郵政、ゆうちょ株で減損 2.9兆円の可能性

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64378720Z20C20A9EE9000/

『日本郵政が2020年4~9月期に保有するゆうちょ銀行株で巨額の減損処理を迫られる可能性が出てきた。ゆうちょ銀の株価は低金利やキャッシュレス決済の不正引き出し被害などで下落が続き、株価が簿価の半額以下に落ち込んでいるためだ。減損処理しても連結決算には影響しない。

郵政はゆうちょ銀株の88.99%(議決権ベース)に当たる約33億3700万株を保有する。簿価の総額は約5兆7800億円。1株当たりの簿価は1732円で、時価が866円を下回れば減損が必要となる。29日の終値は845円だった。

関係者によると、郵政は各四半期の最後の1カ月間の平均株価が簿価の半額以下になった場合に減損をすると内規で定める。処理額は30日の終値との差額で決まり、郵政単体の貸借対照表に計上する。簿価の半額なら約2兆9千億円だ。

郵政の連結貸借対照表では、郵政単体の資産とゆうちょ銀単体の純資産は相殺されるため、反映されない。このため連結業績には影響は出ない。

一方で郵政単体では減損分を利益剰余金から取り崩す。利益剰余金は配当の原資となる。20年3月期時点の利益剰余金は約9600億円だった。

郵政は経営環境の悪化から21年3月期は中間配当は見送り、期末配当も未定とする。原資が枯渇すれば、減配など配当に影響する恐れがある。』

【経済インサイド】日本郵政、政府保有株3分の1超へ 「大きな一歩」も厳しい経営
(2019.5.6 08:00)
https://www.sankei.com/premium/news/190506/prm1905060010-n1.html

かんぽ不正問題の背景にある日本郵政グループの「歪な収益構造」
(2019年8月20日 7:00)
https://www.moneypost.jp/573641

日本郵便の事業について
https://www.japanpost.jp/ir/library/disclosure/2018/pdf/08.pdf

【第8回】
日本郵政の価値を考える! 日本郵便はお荷物なのか?
~一等地に抱える膨大な不動産~
https://www.traders.co.jp/ipo_info/special/postal/postal.asp?id=8

手紙を出す人が激減しているのに、なぜ郵便局はつぶれないのか?
https://president.jp/articles/-/19187

※ まず、「日本郵政」は、「持ち株会社(他の会社の株式を保有することを、目的とする会社)」だってことだ…。民間で言う「○○ホールディングス(HD)」に該当する…。

※ 傘下には、3つの会社(事業会社)を抱えている…。郵便事業を主体に行う「日本郵便」、銀行業務を主体に行う「ゆうちょ銀行」、保険事業を主体に行う「かんぼ生命」の3社だ…。

※ しかし、この傘下の3社の「収益力(利益をたたき出す力)」には、大きな格差がある…。「ゆうちょ」と「かんぽ」は、まあまあだ…。しかし、「日本郵便」は、収益力という点では、大きく見劣りする…。やっていることが、「郵便」と「ゆうパック」の宅配事業なんで、無理からぬ点もある…。民間との競争が激しいし、抱えている「人員」も膨大だ…。

※ それで、「ゆうちょ」と「かんぽ」から利益を吸い上げて、流し込むことで、なんとか「雇用の確保」を維持し、「事業を存続させている」わけだよ…。

※ しかし、「日本郵政」の約6割は、「日本政府の持ち株」だ…。「民営化」政策の仕上げとして、早く「市場に公開」したいわけだよ…。それには、「日本郵便」の「収益性」を改善し、株式の価値を高める必要がある…。

※ それで、「収益性を高めようと」「金融の窓口事業(保険や投信の販売)」に乗り出したはいいが、「ノルマ」とか「不適切な販売」とか問題噴出で、社会問題化したのは、ご存じの通りだ…。

※ 資料は、ちょっと古い(平成14年くらいか)が、こういう収益構造だ…。

※ 民間だったら、「希望退職」を募るとか、「人減らし」する他は無いんだが、そこは「過去からのいきさつ」で、「禁じ手」になっているから、解決は困難だ…。

※ どういうことに、なるのかな…。

侮辱はトランプとして飛ぶ、バイデンは最初の対決で争う、モデレーターは秩序を保つために働く

https://www.foxnews.com/politics/first-presidential-debate-biden-trump-clash

大統領選挙討論会:侮辱はトランプとして飛ぶ、バイデンは最初の対決で争う、モデレーターは秩序を保つために働く
トランプ、バイデンは最高裁判所の指名、コロナウイルス、家族からすべてにスパーリングしました

 ※ こっちは、FOXニュースの総括記事だ…。大分、趣(おもむき)が違っている…。

 ※ ニューヨークタイムズは、民主党寄り…。FOXニュースは、共和党寄り…、と見ておいて間違いなかろう…。

『(グーグル翻訳文)
トランプ大統領と元副大統領ジョー・バイデンは、最高裁判所の指名、コロナウイルス、バイデンの息子たちからのすべてについてスパーリングする最初の激しい大統領討論を開始し、フォックスニュースのモデレーターであるクリス・ウォレスはトランプに中断を何度か警告した。

トランプ(74歳)とバイデン(77歳)の間の最初の対決は、ハンター・バイデンへの攻撃、賢者、校庭の名前の呼びかけに委ねられました。トランプが攻撃を続けたとき、バイデンは大統領を「ピエロ」と「うそつき」と呼ぶことによって彼をシャットダウンしようとしました。

ウォレスは中断することによって討論規則に従わなかったためにトランプを繰り返し叱りました、そしてベテランの新聞記者はしばしばモデレーターではなくレスリング審判の役割を果たしました。

「紳士、私は声を上げるのが嫌いですが、なぜ私はあなたの二人と違うべきではないのですか?」ウォレスは言った。

バイデンがトランプを「ピエロ」と呼び、トランプがバイデンに「スマート」ではないことを告げると、討論は個人的になる

トランプは揺れて出てきたが、バイデンは彼自身を保持し、彼が時間を短くしたり、応答を得るためにつまずいたという以前の議論の落とし穴に陥ることはなかった。二人の男はしばしば乱闘の中でお互いに話し合い、時には扱いにくくなりました。

トランプ氏は、ホワイトハウスでの経済の活性化とパンデミックへの対処方法についての記録を宣伝し、次のように宣言しました。「3年半の間に私がやった以上のことをした政権や大統領は今までにない。それは弾劾のデマにもかかわらずです。」

しかし、バイデンはトランプの下で国がより弱く、より病気になり、貧しく、そしてより暴力的になっていると言いました。

「あなたはアメリカがこれまでに経験した中で最悪の大統領だ」とバイデンはある時点で言った。

バイデンは自分自身を民主党の堅実な指導者と定義しようとし、バーニー・サンダースの医療計画とアレクサンドリア・オカシオ・コルテス議員のグリーンニューディールから距離を置いた。

「あなたはちょうど左を失った」とトランプはバイデンに語った。

トランプは、熱く議論された衝突の間にハンター・バイデンの外国のビジネス取引を目標とします

トランプは、バイデンが暴力的な暴動を警告しなかったことと、人種不安で解き明かされてきた民主党主導の都市で法執行機関を支持したことを非難した。「この国の人々は法と秩序を望んでいて要求している、そしてあなたはそれを言うことさえ恐れている」とトランプは言った。

ウォレスはバイデンに、なぜ彼がポートランドの市長に暴力を止めるために州兵を連れてくるように呼ばないのか尋ねた。

バイデン氏は、「現在、公職に就いていない。暴力は起訴されるべきだ」と付け加えた。

ウォレスはトランプの方を向いて、「今夜、白人至上主義者と民兵グループを非難し、彼らが立ち向かう必要があると言っても構わないと思っていますか?」と尋ねました。

トランプ氏はそれを喜んで行うと述べたが、「プラウド・ボーイズ、立ち止まって待機する。しかし、誰かがアンティファと左翼について何かしなければならないことをお話しする」と述べた。

バイデンは、「アンティファはアイデアであり、組織ではありません」と答えました。

極右グループのプラウドボーイズは、トランプのコメントを祝い、トランプの「スタンバイ」の言葉で商品を作り始めました。

クリーブランドでの討論は、トランプがエイミー・コニー・バレット裁判官の最高裁判所の選出と選挙前に彼女を確認するための彼のプッシュのそばに立って始まった。

「私たちは選挙に勝った。選挙は結果をもたらす」とトランプ氏は選挙の年に候補者を任命した理由を正当化して言った。

バイデン、トランプのスパーリングでの死の数:「あなたはもっと遠くを失っただろう」

バイデン氏は、法廷の荷造りを支持するのか、上院議事妨害を終わらせるのかを明言しなかったが、故ルース・ベイダー・ギンズバーグ裁判官が空いた席を誰が埋めるかをアメリカ国民が決定すべきだと述べた。

バイデン氏は、「米国民が自分たちの見解を表明する唯一の方法であるため、この選挙の結果がどうなるかを待つ必要がある」と述べた。

議論はすぐにトランプの喧嘩ウォレスに移り、次にバイデンとヘルスケアと手ごろな価格のケア法の保護について議論しました。

トランプ:それが投票にあるのか分からないのですか? なぜ投票にあるのですか?ビデオ
トランプは、バイデンが民間の健康保険を取り除こうとしたと非難した。「真実ではない」とバイデンは反論した。

「あなたの党は社会主義者になりたい」とトランプは言った。

「私は今、民主党だ」と、コロナウイルスの取り扱いと、既存の状態に対するオバマケアの保護を撤廃したいという理由でトランプを殴ったバイデンは言った。

トランプは、バーニー・サンダースの社会主義者の「マニフェスト」を受け入れたとしてバイデンを非難し、バイデンが彼の立場に立ったとき、トランプは「あなたはただ左を失った」と言った。

トランプは、彼の頭脳と群衆のサイズを含む、バイデンへの攻撃を投げかけました。バイデンは彼をうそつきピエロと呼び、あなたに「黙れ、男」と尋ねることによって彼をシャットダウンしようとしました。

「フォークス、このピエロが何をしているのか分かりますか?」バイデンはある時点で言った。

バイデンは最初の討論の間にバーニー・サンダースとの関係に反対します:「私は民主党です」

トランプは47年の記録でバイデンを襲い、パンデミックの間、国を刑務所のように閉鎖したいとバイデンを非難した。

「ジョー、あなたについて賢いことは何もない」とトランプは言った。

ジョー・バイデンは彼が最高裁判所を「詰め込む」かどうかを言うことを断るビデオ
トランプは、トランプの弾劾の起源となったウクライナのビルミサでの息子の取引のためにバイデンを追いかけました。

バイデンはハンターを何も悪いことをしていないと擁護し、麻薬中毒を克服したことで息子を誇りに思っていると述べた。

バイデンは、亡くなった息子のボーと、ガンで亡くなる前の彼の田舎への奉仕について熱心に話し続けました。

バイデンは、大西洋によって報告されたように、トランプが退役軍人について行ったと伝えられている軽蔑的なコメントに言及した。

「私の息子はイラクにいた。彼はそこで一年を過ごした…彼は敗者ではなかった。彼は愛国者だった。そしてそこに残された人々は英雄だった」とバイデンは言った。

バイデンは、大統領が迅速なワクチンのタイムラインを推進するにつれて、コロナウイルスのトランプが嘘をついていると非難する

トランプは会話をバイデンのもう一人の息子に戻しました:「ああ、本当に?あなたはハンターについて話しているのですか?」

「息子のボー・バイデンについて話している」とバイデンは言った。

「私はボーを知らない。私はハンターを知っている」とトランプは言った。

これは、前例のない2020年の選挙サイクルの最初の大統領討論であり、世界的大流行によって損なわれ、致命的なコロナウイルスの蔓延を防ぐために早期の郵送投票の機会が拡大しました。

投票は、ペンシルベニア、ミシガン、ミネソタの戦場を含む多くの州ですでに進行中です。米国大統領選挙プロジェクトによると、全国で約130万人がすでに郵送または早期の直接投票によって投票を行っています。

パンデミックにもかかわらず堅調な旅行スケジュールを維持しようとしたトランプキャンペーンは、新しい投票スケジュールを説明するために、はるかに早い第4回の討論に失敗しました。

