防衛研究所 National Institute for Defense Studies
- NIDSコメンタリー 第284号 2023年11月10日
「アクサーの氾濫」作戦発動から1カ月の中東情勢
ーハマースが狙う長期戦とフーシー派の介入
http://www.nids.mod.go.jp/publication/commentary/pdf/commentary284.pdf - ※ なるほど…。 ※ こういう文献読むと、前記のベン・グリオン運河の話しも、まんざら「需要」が無いわけじゃないことが、分かるな…。
- ※ 紅海ースエズ運河ルートを、回避可能となるわけだ…。 https://www.marinetraffic.com/jp/ais/home/centerx:38.7/centery:23.0/zoom:5

※ サウジアラビア周辺の、海運のトラフィックの混雑の様子…。
※ 石油を運ぶタンカーが多いと思われる…。


『理論研究部社会・経済研究室 研究員 吉田 智聡
エグゼクティブ•サマリー
♦10月7日のイスラーム主義組織ハマースなどの奇襲とその後のイスラエルの反攻が開始されてか
ら、1カ月が経過した。イスラエル軍は10月27日頃から力、、ザ地区での地上作戦の規模を拡大さ
せ、11月2日にはカ、、ザ市の包囲を完了したとみられる。
同軍はカ”ザ地区北部と東部から侵入し、南
北を分断した。他方でハマースは全長500kmとも言われる地下トンネルを用いた戦術を採用してい
るとみられ、紛争は長期戦の様相を呈している。
・ ハマースを含む反西側国家・組織のネットワーク「抵抗の枢軸」は、イスラエルに対する多正面の
軍事的圧力をかけようとしている。
レバノンのヒズブッラーは、イスラエルとの国境地帯で砲撃戦
などを継続している。
イエメンのフーシー派は10月31日に声明を発出し、同日までに3回の対イ
スラエル軍事作戦を実施したと述べた。
「抵抗の枢軸」の領袖であるイランは、イスラエルがレッ
ドラインを超えたとの認識を持ちながら、戦争拡大を望まないという姿勢を示した。イランは「抵
抗の枢軸」傘下組織を用いて、間接的にイスラエル•米国への攻撃を継続すると考えられる。
・ フーシー派の軍事力は、当面イスラエルにとって差し迫った脅威となると考えられる。同派は既に
イスラエル南部エイラートを狙ったとみられる航空攻撃(弾道および巡航ミサイル、ドローン)を
行っているほか、紅海近辺での軍事活動も辞さない構えを示している。過去に紅海封鎖を示唆した
ことがあるフーシー派は2022年に海軍を増強しており、同海域においては海軍款下の戦闘員、対艦
ミサイル、水上即席爆発装置(WBIED)、機雷などを用いる可能性がある。
(注1)本稿のデータカットオフ日は2023年11月5日であり、以後に情勢が急変する可能性がある。
(注2)フーシー派は自身がイエメン国家を代表するとの立場をとるため、国家と同等の組織名や役職
名を用いている。本稿では便宜的にこれらを直訳するが、これは同派を政府とみなすものではない。
-1-
NIDSコメンタリー第284号
【図1:今次の軍事衝突を巡るアクターの関係】
(注1)GCC諸国の中でイスラエルと国交を有さない国を(♦)、国交を有する国を(◊)とした。
(注2)代表的なアクターを記載した図であり、全てのアクターを示したわけではない。
(出所)筆者作成
イスラエル軍のガザ地区入りとハマースが狙う長期戦
10月7日に始まったイスラエルとパレスチナ系武装組織の軍事衝突から、1カ月が経過した。11月5
日現地時間14:00時点で1万1,200名ほど(イスラエル:推定1,430名超、カ、、ザ地区:同9,770名超)の
死者が生じている1。
今次の軍事衝突の初期過程やその背景については西野2が、中東諸国および西側諸
国の反応については吉田が詳細を記しているため、まずはそちらを参照されたい3。
両者の論考からのア
ップデートとしては、イスラエル軍は力’、ザ地区への陸海空による攻撃を実施し、同地区に留まったまま
作戦を継続するようになった。
10月28日にイスラエル首相ベンジャミン・ネタニヤフ(Benjamin
Netanyahu)は軍事作戦が第2段階に入ったという認識を示した。
初期から予見されていたカ”ザ地区北部
からの攻撃に加え、イスラエル軍は東部からも部隊を投入し同地区を貫く幹線道路を抑える動きを見せ
