ボーイング社は、「AH-6」のモノコック胴体を、「コリアンエアー」〔という名の航空機メーカー〕に外注することになった。
https://st2019.site/?p=21248
『完成品に限らず、パーツ、「部品」の受注でも兵器貿易を大きくして行こうという韓国政府の路線が、好調のようだ。』
ボーイング社は、「AH-6」のモノコック胴体を、「コリアンエアー」〔という名の航空機メーカー〕に外注することになった。
https://st2019.site/?p=21248
『完成品に限らず、パーツ、「部品」の受注でも兵器貿易を大きくして行こうという韓国政府の路線が、好調のようだ。』
CorvoというブランドのUAVをいろいろ売っている「SYSPAQシステムズPty株式会社」は、…。
https://st2019.site/?p=21245
『Gary Mortimer 記者による2023-6-24記事「The most successful drone in Ukraine」。
CorvoというブランドのUAVをいろいろ売っている「SYSPAQシステムズPty株式会社」は、豪州のメルボルン市で1992年に創立された。
主力製品はPPDS。なんと厚紙製(表面ワックスコーティングで撥水する)の、固定翼の組み立て式ドローンである。
家具のような平たい段ボールに梱包されているのを、ユーザーがじぶんで組み立てる。
そのようなものでありながら、ペイロード5kgの「精密荷物運搬機」なのだ。レンジは120kmに達する。同じコースを戻って、何度でも使える。リモコンはタブレットPCを使う。
すでにこの機体は22年からウクライナ軍へ供給されている。用途は敵軍偵察だという。』
任期制隊員の一任期目を4年間にするのなら、夜学か通信制の専門特技コースを公費で受講させてやれ。
https://st2019.site/?p=21245
『通信制大学だと4年内での「卒業」はまず無理だろうが、国家資格は他にも無数にあり、そのすくなからぬ領域は、自衛隊部隊の職務執行を大いに捗らせる。その資格取得を公費で支援してやる政策は、よって、正しい。
これからは、少ない数の兵隊が、全員、マルチ特技者になる必要があるので、その公費支出は、じゅうぶんに正当化される。もっと早く、始めるべきだった。
高卒で入隊する者の身になれば、大学へ行く代わりに、マルチな国家資格を、4年間、給料をもらいながら、勉強できるわけである。
誰も迷惑などしない話だ。それどころか、日本ぜんたいが、得をする話である。
日本全国の駐屯地や基地の周りに、夜学の「資格学校」が、集中することになるだろう。
それで誰が迷惑する? みんなが嬉しい話じゃないか。
この補助制度の一環として、自動二輪免許も取らせてやればいいのだ。いや、これからは電動のマイクロプレーン操縦技能者だって必要になる。有人飛行士だよ。全歩兵を機動化せよ!』
田中龍作ジャーナル | 独裁者は秘密をばらした奴を消す
https://tanakaryusaku.jp/2023/06/00029078
『マスコミは気づいていないのかもしれないが、世紀の大暴露があった。ワグネルの創設者プリゴジンが24日、モスクワに向けて進撃するにあたって、ぶち撒けた―
ウクライナ東部ドンバスへの侵攻を正当化するためプーチンが用いた「非ナチ化」は、ウソだと明らかにしたのである。
プーチンが世界を大混乱に陥れたウクライナ侵攻の大義はデッチあげだった・・・ドンバス戦争を最初から知るプリゴジンがばらしてしまったのだ。
2014年、ロシアはクリミア半島の奪取を終えると、シームレスでそのままドンバスに雪崩れ込んだ。
この時からワグネル社の軍事活動が始まった。陣頭指揮を執っていたのがプリゴジンだ。ロシアのドンバス侵攻を最もよく知る人物。それがプリゴジンである。
国連の報告では「ドンバス地方での武力衝突により民間人に犠牲者が出ている」とあるのを、プーチンは「ネオナチからロシア系住民を守る」などとネジ曲げたのである。
独裁者が最も隠しておきたかったことを白日の下にさらしたプリゴジンを、独裁者プーチンは断じて許さないはずだ。
プリゴジンとてそんなことは百も承知だ。ロシアの属領であるベラルーシにノコノコ行けば消されることは目に見えている。
プリゴジンの行方が分からなくなっているのも頷ける。
