https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM240L80U0A221C2000000
『トランプ米大統領のプライベートバンカーを長年務めてきたローズマリー・ブラブリック氏が、勤務先のドイツ銀行を辞職した。トランプ氏は同行に3億4000万ドル(約352億円)の債務がある。
ドイツ銀のニューヨーク事務所がブラブリック氏が辞職したことを認めた。広報担当者によると、退職は年末の31日付となる。同氏の社用メールアカウントは22日昼までに停止されていた。
米ニューヨーク・タイムズ紙が同氏の辞職を…』
・ドイツ銀のニューヨーク事務所がブラブリック氏が辞職したことを認めた。広報担当者によると、退職は年末の31日付となる。
・米ニューヨーク・タイムズ紙が同氏の辞職を最初に報じた。4カ月前には、ブラブリック氏とトランプ氏の娘婿クシュナー大統領上級顧問との間の、これまで知られていなかった不動産取引についてドイツ銀が内部調査に着手している。
・ブラブリック氏と同僚のプライベートバンカーでこの不動産取引に関与したとして同じ内部調査の対象になっているドミニク・スコルジー氏も辞職したとドイツ銀は認めた。
・この内部調査は、2人がクシュナー氏が共同所有する企業から2013年にマンションを150万ドルで購入した件を中心としたもの。
・ブラブリック氏は14年前にドイツ銀に入った後、「不動産王」として名をはせたトランプ氏と同行との連絡役になった。トランプ氏はどシカゴとワシントンに所有するホテルやマイアミのゴルフリゾートをはじめ、多数の不動産投資の案件でドイツ銀から融資を受けている。
・トランプ氏とクシュナー氏は近年、ブラブリック氏を称賛する発言をしてきた。大統領はかつて同氏を米国における「ドイツ銀行のトップ」や「ボス」と誤って紹介し、就任宣誓式にはVIP待遇で招待した。クシュナー氏は米下院情報特別委員会の非公開会合で、ブラブリック氏は「素晴らしいバンカーであり、素晴らしい女性」だと評した。
・ドイツ銀の米国事業においてプライベートバンキングは最小の部門。トランプ氏との関係は大きな頭痛の種になっており、大統領の財務状況を調査する米議会から厳しい目が注がれている。
・政府への財務開示などの資料によると、トランプ氏は今もドイツ銀に3億4000万ドルの債務を抱える。トランプ氏の債務総額は10億ドル超に上るが、各銀行や債券保有者などの全ての貸し手のなかで同行は単独で最大の債権者だ。融資はほとんどが不動産を担保にしている。
・ドイツ銀の融資には、マイアミのゴルフリゾート「トランプ・ナショナル・ドラル」への約1億2500万ドル、ワシントンの歴史的建造物「オールド・ポスト・オフィス」を改築したホテルへの約7000万ドルが含まれており、いずれも2023年に返済期限を迎える。
・米連邦最高裁は7月、トランプ氏の財務記録をニューヨーク州の検察当局に開示することを認める判断を示したが、議会がドイツ銀などに求めていた記録の開示については下級審が判断すべきだとして、審理を差し戻した。
トランプ氏のパーソナルバンカー、ブラブリック氏が退職-ドイツ銀行
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-12-22/QLRDY0T0AFB501
※ ここのサイトに、同氏の画像が貼ってある…。


