た。
加えて北部および東部からの部隊投入により、同地区は南北に分断された。
軍事力で圧倒するイスラエルに対して、ハマースは地下トンネルを用いた長期戦や人質を用いた政治
交渉を狙っているとみられる。
地下トンネルの数は1,300本にして総距離は500km、最深部で70m程度
という報道がある七
八マースは地下トンネルをゲリラ戦術に用いてきたほか、軍事物資や人質の保管、
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NIDSコメンタリー第284号
および司令部として用いているとみられることから、地下トンネルは同組織最重要の武器と位置付けら
れる。
また「抵抗の枢軸」系メディア『ハナーディク』はハマースの精鋭部隊が10月7日の作戦に参
加せず温存されており、地下トンネルの戦闘でイスラエル軍を待ち受けていると主張したラ。
同メディア
によれば、同部隊の本来の任務は「ガザ地区外の占領下パレスチナ領(筆者註:イスラエル領を指
す)」での攻撃であるが、防御作戦やトンネル戦の訓練も受けている6。
サウディアラビア資本のメディ
ア『アラビーヤ』は精鋭部隊の人数を5,000名程度とみている7。
そのほかにハマースは新兵器として魚
雷「アースイフ」を使用したと主張し、海上作戦の能力もアピールした8。
イスラエルの海底ガス田では
操業一時停止が発生しており、36万名の予備役が投入されている状況と併せて、ハマースとしては長期
戦を通してイスラエル側の経済的負担を大きくすることで厭戦感を増幅させる狙いがあるとみられる。
他方でネタニヤフは長期戦の覚悟を表明しており、政治•軍事的要因で烈度の変化は見られても、紛争
は長期化するとみられる。
10月9日に共同声明にてハマースのテロ行為を糾弾し、イスラエルへの「ゆるぎない結束した」支持
を打ち出した米英仏独伊には、徐々に軌道を修正する動きが見られる9。
国連安全保障理事会での拒否権
発動など、最もイスラエル寄りの姿勢を示す米国も国際人道法の遵守を要求している。
またフランスは
国連総会の人道的休戦を求める決議に賛成した1°。
このほかにイスラエルと国交を有するヨルダンとバ
ハレーンが駐イスラエル大使を召還するなど、国際法違反の可能性を含むイスラエルの苛烈な反攻に対
する国際社会の非難が強まっている。
「抵抗の枢軸」:水平的支援と垂直的支援
イスラエル軍とハマースの戦闘に加え、注目すべき論点として外部のアクターの関与が挙げられる。
ハマースや同組織と行動を共にするイスラーム聖戦(PIJ)は、イランを頂点とする反西側ネットワーク
「抵抗の枢軸」の一員であり、これまでから協力関係を築いてきた11。
吉田は「抵抗の枢軸」の領袖で
あるイランからハマース等下部組織への支援を「垂直的支援」、ハマース•ヒズブッラー間など下部組
織間の支援を「水平的支援」と呼び、この越境的ネットワークに着目してきた12。
水平的支援では、レバノンのヒズブッラーが初期からイスラエルとの国境地帯で砲撃戦などを行って
きた。
同組織の最高指導者ハサン・ナスルツラー(Hasan Nasr Allah)は10月25日、PIJ事務局長ズイ
ヤード•ナハーラ(Ziyadal-Nakhala)およびハマース政治局副局長サーレハ•アールーリー($旬山亦
cAruri)と会談を行い、介入等の調整を行った乳
さらに11月3日にこれまで沈黙を貫いていたナスル
ッラーが演説を行い、「レバノン戦線において全ての可能性が開かれている」と述べ、イスラエルや米
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国に警告を発した改
しかしこの演説ではイスラエルとの全面戦争などは宣言されず、現時点でヒズブ
ッラーは大規模な軍事作戦などを実施する意図がないと指摘されている既
ヒズブッラーの軍事介入の
烈度も低く、その理由としてイランが最も重要なパートナーであるヒズブッラーの消耗を恐れ、同組織
を制御している可能性がある16〇
ナスルッラー演説に先立つ10月31日、イエメンのフーシー派は軍名義で声明を発出し、これまでに
3回ミサイルやドローンでイスラエルを攻撃したことを認めた(フーシー派の軍事力については次節で
詳述する)17。
同派はどの時点の攻撃かを言明していないものの、①10月19 B (米駆逐艦「カーニー」