携帯電話はGPS機能により居所を察知される。私がプリゴジンだったらロシアと連絡を取り合っていた携帯電話は捨ててゆく。
プリゴジンもそうしたのだろうか。行方が分からなくなっているのは、このためだろうか。
ある日、プリゴジンが突然姿を現す。それも西側のどこかの都市で。否、すでに消されてしまっていることもありうる。
~終わり~ 』
ロシア海軍太平洋艦隊のロケット艇と掃海艦は日本海で演習を開始した | ロシア海軍情報供給部
http://rybachii.blog84.fc2.com/blog-entry-8289.html
『 2023/06/27 09:48.15 カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2021年-)
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『PortNews』より
2023年6月26日9時19分配信
【太平洋艦隊艦艇支隊は日本海エリアで任務を遂行する為に海上へ出航した】
艦の乗組員はコルベット「リェーズキー」の工場試験へ参加する
ロケット艇、基地掃海艦、支援船で構成される太平洋艦隊艦艇支隊は、日本海の戦闘訓練射爆場で戦闘演習任務を遂行する為に海上へ出航した。
東方軍管区広報サービスは発表した。
艦艇の乗組員は、戦闘と航海の為の緊急準備と、仮想敵の攻撃下からの仮想離脱へ取り組んだ。
指定海域への艦艇の出航は、展開計画に沿って、日中の様々な時間帯に行なわれた。
海上での活動中、艦艇支隊は幾つかの合同演習及び艦上訓練を行なう。
エピソードの1つでは、艦艇は太平洋艦隊の為に建造されたコルベット「リェーズキー」の工場海上試験へ参加する。
海上での演習終了後、艦艇支隊はウラジオストクの駐留所へ戻る。
最新コルベット「リェーズキー」は、設計局『アルマーズ』のプロジェクト20380の下で『アムール造船工場』(『統合造船業営団』へ加入)が建造したプロジェクト20380多目的警備艦(コルベット)シリーズの4隻目であり、2016年7月1日に起工された事が想い起こされる。
艦は2021年7月1日に進水し、2021年11月、試験及び発注者への引き渡しの準備の為、輸送ドック「ゼーヤ」でウラジオストクへ送り届けられた。
ロシア太平洋艦隊のプロジェクト12411ロケット艇は、沿海地方多種戦力小艦隊の第19水上艦旅団の第2親衛ロケット艇大隊に所属し、ウラジオストク南部のウリス湾に駐留しています。
23-0314f.jpg
[第2親衛ロケット艇大隊]
ロケット艇R-261(1988年12月30日就役)
ロケット艇R-297(1990年9月8日就役)
ロケット艇R-298(1990年12月31日就役)
ロケット艇R-11(1991年9月1日日就役)
ロケット艇R-14(1991年12月28日就役)
ロケット艇R-18(1992年8月24日就役)
ロケット艇R-19(1992年12月7日就役)
ロケット艇R-20(1993年11月18日就役)
ロケット艇R-24(1994年12月27日就役)
ロケット艇R-29(2003年9月27日就役)
太平洋艦隊向けの12411はロシア極東の『ハバロフスク造船工場』で建造され、現在は10隻が現役に留まってます。
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第19水上艦旅団の第11水域保護艦大隊には、5隻のプロジェクト1265基地掃海艦が在籍しており、こちらもウリス湾に駐留しています。
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[第11水域保護艦大隊]
BT-100(1984年6月28日就役)
BT-114(1987年11月1日就役)
BT-232(1988年9月30日就役)
BT-245(1989年9月30日就役)
BT-256(1988年10月12日就役)
太平洋艦隊向けの1265は『ウラジオストク造船工場』で建造されました。
