北朝鮮「超大型放射砲を一斉射撃」 18日のミサイル発射
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM1908V0Z10C24A3000000/
『【ソウル=甲原潤之介】北朝鮮の朝鮮中央通信は19日、北朝鮮軍の砲兵部隊が18日に「600ミリ超大型放射砲」の一斉射撃訓練を実施したと報じた。金正恩(キム・ジョンウン)総書記が指揮した。6発のミサイルが上空に打ち上がる写真を配信した。
日本の防衛省が18日、北朝鮮が3発の弾道ミサイルを発射したと発表していた。「超大型放射砲」は北朝鮮が19年ごろから試射してきた新型兵器で、射程は400キロメートル程度とされる。韓国や米国は短距離弾道ミサイルの一種とみて「KN25」と呼ぶ。
朝鮮中央通信によると兵器の一斉射撃を試し、実戦能力を確かめたという。空中で弾頭を爆発させる模擬試験もしたと伝えた。金正恩氏は「敵の首都と軍事力を崩壊させることができる態勢を完備し、戦争の可能性を遮断する」と述べた。
韓国軍によると18日のミサイルは平壌近郊から日本海に向けて発射された。日本の防衛省は最高高度50キロメートル程度で350キロメートルほど飛んだと分析し、日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下したと推定した。
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広瀬陽子
慶応義塾大学総合政策学部 教授
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ひとこと解説
昨年ごろから北朝鮮のミサイル発射技術が高度化し、発射頻度も増しているが、その背景にあるのはロシアとの軍事強力だろう。ロシアにミサイルや砲弾などを提供する代わりに、軍事技術や外貨、小麦(賞味期限切れのものばかりという話もある)を中心とした食料の供与を得ているという。
北朝鮮がロシアに提供しているミサイルの品質はかなり劣悪とも言われており、ウクライナ戦争で使われた場合、50発中、命中するのは2発程度とも言われている。
しかし、それはロシアの技術提供を受ける前に製造されたものである可能性が高く、今後北朝鮮の軍事技術の向上が図られる可能性は高い。
日本も北朝鮮の潜在的脅威を計算に入れた対策が必要だろう。
2024年3月19日 9:59 』