米国務長官、日韓と経済安保・開発金融で協力 首脳会談

米国務長官、日韓と経済安保・開発金融で協力 首脳会談
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN15CCW0V10C23A8000000/

『【ワシントン=中村亮】ブリンケン米国務長官は15日の記者会見で日米韓首脳会談に関し「3カ国の協力強化は人々や地域、世界に貢献するために極めて重要だ」と語った。北朝鮮問題だけでなく、経済安全保障や開発金融、人道支援など幅広い分野を議論すると説明した。

ブリンケン氏は15日、日本の林芳正外相や韓国の朴振(パク・ジン)外相と3カ国のオンライン協議を開いた。18日に首都ワシントン近郊の山荘「キャンプデービッド」で開く日米韓首脳会談に向けて調整を進めた。

ブリンケン氏はオンライン協議後の記者会見で「我々のテーマは歴史という困難で機微に触れる課題からいっそう野心的で前向きな課題に移行した」と述べた。日韓関係の改善をテコに協力分野を北朝鮮だけでなく中国への対処に広げる意向を示す発言だ。

首脳会議の成果をめぐり「さまざまな高官級の定例協議を含めて一段と制度化された3カ国の協力を期待している」と言及した。首脳会談の定例化を念頭に置いている。』