中国、外資に製造業開放の方針 投資促進には実践必要との声も

中国、外資に製造業開放の方針 投資促進には実践必要との声も
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/IDKTNOZPTFPGTHSHACVXOITTLI-2024-03-05/

『Joe Cash、Yelin Mo

2024年3月5日午後 5:35 GMT+93日前更新

中国、外資に製造業開放の方針 投資促進には実践必要との声も

3月5日、中国の李強首相は政府活動報告で、人工知能(AI)や宇宙など将来の競争力に不可欠な産業を育成すると表明した。

写真は中国旗と半導体のイメージ。2023年2月撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)

[北京 5日 ロイター] – 中国の李強首相は5日発表した政府活動報告で、人工知能(AI)や宇宙など将来の競争力に不可欠な産業を育成すると表明した。

また海外投資家の撤退を食い止めるため、製造業や一部サービス業への参入を自由化する方針を示した。

中国はビジネスに開かれているというメッセージを打ち出した格好だ。

コロナ禍後の景気回復が鈍いことや当局の締め付けにより、海外投資家の信頼感が低下していることが背景にある。

また技術革新と自給への取り組みは西側諸国との貿易摩擦を生んでいる。

在中国米商工会議所のスタイン会頭は、改革方針は心強いとしながらも、投資を促進するのは発表や投資ではなく「完全かつタイムリーな実行だ」と指摘した。

習近平国家主席は昨年10月の「一帯一路」フォーラムで、製造業への外資参入の自由化を目標に掲げたが、投資家の信頼感向上にはほとんど寄与していない。

国家発展改革委員会(発改委)も5日、製造業の外国投資規制を完全撤廃し、通信や医療サービスなどサービス業でも市場アクセス制限を緩和する方針を示したが、詳細は明らかにしていない。 もっと見る 』