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『政府は17日、米国産牛肉にセーフガード(緊急輸入制限)を発動すると正式に発表した。18日から4月16日までの30日間、現行25.8%の関税率を38.5%に引き上げる。輸入量が日米貿易協定で定めた基準を超えた場合、自動的に発動する取り決めになっていた。
セーフガードの発動は17年8月以来、3年7カ月ぶりとなる。米国産は2019年度の牛肉輸入量のうち4割を占め、冷蔵肉は主に…
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米国産は2019年度の牛肉輸入量のうち4割を占め、冷蔵肉は主に量販店や焼肉店、冷凍肉は牛丼などの外食や加工用に使われている。20年4月から21年3月上旬までの輸入量は前年同期比3%増え、基準の24万2000㌧を上回った。
新型コロナウイルスの影響で外食需要が落ち込み牛肉輸入は全体として減少したが、米国産を使う牛丼チェーンなどは比較的堅調だった。米国と並んで輸入量の多いオーストラリア産が干ばつの影響で減った影響も大きかった。