新空港線(蒲蒲線 ※ かまかません)
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/sumaimachinami/koutsu/kamakamasen/shinkukosen-main.html





『更新日:2023年4月19日
新空港線とは
新空港線の整備概要位置図
新空港線は、東急多摩川線矢口渡駅の近くから多摩川線を地下化し、JR・東急蒲田駅の地下、京急蒲田駅の地下を通って、大鳥居駅の手前で京急空港線に乗り入れる計画です。
JR・東急蒲田駅から京急蒲田駅までの約 800m を鉄道で結ぶことで、区内の東西の移動が便利になります。さらに沿線まちづくりも一緒に進めることで地域活性化に繋げます。
また、東急東横線や東京メトロ副都心線などへ相互直通させることで、羽田空港が渋谷・新宿・池袋の都市や和光・所沢・川越等の埼玉県方面と繋がり、広域的な鉄道ネットワークが生まれ、東京の国際競争力の強化が期待できます。
現在は、国の交通政策審議会答申198号に基づき、矢口渡から京急蒲田までの区間について、事業化に向けた準備をしており、令和4年10月に設立した羽田エアポートライン株式会社(線路や駅を作る会社)と連携して取り組んでいます。
新空港線の事業計画概要(案)、交通政策審議会の答申については、下記ページをご覧ください。
新空港線(蒲蒲線)の事業計画(案)概要 (事業計画案、事業費、費用便益比等)
新空港線「蒲蒲線」整備事業のPRパンフレット 「つながり はばたけ 新空港線(蒲蒲線)」
平成28年4月 交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会東京圏における今後の都市鉄道のあり方に関する小委員会が公表した答申(案)に対する大田区長及び大田区自治会連合会会長のコメント
新空港線(蒲蒲線)のPR動画を配信しています!
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。新空港線ショート動画~800mの新路線開通で”世界”と大田区が繋がる!大田区の活性化、待った無し!~
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。新空港線及び蒲田駅周辺の将来イメージ動画
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。【新空港線ホントのところ!】メリット編
新空港線の整備効果
移動・アクセスが便利になります
蒲田駅と京急蒲田駅が鉄道で結ばれると、区内の東西方向の移動が便利になるとともに、天気にも左右されず、高齢の方、障がいのある方、ベビーカーなどを利用される方も、安全で快適に移動できるようになります。
また、東急東横線や東京メトロ副都心線などとの相互直通運転が可能になり、区内から羽田空港や、渋谷・新宿・池袋、埼玉県方面へのアクセスが便利になります。
まちがにぎわい、地域の活性化につながります
新空港線によって新たな人の流れが生まれると、沿線のまちづくりを行うきっかけとなり、まちがにぎわい、地域の活性化につながるとともに、区内に大きな経済波及効果を生み出します。
大田区は、令和4年12月に「鉄道と魅力的なまちづくり宣言」を行い、まちづくりを行っていく意思表示をするとともに、将来像を共有しその目標に向かって、区民や事業者と連携して取り組んでいくための「大田区鉄道沿線まちづくり構想」の策定に取り組んでいます。
鉄道と魅力的なまちづくり宣言の詳細はこちら
大田区鉄道沿線まちづくり構想の詳細はこちら
ゼロカーボンシティに貢献
自動車から鉄道への転換が促され、CO2が削減されることで、大田区が目指すゼロカーボンシティの実現にも貢献します。
災害時の代替ルートの確保
災害があった時などの帰宅困難者に対する、代替ルートとしての選択肢が広がります。
事業の整備手法ついて
新空港線整備のうち、矢口渡から京急蒲田までの区間については、都市鉄道利便増進事業という国の制度を活用する予定です。
この制度では、「電車を走らせる会社」と「線路や駅をつくる会社」とに分けて事業を進めます。(下図のとおり)
事業にかかる費用は、国が3分の1を、地方自治体(東京都と大田区)が3分の1を補助金(注釈1)として「線路や駅をつくる会社」に交付しますが、区からの補助金には、東京都からの財源などを使えるように調整しています。
なお、「線路や駅を作る会社」が負担する費用は、銀行などから借りる予定ですが、開業後に「電車を走らせる会社」から支払われる線路や駅の使用料から返済していく予定です。
(注釈1)地方自治体が負担する補助金の都と区の割合を含む基本的事項については、令和4年6月に東京都と合意しました。協議の経緯や合意内容については、以下をご覧ください。
協議の経緯はこちら
ファイルダウンロード 新規ウインドウで開きます。合意文(PDF:82KB)
都市鉄道利便増進事業のしくみ図
よくある質問について
新空港線(蒲蒲線)整備促進事業に関するよくあるご質問については、下記ページをご覧ください。
新空港線(蒲蒲線)整備促進事業に関するよくある質問(Q&A)
これまでの主な経過について
大田区新空港線「蒲蒲線」整備促進区民協議会(平成25年8月~令和4年12月)
新空港線整備に向けた第三セクターの設立について(令和4年10月)