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2023年3月28日には2隻のロケット艇がピョートル大帝湾で超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊のロケット艇はピョートル大帝湾で超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射した]
6月26日にはロケット艇と基地掃海艦が日本海で演習を行なう為に出航しました。
これらの艦艇は、現在、日本海で試験中のプロジェクト20380コルベット「リェーズキー」の洋上試験にも参加します。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの第4のプロジェクト20380コルベット「リェーズキー」は日本海で対艦ミサイル「ウラン」の発射試験を実施した]
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南ドネツクの戦い、ウクライナ軍が高台に位置したリヴノピリ解放に成功
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-south-donetsk-ukrainian-forces-successfully-liberate-livnopil-from-high-ground/



『ウクライナのマリャル国防次官は26日「南ドネツクのリヴノピリを取り戻した」と発表、ロシア軍は高台のリヴノピリを起点にモクリ・ヤリー川沿いに南下するウクライナ軍をスタロマイオルズキーで食い止めてきたが、これが破綻した格好だ。
参考:Ганна Маляр
停滞を見せていた南ドネツクとザポリージャ州の状況が少しづつ動き出している
南ドネツクのモクリ・ヤリー川沿いで反攻作戦を開始したウクライナ軍はブラホダトネ、ネスクチュネ、ストロジェベ、マカリフカ、ノヴォダリフカ、レヴァドネを解放したが、ロシア軍はモクリ・ヤリー川沿いの北西に位置するリヴノピリを死守、高台にあるリヴノピリとスタロマイオルズキーを結ぶ線から川沿いに前進したウクライナ軍の側面を攻撃し、マカリフカからスタロマイオルズキーへの前進を阻んできた。
出典:GoogleMap 南ドネツクの戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)
しかしマリャル国防次官は26日「ドネツクのリヴノピリを取り戻した」と発表、これでモクリ・ヤリー川沿いに進むウクライナ軍はスタロマイオルズキーに前進する条件が整ったことになる。
因みにザポリージャ州オレホボからロボタインを目指すウクライナ軍はT0408沿いに約1km、T0803沿いから南の地域に約1kmほどの前進を見せており、カムヤンスキー方向と同じく防衛ライン突破をかけた戦いに突入する可能性が高い。
出典:GoogleMap ザポリージャ州の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)
CNNは「ウクライナ軍の反攻作戦はあまり成功しておらず、ロシア軍は予想よりも実力を発揮している。塹壕・龍の歯・防衛陣地の構築でロシア軍の防衛ラインは要塞化され、ウクライナ軍の装甲部隊は敵航空機や敵砲兵部隊の攻撃を受けなら地雷源を突破できずにいる」と指摘したものの「反攻作戦は始まったばかりで、ウクライナ軍側もロシア軍の戦術に適応してきているため『時間はかかっても領土を奪還できる』と米国も同盟国も楽観視している」と報じていた。
停滞を見せていた南ドネツクとザポリージャ州の状況が少しづつ動き出しているため、ウクライナ軍の適応力がフィットしてきたのかもしれない。
追記:リヴノピリ解放を示す視覚的証拠も登場
関連記事:ゼレンスキー大統領、反攻作戦はハリウッド映画ではないと訴える
関連記事:ウクライナ国防相、ハルキウのように反攻作戦が進むと期待しないで欲しい
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
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投稿者: 航空万能論GF管理人 ウクライナ戦況 コメント: 58 』
