
『論文の主要点をまとめた。
■リスクが高いのは高齢者と基礎疾患のある人
症状については全体の約80.9%が軽度、13.8%が重度で、致命的と分類された人は4.7%にとどまった。死亡率が最も高いのは80歳以上の人で14.8%だった。
基礎疾患を抱える人で死亡率が最も高いのは心疾患の人で、次いで糖尿病、慢性呼吸器疾患、高血圧の順だった。
9歳以下の子どもの死亡例はないが、母親を通じて感染した新生児の症例は少なくとも2例分かっている。
39歳以下の患者の死亡率は0.2%で、依然として低い水準にとどまっている。死亡率は年齢とともに上昇する。40代は0.4%、50代は1.3%、60代は3.6%、70代は8.0%だった。また、男性の死亡率は2.8%で、女性の1.7%を上回っている。新型コロナウイルスによる全体の死亡率は2.3%。
新型コロナウイルスによる感染症患者の86%近くが、湖北(Hubei)省武漢(Wuhan)在住または滞在歴があった。新型コロナウイルスの発生源と考えられる武漢の海鮮市場では、野生動物の違法取引が行われていた。
新型コロナウイルスの流行は、1月24日から26日の間に「最初のピーク」に達したと、論文は指摘している。
論文ではまた、2月11日以降は全体の流行曲線(エピデミックカーブ)に「減少傾向」がみられると示唆している。これは新型コロナウイルスの広がりが、特に湖北省以外で減速していることを意味する。
■「流行再燃の可能性」
新型コロナウイルスは1月末の春節(旧正月、Lunar New Year)の休暇で、数億人もの人が中国国内を移動したことに伴い拡散した。
現在多くの人が休暇から戻っており、中国は「流行が再燃する可能性」に備える必要があると、論文の執筆者らは警告している。』
※ 「子供に、感染者が少ないのは、「免疫体系」がまだ完成していないからだ。」と言っている人がいた…。
※ 50過ぎると、死者数・感染者数ともに、グッと増えるな…。そこに、免疫体系における何らかの「境界線」があるんだろう…。















