最高裁判事、後任は同じ「枠」から 不文律の出身母体比率
三宅坂の奇岩城・最高裁(3)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE084HO0Y4A001C2000000/
『2024年12月18日 2:00 [会員限定記事]
9月11日付で最高裁判事に就任した中村慎(63)は前任の深山卓也(70)と同月13日、あいさつのため首相官邸を訪れた。2人はいずれも裁判官出身で、元東京高裁長官だ。
裁判所法は最高裁判事を「識見の高い、法律の素養のある40歳以上の者」とのみ定める。制度上は法曹資格の有無にかかわらず多様な人材を登用できる。
実際は2人のように後任は同じ「枠」から選ばれる。現在の15人の出身は裁判官6、弁護士4、検…
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。』
『裁判所法は最高裁判事を「識見の高い、法律の素養のある40歳以上の者」とのみ定める。制度上は法曹資格の有無にかかわらず多様な人材を登用できる。
実際は2人のように後任は同じ「枠」から選ばれる。現在の15人の出身は裁判官6、弁護士4、検察官2、官僚などの行政官2、学者1。この比率は長年ほぼ変わっていない。』