トランプはCOVIDでバイデンを爆破します:「彼は国全体を閉鎖します」ビデオ
トランプと彼の同盟国は、何ヶ月もの間、バイデンを地下室のメディアから隠れていると描写し、プロンプターの助けを借りないバイデンと対決する機会を楽しんできました。

バイデンキャンペーンは、8月の記録的な3億6,450万ドルの資金調達と、全国および多くのスウィングステートでの世論調査での一貫したリードの恩恵を受けています。バイデンは、米国で20万人以上の命を奪ったコロナウイルスのパンデミックに対するトランプの対応に焦点を合わせ続けようと努めてきました。

次のバイデントランプ討論会は10月15日に予定されており、最終討論会は10月22日です。マイクペンス副大統領と民主党のカマラハリス上院議員は、10月7日の副大統領討論会で次に対決します。

FoxBusinessのHillaryVaughnとFoxNewsのJacquiHeinrich がこのレポートに寄稿しました。 』

クロストーク、嘘と嘲笑で、トランプはバイデンとの議論でデコラムを踏みにじる

クロストーク、嘘と嘲笑で、トランプはバイデンとの議論でデコラムを踏みにじる
トランプ大統領は、ジョー・バイデンが話すたびに中断し、スウィング有権者に彼のリーダーシップについて安心させる試みをほとんどしませんでした。バイデン氏は反論した。「これはとても非大統領的です。」
https://www.nytimes.com/2020/09/29/us/politics/trump-biden-debate.html

 ※ ニューヨークタイムズの1回目の討論会に対する総括記事だ…。

 ※「ディベート」とは、オレらが聞いていたものは、こういうものじゃなかったハズだ…。

 ※「嘘」と「嘲笑」と「個人攻撃」と「スキャンダルの暴露合戦」か…。

 ※ これがあと2回は、続くんだから、付き合う方も大変だ…。

『(グーグル翻訳文)
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ワシントン—トランプ大統領とジョセフ・R・バイデン・ジュニアの間の最初の大統領討論は火曜日に修辞的な乱闘に解き明かされた。トランプ氏は彼が話すたびにバイデン氏を妨害し妨害し、前副大統領は大統領を「ピエロ」と彼に「黙れ」と言った。

混沌とした90分間の往復で、2人の主要政党の候補者は、現代のアメリカの政治では前例のないレベルの刺激的な軽蔑を表明しました。

トランプ氏は、世論調査を引きずり、彼のキャンペーンを復活させることを緊急に望んでいたが、明らかに侵略者になろうとしていた。しかし、彼は非常に執拗に介入したので、バイデン氏は彼に提起された質問にほとんど答えることができず、モデレーターであるフォックスニュースのクリスウォレスは大統領に繰り返し相手に話させるように促した。

「黙ってくれませんか?」バイデン氏は、明らかに憤慨したある時点でトランプ氏に要求した。「これはとても非大統領です。」

それでも、バイデン氏はまた、彼自身の一連のひどく個人的な攻撃を投げかけました。

「あなたはアメリカがこれまでに経験した中で最悪の大統領だ」と彼はトランプ氏に言った。

トランプ氏は、ワシントンでのライバルのキャリアに言及し、「47か月で47年であなたよりも多くのことを成し遂げました」と反撃しました。

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大統領のブルドーザースタイルの戦術は、2016年に彼を支持した人を含む有権者が彼のほぼ毎日の攻撃と爆発に非常に疲れているため、バイデン氏を追いかけている現職者にとって並外れたリスクを表しています。それでも、前副大統領は、有権者に直接カメラに向かって話すことによってトランプ氏を無視しようとすることと、大統領に侮辱を投げかけることによって誘惑に屈することとの間で方向転換しました。バイデン氏はトランプ氏を嘘つきで人種差別主義者と呼んだ。

トランプ氏は、彼自身の主任健康顧問が別の言い方をすると、コロナウイルスワクチンが差し迫っていると予測し、燃料効率基準のロールバックは汚染を増加させないと主張し、政治顧問のケリーアンを主張して、誤解を招く主張と完全な嘘で発言をこわした。コンウェイは、トランプ氏がテレビでそうしたとき、暴動がトランプ氏のキャンペーンに役立つとは述べていませんでした。

そして、法と秩序の問題でバイデン氏に対して攻撃を続けたときでさえ、トランプ氏はウォレス氏とバイデン氏に促されたとき、白人至上主義と右翼過激派グループを非難することを拒否した。ウォレス氏が彼にそうする気があるかどうか尋ねると、トランプ氏は「もちろん」と答え、2人の男性に彼に非難してほしいグループに名前を付けるように頼んだ。

しかし、バイデン氏が極右グループであるプラウド・ボーイズを指名したとき、トランプ氏はそうしなかったし、彼らが準備ができているとさえ示唆した。

「プラウドボーイズ?大統領は、「誰かがアンティファと左翼について何かをしなければならない」と言う前に、「立ち止まって待機しなさい」と言った。

トランプ氏の火山のパフォーマンスは、正確さと礼儀正しさの規範にとらわれず、選挙民を揺さぶる方法や有権者のリーダーシップに関する留保を和らげる方法の計算された感覚に導かれず、利用可能なあらゆる手段で敵を傷つけようとしている大統領のギャンビットのようでした。

両候補について明確に定義された頑固に安定した意見が特徴の選挙では、大統領の行動は手榴弾のピンを引っ張って、その後の爆発が他の候補にさらに害を及ぼすことを期待することと同等でした。

しかし、トランプ氏は、パンデミックの管理ミスから右翼過激主義を非難することの拒否まで、彼の最も明白な政治的脆弱性に対処するための努力をしませんでした、そして彼が有権者に訴えるために夜の間に何かをしたことは明らかではありませんでした4年前にしぶしぶ彼を支持した人々を含めて、彼を深く嫌っていた人々。彼はそれらの有権者に焦点を合わせるのではなく、自分自身を投票する行為への信頼を弱めようとし、証拠をほとんど提供せずに詐欺について主張しました。
クリーブランドのケースウエスタンリザーブ大学での議論は、最初の15分間ですぐに名誉毀損に陥り、トランプ氏の手に負えない大統領職の基準によってさえも並外れた嘲笑的な攻撃になりました。

バイデン氏がコロナウイルスで愛する人を失った有権者について話し合うことを試みたとき、トランプ氏は介入した。「あなたははるかに多くの人々を失ったでしょう」と彼は宣言しました。

元副大統領は、トランプ氏が邪魔をし続けている間、面白がって頭を振ったり、笑ったり、自分の攻撃を開始したりすることの間を行き来しました。

画像バイデン氏は、カメラをのぞき込み、有権者に直接話すことで、トランプ氏を無視しようとすることがありました。

非常に激しい瞬間に、トランプ氏は、2015年に脳腫瘍で亡くなったバイデン氏の亡くなった息子であるボーについて否定的に話し、彼の政敵に対してわずかな個人的な恵みを示す機会を拒否しました。バイデン氏は、アメリカの戦死した兵士を「敗者」と呼んだとして大統領を非難したとき、ボー・バイデンの兵役をほのめかした。

トランプ氏はレトリックの目で答え、バイデン氏のもう一人の息子を攻撃し始めました。私はハンターを知っています」と彼は言い、彼の商取引と麻薬中毒との闘いのためにハンター・バイデンを嘲笑し始めました。

トランプ氏の猛攻撃の中で、バイデン氏はハンター・バイデンの海外での仕事に不適切なものがあることを全面的に否定し、中毒に立ち向かったことで「息子を誇りに思っている」と述べた。

バイデン氏はまた、トランプ氏が税金で支払った金額がいかに少ないかについてのニューヨークタイムズの暴露を強調した。「この男は合計750ドルを支払った」とバイデン氏は言った。

大統領は、2016年と2017年に支払った金額について圧力をかけられ、「数百万ドル」を支払ったと主張しましたが、証拠を提示せず、納税申告書を発表するとは言いませんでした。

オープンマインドな視聴者が拡張された明確な意見交換としてとらえたかもしれない議論の数少ない段階の1つは、コロナウイルスのパンデミックの主題でした。トランプ氏は、さまざまな公衆衛生上の制限に焦りを表明し、バイデン氏は、マスクの着用や社会的距離のような措置を否定したとして大統領を批判した。

ジャーナリストのボブ・ウッドワードの最近の著書で大統領が去年の冬、ウイルスの重症度についてアメリカ人を誤解させた。

2020年9月29日午後11時47分ET15分前
15分前
プラウドボーイズは、討論会でトランプが彼らについて言及したことを祝います。
‘氏。大統領、私はこの議論の司会者です」:クリス・ウォレスは手に負えないトランプを抑えるのに苦労しています。
トランプ大統領の最初の討論会は、ジョー・バイデンでの彼のツイッターフィードのステージ上での叫びに相当しました。
これは役に立ちますか?

討論の司会者であるフォックスニュースのクリス・ウォレスは、バイデン氏に話をさせるよう大統領に繰り返し促した。

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トランプ氏は、世論調査を引きずり、彼のキャンペーンを復活させることを緊急に望んでいたが、明らかに侵略者になろうとしていた。

女性、大学の学位を持つ色と白人の有権者によって推進され、2016年にクリントン夫人よりも共和党寄りの選挙区でうまくやっており、前副大統領は1992年以来のどの挑戦者よりも選挙の最終月に入るのに適しています。

バイデン氏は、トランプ氏に選挙をもたらした五大湖の3つの州、ミシガン州、ウィスコンシン州、ペンシルベニア州で優位性を確立しました。そして彼は、ジョージア州とアリゾナ州を含むサンベルトの大部分で大統領を率いるか、彼と行き詰まっており、今世紀は民主党員がいないと述べています。

火曜日の討論に関連していることを明らかにするのと同じように、アメリカに残っている未決定の有権者はほとんどいません。したがって、これまたは次の2つの議論のいずれかが選挙を劇的に変えることができるかどうかは疑わしいです。

最初の大統領選挙討論会のより多くの報道
バイデンのディベートバーを下げることによって、トランプは彼自身の罠を仕掛けましたか?2020年9月27日

バイデンが彼の人生の最大の議論にどのように準備しているか。2020年9月28日

リアリティTVホスト対ベルベットシブ:討論におけるトランプとバイデン2020年9月28日

トランプの税金は慢性的な損失と何年もの所得税回避を示しています

ジョナサン・マーティンは全国的な政治特派員です。彼は、2016年の大統領選挙、いくつかの州および議会のレースなど、さまざまなトピックについて報告し、スポーツ、食品、書評にも寄稿しています。彼はCNNの政治アナリストでもあります。@jmartnyt

アレクサンダーバーンズは、ドナルドトランプの2016年のキャンペーンを含む、全国の選挙と政治権力をカバーする全国的な政治特派員です。2015年にタイムズに来る前に、彼はポリティコの2012年大統領選挙をカバーしました。@alexburnsNYT

この記事のバージョンは、2020年9月30日、ニューヨーク版のセクションA 、1ページに、「コートとヘルスケアでのバイデンとトランプの衝突」という見出しで印刷されています。再版を注文する| 今日の論文| 申し込む
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2020年選挙ガイド
2020年9月29日更新
最新の
トランプ大統領とジョセフ・R・バイデン・ジュニアの間の最初の大統領討論は、トランプ氏が緊急にレースを揺るがそうとしたとき、乱闘に発展しました。最新のアップデートをお読みください。

投票方法
パンデミックの間に多くの規則が変更され、投票方法を理解するのが難しくなりました。このインタラクティブガイド は、投票が確実にカウントされるようにするのに役立ちます。

270へのパス
ジョー・バイデンとドナルド・トランプは、ホワイトハウスに到達するために270の選挙人票を必要とします。 潜在的な結果を確認するために、独自の激戦州の連合を構築してみてください。

