鉱工業生産指数、2月2.5%上昇 4カ月ぶりプラス

鉱工業生産指数、2月2.5%上昇 4カ月ぶりプラス
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『2025年3月31日 8:58

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永浜利広さんの投稿
永浜利広

経済産業省が31日に発表した2月の鉱工業生産指数(2020年=100、季節調整済み)速報値は102.4となり、前月から2.5%上がった。生産用機械工業や電子部品・デバイス工業がけん引し、4カ月ぶりのプラスとなった。

全15業種のうち9業種が上昇し6業種が低下した。生産の基調判断は前月の「一進一退」を据え置いた。

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永浜利広
第一生命経済研究所 首席エコノミスト
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分析・考察 景気に逆相関で先行するとされる在庫率指数も3か月連続で低下しています。
また、生産予測指数を見ても、3月、4月と2か月連続小幅プラスとなっており、鉱工業生産指数としては久しぶりに良い内容となりました。
なお、3月分の経産省試算値をもとに1-3月分の前期比を計算すると、10-12月期からほぼ横ばいとなります。
鉱工業指数の前期比と実質GDPの前期比年率の動きには関係があることからすれば、まだ1-3月期の経済成長率がプラスかマイナスかは微妙ですが、前月の生産公表時よりもマイナス成長の可能性は低下したといえるでしょう。

2025年3月31日 9:21
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