が撃墜)、②10月27日(エジプト2箇所にドローンが落下)、③10月31日(イスラエル軍が撃墜)に発
生した3つの事案を指すとみられる。
南方からの航空攻撃に備え、イスラエル海軍は紅海方面に部隊を
展開した双。
このほかにシリアを拠点に活動してきた「イマーム・フサイン旅団(Liwa5 al-Imam al-
Husayn) Jがヒズブッラー支援のためにレバノン入りし、イスラエル軍と交戦しているとみられる%
垂直的支援は限定的なものに留まっている。
イラン大統領エブラーヒーム・ライースイー (Ebrahim
Ra^si)はイスラエルがレッドラインを超えたと述べつつも、具体的な行動を示していない。
またイラン
外務大臣ホセイン・アミールアブドウッラーヒャーン(Hoseyn AmTr’abdullahiyan)は「戦争の拡大を望
まない」と発言しており、米国やイスラエルとのエスカレーションを避けようとしている2〇。
すなわ
ち、イランとしては米国やイスラエルとの正面衝突を避け、「抵抗の枢軸」傘下組織を用いて、間接的
にイスラエル・米国への攻撃を継続すると考えられる。
他方でイランとしては最も重要な傘下組織であ
るヒズブッラーの消耗についても検討しなければならず、ハマース等パレスチナ系組織の存在価値と介
入の程度(投入コスト)の比較衡量を迫られているといえよう。
フーシー派の軍事力を推し量る
前節で述べた通りイランにはヒズブッラーを温存したい思惑があるとみられ、その他の武装勢力とし
てフーシー派は有力な選択肢となる。
それでは、イスラエルから地理的に離れたイエメンのフーシー派
の軍事力をどのように評価すべきであろうか。
結論から言えば、同派は「抵抗の枢軸」傘下の非国家主
体の中で最も強力な軍事力を有しており、イスラエルにとって脅威となると考えられる。
本邦では現代
イエメン研究者の数が限られていることもあり、残念ながらフーシー派の軍事力や同派そのものに関す
る理解は十分に進んでいない。
以下では公表資料を基に、フーシー派の軍事力を推し量ってみたい。
フーシー派は、1992年に設立されたザイド派の復興組織「信仰する若者たち(Shabab al-Mu’mm)」の
流れを汲む21。
同派は2000年代後半からイランやヒズブッラーの支援を受け、2015年の政権奪取および
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イエメン内戦以降、急速に軍事力を拡大させてきた。
同派は民兵に加え旧国軍の一部を吸収しており、
今日ではその兵員数は20万名ともいわれる22。
なお、英国のシンクタンク「国際問題戦略研究所
(IISS)」は『ミリタリー •バランス』でフーシー派の兵員数を例年2万名程度との見方を示している
が、この数値は記載が開始された2016年版からほとんど変化しておらず、明らかに過小評価である。
またフーシー派は2023年9月の軍事パレードでF-5戦闘機を飛行させるなど、非国家主体らしからぬ軍
事力を有している23。
フーシー派の対イスラエル・米国攻撃の標的として、
①イスラエル本土南部、②紅海近辺のイスラエ
ル•米国アセットが挙げられる。
①は「アクサーの氾濫」作戦後から既にフーシー派が実施してきたも
のである。その手段は2,000km近い長距離の攻撃が可能となる弾道•巡航ミサイル、ドローンに限定さ
れ、対象も現時点ではイスラエル南部の都市エイラートに限定されているとみられる。
なおフーシー派
が11月1日に公表したイスラエル攻撃の動画においても、これらが使用されていることが分かる[表1
参照]。
その兵器詳細について、フーシー派が公表した兵器要覧『軍事産業ー栄光の9月21日革命の奇
跡-』や英米・イスラエル等のシンクタンクの情報を基に分析を試みたところ、同派が長距離射程と位
置付ける兵器が用いられた可能性が高いと考えられる24。
今次の攻撃で使用されたとみられる巡航ミサ
イル「クドウス」については、2020年にフーシー派がサウディアラビア西部のジェッダを攻撃した際
に、将来エイラートを攻撃するために用いると言及されていた25。
ただし映像内ではフーシー派が保有
する航空戦力の中で最も長距離のドローン「ワイード」(射程2,500-2,600km以上と主張、イランの「シ
