投資マネー「中国外し」広がる インド・ベトナムに流入

投資マネー「中国外し」広がる インド・ベトナムに流入
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB26CDO0W3A720C2000000/

『世界のマネーが新興国投資の軸足を中国から移している。海外からの株式への資金流入規模は中国を除いたアジア新興国が中国を6年ぶりに上回った。投資対象で中国を除くファンドの設定は最速ペースだ。経済回復の不透明感だけでなく米国との対立など地政学的リスクも意識される。インドやベトナムが代替投資先として注目されている。

米ゴールドマン・サックスがまとめたデータによると、中国を除くアジア新興国株には海外から2…

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川端由美
ジャーナリスト/戦略イノベーション・スペシャリスト
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ひとこと解説 新興国の経済発展は、国外からの投資を促す施策で外資を呼び込むタイプのものと、政策で自国の金融機関や財閥を後押しするタイプのものがあります。

インドは前者が強く、今でも、外資の誘致はインド政府にとって大きなミッションです。
一方、ベトナムは前者だった時代から、後者に移行している過渡期に見えます。

記事にもある通り、ベトナムでは韓国資本が強く、今も投資も活発です。ベトナム戦争時代に韓国兵が多く流入した結果、両国の文化背景を持つ人材が多いことに加えて、2010年代に中国の経済成長を受けて、ベトナムに生産拠点を移管する動きが強まった結果です。
2023年7月31日 17:32 』