北朝鮮、中距離弾も固体燃料エンジン 日本全土を射程

北朝鮮、中距離弾も固体燃料エンジン 日本全土を射程
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM155D30V11C23A1000000/

『【ソウル=藤田哲哉】北朝鮮は15日、新型の中距離弾道ミサイル(IRBM)に搭載する固体燃料エンジンの初めての燃焼試験を成功させたと発表した。中距離弾道ミサイルの射程は数千キロとされ、日本全土を射程内に収めることになる。

韓国国家戦略研究院の張泳根(チャン・ヨングン)ミサイルセンター長は「グアムの米軍基地を目標にできる3000キロメートル級の中距離弾道ミサイルの必要性から新型中距離固体弾道ミサイル…

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『韓国国家戦略研究院の張泳根(チャン・ヨングン)ミサイルセンター長は「グアムの米軍基地を目標にできる3000キロメートル級の中距離弾道ミサイルの必要性から新型中距離固体弾道ミサイルを開発した可能性がある」と説明する。

朝鮮中央通信が15日伝えたところによると、11日に1段目、14日に2段目の地上燃焼試験をそれぞれ実施した。掲載された写真によると、エンジン部分の噴射口から炎が広がり、固体燃料の特徴の一つとされる白い噴煙が確認できる。

固体燃料エンジンを搭載したミサイルは機動的な発射が可能で、液体燃料型と比べて発射の兆候を探知されにくい。

同通信は「大出力の固体燃料の設計・技術の安定性が明確に検証された」とし「新型の中距離弾道ミサイルの兵器体系の信頼が担保された」と評価した。

北朝鮮は2021年からの「国防5カ年計画」に基づき、固体燃料式の弾道ミサイル開発を急いでいる。日米韓など関係国は新たに制定された18日の「ミサイル工業節」に合わせた北朝鮮の動きを警戒している。

世宗研究所の鄭成長(チョン・ソンジャン)統一戦略研究室長は「18日の前にも新型固体燃料エンジンの中距離弾道ミサイルを試験発射し、金正恩(キム・ジョンウン)総書記と娘とされる『キム・ジュエ』氏が参観する可能性もある」と指摘する。』