ャヘド136」とみられる)は確認できず、エイラート以北への攻撃の余力を残していると考えられる。
②の紅海近辺での軍事活動は、国際社会にとって極めて重大な脅威となろう。10月下旬に暫定政府首
相アブドウルアズイーズ・ビン•ハブトウール(‘Abd al-cAzTz bin Habtur)が、ガザへの攻撃が止まない
場合に紅海沖のイスラエル船舶が打撃に晒されると述べた26。
また11月3日に最高指導者のいとこで、
元最高革命評議会議長(大統領に相当)のムハンマド・フーシー(Muhammad’Alial-HUthi)は、米軍空
母が紅海に到達することについて「我々のミサイルの射程内にあり、何一つ心配ない」と述べた27。
フーシー派は内戦勃発後から海洋での軍事活動も行っており、2018年に紅海封鎖を示唆28したことが
あるほか、2022年には海軍の大幅な戦力増強を図った29。
その活動手段としては海軍線下の戦闘員、対
艦ミサイル、水上即席爆発装置(WBIED)、機雷が挙げられる。
いずれも過去にサウディアラビア軍や
米軍宗泉下の艦艇への攻撃•防御作戦に用いられたほか、民間船舶も被害を受けてきた。
機雷については
紅海•アデン湾などを航行する際の行動をまとめた『ベストマネジメント•プラクティス(第5版)』
にて、係維索から外れ漂流する危険性が指摘されている3〇。
これは他の攻撃手段と比べてフーシー派に
とっても制御が難しいことを意味する。
紅海沖の船舶に加え、対岸のエリトリアにあるとみられるイス
ラエルの海軍基地も攻撃対象となり得る31。
フェイクニュースであったものの、10月26日に「抵抗の
枢軸」系メディア『マヤーディーン』は在エリトリア•イスラエル軍が攻撃を受けたと報じた32。
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フーシー派は「アクサーの氾濫」作戦への連帯として対外攻撃を正当化しているカヾ、対外攻撃の再開
は自派にとって最重要の問題であるイエメン内戦にも影響を与えている。
2022年4月の停戦合意(およ
び同年1〇月の合意失効)以後、フーシー派もサウディアラビアも越境攻撃を抑えつつ、和平交渉を行
ってきた。ところがフーシー派がイスラエルへの攻撃を開始する中で、サウディアラビアとの緊張も高
まり、『ブルームバーグ』によれば既にサウディアラビア軍に4名の死者が発生した33。同派はサウディ
アラビアがエンターテインメントの祭典「リヤド・シーズン(Mawsim al-Riyad) Jを開催したことな
ど、王国のパレスチナに対する冒流や無関心を批判している。こうしたパレスチナ支持とそれに伴うサ
ウディアラビア批判の言説は支配地域内の住民などに訴求力を持つ一方で、イスラーム世界の盟主を自
認するサウディアラビアにとり望ましいものではなく、和平交渉にも悪影響を及ぼすと考えられる。
【表1フーシー派が対イスラエル攻撃で用いたとみられる兵器とその性能34】
動画時間 種類 使用した兵器(推測) フーシー派主張の射程
00:09-01:17 弾道ミサイル 不明
01:18-03:02 巡航ミサイル クドウス2 or/and クドウス3 クドウス 2 :1,700-2,500km クドウス3 :記載なし
03:03-03:27 ミサイル 夜間のため不明
03:28-05:46 ドローン サンマード3 or/and サンマード4 サンマード 3 :1,500-l,7〇〇km サンマード4 : 2,000km以上
05:47-05:56 ドローン 夜間のため不明
(注1)各種資料からの推測であり、フーシー派は使用した兵器名を公表していない。
(注2)フーシー派が主張する射程と比べて、英米等シンクタンクの評価は短距離であることが多い。
(出所)al-Ilam al-Harbi35, Wikala al-Anba’ al-Yamaniya36, Ansar Allah37 を基に筆者作成
1″Israel-Gaza War in Maps and Charts: Live Tracker,”// Jazeera, November 6, 2023,
https://www.aljazeera.eom/news/longform/2023/10/9/israel-hamas-war-in-maps-and-charts-live-traeker.
