今ウクライナが見舞われているような戦災がわが国を襲ったとき、一戸建て住宅の屋根にソーラーパネルが載っていても、それが誰を救うのか
Casey Crownhart 記者による2022-4-13記事「These plastic batteries could help store renewable energy on the grid」
https://st2019.site/?p=19163
『導電性のプラスチック(ポリマー)で充電バッテリーをこしらえましたというベンチャー。ポリジュール社と名乗る。ボストンに拠点(つまりMIT)。
ソーラーや風力で発電された、とぎれとぎれの電力を蓄電しておくのに最適で、それをリチウムイオン電池よりもずっと安価で実現したと強調する。
ポリジュール社のプラスチック電池は、電極材に、リチウムも鉛も使わない。したがって国際情勢の擾乱による資源スクィーズとは将来にわたって無縁である。
不利な点は、体積だ。エネルギー密度はリチウム電池の五分の一。これでは電動自動車には使えない。しかし、住居用の蓄電池としては、そのくらい何の問題でもない。
導電ポリマー電池は、大容量であっても、異常過熱したり発火することがない。温度管理の必要が無いのだ。この気楽さ、安全性が、容積のデメリットを、優にカバーしてくれるだろう。
※東京都の愚かな首長とそのとりまきは、せいぜい自問してもらいたい。
今ウクライナが見舞われているような戦災がわが国を襲ったとき、一戸建て住宅の屋根にソーラーパネルが載っていても、それが誰を救うのかと。
街の送電グリッドは、敵軍のロケット弾で壊滅しているのである。各戸ごとに、蓄電池が備わっていなかったなら、ソーラーパネルが健全であっても、それはたんに家の屋根を重くし、柱の耐震力を弱めてくれるだけ。
いや、じっさいには、敵からの第一撃の落下デブリで瞬時に全損してしまい、あとは漏電災害の危険を増すだけだろう。
必要なのは、そんな発電パネルではなく、各戸ごとの蓄電池なのだ。
それさえあれば、深夜電力を充電しておいて、昼間から宵にかけての電力ピーク需要時に放電して使うことができる。
質の悪い(=電圧不定の)再生エネは各戸において地産地消され、東京電力のグリッドには迷惑な負担をかけない。
パネルが全部割れてしまっても、バッテリーはひきつづき、頼りになり続ける。生きている資材をかきあつめてきて、応急復旧を図るときも、電池こそがコアになる。文字通り、人の命を救うのである。』