海自艦艇が中国領海内に進入、中国が訓練海域に指定している台湾周辺

海自艦艇が中国領海内に進入、中国が訓練海域に指定している台湾周辺
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240710-OYT1T50235/

『2024/07/10 23:24

海上自衛隊の艦艇が今月上旬、中国の領海内に入っていたことが分かった。複数の政府関係者が10日、明らかにした。海自艦艇の航行は通常、中国の領海には進入しない形で行われており、日本政府が経緯を調べている。
東シナ海を航行する中国海軍のジャンカイ2級ミサイルフリゲート艦(奥)と海上自衛隊の新型護衛艦「みくま」(昨年12月30日、読売機から)=桐山弘太撮影

 現場付近は台湾周辺で、中国側が訓練海域に指定していたという。

 軍艦を含む艦船は、国連海洋法条約に基づき、沿岸国の安全を害する活動を行わなければ、他国の領海を航行する「無害通航」の権利が認められている。

ただ、中国の国内法は、外国軍艦が領海に入る上で事前許可を要求している。』

海自の護衛艦 一時 中国領海を航行 防衛省がいきさつを調査
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240711/k10014508091000.html

『2024年7月11日 6時20分

7月上旬、海上自衛隊の護衛艦が、一時、中国の領海内を航行し、防衛省がいきさつを調べています。

関係者によりますと、7月4日の午前、中国東部 浙江省の沖合を航行していた海上自衛隊の護衛艦「すずつき」が、一時、中国の領海内に入ったということです。

「すずつき」は当時、中国軍の訓練の監視任務に当たっていて、中国側から退去勧告を受け領海の外に出たということです。

各国の艦艇は、沿岸国の秩序や安全を害さなければ領海を通過できる「無害通航権」が国際法で認められています。

鹿児島県沖や沖縄県の尖閣諸島の沖合では、中国の艦船が日本の領海内を繰り返し航行していますが、海上自衛隊の護衛艦が中国の領海内を航行するのは異例で、防衛省が当時のいきさつを調べています。』