ジョー・バイデン
民主党

ドナルド・トランプ
共和党
私たちのカバレッジについていく
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政治の詳細
クリス・ウォレスは、火曜日の夜の議論がトランプ大統領による繰り返しの中断によって手に負えないほど大きくなったため、ソーシャルメディアで厳しいレビューに直面しました。
ルースフレムソン/ニューヨークタイムズ
クリス・ウォレスは最初の討論で手に負えないトランプを抑えるのに苦労しました
21分前
多くのトランプ支持者は、大統領が11月に再選を失う可能性がある、または失うとは思わないと述べています。 トランプ氏は土曜日の夜、ペンシルベニア州の熱狂的な群衆に話しかけた。
ニューヨークタイムズのピート・マラビッチ
トランプの有権者は、権力の移転を約束することを拒否したことについてどのように感じていますか
9月29日
クリス・ウォレスは、火曜日の夜の議論がトランプ大統領による繰り返しの中断によって手に負えないほど大きくなったため、ソーシャルメディアで厳しいレビューに直面しました。
ルースフレムソン/ニューヨークタイムズ
クリス・ウォレスは最初の討論で手に負えないトランプを抑えるのに苦労しました
21分前
ジョセフ・R・バイデン・ジュニアは日曜日に記者団に、「私は以前の共和党の同僚の多くを非常に尊敬しており、彼らが正しいことをしてくれることを望んでいる」と語った。
ニューヨークタイムズのガブリエラバスカー
自由主義者は激怒しています。彼らの旗手は抑制したいと思っています。
9月29日
ブラッド・パースカルは、7月までトランプ大統領の再選キャンペーンのキャンペーンマネージャーを務めました。
アンナマネーメーカー/ニューヨークタイムズ
トランプの元キャンペーンマネージャー、ブラッド・パースカルがフロリダに入院
9月28日
月曜日にホワイトハウスでトランプ大統領とマイクペンス副大統領。 トランプ氏は火曜日の討論でコロナウイルスから焦点をそらそうとする可能性が高い。
ニューヨークタイムズのトムブレンナー
バイデンとトランプが対決する2020年のレースについて世論調査が言うこと
2時間前

トランプ税の爆弾
9月28日
エディターズ・ピック

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意見:最初の大統領選挙討論会をどのように評価しますか?
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意見:トランプは警告を送った。真剣に受け止めましょう。
意見:トランプの借金、彼の未来と私たちの借金
意見:秘密のトランプ有権者に会う
意見:Roeの敗北を受け入れる場合
あなたは集中することができます(ヒント:その電話を置いてください)
深夜は』

じわり「安倍離れ」:本格政権目指す菅首相

https://www.nippon.com/ja/in-depth/d00634/

『「安倍継承」看板が持つ2つの意味
目玉政策はケータイ料金値下げと不妊治療支援。現下の日本を取り巻く巨大な変化との落差に驚かされるが、マッチョで宣伝過剰な長期政権に倦(う)んでいた国民にはこれが受けた。方便として「安倍継承」カードを使いながら、新首相の菅は独自の王国を目指す。

「ポスト安倍」レースではダークホースだった菅が、自民党幹事長の二階俊博と組んで、電撃的な政権奪取を果たした。同じ参謀型の政治家として潜在的にライバル関係にあった2人の戦略的提携の成果だ。

この過程で菅が強調した「安倍継承」の看板には、2つの意味がある。

1つはマーケットを落ち着かせるため。異次元の金融緩和でひずみを蓄積した市場が、首相の交代をアベノミクス修正のサインと受け止めたら、予期せぬ混乱につながる危険がある。日本経済は麻薬のようなアベノミクスとおいそれとは縁を切れない。

もう1つは、党内の合従連衡用だ。安倍一強の権力秩序に安住してきた細田派や麻生派の有力派閥が自動的に菅に付くとは限らない。だから旧レジーム維持の保証書が必要だった。「石破茂政権」阻止が最優先の安倍晋三は、こうして菅政権誕生の小切手にエンドース(裏書き)した。

女性の支持率が高い理由
8年近くも政権の大番頭だった菅の権力は格段に増大した。同時に、その振る舞いにはトップに似つかわしくない陰湿さが付きまとう。ドイツのT-Onlineニュースは「気だるそうなまなざしを持つ菅は、面白みのない時代遅れの政治家」と伝えている。

ところが、9月16日に発足した菅内閣の支持率は64~74%に達した。政権スタート時としては小泉純一郎内閣、鳩山由紀夫内閣に次ぐ歴代3位の高水準という。特徴的なのは安倍内閣で一貫して「男性>女性」だった支持率構成が「女性>男性」になったことだ。

秋田の寒村出身に始まる菅の「苦労人」ストーリーが共感を呼んだことに加え、携帯電話料金の引き下げや不妊治療への保険適用という公約が女性に支持されたためだろう。

この結果、「安倍継承」の看板から後者の政治的なシンボル性は次第に薄らいでいくように思える。

最終目標は麻生派の遠隔操作か

すでに自民党総裁選の序盤から手応えを感じていた菅は、今回の組閣で布石を打っている。副総理兼財務相の麻生太郎や外相の茂木敏充、公明党枠の国土交通相・赤羽一嘉ら安倍内閣の骨格を引き継いだと言われるが、同じポストでの再任は閣僚20人中8人に過ぎない。逆に言えば、残る12人には安倍との非連続性がある。

菅の戦略は「横滑り」の3人に表れている。防衛相から行政改革担当相への河野太郎、防災担当相から総務相への武田良太、そして厚生労働相から官房長官への加藤勝信だ。

河野は麻生派に所属するが、同じ神奈川県選出議員として事実上、菅の強い影響下にある。党内で長く変人扱いされてきた河野が政権中枢に入ってきたのも、菅の後押しがあったからだ。その河野が今回、菅の決まり文句「役所の縦割りと悪しき前例主義の打破」を実践する切り込み隊長役になる。

菅は早速、告発窓口として「縦割り110番」の設置を河野に指示した。かつて鳩山内閣が官僚の内部告発を奨励して「ハトミミ・ドット・コム」なるサイトを開いたことがあったが、菅に鳩山的な甘ちゃん発想があるとは思えない。目的不明のまま動き出している縦割り打破を通して菅が狙うのは、首相官邸による省庁の完全掌握だろう。

外相時代に駐日韓国大使を面罵したり、総裁選の最中に米シンクタンク相手に「日本は大統領選の前に総選挙をやる」と明言したり、言動に安定感を欠く河野である。ただ、行革担当相としてそれなりの実績を残せば、首相候補が不在の麻生派を代表するようになり、菅が遠隔操作できる。最終目標は恐らくそこだろう。

加藤官房長官に政治取引の臭い
亀井静香の秘書出身である武田は二階派。前総務相の高市早苗は、かんぽ生命の不祥事処理などをめぐって総務省を直轄地とする菅との関係が微妙になったと言われる。そこでケータイ値下げという目玉政策を強引に進めるため、安倍に近い高市をあえて外し、二階の覚えがめでたく、かつ地元福岡で麻生にも遠慮をしない武田を抜擢したとみられる。

新官房長官には、菅に近い経済産業相の梶山弘志や国対委員長の森山裕の名前が挙がっていた。首相とは一心同体のポストだからだ。加藤は彼らほど菅と親しいわけではなく、起用には意外感もあった。

加藤は竹下派だが、実態は「安倍ファミリー」に近い。義父である加藤六月は安倍の父、晋太郎の側近であり、その縁から安倍の母洋子と六月の妻は姉妹のような付き合いをしている。このため、加藤は安倍が菅の「お目付け役」として官邸に送り込んだとの説があり、菅も「安倍継承」の担保として受け入れたのかもしれない。いずれにせよ、政権移行に伴う政治的な取引の臭いがする人事だ。

イデオロギー持たない強み
「官邸官僚」の人事では、よりはっきり菅色が出ている。

安倍政権で思うままの権勢をふるってきた首相補佐官兼首相秘書官の今井尚哉は非常勤の内閣官房参与になった。事実上の肩たたきであり、ラインからは完全に外れた。今井と同じく経産省出身の内閣広報官・長谷川栄一や、アベノマスクの発案秘書官として名をはせた佐伯耕三も去った。もはや安倍時代のように経産省が霞が関を牛耳ることはなかろう。

対照的に引き続き実権を握るのが、事務の官房副長官の杉田和博と、国交省出身の首相補佐官、和泉洋人だ。2人はもともと菅ラインで動いていた官邸官僚であり、今井ラインが消えたことでグリップ力はより強まるだろう。やはり安倍の秘書官だった国家安全保障局長の北村滋も残留組だが、菅との距離感に課題がある。

事務の首相秘書官は1増の6人になり、うち4人は官房長官秘書官からの異例の持ち上がりとなった。安倍チームからの続投は防衛省出身のみ。1増分は厚労省で、菅は官房長官秘書官を終えて本省に戻っていた鹿沼均を再び自分の元に置いた。不妊治療対策や新型コロナ対策で菅が厚労省に介入する場面が増えるためとみられる。

菅には安倍のような国粋的なイデオロギーはない。権力への執着は人一倍強いが、特殊な国家観を持たない分だけ時々の利害得失で政策を選べる強みがある。こうして「安倍継承」を掲げながらの安倍離れがじわじわと進んでいくのだろう。

衆院の解散・総選挙の時期について、菅は年明けまで待つかのようなニュアンスを出している。だが、冬場のコロナ再流行を避け、自民党内の解散待望論に応えるとしたら、やはり年内の可能性を完全に排除するべきではなかろう。もとより支持率低迷の野党は脅威にならない。菅は勝利を前提に本格政権への設計図を描き始めている。

(文中敬称略)

バナー写真:自民党の両院議員総会で新総裁に選出され、拍手に応える菅義偉官房長官=2020年9月14日午後、東京都港区(時事)』

菅政権の人材配置、関連…。

首相補佐官に共同通信前論説委員
柿崎明二氏
https://www.47news.jp/politics/5312799.html

『政府は29日の閣議で、首相補佐官に共同通信社前論説副委員長の柿崎明二氏(59)を充てる人事を決定した。10月1日付で就任し、政策の立案と検証を担う。これに先立つ9月30日付で共同通信社を退職する。首相官邸によると、国会議員を経ずに報道機関出身者が首相補佐官に就任するのは初めて。

 加藤勝信官房長官は記者会見で「これまでの知識、経験を踏まえて政策全般について評価、検証、改善すべき点を必要に応じて首相に進言を行っていただく」と述べた。

 柿崎氏は秋田県出身で早大卒。毎日新聞社を経て1988年に共同通信社入社。2019年から論説副委員長。9月16日から総務局付』

衆院予算委員長に金田氏 議運・高木氏、国家基本・浜田氏―自民内定
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092900979&g=pol

『自民党は29日の総務会で、衆院の常任・特別委員長、審査会長の人事を内定した。予算委員長に金田勝年元法相、党首討論を取り仕切る国家基本政策委員長に浜田靖一元防衛相をそれぞれ起用。議院運営委員長は高木毅氏が続投する。10月下旬に召集予定の臨時国会で選ばれる。』

自民、行革推進本部長に棚橋氏
衆院委員長候補も内定
https://www.47news.jp/politics/5313137.html


『自民党は29日の総務会で、行政改革推進本部長に棚橋泰文元科学技術担当相を起用するなどの党役員人事を決定した。衛藤征士郎元衆院副議長は憲法改正推進本部長に充てた。10月23日か26日の召集を軸に調整している臨時国会で選任される衆院の常任、特別委員長候補も内定した。

 幹事長代理は林幹雄、石井準一両氏を再任したほか、新たに柴山昌彦氏が就いた。党紀委員長には衛藤晟一氏の就任が決まった。

 衆院人事候補では、党憲法改正推進本部長だった細田博之氏を憲法審査会長に充てる。党首討論を開催する国家基本政策委員長には浜田靖一氏を内定した。』

自民、政治改革本部長に塩崎氏
改憲は衛藤征士郎氏
https://www.47news.jp/politics/5314081.html
『自民党は29日の総務会で、党・政治制度改革実行本部長に塩崎恭久元厚生労働相を再登板させるなどの党役員人事を決めた。衛藤征士郎元衆院副議長は憲法改正推進本部長に、棚橋泰文元科学技術担当相は行政改革推進本部長にそれぞれ就いた。拉致問題対策本部長と1億総活躍推進本部長は参院から起用する方向で調整を進める。』

青年局長に牧島氏、初の女性 自民
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092900928&g=pol

『自民党は29日の総務会で、青年局長に牧島かれん衆院議員(43)=当選3回=を充てる人事を決めた。青年局長への女性起用は初めて。同ポストは竹下登、麻生太郎、安倍晋三各氏などの首相経験者も務め、若手政治家の「登竜門」とされる。
【議員情報】牧島 かれん(まきしま かれん)

