北朝鮮、極超音速弾の成功主張 全ミサイル「奇襲型に」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM030AN0T00C24A4000000/

『2024年4月3日 10:05
北朝鮮が2日、新型の「中長距離極超音速ミサイル」を試射した=朝鮮中央通信、ロイター
【ソウル=甲原潤之介】北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、ミサイル総局が2日に新型の「中長距離極超音速ミサイル」を試験発射したと報じた。迅速に発射して奇襲攻撃できる固体燃料型としている。金正恩(キム・ジョンウン)総書記が視察した。
金正恩氏はすべての射程のミサイルに固体燃料エンジンを用い、弾頭を操縦でき、核を搭載できる兵器に「完全無欠に」置き換える方針を示した。「わが共和国の核戦争の抑止力向上に大きな変化をもたらす」と評価した。
ミサイルは「火星砲-16ナ」の名称で紹介された。「火星」の名称はこれまでも大陸間弾道ミサイル(ICBM)などに用いられている。
平壌郊外から北東方向に発射し、ミサイルから分離した極超音速兵器が予定された軌道を飛行したと説明した。1000キロメートル飛び、日本海上に正確に落下したと主張した。「安全を考慮して1000キロメートルに限定し、速度と高度を制限した」と伝えた。
韓国軍や自衛隊は2日、北朝鮮の弾道ミサイルの発射を探知した。韓国側は中距離級の新型ミサイルの可能性を提起していた。
中距離弾道ミサイルは通常、射程3000〜5500キロメートルと定義される。今回のミサイルが同様の能力を持つとすれば、北朝鮮から米領グアムや沖縄の在日米軍基地が届く。極超音速兵器はマッハ5(音速の5倍)を超すスピードで低空を変則軌道で飛ぶ。』