2西野正巳「ハマスの前例のない対イスラエル攻撃」『NIDSコメンタリー』第279号、防衛研究所(2023年10月12日)。
3吉田智聡「イスラエル・パレスチナ情勢に揺れる中東政治一「抵抗の枢軸」の介入の行方とGCC諸国の温度差一」『NIDSコ
メンタリー』第280号、防衛研究所(2023年10月17日)。
4 “Anfaq Ghazza… Harb Admigha Bada1 * * 4 5at-ha Israel qibal Hamas,al-Sharq al-Awsat, October 30, 2023,
https://aawsat.com/%D8%A7%D9%84%D8%B9%D8%A7%D9%84%D9%85-%D8%A7%D9%84%D8%B9%D8%B1%D8%A8%D9%8A/
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NIDSコメンタリー第284号
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5 “Quwat al-Nukhba fi Kata’ib al-Qassam: Ihda Ahamm Mufajat al-Muqawama/5 al-Khanadiq. October 30, 2023,
https://alkhanadeq.com/post/6087/%D9%82%D9%88%D8%A7%D8%AA-%D8%A7%D9%84%D9%86%D8%AE%D8%A8%D8%A9-%D
9%81%D9%8A-%D9%83%D8%AA%D8%A7%D8%A6%D8%A8-%D8%A7%D9%84%D9%82%D8%B3%D8%A7%D9%85-%D8%A5
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%84%D9%85%D9%82%D8%A7%D9%88%D9%85%D8%A9.
6 Ibid.
7 al-“Arabiya, “Yablugh cAdad-ha nahw Khamsa Alaf Muqatil.. Ta’arruf “ala Qudrat Wahda al-Nukhba fT Hamas,5, YouTube Video, 1:22,
October 20, 2023, https://www.youtube.com/watch?v=chtW4bqYkCI.
8 “”Aslaha JadTda li Hamas.. Ma Huwa al-Turbid al-“Asif?,5, Sky News (Arabic). November 1,2023, https://www.skynewsarabia.com/middle-
east/1666716-%D8%A7%D9%94%D8%B3%D9%84%D8%AD%D8%A9-%D8%AC%D8%AF%D9%8A%D8%AF%D8%A9-%D9%84%
D8%AD%D9%85%D8%A7%D8%B3-%D9%87%D9%88-%D8%A7%D9%84%D8%B7%D9%88%D8%B1%D8%A8%D9%8A%D8%AF
-%D8%A7%D9%84%D8%B9%D8%A7%D8%B5%D9%81 %D8%9F.
9 “”Joint Statement on Israel/5 The White House. October 9, 2023, https://www.whitehouse.gov/briefing-room/statements-
releases/2023/10/09/joint-statement-on-israel/.
10「国連総会、ガザ「人道休戦」の決議採択一日英など棄権一」『日本経済新聞』2023年10月28日、
https://www.nikkei.eom/article/DGXZQOGN27DRDOX21C23AOOOOOOO/o
い論者によってどの組織を「抵抗の枢軸」に含めるかは分かれるものの、本稿では「抵抗の枢軸」系メディア『ハナーディ
ク』が示した12の組織をメンバーとみなす。抵抗の枢軸については、以下を参照されたい。
吉田智聡「変容する中東政治と「抵抗の枢軸」」『朝雲新聞』2023年6月29日3面、
http: //www. nids. mod. go .j p/publ ication/ asagumo_ seminar/pdf72023/0629.pdR
12 Ibid.
13 “”al-Sayyid Nasr Allah Yastaqbil al-Nakhala wa al-“Arun.. Ittifaq “ala Muwasala al-Tansiq bi Shakl YawmT wa Da’im,” al-Mayadln.