 牧島氏は同日、党本部で記者団に「次世代の女性、女子学生の皆さんにも青年局の活動に活発に参加してもらえるきっかけになればいい」と語った。』

国会議員情報
牧島 かれん(まきしま かれん)
https://www.jiji.com/jc/giin?c=syu&d=6773c548013e6785ded2d11fe31c89d0

「Game Breaking: How Cheat Codes Changed Video Games Forever」

UAVのヘロンが ベングリオン国際空港に 堂々と着陸。
https://st2019.site/?p=15210

 ※ 兵頭二十八氏のサイトからの情報だ…。この人にしては珍しく、ゲームネタだ…。しかし、いつもながら、参考になる…。

 ※「スカイリム」の話しが出てきている…。
 オレも、その「前身」とも言うべき「オブリビオン」で遊んだことがある…。ゲームの最初は、ダンジョンものなんだが、オープンワールドと言いつつ、それを体験するためには、「地下牢」から脱出して、外の世界に出る必要がある…。しかし、これが、なかなか脱出できないんだよ…。「出方」が分からず、しばらくほったらかしにしていた…。ネットで調べて、やっと「出方」が分かって、脱出できた…。しかし、そこでもう気力が尽きて、「オープンワールド」で遊ぶどころの話しじゃなくなった…。
 コンソール機じゃなく、PCで遊ぶと、コントローラーを繋がず「キーボード&マウス」では、とても操作が追いつかない…。いきなり、後ろから弓で射られて、死んだりする…。コントローラーを繋いでまで、遊ぶ気には、ちょっとならんな…。
 そういうことで、遊ぶゲームの種類も、そういう方面から、限られてくる…。

 ※ その製作会社のベセスダも、後続のヒット作を出せず、会社も左前になったらしい…。

 ※ 最近、マイクロソフトがベセスダの親会社の買収に乗り出したというニュースを、聞いたな…。

「マイクロソフトがBethesda親会社を買収、Elder ScrollsやFalloutなどがXboxクラウドゲーミングサービスへ」
https://jp.techcrunch.com/2020/09/21/2020-09-21-microsoft-set-to-acquire-bethesda-parent-zenimax-for-7-5b/

『David Silverberg 記者による2020-2-27記事「Game Breaking: How Cheat Codes Changed Video Games Forever」。
    デジタルゲームの「チート・コード」は、最初は、開発者がベータ・テストをするとき、レベルを自在にジャンプするための道具として、埋め込まれていた。ゲームが仕上がったあと、それがチーティングの裏道として使われるようになった。

 キャラクターに付与される強弱の変数を書き換えてじぶんのキャラクターを不死身化してしまうチートが、次に登場した。これは8ビット時代、ゲームコードをいったんPCメモリーにすべて読み込む過程があるのを悪用したのだ。

 「アタリ2600」や「ニンテンドーES」のような専用コンソールマシンが普及すると、この細工は難しくなるはずだった。ゲームコードはプラスチックパッケージの中に保持されたままであって、外からアクセスできないからだ。

 しかし80年代、NESのために人気ソフト「グラディウス」を開発した はしもと・かずひさ は、デバッグ作業を合理化するための覚えやすいチート操作を自分で埋め込まねばならなくなった。

 具体的にはたとえば、矢印キーを「上、上、下、下、左、右、左、右」と押し、ついで「Bボタン、Aボタン」そして「スタート」ボタン……といった呪文的な手順をなぞることで、開発者の搭乗艦はとりあえず不死身になる仕組み。

 こういう裏技はチーターから「コナミ・コード」と呼ばれるようになった。
 「コナミ・コード」は「コントラ」のようなアーケードゲームにも存在したから、それを知っているチーターは、ゲームセンター内で人々から天才的プレイヤーとして注目されるわけである。

 ゲーマーたちが、たまたま知りえた、そうしたコード情報をやりとりするメディアとして、初期には複数のゲーム雑誌があった。まだSNSの時代ではなかったから。

 新しいゲームが発売されると、オタクたちは競ってチート・コードを発見しようとした。そして、人に教えようとした。

 どれほどの需要があったか。1988年に『ニンテンドー・パワー』というゲーム誌は、創刊5ヶ月にして累積150万部を売り上げた。

 任天堂の自社ゲームでなくとも、ゲームメーカーはまず任天堂のテストを受けなければならない。その情報を最初に公表できる人々が裏技情報を語ってくれるのだから、この雑誌の競争力は圧倒的だった。

 ゲーム会社と雑誌編集部の間には暗黙の連携があった。新登場のゲームの最初の紹介記事の中で、裏技を知らせるようなことはけっしてしない。次号以降から、逐次にリークしていくのだ。

 1990年、チートのための専用ハードウェアが開発・販売されるようになった。
 この時代は、ゲーム機も、SNES、ゲームボーイ、セガジェネシス、ゲームギアーなどと多様化している。
 まず「ゲーム・ジニー」というチートマシン。ゲームカートリッジの一端に直接結合する。

 そして、たとえば保存されているマリオのライフが3しかないときに、それを99に変更することができた。カートリッヂのメモリーとゲーム機との間に介入して。

 もうひとつ、「ゲーム・シャーク」というチート器材。ゲーム中にソースコードを探り出して、どの変数が何に対応しているかをじぶんで絞り込み、理解してからその変数を変更することができるというハードウェアだった。
 「ゲーム・シャーク」は、PCゲームがCD-ROMとなり、ゲーム機としてプレイステーションやXボックスが登場する時代にも対応した。

 1993年、「モータルコンバット」を筆頭とする、血なまぐさいゲームソフトを規制しろと騒ぐ連邦議員があらわれた。

 ジョー・リーバーマン上院議員にいわせると、「クリスマスを盗んだグリンチ」のようなゲームは、クリスマスについての子どものイメージを悪くし、拷問を楽しむような情操に誘導するので、有害だと。

 そこでたとえば セガジェネシス は、モータルコンバットを開始する前にプレイヤーに対して「流血」についての確認を求めるオプションを設けた。

 FPS=一人視点射撃系ゲームのさいしょの商品が「ドゥーム」である。

 このゲームには2つのチート・コードが最初から入れられていた。あたかも、それがシェアされ拡散されるのを望んでいたかのように。

 すなわち、プレイヤーは、あるコードをタイプすると、壁を通り抜けられるようになるのだ。
 これは非常に面白いと歓迎された。
 そこで、1996年の「デューク・ニューケム 3D」や、もっと後年の「スカイリム」でも採用された。
 ※ニューケムは《やつらに核兵器をブチ込め》という略号。

 1997発売の「ゴールデンアイ007」は、3DのFPSとして重要な試みを始めた。
 このゲームでは、プレイヤーはチートをする必要があるのだ。しかし、勝ち続けるためには、そのチートを反復行使できないようになっている。
 つまりチート行為は、まったくゲーム空間の中で完結させられている。

 そしてチートの嗜好も昔とは違っている。ライヴを増やすのではなく、武器やキャラクターを非現実的に変化させるチートを無数に用意しているのだ。もはやプレイヤーは無制限のライヴを得ても面白くない時代に来ている。この趨勢が、今も続いている。

 ※80年代末から、97年以前の話は、とても明るい。当時のゲーム業界の下っ端の人たちの風貌を回想するだけでも、明るくなる。良い時代だった。あのひとたちは今、ご健勝にお暮らしなのだろうか? そんなことが気になる年齢に、なってしまいました。』

「更級日記」1000年、浮かぶ東国の実像 学際研究進む

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64371180Z20C20A9BC8000/

『菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)が書いた回想録「更級日記」は、ちょうど千年前、1020年の「上京」の記録から始まる。平安女性の生涯を伝える古典として読み継がれてきたこの作品に、歴史研究の観点から光が当てられている。個人の内面の記録にとどまらず、史料としての価値が見いだされているのだ。』
『更級日記をめぐるこうした研究状況は、国文学の世界の近年の変化を映している。福家教授は「研究者は仮名日記を一つの表現世界と捉えて、歴史的な事柄とは切り離して考える傾向が強かった」と指摘する。そのうえで「表現世界の独自性は、歴史的背景との照合によってより明確になる」とし、歴史学など隣接分野との学際的なアプローチで研究が深まることを期待する。

上総国の国府だったと考えられる千葉県市原市では、国分寺跡・国分尼寺跡の発掘調査や史跡整備が進められてきた。孝標女が住んだ国司館などの位置はなお判然としないが「国衙(こくが)(地方の役所が置かれていた一帯)の環境が分かれば、孝標女の東国時代の生活を探る方向性も見えてくる。歴史意識を持って作品を読み解いていく必要がある」と倉田教授はいう。

膨大な研究の蓄積がある古典であっても、歴史学のアプローチでまだまだ新しい姿を見せる。専門分化が進んだ国文学の世界でも、学際研究によって新しい地平が切り開かれていきそうだ。

(桂星子)』

壬申の乱
https://www.wikiwand.com/ja/%E5%A3%AC%E7%94%B3%E3%81%AE%E4%B9%B1

一世一代の大博打?!壬申の乱!(後編) | 好奇心は放浪中! – 楽天ブログ
https://plaza.rakuten.co.jp/kikimomo15/diary/200503030000/

 ※ 学際研究で思い出した…。「壬申の乱」についての論文だ…。それは、壬申の乱で大海人皇子が辿った行軍の足跡を、平面に置くのではなく、地形の「高低差」をも加味して計算し、「平均行軍速度」を算出したり、「兵の疲労度」を推し量ったりして、両軍の「兵力の実際のところの差異」を考察した論文だ…。それを読んだとき、「へえ…。」と思って、ちょっと感心した…。今回、検索したがヒットしなかった…。もう、掲載されてはなくなったんだろう…。

 ※ 歴史学は、考古学と交錯し、考古学的知見と合致しない「歴史的見解」は、どんな大御所の論であっても、説得力を持たなくなった…。

 ※ また、その「古文書読み」についても、AIが導入され、歴史学者の「伝家の宝刀」ではなくなった…。

AIで古文書を読む 埋もれた情報を発掘(2019.10.18)
https://www.sankei.com/life/news/191018/lif1910180017-n1.html

 ※ 「知の探求」とは、そういうものだ…。「説得力」とは、世界中の誰であってもアクセスできる環境においての、話しとなった…。閉ざされた「専門家ムラ」内部の話しじゃ無くなっているんだ…。

 ※ 「素人は、黙っていろ。」は、もはや全く通用しない…。世界中からアクセスして来る「素人」に対して、どれだけ「説得力」があるのか、その論の「説得力」は、世界中の「素人」が鍛錬する…、そういう世界になってきているんだ…。

※ こういう衛星画像は、非常に参考になる…。古代・中世・近世にかけて、先進地域だった「畿内」を平定しようとする場合、美濃側からは、不破関が、北陸側からは、愛発関(あらちのせき)が、伊勢側からは、鈴鹿関が、防御の「要衝」になるんだ…。

※ 尾張・美濃を手中にした信長が、不破関を破って「上洛」した…、というわけだ…。愛発関を押さえようとして、朝倉勢と争いになり、浅井長政に裏切られて敗走したり、鈴鹿関を押さえようとして、「伊賀攻め」したりしたわけだ…。そういう「戦略」が、この地形図を見ると、よく分かる…。

行政デジタル化 青写真と今後の論点

https://comemo.nikkei.com/n/nf6bd76c562fd

※ 今日は、こんなところで…。

『新型コロナ感染症対策での様々な混乱を受けて、今後こうしたことが起こらないように、菅官房長官(当時)の肝煎りでデジタル行政サービスと自治体情報システムの在り方を見直すWGが6月に立ち上がり、この金曜朝に総理臨席のもと3回目の会合がありました。検討の叩き台となる行政情報システム改革のトータルデザインについて斎藤構成員から説明があり、私からも補足説明させていただいた他、戸籍へのカタカナ氏名の追加や、自治体標準化について討議が行われました。関連資料はこちらからダウンロードできます。