米国の「専門家」がロシアで内戦勃発だと興奮した理由は何なのか? – 《櫻井ジャーナル》:楽天ブログ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306270000/
『エフゲニー・プリゴジンは6月23日、ワーグナー・グループの部隊を率いてロストフ・オン・ドンへ入り、ロストフ・オン・ドンからモスクワへ向かうように命令したとされている。
あまり現実的でない話だが、ワシントンの「専門家」はウラジミル・プーチン政権の崩壊を妄想し、大騒ぎだったという。元駐露大使のマイケル・マクフォール、あるいはネオコンのアン・アップルバウムなどは特に興奮していたようである。
マクフォールは2012年1月に大使としてロシアに赴任したが、その年の3月には赴任先で大統領選挙が予定されていた。結局、選挙ではプーチンが勝利しているが、マクフォールは反プーチン派に接触、選挙工作を進めていた。
この当時のアメリカ大統領はバラク・オバマ。同政権にマクフォールは2009年から上級顧問として参加、中東から北アフリカにかけての地域で実行された体制転覆工作にも加わっている。
スタンフォード大学時代、1983年と85年にマクフォールはソ連の大学で短期間学び、91年にはローズ奨学生としてオックスフォード大学に留学している。
アップルバウムの夫はポーランドで国防大臣や外務大臣を務めたラデク・シコルスキー。ロシアとドイツがバルト海に建設した2本のパイプライン「ノードストリーム」と「ノードストリーム2」が2022年9月に爆破された直後、「ありがとう、アメリカ」と書き込んだ人物だ。
1983年からシコルスキーはオックスフォード大学で学ぶが、その際に学生結社「ブリングドン・クラブ」へ入っている。メンバーの多くはイートン校の出身、つまり富豪の子どもたちで、素行が悪いことで知られている。シコルスキーと同じ1980年代のメンバーにはボリス・ジョンソン、デイビッド・キャメロン、ジョージ・オズボーン、トニー・ブレアといった後の政治家、そして金融界に君臨しているナット・ロスチャイルドも含まれている。帝政ロシアの有力貴族で、ドイツとの戦争を推進し、グレゴリー・ラスプーチン暗殺に関わったフェリックス・ユスポフもクラブのメンバーだった。
アメリカの有力メディアも内戦と殺戮を期待していたようだが、4日の午後にはロシアにおけるワグナー・グループの行動を中止することでベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領とプリゴジンが合意し、ロシア政府はワーグナー・グループの幹部に対する訴追を取り下げると発表した。プリゴジンはベラルーシに「追放」される。
マクフォールは23日、ウラジミル・プーチンがワグナー・グループを攻撃するように命じ、自分はモスクワから逃げ出したと主張、内戦になるとも語っていた。勿論、そうした展開にはならなかった。
CNNやニューヨーク・タイムズ紙はアメリカと西側の情報機関が以前から「クーデター」の動きに気づいていたと伝えた。第三者として気づいていたと言うなら、ロシアの情報機関も気づいていたはずで、失敗すると考えていたはずだ。
そうすると、情報機関から情報を入手できそうな人びとが興奮していたのは不自然だ。プリゴジンはアメリカなどの情報機関と連絡を取り合い、その情報を聞いていた「専門家」が舞い上がったのかもしれない。
本ブログでも書いたが、ワグナー・グループの行動は「マスキロフカ」、つまり欺瞞作戦だった可能性がある。ワグナー・グループはロシアの情報機関によって創設され、ロシア軍参謀本部の第1副本部長を務めているウラジーミル・ステパノビッチ・アレクセーエフ中将がその背後にいたと言われ、しかも今年5月4日からミハイル・ミジンチェフ上級大将が副司令官を務めている。ワグナー・グループの将校はひとりも「反乱」に加わっていないという。料理人のプリゴジンが独断で部隊を動かしたというのは不自然である。
ひとつの可能性として、西側からプリゴジンに何らかのアプローチがあり、誘いに乗ったふりをしたということも考えられる。ワグナー・グループを動かし、西側がロシア国内に作ったネットワークを動かして実態を調べようとしたのかもしれない。
真相は不明だが、ともかくジョー・バイデン大統領や彼の周辺にいる好戦派はウクライナで彼らが勝利するという妄想を抱き続けている。