October 25, 2023,
https://www.almayadeen.net/news/politics/%D8%A7%D9%84%D8%B3%D9%8A%D8%AF-%D9%86%D8%B5%D8%Bl-%D8%A7%D
9%84%D9%84%D9%87-%D9%8A%D8%B3%D8%AA%D9%82%D8%A8%D9%84-%D8%A7%D9%84%D9%86%D8%AE%D8%A7
%D9%84%D8%A9-%D9%88%D8%A7%D9%84%D8%B9%D8%A7%D8%B1%D9%88%D8%B1%D9%8A:-%D8%A7%D8%AA%D9
%8I%D8%A7%D9%82-%D8%B9%D9%84%D9%89-%D9%85%D9%88%D8%A7%D8%B5%D9%84%D8%A9-%D8%A7%D9%84.
14 “”Nass Kalima al-Sayyid Nasr Allah khilal al-Ihtifal al-Takrimi li al-Shuhada5 Alladhm Irtaqu “ala Tanqa al-Quds,55 Qanat al-Manar.
November 4, 2023, https://www.almanar.com.lb/! 1185165.
15 Hanin Ghaddar, “”What Did Nasrallah Really Say, and Why?,” The Washington Institute for Near East Policy. November 3, 2023,
https://www.washingtoninstitute.org/policy-analysis/what-did-nasrallah-really-say-and-why.; Mathias Hammer, “”Hezbollah Leader Threatens
Escalation, but Falls Short of Declaring War with Israel/5 Time. November 3, 2023, https://time.com/6331218/hezbollah-nasrallah-speech-
israel-war-lebanon/.
16 Bobby Ghosh, “”Iran Doesn’t Want Hezbollah Fighting Israel,55 Bloomberg. November 1,2023,
https://www.bloomberg.com/opinion/articles/2023-ll-01/iran-doesn-t-want-hezbollah-fighting-israel.
17 “”al-Quwat al-Musallaha Tu”lin Itlaq Duf a Sawankh wa Ta5irat Musayyara “ala Ahdaf li al-“Aduw al-Isra5TlT,55 Wikala al-Anbd’al-
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18 “”Israel Deploys Missile Boats in Red Sea as Houthis Attack from Yemen,55 Reuters. November 1,2023, https:II\p.renters.com/article/israel-
palestinians-redsea-navy-idAFKBN 31W2CV.
19 Brian Carter, Ashka Jhaveri, Kathryn Tyson, Johanna Moore, Amin Soltani, Christina Harward, and Nicholas Carl, Iran Update, November
2, 2023. Institute for the Study of War, November 2, 2023, p.10, https://www.understandingwar.org/sites/default/files/2023-l1-
02%20Iran%20Update%20PDF.pdfhttps://www. understandingwar.org/sites/default/files/2023-ll-02%20Iran%20Update%20PDF. pdf.
20「「戦争拡大を望まない」米軍施設攻撃、関与否定ーイラン外相一」『朝日新聞』2023年11月1日、
https://www. asahi.com/ articles/DA3 S15781615.html〇
211992年説以外に、フーシー一族がザイド派復興運動を開始した1980年代に起源を求める説もある。いずれの説を取るにせ
よ、フーシー派が政治的色合いを強く帯びるようになったのは、元最高指導者フサイン・フーシー (Husayn al-Huthi)が運動を
率いるようになってからである。
22 Ahmad al-Dayb, “”Hal Hiya Nudhur Harb IqlTmTya: TahdTd JadTd li Isra5Tl min al-Yaman,55 Sana / Center for Strategic Studies (Arabic).
October 30, 2023, https://sanaacenter.Org/ar/translations/21117.
-7 –
NIDSコメンタリー第284号
23吉田智聡「イエメン情勢クオターリー(2023年7月〜9月)一和平交渉の再開とマアリブ県で高まる軍事的緊張を読み解く
-J『NIDSコメンタリー』第281号、防衛研究所(2023年10月19日)。
24 Ibrahim Jalal, “The Houthis’ Red Sea Missile and Drone Attack: Drivers and Implications,” Middle East Institute. October 20, 2023,
https://www.mei.edu/publications/houthis-red-sea-missile-and-drone-attack-drivers-and-implications.; Fabian Hinz, “Little and Large Missile
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25 “Iran-Backed Houthis Say Missile That Hit Saudi Arabia Will Also Target Eilat,” Times of Israel. November 25, 2020,
https://www.timesofisrael.com/iran-backed-houthis-say-missile-that-hit-saudi-arabia-will-also-target-eilat/amp/.