行政デジタル化を5年で達成 首相指示、年内に工程表
菅義偉首相は25日、首相官邸で開いた会議で、行政のデジタル化を今後5年で達成するよう各府省に指示した。

全体としては手続きのデジタル完結率を向上させて、新たなデジタルセーフティーネットの構築へ向けて、国と地方で一体となって推進していくことを目指しています。2022年までに突発事案に対して即応できる情報システムを整備する「足し算」、2025年へ向けて自治体の情報システム標準化を推進し、段階的なクラウド環境へと集約して各団体の情報システムがバラバラなため必要だった団体間の中間的なデータベースを一掃しAPI連携に移行する「引き算」の改革を提案しました。

まず2022年までに、仮に今回の新型コロナのような突発事案が発生した際、迅速に全国向けの共通システムを提供し、1週間以内で給付を完了できる仕組み。具体的には給付金の消込にも使える自治体共通SaaS、国民の銀行口座と直結して公金出納を集約する公金口座システムの整備を考えています。

特別定額給付金オンライン申請を振り返ると、郵送申請と違って世帯構成などの情報が事前に入力されていないことが問題でした。これは申請事務に用いられたマイナポータルが、申請書の受け渡しについては自治体と繋がっていたものの、自治体の住民システムとは繋がっていなかったからです。給付金を住民に対して実際に支払ったか等の消込は、各団体が個別にシステムを整備したり、Excelなどを使って目視で管理していました。

こうした突発事案の際に、急拵えでつくられた制度に合わせて突貫で業務を組み立ててシステムを構築することは大きな負担です。団体によっては整備が間に合わず、今回のような混乱に繋がりました。そこで突発事案が起こった際、政府が構築した共通のSaaSサービスを各団体向けに提供し、各団体は基準日時点の住民情報をSaaSに流し込んで、その上で給付の消込や電子申請の受付といった業務を回すようにすれば、各団体が個別にシステムを整備する必要はなくなって、電子申請サイトは流し込まれた情報を参照して、最低限の入力で電子申請を受け付けられるようになります。SaaSのデータベースを団体単位で分離すれば現行制度のまま対応できます。

同時に全ての住民に対して公金出納専用の口座を国が提供する「公金口座」の構想も打ち出しました。自治体が住民基本台帳にある誰に対していくら支払うかを台帳に書き込むだけで該当者に給付できる仕組みです。公的機関は今回のような給付に際して、申請書や口座番号の取得に煩わされることがなくなります。住民は「公金口座」と自身の銀行口座を紐付けることで給付を受け取るか、コンビニATM等でマイナンバーカードを使って直接出金できる仕組みを検討しています。

かねて給付の効率化には銀行口座とマイナンバーとを紐付ける「預金付番」が効果的とされていました。しかしながら金融機関の口座にマイナンバーを紐付けただけでは給付を効率化することはできません。金融機関が預金者のマイナンバーを取得するだけでなく、公的機関がどの口座に振り込めばいいか把握でき、その口座に対して給付を行うことについて、住民の同意を取得できている必要があります。公的機関は年金や児童手当、所得税・住民税の還付、水道料金の徴収などのために住民の銀行口座を把握している場合がありますが、給付金の支払いにその口座を用いる同意が取得できていないため、勝手に給付する訳にはいかず、申請書を受け取る必要がありました。

具体的に「公金口座」をどうやって実現するかは未定ですが、年金のように口座番号を登録して銀行口座に振り込む、公と住民との間で包括的な口座振替契約を結ぶといった手堅い方法から、CBDC(中央銀行発行デジタルマネー)など新しい基盤の構築まで、様々な方法が考えられます。

特別定額給付金では世帯単位の給付が不評であったことから、今後は個人単位の給付も視野に入れて検討する必要もあるでしょう。その場合に世帯主の後ろに隠れていた未成年者や成年被後見人の扱いをどうするか、手数料などの事務費をどこまで低減できるかも課題です。いずれにしても誰もが簡単に使えて、困ったときも適切に手を差し伸べてもらえる仕組みとする必要があります。

そして2025年へ向けて、自治体システムをクラウドに移行し、住基ネットや情報提供NWSの中間サーバーをはじめとした団体間のデータベースを廃止して、クラウド内でサービスメッシュを介した直接API連携に移行することを構想しています。

自治体システムの仕様を標準化するのか、それとも団体間のシステム統合まで踏み込むのか、報道も混乱していますし、関係者からもスケジュールが拙速過ぎるのではないかといったお叱りもいただいています。この点については実のところ構成員の間でも様々な意見があるところです。

わたしからは具体的な目標を設定せずに、無理に団体間の仕様を揃え、全ての業務をカバーすることにこだわると、日程的に無理がある中で似たようなシステムの作り直しになってしまって、十分な効果を得られないのではないか、まず目的や目標を明確にしてやるべきことを絞り込む、標準化のための標準化ではなく、具体的な住民メリットを実感できる施策に優先して取り組むべきではないか、といった意見を述べさせていただきました。

個人的な見解としては、住民管理について作成された標準仕様書を見ても、現段階ではSoRとSoEの切り分けが十分にできておらず、この状態で無理してシステム統合まで踏み込んでしまうと、今やっている自治体の事務を十分にカバーできないのではないかという危惧を持っています。

とはいえ現行構成のようにバラバラな自治体システム、業務単位で縦割りの団体間連携システムが相互に足を引っ張って、手を付けられない膠着状態にはメスを入れる必要があります。少なくとも団体間連携に使われている中間的なデータベースと業務ロジックを、サービスメッシュ上でのAPI連携に置き換えて、部分的な改善を積み重ねられる疎結合構造へと解していく必要があるでしょう。

システム統合による割り勘効果と、独占やシステム運営の主体が曖昧になることの弊害とを見極め、廃止できるシステムは廃止して、標準化・共通化を通じて統合運用できるところは集約しつつ、環境の変化に柔軟に適応でき、現場の創意工夫を引き出して、適切に市場競争が働くエコシステムを目指して、現実的かつ住民が便利になったと実感できる目標を設定すべきです。

年内の工程表策定へ向けて、いよいよ検討は大詰めとなりますが、叩き台となる青写真を出したことで、今後は自治体やベンダーなど多くの方々との対話を通じて、効果的かつ実現性の高いロードマップへと磨き込んでいくフェーズとなります。

引き続き皆様よりご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくおねがいします。』

中国に幻滅した東欧 投資の「空手形」に不満

中国に幻滅した東欧 投資の「空手形」に不満
本社コメンテーター 秋田浩之
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64331660Y0A920C2TCR000/

『共産党が牛耳る中国は好きではない。それでも、ビジネスでは彼らは有望なパートナーだ。

チェコやハンガリーを2年前に訪れた際、対中関係について外交官や識者にたずねると、こんな声が聞かれた。経済建設を急ぐ東欧は中国熱を帯びていた。しかし、今や期待はしぼみ、失望に変わろうとしている。

すでにドイツやフランス、英国といった西欧では、対中観の冷え込みが明らかだ。南シナ海やサイバースパイ、香港の自治侵害、ウイグル族の弾圧……。これらが重なり、新型コロナウイルスの拡散も追い打ちをかける。

9月14日の欧州連合(EU)と中国によるテレビ首脳会談では、議長国ドイツのメルケル首相らが人権問題で批判を浴びせた。習近平(シー・ジンピン)国家主席は「人権の先生は要らない」と怒り、極めて険悪だったという。

そして中国に融和的だった東欧でも幻滅が広がり、経済で結ばれてきた欧州と中国の蜜月は事実上、終わりを告げようとしている。世界は米欧日と中国による2極対立の色彩が濃くなるだろう。

東欧で中国熱が高まったのは、もう8年前のことだ。この地域の16カ国は2012年、中国と「16プラス1」という経済協力の枠組みをつくり、ほぼ毎年、首脳会議を開いてきた。

16カ国のうち11カ国はハンガリー、チェコといったEUメンバーだ。19年にギリシャも加わり「17プラス1」となった。

これに対し、独仏は「中国によって東欧が囲い込まれ、EUが分断されてしまう」(独当局者)と危機感を募らせてきた。南シナ海問題でEUが中国非難の声明を出そうとした16年には、対中配慮からハンガリーなどが難色を示し、足並みが乱れる騒ぎもあった。

ところがそんな東欧で一転、中国離れの波が広がっている。

急先鋒(せんぽう)はチェコだ。ミロシュ・ビストルチル上院議長が8月末から台湾を訪れ、中国を激しく怒らせた。これに先立ち、首都プラハ市は北京市との姉妹提携を解消し、1月に台湾・台北市と結びなおした。

チェコのビストルチル上院議長は台湾を訪れ、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統と会談した(9月3日)=AP

次世代通信規格「5G」の安全対策をめぐっても、ポーランドやチェコ、ルーマニア、エストニアが昨年から今年にかけ、米国との協力に合意。中国通信大手、華為技術(ファーウェイ)を制限する姿勢をにじませる。さらにルーマニアでは今年6月、中国企業との原発建設計画が破棄された。

いったい何が起きているのか。内情を知る現地の外交専門家らにたずねると、第1の原因は経済協力への失望だ。中国は「一帯一路」構想をかかげ、巨大なインフラ整備の大風呂敷を広げた。だが、さほど進んでいない。

プラハ国際関係研究所のルドルフ・フュルスト主任研究員は語る。「中国は12年以降、中欧、東欧で主にエネルギーと輸送インフラの投資プロジェクトを多数、手がけた。だが、バルカン諸国を除けば、ほとんどが完全には実現していない。このため、中国との経済協力への期待が薄れている」

2000~19年、中国からEUに注がれた直接投資のうち、東欧向けは10分の1にも満たない。親中派を自認してきたゼマン・チェコ大統領ですら今年1月、ついに失望を表明した。

第2に中国との交流が深まるにつれ、内政干渉や安全保障への不安も高まっている。ポーランドでは昨年1月、ファーウェイのワルシャワ支店幹部がスパイ容疑で逮捕された。

チェコでは情報機関が19年11月、同国内で中国のスパイ網づくりが加速しており、ロシアと並ぶ深刻な脅威になっていると結論づけたという。チェコの国会議員は「中国国有企業からチェコ政府高官に、不透明な資金が流れたという疑惑もある」と憤る。

中国は東欧で多数の投資プロジェクトを打ち出したが、さほど進んでいない(写真は中国の習近平国家主席による国連総会での事前収録の演説)=AP

東欧はかつてソ連の共産圏に組み込まれ、1989年以降に民主化の扉が開いた。中国の経済力に魅せられても、共産党体制に共感しているわけでは全くない。

オルバン首相による強権化が進むハンガリーでも、事情は同じだ。同国の政治専門家は「オルバン政権ですら曲がりなりにも選挙はやっている。中国の独裁モデルは受け入れがたく、経済協力が進まないなら、接近する意味はない」と切り捨てる。

東欧よりも先に、英独仏が中国に幻滅するようになったのも、人権や安全保障の問題だけではなく、外資系企業への規制が強まり、対中ビジネスが難しくなっていることが大きい。在中国EU商工会議所の調査(今年2月)によると、中国内で活動するEU系企業の49%が過去1年でビジネスがより困難になった。

何とか欧州を引き留めようと、中国は新型コロナの発生後、感染者が多いスペインやイタリアにマスク外交を展開した。だが、世論が改善するには至っていない。

仏戦略研究財団のアジア研究主任、ヴァレリー・ニケ氏は「欧州における対中観の悪化は数々の問題が積み重なった結果で、コロナ禍は流れを加速したにすぎない。近い将来、関係が元通りになることはないだろう」と話す。

もっとも、中国市場に大きく頼るドイツなどが、米国ほどに中国に厳しくなるとは考えづらい。それでも米欧日の対中認識が近づけば、連携の余地は広がる。トランプ政権下で米欧の仲は極めて険悪だが、せめて対中政策では協力を立て直すときだ。』

米大統領選、納税問題が新たな争点に 29日TV討論

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64324910Y0A920C2FF8000/

※ 稀に見る(あるいは、「見たこともないような」)「泥仕合」となるのでは…、という予想のようだ…。

※ それでも、アメリカ国民は、「最後の投票を決める材料を得ようと」、固唾を飲んで見守るんだろう…。

『【ワシントン=永沢毅】米大統領選は29日夜(日本時間30日午前)、1回目のテレビ討論会を開催する。共和党現職のドナルド・トランプ大統領(74)と民主党候補、ジョー・バイデン前副大統領(77)が初の直接対決に臨む。27日にはトランプ氏の納税記録を巡る新たな疑惑も浮かび、両候補の舌戦が熱を帯びる。

