恒大集団の破綻がそこまで危険じゃないという話と、かなり危険性をはらんでいるという話: 楽韓Web
https://rakukan.net/article/500417359.html
『恒大集団の話についてちょっと書いておくべきかな、と。
金額的にリーマンブラザーズのそれと近いので、リーマンショックと比べている言論もあるのですが。
根本的にリーマンショックの際とは異なっている部分がありまして。
リーマンショックはサブプライムローンが債権化された上で細切れになっていて、さまざまな金融商品に潜り込ませていたこと。
金融商品に対する信用が一気になくなってしまって、株も投資信託も債券もなにもかもが信じられない状況に陥ったのです。
それに比べると、今回の不動産ディベロッパーのドミノ破綻はそこまでのひどさじゃない。
単純なバブル崩壊ですからね。
リーマンショックに比べるとそこには悪意がないのです。
日本のバブル崩壊が世界にどこまでの影響を及ぼしたかをケーススタディにできるんじゃないでしょうか。
比較的ではありますが、世界にとっては「ただの一過性の不況」で終わる可能性が高いです。
問題はその不況の真っ只中に置かれた中国政府が国民の不満の視線を政府から逸らすために対外戦争に打って出る可能性があることですかね。
最近のアメリカによる矢継ぎ早の施策もその可能性を感じ取っているからだと思われます。 』