26 Ams Mansur, Twitter Post, October 23, 2023, 06:45 PM, https://x.com/anesmansory/status/l716209170364637360?s=20.
27 “Muhammad al-HuthT: cAmalTyat-na Mustamirra Idha Istamarr al-cAduw al-Sihyum fT Qatl Abna’ Ghazza,” al-Sadis wa al- (Ishrin min
Sibtambir Net. November 2, 2023, https://www.26sep.net/index.php/local/67182-2023-ll-02-17-33-05.
28 “al-Huthlyun Yuhaddidun bi Qatc al-Milaha fi al-Bahr al-Ahmar,” al-Jazira. January 1,2018,
https://www.aljazeera.net/news/arabic/2018/l/8/%D8%A7%D9%84%D8%AD%D9%88%D8%AB%D9%8A%D9%88%D9%86-%D9%8A
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%D8%AD%D8%A9-%D9%81 %D9%8 A-%D8%A7%D9%84%D8%A8%D8%AD%D8%B 1.
29フーシー派の海上戦力については吉田が詳しい。
吉田智聡「イエメン・フーシー派の海上戦力とその発展一国家性の追求手段としての海上戦カー」『海幹校戦略研究』第13巻
第1号、2023 年、39-56 M〇
30 Bimco, ICS, IGP&I Clubs, Intertanko and OCIMF, BMP5: Best Management Practices to Deter Piracy and Enhance Maritime Security in
the Red Sea, Gulf of Aden, Indian Ocean and Arabian Sea. Witherby Publishing, 2018, p. 5.
31 Neil Melvin, “The Foreign Military Presence in the Horn of Africa Region,” SIPRI Background Paper. April 2019, p.10,
https://sipri.org/sites/default/files/2019-04/sipribp 1904.pdf.
32 “Masadir li al-Mayadin Takshif Htyumayn didd Quwat Isra^lTya fT IrTtriya wa Maqtal Dabit,” al-Mayadin. October 26, 2023,
https://www.almayadeen.net/news/politics/%D9%85%D8%B5%D8%A7%D8%AF%D8%B1-%D9%84%D9%84%D9%85%D9%8A%D8%
A7%D8%AF%D9%8A%D9%86-%D8%AA%D9%83%D8%B4%D9%81-%D8%B9%D9%86-%D9%87%D8%AC%D9%88%D9%85%D9
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33 “Saudi Forces on Alert after Clash with Iran-Backed Houthis,” Bloomberg. October 31,2023,
https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-10-30/saudi-arabia-clashes-with-yemen-s-houthis-rebels-putting-kingdom-on-high-alert.
釧種類の推定にあたり、本山功先生(防衛研究所研究員)と清岡克吉先生(防衛研究所研究員)からのご指導を賜った。本山
先生と清岡先生に対して、拝謝の意を表する。
35 al-Flam al-Harbi, Twitter Post, November 1,2023, 06:00 PM, https://twitter.com/MMY1444/status/1719640433985282398.
36 Zayd al-MahbashT, al-TasnV al- ‘Askari: Mu’jiza Thawra al-Hadiwa al- (Ishrin min Sibtambir al-Majida. Markaz al-Buhuth wa al-
Ma’lumat, September 21,2023, https://www.saba.ye//storage/files/blog/l695274344_DNQhxh.pdf.
37 ccal-Quwat al-Musallaha Takshif can Ta5ira Sammad 4 bi Mada Yasil ila Alfay kilumitr,” Ansar Allah. March 11,2021,
https://www.ansarollah.eom/archives/418886.
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NIDS
Tokyo Japan
防衛研究所 National Institute for Defense Studies
NIDSコメンタリー
第284号 2023年11月10日
PROFILE
吉田智聡
理論研究部社会•経済研究室 研究員
専門分野:中東地域研究(湾岸諸国およびイエメンの国際関係•安全保障)、イエメン内戦
本欄における見解は、防衛研究所を代表するものではありません。
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