「私は多額の税金を支払ってきた。フェイクニュースだ」。トランプ氏は27日、ホワイトハウスの記者会見でこう語気を強めた。2016年の当選前の15年間のうち、10年分の所得税を連邦政府に納めていなかったとの米紙ニューヨーク・タイムズの報道を否定した。

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同紙によると、当選した16年と就任1年目の17年の納税額は各750ドル(約8万円)にとどまったという。1970年代以降の大統領の慣例だった納税記録の開示をトランプ氏は拒否し、民主党は納税逃れのため不適切な取引があったとの疑惑を投げかけてきた経緯がある。もっとも、同紙は現段階で違法性に関しては明らかにしていない。

米CNNはトランプ氏の納税逃れ疑惑が、ウィスコンシンやペンシルベニア、ミシガンなどの激戦区「スイング・ステート(揺れる州)」のブルーカラー層の支持に影響を与えると分析している。トランプ氏が支払った年間わずか750ドルの納税額が多くの一般の米国人の納税額よりも少ないことをあげ「飛行機やゴルフ場を所有する人物の負担として正当なのだろうか」と指摘している。

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29日から計3回の討論会は選挙情勢を変える可能性もある終盤戦の天王山だ。初回は中西部オハイオ州クリーブランドで開かれ、(1)両候補の歩み(2)連邦最高裁判所(3)新型コロナウイルス(4)経済(5)人種と暴力(6)選挙の正当性――の6テーマを15分ずつ、計90分討論する。

バイデン氏は世界最多の死者を出したトランプ氏の新型コロナへの対応に的を絞り、大統領として不適格だと浮き彫りにする腹づもりだった。今回の疑惑でトランプ氏に打撃となる新たな攻撃材料を手にした形だ。

全米の支持率で劣勢のトランプ氏は討論会で選挙戦の流れを変えようと懸命だ。「討論会の前後に寝ぼけたジョー(・バイデン氏)に薬物検査をするよう強く求める」。27日にツイッターにこう書き込んだ。「バイデン氏の討論会の出来にはムラがあり、その原因は薬物ではないか」というのがその言い分だ。

背景にはバイデン氏が民主党候補を絞り込む予備選の討論会で精彩を欠く場面が多かったことがある。保守系メディアはバイデン氏の高齢を理由に適格性や判断能力にたびたび疑問を投げかけている。

政策面では、トランプ氏はバイデン氏が掲げる3兆ドルにのぼる過去最大規模の増税プランをやり玉にあげそうだ。急進左派の影響を受けていると印象づけ、「社会主義」のレッテルを貼って穏健派の離反を促す狙いがある。バイデン氏が副大統領在任中に次男ハンター氏が中国、ウクライナ両国でビジネス上の関わりを持った疑惑も取り上げるとみられる。共和党は「利益相反がある」などと批判してきた。

米連邦最高裁判所判事の人事も焦点となる。トランプ氏が巻き返しに向けて支持層を鼓舞しようと保守派の女性を指名したのを受け、バイデン氏は27日の記者会見で「新大統領と議会の選挙が終わるまで指名を承認してはならない」と阻止に全力をあげると強調した。最高裁の保守派支配が進めば、人工妊娠中絶の禁止や銃保有の容認といったリベラル派が容認できない施策が進む可能性がある。

トランプ氏は27日、オバマ前政権の成果である医療保険制度改革法(オバマケア)を連邦最高裁で無効と判断することで「より素晴らしく安価な代替案に取って替える」とツイートした。オバマケアの廃止はオバマ氏を支えたバイデン氏にとっては看過できない。

大統領選の最終盤にあるテレビ討論会は過去にも勝敗を決する分水嶺ともなってきた。政策の中身に限らず、見た目や表情、しぐさといった候補者の人柄も、大統領としてふさわしいかどうかをみる手がかりとなる。

初のテレビ討論会を開いた1960年はそれを象徴する語り草となっている。共和党のニクソン候補は病み上がりで顔色が悪い中で化粧を拒み、民主党のケネディ候補は万全なメークで若々しさを印象づけた。2人のテレビ映えの違いが、ケネディ氏勝利の流れを決定づけたとされる。

米ジョージ・ワシントン大のフランク・セスノ・メディア広報学部長の話(※ 上記)
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安倍前首相「菅氏、ずいぶん前から後継資格者」

安倍前首相「菅氏、ずいぶん前から後継資格者」
安倍前首相インタビュー詳報(上)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64309070Y0A920C2SHA000/

『安倍晋三前首相は日本経済新聞のインタビューで菅義偉首相に関し、後継候補として「ずいぶん前から有資格者だと思っていた」と明かした。総裁選で敗れた自民党の岸田文雄前政調会長については「『時、利あらず』ということだったのだろう」と述べた。菅政権への期待なども聞いた。

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――体調はその後、いかがでしょうか。

「新しく使い始めた薬が非常に良く効いて、順調に快復している」

――後継に菅首相が就きました。

「私の健康上の理由で急なことになった。後継者はリリーフかつ先発投手という立場になる。安倍政権の官房長官としてすでに政策の中枢にいて、すべてを把握する菅氏にやってもらうのは非常に安心できると思った」

――菅首相が後継候補だと考え始めたのは7、8月の頃でしょうか。

「ずいぶん前、ある程度前から有資格者だと思っていた。あとは菅氏にその意思があるかどうかだった」

「今から思うと(来年9月の総裁任期末まで)あと1年と少しとなって『ポスト安倍』ということが言われ始め、菅氏もそういう選択肢を考えたのかもしれない。(菅氏を支持するという)そういう声が高まれば(総裁選に出馬する)気持ちが出てくるのは当然だ。政治家なら常に思うことだ」

――菅首相を巡っては新元号「令和」を発表したころから知名度が高まりました。

「総裁選で国会議員が1票を入れる場合、議員の心理は世論で反応のある人へと動く。そこが昔と、小選挙区制になった現在で異なる」

――菅首相の出馬の決断は素早いものでした。

「割り切りが良かった。私が辞めると言った段階でアベノミクスを継承すると言った。そういうところが菅氏の強みだ。(安倍氏の出身派閥である)細田派も菅氏でいいじゃないかとなった」

――安倍氏の意中の人は岸田氏ではないかと言われてきました。

「岸田氏は政治家として本当に誠実な人だ。外相としても大きな業績を残した。政治家にありがちな『自分が自分が』というのも全くない。確かに発信力が弱いと指摘する人もいる」

「私が急に辞めるという短期的な政局となり、残念ながら『時、利あらず』ということだったのだろう。ただ総裁選後半のパフォーマンスは良かった」

――菅首相は政権発足当初から具体的な政策を次々に打ち出しています。

「秋田県から出てきて、横浜市という浮動票の多い都市部の小選挙区で勝ち続けてきた人だ。人々が何を考えているのか、気持ちをすくい取るのが非常にうまい」

「携帯電話料金が家計に占める割合が多くなっているとみるや料金の引き下げを求める。出生率を上げなければならないときに、不妊治療の費用が大きな負担になっていると聞くと負担軽減に取り組む。アンテナを高くして、そういう声に応える具体的な政策を打ち出している。テンポは非常に良い」

――菅首相の首脳外交の手腕は未知数だとの見方もあります。

「菅氏は各国首脳と順調に電話協議を進めている。トランプ米大統領との電話も非常に気の合った協議になったと菅氏本人から聞いた」

「官房長官時代に駐日米大使らと頻繁に朝食会などで意見交換し、様々な交渉もしていた。すでに外交の要諦はおさえている。米側からも信頼されている。2019年には訪米してペンス副大統領らにも会った」

「安倍政権において7年8カ月超、一貫して官房長官を務めたという経歴は、ずっと政権の中枢にいたということで相手側には安心感となる。外交でそれは財産だ」

――北朝鮮による日本人拉致問題などは菅政権に残された課題となりました。

「菅氏は官房長官時代に拉致問題担当相も兼任し、日本にとっての問題の重要性や難しさは十分理解している。拉致被害者のご家族の気持ちにも寄り添ってくれていると思う。全く安心して任せられる。菅氏なら間違いない」

――あえて助言するとすれば何でしょうか。

「菅氏は本来、非常に強い改革志向をもっている。改革は政権ができた当初の勢いがあるときが一番進めやすい。今の勢いを生かして、向こう傷を恐れずに思い切ってやってほしい」

――内閣支持率が高いうちに早期の衆院解散を求める声があります。

「解散は首相が下す最も難しい判断だ。たった1人で下す判断であり、これだけは誰にも相談できない。政権の命運がかかる勝負となる。研ぎ澄まされた『政治家・菅義偉』の判断、培ってきた勝負勘で決めてもらえれば良いと思う」』

帝国の図表化:トランプの財政のタイムライン

※ こういう記事も、出回るようになった…。

※ 今までは、「富豪」という属性も、「のし上がったトランプ」「アメリカンドリームの体現者」という好意的な捉えられ方だった…。そういう属性が、また、一部の「トランプ岩盤支持層」にウケた側面もあったんだろう…。

※ しかし、「4回も破綻に見舞われて、巨額の債務を負った。」とは言え、「納税を免れていた」という側面が、ネガティブに報じられるようになってきている…。

※ そういうことが、「トランプ支持」に、どう影響することになるのか…。

※ 今日は、こんなところにする…。

帝国の図表化:トランプの財政のタイムライン
ことでラスBuettner、ガブリエルJXダンス、キース・コリンズ、マイク・マッキンタイアとスザンヌ・クレイグ 2020年9月27日
https://www.nytimes.com/interactive/2020/09/27/us/donald-trump-taxes-timeline.html?action=click&module=Spotlight&pgtype=Homepage

【図解・国際】米大統領選の主な日程、今後の流れ

※ 早いもので、あと5週間しかなくなった…。

※ 3回のテレビ討論の行方が、「関ヶ原」だ…。

※ 両陣営ともに、巨額の資金を投入して、「メディア合戦」を戦っている…。

※ 世論調査では、バイデン氏リードと伝えられているが、クリントン氏のケースもあったしな…。

※ まだまだ、流動的だと思う…。

https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_int_america-election-schedule

情報BOX:米大統領選の主なスケジュール
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20200817047.html

焦点:亀裂深まる米大統領と軍首脳、「トランプ流」失敗の理由

https://jp.reuters.com/article/usa-trump-military-idJPKCN26G0EW

『(ロイターの日本語版)
[ワシントン 23日 ロイター] – ドナルド・トランプ米大統領は就任当初、国家安全保障関連の最高幹部として数名の退役将軍を登用し、自称「史上最大」の国防予算強化を誇らしげに打ち出した。

9月23日、ドナルド・トランプ米大統領は就任当初、国家安全保障関連の最高幹部として数名の退役将軍を登用し、自称「史上最大」の国防予算強化を誇らしげに打ち出した。写真は2019年11月、アフガニスタンのバグラム空軍基地を訪問したトランプ米大統領(2020年 ロイター/Tom Brenner)
同盟国に自前の軍事支出の増額を求める政策を外交の要に据えるとともに、米軍に数千名の犠牲をもたらしてきた中東地域での「切りがない愚かな戦争」から手を引くことを公約した。

だが共和党出身のトランプ大統領は、その一方で軍トップの将軍らを嘲笑し、いくつかの重要課題に関する彼らの情報や提言に耳を傾けず、その知性や勇気、兵士たちに対する責任感に疑問を呈した。

トランプ大統領が政権浮揚のために軍を利用し、政治的に中立であろうとする国防総省の努力を意図的に損なっている、との批判もある。

ビジネスマンとして、テレビのリアリティーショー番組でも活躍したトランプ氏は、ときには味方である共和党内も含めてエスタブリッシュメントを批判しつつ、2016年に大統領選挙に勝利して初の公職に就いた。

最近では新型コロナウイルスに関する政府内の公衆衛生専門家の提言を無視するなど、公然とアドバイスを拒絶することも多いが、それでも支持基盤が大きく損なわれることはない。軍上層部に対する態度も含めた侮蔑的なアプローチが、2期目の4年間に向けた11月の選挙での勝利につながるかは不透明である。

今月、軍務経験の無いトランプ大統領は、2018年の訪仏中に第一次世界大戦中の戦没米兵を「負け犬」「カモ」呼ばわりしたとの「アトランティック」誌の報道への対応に追われた。