ウクライナ軍が6月4日に「反転攻勢」を始めるとバイデン米大統領は祝福、デビッド・ペトレイアス元CIA長官はロシア軍が蹴散らされると語っていたようだ。
5日には攻勢が失敗に終わることが見えてくるが、6日にはノヴァ・カホウカ・ダムが爆破され、ヘルソンのロシアが支配している地域は洪水で水浸しになった。
ウクライナ軍の侵攻を防ぐために作られた地雷原は今回の洪水で押し流され、水が引いて土地が乾燥した後、攻め込むことが容易になると考える人がいる。破壊されたダムはクリミアの水源であると同時に電力の供給源であり、ザポリージャ原子力発電所もダムの水力発電所から電力の供給を受けている。
ワシントン・ポスト紙は昨年12月にウクライナ軍のアンドリー・コバルチュク少将をインタビュー、ドニエプル川を氾濫させるという構想を聞いている。同少将はヘルソン地区におけるウクライナ軍を指揮している軍人だ。その構想に基づき、昨年8月にウクライナ軍はHIMARSでノヴァ・カホウカ・ダムを攻撃、3カ所に穴を開けたとコバルチュク語っている。テストは成功したものの、最後の手段として取っておくとしていた。
25カ国から最大1万人が参加、派遣される航空機は220機に達するという軍事演習「エア・ディフェンダー23」をNATO軍は6月12日から23日にかけて実施する予定だった。これは演習を装った実戦ではないかと疑う人もいたが、米英の好戦派がそう考えたとしても、NATO内には同調しない国が少なくなかっただろう。
最終更新日 2023.06.27 09:21:26 』
プリゴジン騒動:「大山鳴動して鼠一匹」も現れず – 《櫻井ジャーナル》:楽天ブログ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306250002/
『ワグナー・グループのエフゲニー・プリゴジンはベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領との交渉を経て、自分の部隊に対し、移動の停止とロストフ・オン・ドンの明け渡しを命じた。それにともない、ロシア政府はワーグナー・グループの幹部に対する訴追を取り下げると発表している。
ロストフ・オン・ドンのワシリー・ゴルベフ州知事はワグナー・グループの戦闘員がロストフを離れたと述べた。部隊のメンバーはソレダルやアルチョモフスク(バフムート)の近くにあるキャンプへ戻り、武装解除されると見られている。蜂起に参加しなかった隊員はロシア国防省と新たな契約を結ぶことができ、プリゴジンはベラルーシに行くという。ロシア国内の高速道路に課されたすべての制限が解除されたと伝えられている。
この騒動は何だったのか?
ひとつの可能性はロシア国防省が契約更新を拒否したことにプリゴジンが怒ったというもの。第2はプリゴジンがアメリカ/NATOに内通していて、両者が連携して軍事作戦を予定していたが、梯子を外されてしまった可能性。そしで第3は「マスキロフカ」、つまり欺瞞作戦だったというもの。
第1のシナリオは可能性が小さいだろう。第2のシナリオは、例えばNATOの軍事演習「エア・ディフェンダー23」を利用した軍事作戦があり、それと連動して蜂起する予定だったが、その作戦が取りやめになったというようなもの。ジョー・バイデン大統領やその取り巻きの好戦派ならやりそうだが、すでに少なからぬNATO加盟国は米英主導の対ロシア戦争に乗り気ではない。そもそも、自国の武器庫は空だ。
そして第3のシナリオ。これは元CIA分析官のラリー・ジョンソンが提示しているもの。まずジョンソンはワグナー・グループがロシアの情報機関によって創設されたと指摘する。ロシア軍参謀本部の第1副本部長を務めているウラジーミル・ステパノビッチ・アレクセーエフ中将が背後にいたと言われ、しかも今年5月4日からミハイル・ミジンチェフ上級大将が副司令官を務めている。軍事的素人のプリゴジンが独断で動かせるような武装集団ではないということだ。
また、サンクトペテルブルクのワグナー・グループ本部へ警官隊や軍隊を派遣するまでロシア政府が約12時間待ったという不自然さを指摘する。プリゴジンはワグナー部隊に対し、ロストフ・オン・ドンからモスクワへ向かうように命令したというが、その距離は1200キロメートル近い。燃料を補給しながらその距離を20時間以内に移動できるのかともジョンソンは指摘している。
