日EU閣僚級で経済安保協議　中国対応が念頭

『日本と欧州連合（EU）は27日、閣僚級のハイレベル経済対話をオンラインで開いた。経済安全保障について話し合った。中国への対応が念頭にある。

日本からは林芳正外相と西村康稔経済産業相が参加した。貿易・投資分野で他国に圧力をかける「経済的威圧」や市場をゆがめる「非市場的政策・慣行」への対処での協力を議論した。

林氏はEUが最近公表した新たな経済安全保障戦略を評価し、連携を強めたいと伝えた。同戦略は中国を意識し、域内企業の先端技術の流出を規制する方策を盛った。

岸田文雄首相は7月にベルギーを訪れ、EUのミシェル大統領とフォンデアライエン欧州委員長と会談する。』