<現場の兵士には愛されている>

トランプ大統領就任後の演説やツイートの検証、そして側近や軍当局者へのインタビューからは、同氏が将軍たちを絶賛したかと思えば、彼らを無能と表現することもあるなかで、大統領と軍の矛盾した、そして着実に悪化しつつある関係が見えてくる。

トランプ氏が好んで口にするのは、現場に近い兵士たちにより多くの関心を払っている、ということだ。

トランプ氏は2019年に行われた保守派の集会で、「いま何が起きているのか、将軍たちよりも兵士たちから多くを学べる場合がある。本当だ。言いたくはないが、将軍たちにはいつもそう伝えている」と述べている。

今月、現役の軍人を軽んじているとの批判を受け、トランプ氏はまた同じ主張を繰り返し、悪意があることを否定した。

「米軍が私を好んでいるとは言わないが、兵士たちからは愛されている」とトランプ氏は記者団に語った。「国防総省のトップ連中は恐らく私が気にくわないのだろう。彼らは、爆弾や飛行機その他もろもろを作っているご立派な企業が皆ハッピーでいられるよう、戦争ばかりしたがっているからだ」

複数の現・元軍当局者によれば、トランプ氏は最初のうち将軍たちを大げさに称賛したものの、彼らの進言が自分の希望に沿わないことで苛立ちを深め、前政権から引き継いだ戦争にウンザリし、軍上層部が政治的中立を維持することを忠誠心の欠如と捉えて不快感を抱いているという。

軍当局者らは、トランプ大統領は米軍内からの政治的支持をあからさまに求めることで行動規範を無視していると訴えている。米軍の忠誠の対象は、いずれかの政党や政治運動ではなく、連邦憲法であると想定されている。

「政・軍のあいだの規範があればこそ、非常に長期にわたって政治からの圧力に耐えることができる」とある軍当局者は匿名を条件にロイターに語った。「だが、すでに亀裂が見られる。軍の政治利用がもう行われている」

トランプ政権のもとで任務に就いていた元国防当局者は匿名を条件に、この問題は、突き詰めればトランプ氏が軍の忠誠をどう考えているかという点に帰着する、と話す。「軍は自分の味方なのか違うのか、自分の側につくのか歯向かうのか、というのが彼の発想だ」

トランプ氏は米軍の兵士たちの擁護者を自称しているものの、「ミリタリー・タイムズ」誌が実施した調査によれば、軍関係者のあいだでの同氏への支持は低下している。

大統領就任当初、トランプ氏を「好ましい」とする回答は46%、「好ましくない」とする回答は37%だった。7月・8月に行われた最新の調査では、それぞれ38%、50%と逆転している。

<国民を団結させない初の大統領>

6月、軍首脳は、短期間ではあるが米国内の政治的分断に巻き込まれた。トランプ氏がホワイトハウスに近い教会を徒歩で訪れ、聖書を掲げて写真を撮らせたとき、国防総省上層部が同行したのである。だがその直前には、州兵部隊の支援を受けた警察が催涙ガスやゴム弾を使って、非暴力的な抗議活動参加者を一帯から排除していた。

州兵部隊のアダム・デマルコ少佐は、連邦議会の公聴会に出席し、この取締りに対する懸念を陳述するという異例の行動に出た。

デマルコ少佐は、「6月1日の夜にラファイエット広場で目撃した出来事は、私や仲間の州兵たちにとって、ひどく気掛かりなものだった」と述べた。

国内で広がる抗議行動への対応にトランプ氏が軍の動員を示唆したことに対し、数名の退役大将はこれを非難する声明を発表するに至った。

トランプ政権の最初の2年間に国防長官を務めたジェームス・マティス元海軍大将の反応には失望感が現われている。

「これまで私が生きてきた中で、米国民を団結させようとしない大統領は、ドナルド・トランプ氏が初めてだ。彼はその素振りさえ見せようとしない」とマティス氏は書いている。「その代わり、彼は私たちを分断しようとする。私たちがいま目にしているのは、これまで3年間の、そうした計画的な試みの結果だ」

陸軍大将のマーク・ミリー統合参謀本部議長は、後になって、その日トランプ氏に同行したことは失敗であり、「軍が国内政治に関与しているという印象」を与えてしまったと認めた。

<称賛したマティス氏を今は酷評>

その後トランプ氏はマティス氏を「世界で最も過大評価された将軍」と酷評するようになった。

将軍たちとの関係悪化の最初の徴候は、政権初期に現われていた。

2017年夏、トランプ氏はホワイトハウスの危機管理室で、マティス国防長官、H.R.マクマスター国家安全保障担当補佐官(陸軍中将)、レックス・ティラーソン国務長官らとアフガニスタンにおける米軍部隊の規模について協議していた(肩書きはいずれも当時)。

政権元幹部がロイターに語ったところでは、[元]将軍らは部隊の増強を求めており、「トランプ氏にその要望をはっきりと示せば、承認が得られるだろうと思っていた」という。

だがその要望に対して、トランプ氏はあらゆる種類の疑問を投げかけた。20分で終る予定の会議は2時間にもわたった。

「彼は、将軍たちであれ誰であれ、とにかく問い詰めた。『なぜ増強するのか』『いつになったら撤退できるのか』『どのような勝利が得られるのか』 ひどく居心地が悪かった」と元幹部は言う。

会議が終った後、トランプ氏は彼らに「現実的なオプション」を出すよう求めた。

トランプ氏は、前任のバラク・オバマ大統領によるアフガニスタンからの撤退命令をいったんは覆したものの、任期の終わりを迎える今、年内に駐留部隊の規模を4000人に削減し、和平交渉が成功すれば来年には完全に撤退することを予定している。

マクマスター氏はトランプ大統領のもとで国家安全保障担当補佐官を1年あまり務めた後に解任されたが、同大統領のアフガニスタン政策を厳しく批判しており、米国の支援下にあるカブール政権と対立するタリバーンと手を組んでいると非難している。

国防総省の首脳は、国外における米国の影響力という点でも、国内の安全保障という点でも、同盟国との関係が非常に重要であると考えている。彼らは、トランプ氏が中国やロシア、北朝鮮の首脳との良好な関係を誇る一方で、ドイツや韓国といった同盟国に敵対的なアプローチを取ることに警鐘を発している。

マーケット大学のリサ・ブルックス教授によれば、米軍首脳は、オバマ前大統領が国防分野の問題に過剰介入してきたと感じており、当初はトランプ氏のアプローチを歓迎する向きもあったという。

「だが現在では、(軍と政権の関係は)まったく別のレベルにあると思う。トランプ氏が今やっていることの一部は、組織としての軍の利害・品格に対する挑戦と考えられている、というのが今の状況だろう」と同教授は言う。

分かりやすい例の1つが、海軍特殊部隊シールズのエドワード・ギャラガー隊長が、イスラム国戦闘員捕虜の遺体のそばでポーズを取って写真を撮影させたことで告発された事件に、トランプ氏が介入したことである。

軍上層部により不当な待遇を受けている兵士たちの擁護者を自任するトランプ氏は、ギャラガー隊長の降格処分を撤回させ、後に海軍長官は解任された。

2019年11月にフロリダ州で行われた集会で、トランプ氏は「私は常に、我が国の偉大な戦士たちを支持する」と語った。

(Phil Stewart記者、Idrees Ali記者、Steve Holland記者、翻訳:エァクレーレン)』

激怒したアメリカが、台湾を本気で支援し始めた

習近平も慌てふためく…激怒したアメリカが、台湾を本気で支援し始めた
台湾の次は、尖閣諸島が危ない…
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/75889?imp=0

※ この米国の動きが、本気の台湾支援なのか、それとも単なる「対中カード」に使っているだけなのか…、の見極めが重要だ…。

※ いずれ、直ぐ直ちの「台湾武力併合」は、許さない…、ということは確かだと思う…。

※ それを超えて、「台湾の国家としての承認」にまで進むつもりなのかは、ちょっと分からない…。例えば、「国連加盟を尻押しする」とか…。WHO加盟は、一時尻押しの動きを見せたよな…。

※ いずれ、今回のコロナ騒ぎに乗じた、中国の機会主義的な動きに対して、相当に頭に来ていることは、確かだろうと思う…。

※ そういう米・中・台の動きは、否応なしに日本に波及する…。

※ その中で、どう舵取りして行くべきなのかを、考える必要がある…。

※ テキストは、相当に長いので、リンク先で読んでくれ…。

〔中東、アフリカ関連〕

中東の「放置火薬」、経済回復に影 ベイルート爆発の数百倍も 投資家警戒、復興阻む
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64309620Y0A920C2EAF000/

レバノン組閣断念、新首相候補が辞意 混乱長期化の懸念
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64294420W0A920C2FF8000/

レバノンの組閣断念「裏切り」 政治指導者への制裁示唆―マクロン仏大統領
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092800149&g=int

パレスチナ議長、中東和平の国際会議「21年早期に」 国連に要請
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64287020W0A920C2000000/

国境で銃撃戦 ソマリア軍とケニア軍
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092700123&g=int

『【モガディシオAFP時事】ソマリアとケニア、エチオピア3カ国の国境が交わる一帯で26日、ソマリア軍とケニア軍による銃撃戦が発生した。国境を挟んだソマリア側の町で、ケニア軍によってソマリア人3人が「25日に拉致された」と抗議するデモがあり、ケニア軍が発砲。ソマリア軍が応戦した。
 現地のソマリア警察は電話取材に「銃撃は数分続いた」と語った。複数の証言によると、3人は殺害されたと憤るデモ隊が国境沿いのケニア軍施設に接近、ケニア軍が発砲を始めた。死者の情報はない。』

アルメニアとアゼルバイジャン、係争地巡り戦闘

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64301670X20C20A9FF8000/

『【モスクワ=小川知世】旧ソ連のアルメニアとアゼルバイジャンが帰属を巡って対立するナゴルノカラバフで27日、両国軍による戦闘が起きた。死傷者が出たとみられ、両国が互いに相手側が攻撃を始めたと非難している。地域での紛争再燃に懸念が強まっており、ロシアや欧州は双方に即時停戦を訴えた。

アルメニア国防省は同国軍がアゼルバイジャン軍を攻撃する映像を公開した(27日、ナゴルノカラバフ)=AP
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ナゴルノカラバフはアゼルバイジャン西部に位置し、アルメニア系住民が独立を主張する。両国は帰属を巡る紛争でソ連末期から対立し、1994年の停戦合意後も衝突を繰り返してきた。7月には両国軍がナゴルノカラバフに近い国境地帯で交戦し、死者が出た。

アルメニア当局は27日、攻撃を仕掛けたアゼルバイジャン軍の戦車やヘリコプターを攻撃したと発表し、戒厳令を宣言した。アゼルバイジャン当局はアルメニア軍による攻撃を阻止し、民間人を守るために反撃を始めたと発表し、互いに対決姿勢を打ち出している。

周辺国は天然資源が豊富なカスピ海周辺地域での緊張激化に危機感を強めている。アルメニアに軍を駐留するロシアのラブロフ外相は27日、アルメニアとアゼルバイジャンの両外相や、アゼルバイジャンと関係が深いトルコの外相と相次いで電話協議した。ラブロフ氏は即時停戦を訴え、仲介に努める考えを示した。フランスやドイツも平和的な解決を求めた。』

戦闘の死者23人に アルメニアとアゼルバイジャン
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092800142&g=int

テナント1140店純減 モールに迫る空洞化の足音

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64178180U0A920C2H11A00/

※ ちょっと、疲れてきた…。今日は、こんなところで…。

『大型商業施設の「空洞化」懸念が出ている。日本経済新聞は商業施設データを分析するリゾーム(岡山市)の協力を得て、全国約2800カ所の商業施設の1~6月のテナントの出退店データをまとめた。アパレルや外食を中心に、期間中に1140店のテナントが純減。施設の飽和感に加えて、ネット通販に押されるなど競争環境は厳しさを増す。さらに新型コロナウイルスによる集客力の落ち込みが追い打ちをかけた。巨大施設の存在意義が問われている。

