マレーシアに救難艇供与、岸田首相がOSA活用を伝達へ
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『日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の特別首脳会議が16日、都内で始まる。
岸田文雄首相は会議に先立ち、首相官邸でマレーシアのアンワル首相と会談した。同志国に防衛装備品などを無償で提供する「政府安全保障能力強化支援(OSA)」を活用し、救難艇を供与する方針を伝える見通しだ。
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OSAの適用はフィリピン、バングラデシュに続き3カ国目となる。首相は11月に訪問先のマレーシアでアンワル氏と会談し、具体的な装備品の検討を加速することで合意していた。
OSAの供与は南シナ海で領有権を争う中国の海洋進出を念頭に置く。フィリピンには沿岸監視レーダー、バングラデシュには警備艇を提供した。
マレーシアは海上交通路(シーレーン)の要衝に位置する。マラッカ海峡に面し、日本が輸入する原油のおよそ9割が通過する。救難艇の需要は高いと判断した。
特別首脳会議は日本とASEANの友好協力が始まって50周年にあわせて開く。ASEANに加盟する10カ国のうち、国軍がクーデターで全権を掌握したミャンマーを除く9カ国の首脳が出席する。ASEAN加盟が内定する東ティモールも参加する。
岸田首相は16〜18日の期間に各国首脳と個別会談に臨む。16日に岸田首相夫妻が主催する夕食会を開き、17日の特別首脳会議で地域情勢や経済安全保障、人的交流などテーマごとに議論する。
18日には日豪両国と東南アジアの計11カ国が参加する「アジア・ゼロエミッション共同体」(AZEC)の首脳会議を予定する。
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