当が消失した場合今の日常生活をおくれなくなる。という事を多くに人が本能的に認識しているように思われます。
特に我が国は戦争に負ける=焼け野原と認識しています。
焼け野原は誰もが容認出来ますまい。
焼け野原からの再出発も容認出来る人だけが賛成している、仮定して再精査しては如何でしょうか
21 』
『 アイスノン
2023年 8月 17日
返信 引用
積極的に台湾の兵站を担う時点で中国は実力で阻止するしかない。
在日米軍に基地使用を認め出動するとしたら、在日米軍基地=日本領土を叩かない可能性は低い。
中国が日本に何もしないのは日米がともに台湾を見放すときに限られるよ。
そして、中国を恐れて日米が動かない場合には近々に尖閣も与那国もとられるよ。
与那国との距離からして、台湾侵攻後の中国が敵国のレーダー基地とミサイル基地をそのまま放置するはず無い。
5 』
『
58式素人
2023年 8月 17日
返信 引用
米国が不介入だった場合、今のウクライナ戦役と同じ構図なのでしょうか。
この場合、 NATOに相当するのが日本なのでしょう。
不介入でも、米国は大量の援助はするでしょうから、日本も付き合うのかな。
今から、SAMとSAM/SSM、爆弾類、機雷/魚雷、小型の戦闘艦、沿岸潜水艦などを
作ってストックしておいた方が良いのかな。
お金では解決しなし。台湾を占領されるのは、将来的にも望ましくないでしょう。
米軍を通じて、台湾の戦略について承知しておくのも必要でしょうか。
何らかの形で尖閣諸島・他に手を出されたらやり返す必要はあると思います。
”尖閣は日本領土”と米国は言っているので、その場合は米国も出てくると思いますが。
5
Artillery
2023年 8月 17日
返信 引用
アメリカが武力介入しない場合、そもそも援助する時間も手段も無いと思いますよ。
台湾はウクライナと違い小さな国です。
海上で阻止出来ずに陸に橋頭堡を作られてしまった場合、比較的短時間で全土陥落するでしょう。
台湾陸軍が善戦して早期の占領とならなかったとしても、海上封鎖されてしまえば軍事援助を届ける手段がありません。
不介入と決めた国がそれを突破は出来ないでしょう。
6
58式素人
2023年 8月 18日
返信 引用
ある意味、台湾の応戦の結果次第、というところはあると思います。
バイデン大統領は、”台湾を守る”と何回か言っていますが、
その都度、国務省にフォローされているようですし。
台湾自体も、指導層(旧国民党)が逃げる可能性は大いにあります。
彼等は”占領されない香港”の立場を望んでいるのでしょうから、
それが出来なければ、どこかで場所を探すでしょう。愛国心は無いです。
日本に来てほしくはないですね。金門島辺りへ行ってもらいたいです。
台湾が援助を望むなら、上陸されないことが必要と思います。
台湾軍の今の戦力構成は陸軍が主ですから、今のままでは無理でしょうか。
それと、封鎖に備えて東海岸に港と空港を複数、さらに、そこから西海岸
への輸送路の事前確保が必要に見えます。
1 』
『 米国と台湾
2023年 8月 18日
返信 引用
アメリカ経済にとっては死活問題
台湾が中国に取られれば、TSMCが製造する最先端プロセスの半導体が
使えなくなってGAFAMのビジネスが死にNVIDIAもAMDも潰れる
大統領は巨万の富を生むアメリカ経済を殺した責任を問われ見せしめとして
J.F.ケネディのように皆が見ている前でライフルでヘッドショットされる
テックジャイアントのマネーゲームに関係のない大半のアメリカ国民や
官僚が台湾問題に消極的でも、財界が許さない 』