北朝鮮“短距離弾道ミサイル”発射 GPSの作動を妨害も 韓国軍
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240530/k10014465701000.html
『2024年5月30日 12時36分
北朝鮮が、短距離弾道ミサイルと推定される10発余りを発射したことをうけて、韓国大統領府は30日朝、対策会議を開いて、状況を分析するとともに、今後の対応を協議しました。
また韓国軍は、北朝鮮が30日朝、朝鮮半島の西側の黄海で、GPSの作動を妨害する電波を発信したことを明らかにし、挑発行為が続いているとして、警戒を強めています。
韓国軍によりますと、北朝鮮は30日午前6時14分ごろ、首都ピョンヤン近郊の国際空港があるスナン(順安)付近から短距離弾道ミサイルと推定される10発余りを日本海に向けて発射しました。
飛行距離は350キロ余りで、韓国の通信社、連合ニュースは、発射されたのは、北朝鮮が「超大型ロケット砲」と呼ぶ短距離弾道ミサイルと見られると伝えています。
この発射をうけて、韓国大統領府は30日朝、国家安保室などが対策会議を開き、状況を分析するとともに、今後の対応について協議しました。
また、韓国軍の合同参謀本部は、朝鮮半島の西側の黄海で、30日午前、海上の境界線にあたるNLL=北方限界線より北側から北朝鮮がGPSの作動を妨害する電波を発信したことも明らかにしました。
こうした妨害電波は、29日も確認されたということです。
韓国軍への影響はないとしていますが、地元メディアは、一部の民間の船などのGPSの機能に障害が起きていると伝えています。
北朝鮮は、軍事偵察衛星の打ち上げに失敗した翌日の28日から、ごみや汚物を大型の風船で韓国側に大量に飛ばすなど、挑発行為を続けていて、韓国軍は警戒を強めています。
』