■目立つ空きテナント
名古屋港からほど近い立地のイオンモール名古屋みなと(名古屋市)。9月中旬に訪れると、空きテナントがかなり目立つ。電気の消えたガラス張りの空きスペースからは薄暗さも感じた。平日の午前ということもあってか、カフェでくつろぐ顧客もまばらだ。

「8月31日(月)閉店致しました」「8月30日を持ちまして、閉店することになりました」。1階のテナント跡地の壁には、婦人衣料店や雑貨店の退店のお知らせが貼られ、8月だけでも多くのテナントが退去したことがわかる。6月に訪れたときよりも、モール内はさみしい印象を受ける。

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近隣に大型商業施設が複数存在する、現在の競争環境は厳しい。名古屋市に住む40歳代の主婦は「昔はよく買い物に行ったが、テナントが減ってしまったため、近くの別のイオンモールに行ってしまう」と話す。

首都圏でも商業施設の空洞化は進む。「改装中の為ご迷惑をお掛けしております」。9月中旬、都心部の商業施設を訪れると、木の板で区切られた入居テナントのない空き区画も目立ち、エスカレーター脇にあるフロア案内図には上から白いシールが貼られている場所も。約3分の1が「改装中」のフロアもあった。

テナントの減少によって来店客数が減り、またテナントが撤退して施設の競争力が落ちるという悪循環。施設間の競争激化に、コロナ禍が追い打ちをかけた。

■初めての純減
この逆境はデータからもみてとれる。リゾームのシステム「SC GATE(ゲート)」を利用して分析したデータによると、1~6月の出店数は7222店で前年同期比10.8%減、退店数は8362店で同4.9%増だった。遡れる16年からの増減数でみても純減は初めてだ。

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20年1~6月の純減の内訳は、「ファッション」と「ファッション雑貨」が計842店と圧倒的に多い。「飲食」が116店、「生活雑貨」が114店と続いた。リゾームの砂川誠治氏は「(出退店のサイクルが早い)ファッション関連は出店数の落ち込みが響いた一方、飲食は退店数が多かった」と分析する。

アパレルではオンワードホールディングスが今年度中に700店規模を閉鎖する計画。ワールドも約360店を閉める。帝国データバンクは新型コロナの影響による倒産が8月末までに約500社、上場企業の業績予想の下方修正は約1000社に上ると分析する。

業績不振に苦しむアパレルや外食の店舗閉鎖が本格化するのは秋以降とみられ、経営破綻などによる淘汰も加速する。

今回調査で対象となった商業施設の全テナント数は約15万店。純減数は全体からみれば1%にすぎない。とはいえ転換点となる可能性は高い。近年は施設数の飽和感が指摘される一方、消費者の購買行動はリアルからネットへと移行している。

流れを加速させたのが新型コロナの直撃だ。密を避けるための外出自粛は大きな痛手。モノの消費はもちろん、スポーツジムや生涯学習などの「コト消費」でも感染リスクが足かせとなる。日本ショッピングセンター協会(東京・文京)がまとめた1~6月の全国の売上高は、前年同期比30.3%減と過去最大の下落幅を記録した。

大規模小売店舗立地法(大店立地法)に基づく大型店新設の届出も、20年4~7月は計126件。同期間の件数は、同法が施行された00年度以降でみると01年度(119件)と並ぶ低水準だ。

ショッピングセンター(SC)そのものも減少に転じた。日本ショッピングセンター協会の調べによると、01年に2603カ所あったSCは18年に3220カ所まで増えたが、19年は3209カ所に減った。

売り上げ減に苦しむ施設が増える可能性がある一方で、新設余地は乏しい。施設側は家賃減免などによるテナントつなぎとめにも苦心しそうだ。水面下では秋以降に向けた賃料交渉での綱引きも始まっているという。

業界に詳しいリテールビジネス研究所(東京・港)の飯嶋薫社長は「歯抜けを防ぐためにテナントに譲歩する動きは広がるだろうが、資本力がなければ生き残れない環境になる」と指摘する。

米国では既に大半のテナントが撤退した「廃虚モール」が急増し、話題を集めていた。大きな要因が「アマゾン・エフェクト」などと呼ばれる、ネットの攻勢だ。ただ、新型コロナにより事態はさらに悪化している。日本の企業にとっても決して対岸の火事ではない。

■イオンは支援継続
コロナ禍はイオンモールにも影響を及ぼしている。2021年2月期の連結最終損益は40億円の赤字となる見通し。赤字転落は02年の上場以来初めて。客足は回復しつつあるがテナントのつなぎとめも一進一退が続く。

11日、国内最大の商業施設「イオンレイクタウン」(埼玉県越谷市)を訪ねると、専門店街が開く午前10時を前に買い物客が並んでいた。3棟合計の総賃貸面積が約18万平方メートルにもなる商業施設だが、シャッターがおりた休業店はほぼない。

イオンモール全体の8月時点のテナント空床率は1%強とみられ、「当初想定よりは軽微」(イオン関係者)。この背景には手厚いテナント支援策がある。テナント企業は「大切なパートナー」(岩村康次社長)。「身を切る」覚悟で支えなければ共倒れになる。

コロナ禍による休業に伴い、3~4月はテナント賃料を減免。イオンモールが9月末に社債「サステナビリティーボンド」を発行し300億円を調達するのも、賃料減免による減収を補う目的があるからだ。密を避けるための戦略も打ち出す。混雑のピーク時を避けて食事をした顧客には電子マネー「ワオン」ポイントをイオンモール側の負担で付与。一部のイオンモールでは飲食店のテークアウトのイベントを支援策の一環で始めた。

■「ららぽ」はネットと連携
郊外型の商業施設「ららぽーと」を手掛ける三井不動産は、広場やマルシェなど子連れも楽しめる場所を拡充する戦略を打ち出し、子育て世代に優しい施設作りに力を入れてきた。コロナ禍を機にさらに推し進めるのがネットとの連携だ。

「ららぽーと」などの店とスマホなどから注文できる通販サイト「&mall(アンドモール)」と連携。ネットの利便性を生かしつつ、体験できる場としてリアルの楽しさを訴求する。今後も新規出店には意欲的だ。

新たな担い手も出始めた。ディスカウント店「ドン・キホーテ」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が、JR仙台駅前の旧さくら野百貨店仙台店を複合施設に建て替える計画が進む。

旧さくら野は17年の閉店後、地権者間の調整が難航し建物が3年以上放置されてきた。PPIHは旧さくら野の土地と建物の大部分を取得。ホテルや商業施設など複合施設に再開発する方針だ。

長引くコロナ禍という逆風の中、競争は激しさを増す。密を避ける形でのにぎわいをどう創出するか。廃虚モールへの道を歩まないためにも、テナントと共存共栄するための工夫は欠かせない。

(河野祥平、古川慶一、名古屋支社 細田琢朗、仙台支局 田村匠)

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三菱自動車、希望退職500~600人募集へ 業績回復急ぐ

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64286970W0A920C2000000/

『三菱自動車が11月中旬~下旬にかけて、本社など国内の社員を対象に500~600人規模の希望退職を募集することが分かった。同社は7月に発表した中期経営計画で、希望退職や新規採用の抑制を通じて間接労務費を2021年度末までに19年度比15%削減すると表明していた。固定費全体も同2割以上減らす計画で、低迷する業績の回復につなげる。

三菱自単体の従業員数は19年度末時点で約1万4000人。今回の希望退職の対象となるのは、本社や岡崎製作所(愛知県岡崎市)、水島製作所(岡山県倉敷市)などで働く45歳以上の管理職などの社員だ。

加藤隆雄最高経営責任者(CEO)は今年7月のインタビューで「利益を上げているかどうかを問わず、全ての国・地域が対象になる」としていた。三菱自は同5月、タイで既に早期退職の募集を実施した。

三菱自は過去の拡大戦略の不振と新型コロナウイルスの感染拡大による販売減少が響き、21年3月期の連結最終損益は3600億円の赤字(前期は257億円の赤字)を見込む。

新たな中期経営計画では間接労務費の削減と並んで、欧州での新車投入の凍結や、子会社のパジェロ製造(岐阜県坂祝町)の工場閉鎖なども盛り込んだ。今後は強みを持つ東南アジア市場に注力する。日産自動車、仏ルノーとの3社連合で新車の共同開発や受託生産などにも取り組み、収益回復につなげたい考えだ。

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アルツハイマー病治療薬 発病前に阻止する戦略に転換

アルツハイマー病治療薬 発病前に阻止する戦略に転換
日経サイエンス
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64169110U0A920C2000000/

 ※『アルツハイマー病では多くの場合、50代で脳内にアミロイドβの蓄積が始まる。このときは何の症状もない。60代の後半から別の異常たんぱく質「タウ」が蓄積し、神経細胞が死滅し始める。すると「知人の名前が出てこない」といった軽度な認知能力の低下が起きるが、社会生活に支障はない。タウの蓄積が進むにつれて神経細胞が減っていき、ついにアルツハイマー病を発症する。一度減ってしまった神経細胞が増えることはないので、発症前にアミロイドβの蓄積を防ぐ必要がある。』

 ※「知人の名前が出てこない。」とか、日常茶飯事だぞ…。軽度の認知能力の低下に、見舞われているわけだ…。

 ※ もはや、「神経細胞の死滅」が生じている可能性が、高いわけだな…。ヤレヤレだ…。

『9月は世界アルツハイマー月間だ。日本には約600万人の認知症患者がいるとみられ、その7割をアルツハイマー病が占めている。アルツハイマー病は1906年に最初に報告されたが、100年以上たった今でも根治薬は存在しない。アルツハイマー病の治療薬を研究している理化学研究所脳神経科学研究センターの西道隆臣チームリーダーに、治療薬の今後の展望について寄稿してもらった。

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アルツハイマー病治療薬の研究は、転換点を迎えている。これまで患者の脳に異常たんぱく質の「アミロイドβ」が蓄積するのを防ぐ、あるいは蓄積したたんぱく質を除去する薬の開発が積極的に進められてきたが、その多くが失敗した。近年、アルツハイマー病には感染症でいう「潜伏期間」のような無症状の期間が約20年もあることが明らかになり、発症してから治療するのではなく、無症状の間に病気の進行を食い止めて発症を防ぐほうが効果的だと考えられるようになった。

アルツハイマー病では多くの場合、50代で脳内にアミロイドβの蓄積が始まる。このときは何の症状もない。60代の後半から別の異常たんぱく質「タウ」が蓄積し、神経細胞が死滅し始める。すると「知人の名前が出てこない」といった軽度な認知能力の低下が起きるが、社会生活に支障はない。タウの蓄積が進むにつれて神経細胞が減っていき、ついにアルツハイマー病を発症する。一度減ってしまった神経細胞が増えることはないので、発症前にアミロイドβの蓄積を防ぐ必要がある。

なぜ異常たんぱく質が蓄積するのかというと、分解が進まないためだ。体内のたんぱく質は、合成と分解のバランスによって適切な量に保たれている。この分野の研究は日本の「お家芸」で、大隅良典東京工業大学栄誉教授をはじめ多くの日本人研究者が貢献してきた。

私たちはマウスやラットを使った実験で、脳内でアミロイドβを分解する酵素を突き止めた。この酵素は、加齢とともに作られる量が減ってくる。さらにこの分解酵素を活性化する因子を探し、ソマトスタチンという神経ホルモンを見いだした。ソマトスタチンが神経細胞の膜にある受容体に結合すると、細胞内で一連の反応が起き、分解酵素が活性化される。ソマトスタチンに代わって受容体に結合する薬を開発できれば、アミロイドβの分解を促進できるとみられる。

幸いなことに、ソマトスタチン受容体は、ヒトの体に800種類ほどある「Gたんぱく質共役受容体」(GPCR)の一種だとわかった。一般に酵素は複数の物質に結合するが、GPCRは特定の1つとしか結合しない。このためGPCRに結合する薬は体内のほかの作用に影響せず、安全な薬になる可能性が高い。またGPCRに作用する薬は、化学的に合成できる。アルツハイマー病に対しては抗体医薬の開発も進んでいるが、抗体は細胞に産生させて作る必要があるためコストが高い。アルツハイマー病患者は5年後には日本で500万人に達するとの推計もあり、安価に製造できる薬が求められている。

(理化学研究所脳神経科学研究センター 西道隆臣)

(詳細は9月25日発売の日経サイエンス11月号に掲載)

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