第3のシナリオが正しいなら、騒動の間にロシア軍の新たな作戦の布石を打った可能性がある。プリゴジン騒動で作られた状況を利用し、すでに潜入しているはずのアメリカ/NATO/ウクライナの破壊工作部隊を摘発しようとしているかもしれない。
最終更新日 2023.06.25 16:33:39 』
プリゴジン氏「政権転覆望まず」 武装蜂起の正当性主張
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR26C9J0W3A620C2000000/
『ロシアで武装蜂起を起こした民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は26日「我々は政権の転覆は望んでいない」との音声メッセージを通信アプリに投稿した。発信場所は明らかになっていない。プリゴジン氏の肉声が確認されたのは武装蜂起の停止後初めて。
【関連記事】米大統領、ワグネル反乱に関与否定 侵攻への影響見極め
ワグネルの部隊は24日夜に武装蜂起を停止し、部隊を撤退させた。プリゴジン氏は「ロシア人の血を流したくなかった」とロシア軍との戦闘で死傷者が出る事態を避けるために撤退を決めたと述べた。
反乱を開始した理由については「(ロシア軍から)ミサイル攻撃を受け、戦闘員約30人が殺された。これが反乱の引き金となった」とロシア軍の攻撃によるものとの従来の主張を繰り返した。
ロシア国防省はワグネルなどに対して同省と契約するよう命じ、プリゴジン氏は反発していた。同氏によると実際に契約に同意した戦闘員はほとんどいなかったという。プリゴジン氏はワグネルは「(ロシア国防省の)陰謀の結果、7月1日になくなることになっていた」と述べた。
武装蜂起の停止はベラルーシのルカシェンコ大統領が仲介役となり、プリゴジン氏と協議して決まった。プリゴジン氏は「ルカシェンコ氏がワグネルの活動継続のための解決策を見つけるべきだと提案した」と述べた。
プリゴジン氏は24日夜にロシア南部ロストフナドヌーを出発した。同氏が情報発信をしていた通信アプリ「テレグラム」でも、武装蜂起を停止する方針を表明した同日夜の音声投稿を最後に更新が途絶えていた。
プリゴジン氏は23日深夜に武装蜂起を宣言した。ワグネルの部隊は一時首都モスクワまで約200キロメートルの地点に迫ったが、反乱は1日で収束した。ロシアのペスコフ大統領報道官は24日夜に同氏のベラルーシへの出国を認めたと述べたが、出国時期などの詳細は明らかにしなかった。
ペスコフ氏はプリゴジン氏の刑事事件が取り下げられるとも述べた。だが、複数のロシアメディアは26日午前の時点で同氏の捜査が続いていると報じた。
【関連記事】
・ウクライナ、攻勢加速うかがう ロシアの反乱追い風に
・ロシア通貨ルーブル、1年3カ月ぶり安値 政治混乱を警戒
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ひとこと解説
①音声メッセージは「政権の転覆を望まない」といいながら、ロシア軍幹部を激しく糾弾しています。「正義の行軍」と呼ぶ武装蜂起は、ワグネル解体を防ぐための抗議活動であり、戦争で多くのヘマをしでかした連中をやっつけるためだった、というのです。
②ロシア正規軍にワグネル並みの練度があれば、ウクライナなど1日で打ち負かせたはず。1日で780㌔㍍行軍し、モスクワの200㌔㍍手前に迫ったワグネルを見よ。それはウクライナ侵攻前になすべき訓練のようなものだ――とまでコケにしています。
③まさに意気軒高。本物なら、「たった1日の反乱」は長く尾を引いていることに。消息不明者が「存在感」を発揮する。その光景は異様です。
2023年6月27日 2:13 (2023年6月27日 3:13更新) 』
プーチン氏が演説 ワグネル首謀者「国を裏切った」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR26CV80W3A620C2000000/
『ロシアのプーチン大統領は26日夜に国営テレビで演説し、民間軍事会社のワグネルの武装蜂起の停止について「最後の一線で立ち止まった」と流血の事態を回避したことを評価した。反乱の首謀者がロシアを裏切ったと強調した。プーチン氏が武装蜂起の停止後にワグネルに言及したのは初めて。