第三セクター設立に関する東急電鉄との協定の締結について(令和4年9月)
おおた区報 新空港線臨時特集号(令和4年7月30日号)
新空港線に関する臨時区長記者会見(令和4年6月)
新空港線及び沿線まちづくり等の促進に関する協議の場(令和2年9月~令和4年6月)
鉄道とまちづくりに関する講演会(令和元年12月)
広報活動
新空港線(蒲蒲線)を実現させよう! 新空港線のPR活動について
新空港線(蒲蒲線)絵画コンクール作品展
新空港線(蒲蒲線)標語・絵画コンクールについて
区内初となる新空港線(蒲蒲線)の標語・絵画が描かれたラッピング車両の運行について
要望活動
令和4年7月27日 国土交通大臣に要望活動を実施しました。
東京商工会議所5支部からの区に対する要望について
平成29年9月 東京都知事に要望活動を実施しました。 (3市長+15区長連名)
平成28年2月 国土交通大臣に要望活動を実施しました。 (3市長+14区長連名)
平成27年3月 東京都及び国土交通省に要望活動を実施しました。(9区長連名)
交通政策審議会答申等に対する区長コメント
平成28年4月 交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会東京圏における今後の都市鉄道のあり方に関する小委員会が公表した答申(案)に対する大田区長及び大田区自治会連合会会長のコメント
平成27年7月 東京都の「広域交通ネットワーク計画について」≪交通政策審議会答申に向けた検討のまとめ≫に関する大田区長コメント
平成27年3月 東京都の広域交通ネットワーク計画に関する中間まとめ公表についての大田区長コメント』
新空港線(蒲蒲線)の事業計画(案)概要 (事業計画案、事業費、費用便益比等)
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/sumaimachinami/koutsu/kamakamasen/project-plan_gaiyou.html
『(1)計画の全体像
新空港線は、東急多摩川線矢口渡駅付近から多摩川線を地下化し、東急蒲田地下駅、京急蒲田地下駅を通り、大鳥居駅の手前で京急空港線に乗り入れる計画です。
新空港線の概要(全体像)
新空港線で広がる鉄道ネットワーク
新空港線で広がる鉄道ネットワーク
(2)段階整備(案)
上記全体計画に対して、平成28年4月の国の交通政策審議会答申では、「矢口渡から京急蒲田の事業計画の検討は進んでおり、事業化に向けて関係地方公共団体・鉄道事業者等において、費用負担のあり方等について合意形成を進めるべき」「大鳥居までの整備については、軌間が異なる路線間の接続方法等の課題があり、さらなる検討が行われることを期待。」と記載されました。
交通政策審議会答申第198号の内容はこちら
国の答申に示されたとおり、現在の計画では一期整備として、蒲田駅と京急蒲田駅の未接続の解消を第一に考え、まずは、東急多摩川線を京急蒲田駅までつなぎ、そこで京急空港線に乗り換える形となっています。
段階整備(イメージ)
<一期整備とは>
上記の国の答申第198号を受け、まずは蒲田駅と京急蒲田駅の未接続の解消を第一に考え東急多摩川線を矢口渡付近から地下化・延伸し、京急蒲田駅までつなぐ区間を「一期整備」としています。
<二期整備とは>
京急蒲田駅から大鳥居駅の手前で京急空港線に接続するまでの整備を「二期整備」としています。
需要予測及び収支採算性等の精査について
上記の整備内容について、「新空港線及び沿線まちづくり等の促進に関する協議の場」(以下、「協議の場」とする。)で工事の施工難易度や特殊性を加味し、事業費の適切性について検証を行い、以下のように総事業費の見直しを行いました。
○事業費:約1,360億円 (H28年度調査時の総事業費1,260億円にデフレーターの考慮や工事手法を見直した結果)
なお、事業費は、現時点で想定される条件のもと算出したものであり、今後、大田区、第三セクター及び関係者により事業費を精査します。
「協議の場」の経緯はこちら
その「協議の場」での検討結果を基に、以下のとおり需要予測・収支採算性・費用便益比などを算出いたしました。(スキームは都市鉄道等利便増進法、営業主体は東急電鉄と想定)
○費用便益比:2.0 (基準値の1.0を大きく上回り、社会経済的に有意義な事業と評価できる。)
○累積資金収支黒字転換年数:17年 (整備主体が公的第三セクターの場合に国の示している基準は40年以内であり、その基準以内。)
ファイルダウンロード 新規ウインドウで開きます。検討結果はこちら(PDF:236KB)
新空港線整備資金積立基金について
新空港線の整備に向け、平成24年度から令和3年度までの累計積立額は約80億円となります。令和4年度においても約10億円の予算を計上し、積立てを行う予定です。
新空港線(蒲蒲線)の整備に向け、大きな一歩を踏み出しました!
新空港線は、昭和57年の大田区基本構想に位置付けて以来、40年来の悲願でしたが、このたび、大田区と東京都は費用負担割合などについて合意し、大きな一歩を踏み出しました。
今後、早期実現に向けた検討を深めるとともに、地域がさらに活性化するよう、皆様と連携し、魅力ある沿線のまちづくりを進め、これまで以上に大田区に住み続けたいと思っていただける「まち」を創造してまいります。
ファイルダウンロード 新規ウインドウで開きます。主な合意内容等詳細はこちら(PDF:2,392KB)』