※ 距離的には相当遠い両国だが、近年急速に関係を深めている…。
その背景には、アレがある…。言わずと知れた「一帯一路」構想だ…。
「一帯一路」構想には、「陸上ルート」と「海上ルート」がある…。「海上ルート」の方は、「海のシルクロード」と呼ばれている…。インド洋から紅海を渡って、スエズ運河から地中海に入り、ギリシャのピレウス港からイタリアのトリエステに至る…、というものだ…。
※ それで、セッセと影響力を拡大しようと、「港湾開発」を持ちかけては、オイシイ「融資話し」を吹き込んだりして、取り込みを図っているわけだ…。
※ よほど「オイシイ」話しを吹き込んだとみえて、この「一帯一路」構想に「乗った!」と前のめりになった国が、17カ国もあったらしい…。
しかし、こうなるとちょっとマズいことも生じる…。ここに上がっている各国は、「NATO」の一員でもある…。
NATOの結束が乱れ、一致して事にあたる力(ちから)が弱まるのではないのか…。そう心配する勢力も出てくるだろう…。
まあ、大きな全体の構図としては、こんな感じだ…。あとは、参考資料を貼っておくんで、自分で解析してみてくれ…。
中国、対中包囲網切り崩し イタリアが一帯一路に協力(2019/3/23)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42837370T20C19A3EA3000/
トリエステ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%86
イタリアが参画する中国の一帯一路とトリエステ慕情(2019.04.02)
http://abiko8524.jugem.jp/?eid=315
イタリアが「一帯一路」構想に関する覚書に署名(中国) 主要国にも広がる「一帯一路」(2019年6月27日)
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2019/757e34ee4a290d0c.html
中国、ギリシャ最大港に720億円 一帯一路で攻勢 国有海運大手が「先兵」(2019/11/13)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52123990T11C19A1FF2000/
イタリアが「一帯一路」構想に関する覚書に署名(中国) 主要国にも広がる「一帯一路」(2019年6月27日)
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2019/757e34ee4a290d0c.html
中国、ギリシャ最大港に720億円 一帯一路で攻勢 国有海運大手が「先兵」(2019/11/13)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52123990T11C19A1FF2000/
「なぜイタリアは、中国と『一帯一路』の覚書を交わしたのか?」(2019/03/28)
http://888ichigo.blog.fc2.com/blog-entry-443.html
『イタリアのGDPは、世界9位で、EUでは、ドイツ、フランスに次ぐ3位の経済規模である。
しかし現在イタリア経済は、公的債務がGDP比率132・1パーセントにも膨らんで、債務危機に陥っている。
過去にもイタリアは、2008年から2009年、2012年から2014年と、2回にわたって経済危機に陥っている。
さらに2018年に入って下向きとなり、現在の経済破綻危機を迎えているのである。
イタリアが、リスクを承知の上で、中国と「一帯一路」の覚書きを交わしたのは、そのような深刻な財政事情に直面しているからだ。
とりわけイタリアの現政権が、「一帯一路」に踏み込んだ裏には、5つ星運動の党首で、副首相のディマイオ(32歳)の経済顧問であるジェラーチという経済金融学者がいる。中国の大学で10年間ほど教鞭をとっていた経験を持つ親中派の学者である。
イタリア経済発展省の次官となったジェラーチ氏は、「イタリアこそが、新時代のシルク・ロードに参画しないことはあり得ない話だ」と主張していた。
またジェラーチ次官は、「イタリアの対中貿易は、大きくヨーロッパの周辺国から立ち遅れている。例えばフランスのワインの対中貿易は、イタリアの7倍であり、あのアイルランドでさえ食品や飲料などにおいて、イタリアをはるかに上回っている」と指摘している。
これに同調したコンテ首相(54歳)は、「一帯一路が提唱する経済貿易は、完全にイタリアの国益と一致しており、イタリアの港湾は、まさに新シルク・ロードの目的地となり、地政学的な位置から利益を得なければならない」と、決断した次第である。』
中国に裂かれる欧州 どこへ(2019.4.5)
https://special.sankei.com/a/international/article/20190405/0003.html
虎子の誇顧 2068_東欧の風雲を攪拌する白熊 1/2 | 浪漫孤鴻 【 壺公仙人の独行・独白 】 涯 如水 – 楽天ブログ(2020/02/04)
https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202002040000/
瓦解するNATO、西側陣営の崩壊は対岸の火事ではない(2020年1月31日)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200201-00010000-wedge-eurp
二つの新冷戦下における欧州=中国関係-「一帯一路」を中心として-(2019年11月28日)
https://www.ide.go.jp/library/Japanese/Research/Project/2019/pdf/2019110002_03.pdf
※ これは、良レポートだ。「二つの新冷戦」とは、何か…。先の「冷戦」と、どこが違っているのか…、など鋭い視点が満載だ…。
※ この.pdfからキャプチャした資料だけは、別口として貼っておく…。