プーチン氏は武装蜂起について「いずれにせよ鎮圧されただろう」と強調した。ワグネル創設者のプリゴジン氏への直接の言及はなかったが、「反乱の首謀者たちはこのことを理解していなかったはずがない」と批判した。「国や国民を裏切った」とも述べ、暗に同氏の行動を強く非難する言葉が目立った。
ロシア国防省と対立していたプリゴジン氏は23日夜に武装蜂起を宣言し、南部ロストフ州の軍事施設を制圧、首都モスクワの南方200キロメートルまで迫った。プーチン氏は演説で「悲惨な流血の事態を避けるために、発生当初から私が直接の指示をとった」と自らが率先して対応を進めたと強調した。
プーチン氏はワグネルの戦闘員らに対し「唯一の正しい決断を下したワグネルの戦闘員らに感謝する」と語った。戦闘員らはロシア国防省と契約を結べるほか、「希望者はベラルーシに行くこともできる。私の約束は守られる」と選択の機会があると強調した。
武装蜂起はプーチン氏の意を受けたベラルーシのルカシェンコ大統領がプリゴジン氏との仲介役となり、24日夜に武装蜂起の停止で合意。反乱は1日で収束した。プーチン氏はルカシェンコ氏について「努力と平和的解決への貢献に感謝する」と謝意を示した。
プーチン氏は「祖国にとって最も困難な試練を共に乗り越えることができた」とロシア国内の結束が反乱の停止につながったと強調した。
プリゴジン氏は反乱停止の合意を受けて24日夜「我々は隊列を反転し駐屯地へと戻っていく」と通信アプリのテレグラムに投稿した。ロストフ州を離れてからの消息は不明になっている。ペスコフ大統領報道官は24日夜に「プリゴジン氏の刑事事件は取り下げられ、ベラルーシに出国する」と記者団に述べた。
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分析・考察
プリゴジン氏はロシアの大統領になったら、世界はどうなるか。それを考えなければならない。現状の混乱はプーチンが独裁者として暴走した結果である。法による統治がない国だから、反乱がおきやすい。しかも、独裁者の周りは無能なイエスマンばかりである。ショイグ氏の無能さは顔に書いてある。プリゴジン氏はショイグに従うわけがない。プーチンはプリゴジン氏のことを国を裏切り者というが、国を裏切ったのではなく、プーチンを裏切った。でも、プーチンを裏切ったものは将来、民族のヒーローになる可能性が高い。
2023年6月27日 6:38
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ひとこと解説
①昨日のWBSでは、ワグネルの反乱がプーチン体制の「終わりの始まり」になるのでは、と解説しました。演説するプーチン氏は黄昏時の老いた独裁者そのものです。反乱の首謀者というのみで、プリゴジン氏の名前を挙げることができない。
②一方、プリゴジン氏のメッセージもプーチン氏の名前を挙げていません。政権への反乱を否定しつつ、軍幹部の無能ぶりを糾弾する。プーチン氏とプリゴジン氏。どちらに迫力があるかといえば、命を捨てる覚悟のプリゴジン氏でしょう。
③これ以上、プリゴジン氏を追い詰めると、「たった1日の反乱」を長期化させかねない。「裸の王様」であるプーチン氏は、そんなところに追い詰められたようです。
2023年6月27日 8:48 (2023年6月27日 9:02更新)
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分析・考察
米紙ワシントンポストは情報機関の分析として、プーチン大統領は少なくとも24時間前にプリゴジン氏率いるワグネルによる反乱の兆候を把握していた可能性ありと報じた。だが、すぐ強力な対抗措置がとられることはなかった。そこに、プリゴジン氏にどう対処すればよいのか決めかねるプーチン大統領の心の迷いや指導力低下、ロシア権力層内部での意見対立を見出すことができるのかもしれない。当のプーチン大統領は26日の演説で、「過ちを犯した者たちに正気に戻る機会を与え、自分たちの行動が社会から断固として拒絶され、ロシアにとって悲劇的かつ破壊的な結果をもたらすことを理解させるために、時間が必要だった」と釈明した(ロイター)。
2023年6月27日 7:38 』