韓国ホワイト外し、の背後に見え隠れするもの…

Rachel S. Cohen 記者による2019-7記事「Fast-Forward with 5G」
『2018年にサムスンはブログに投稿して予言した。5Gは空軍のフライトライン(格納庫周辺作業)を革新する。整備員は暗号化された5G端末を全員が持つようになるだろう。部品の在庫の所在などの必要な情報は瞬時に把握可能になる。航空機の点検に要する時間が著しく短縮される。
 米空軍は本土の複数の基地でじっさいにこのシステム構成に着手しつつあり。基地同士も5G無線で結ばれる。
 米空軍が作戦する地域でもし中共製のテレコム・インフラが支配的だったらどうなるか? 作戦中に有効な妨害を受けてしまうことは確実だ。
 ※もはや米本土内からファーウェイを追い出すという話ではないのである。欧州、アフリカ……とにかく中共以外の全世界地域からファーウェイとそれにつるんだ韓国通信会社を米国は追い出さねばおさまらないわけだ。あらためて拙著『米中AI大戦』を読み直してみて欲しい。
 国務省で5G問題を担当している高官のロバート・ストライヤーは5月に議会で証言した。AT&T、スプリント、T-モバイル、ヴェリゾン。これが米国の四大モバイル・キャリアなのだが、そのいずれにも、5Gに関して中共技術は将来絶対に使わせない。これはもう固まった。で、次のハードルは、「同盟国」にも同じポリシーを採用させることである、と。
 ファーウェイは、その5G技術を採用した他国の指揮・統制通信を、根本から麻痺させることが可能である。』
http://sorceress.raindrop.jp/blog/

北朝鮮への「横流し疑惑」で、韓国半導体産業の終わりの始まり
 ※ 『― 韓国人は「米国の陰謀」に気づいているのでしょうか?
鈴置: 「日本の陰謀」に関しては語り始めました。サムスン電子はメモリーからシステムLSI(大規模集積回路)など、非メモリー分野に経営の重心を移そうとしています。
 日本が今回、輸出管理を強化するレジストは「メモリー製造用ではなく、システムLSIを作るのに必要な水準の品目である」と韓国各紙は書いています(「日本の輸出規制、韓国では『単なる報復ではなく、韓国潰し』と戦々恐々」参照)。
 要は、日本の措置はサムスン電子がライバルに育つのを阻止する狙い、と韓国の専門家は見始めたわけです。ただ、「米国の陰謀」とまで報じたメディアは、ほとんどありません。
 そう書いてしまえば、今回の日韓半導体戦争で米国が韓国の味方をしてくれない、と書くのと同じになってしまう。さらには安全保障面でも「米国に見捨てられる」ことを意味します。「もっとも見たくない現実」から、韓国人は目をそらしたいのでしょう。』
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/07121745/?all=1&page=3

※ 情報を、整理しておこう…。

1、アメリカは、次世代通信網である5Gにおいて、ファーウエイを筆頭とする中国勢に対しては、絶対に譲るつもりは、無い(アメリカの覇権の維持がかかっているから)。                                   2、韓国は、前大統領である朴槿恵政権の時から、中国傾斜が見られるようになり、現ムンジェイン左翼政権になってからは、その傾向にますます拍車がかかっている(ように見える)。                            3、韓国半導体産業は発展し、DRAMにおいては7割超のシェア、NANDフラッシュメモリにおいては、4割超のシェアを取るに至っている。           4、さらに、ファウンドリーとしても力をつけ、サムスン電子は、2割のシェアを取るに至っている。                             5、そもそも、韓国の地政学的な位置は、極めて脆弱なもので、いざ北朝鮮が攻撃という場合には、上記の高いシェアは、そのままリスクとなる…。 

さらに、韓国には、様々の疑惑がある…。                    1、密かに、中国の半導体の内製に、協力しているのではないか(ハイシリコン(ファーウエイの子会社で、半導体製造担当の専用ファウンドリー)に、密かに技術協力している疑いがある…)。                          2、ファーウエイの5G基地局製造に協力し、半導体を供給しているのではないか…。                                    3、フッ化水素などの、戦略物資を、中国の意を受けて、北○○などに横流ししているのではないか…。                              4、韓国の半導体における優位は、日本との緊密な関係が前提で、別に、何か独自の技術を有すると言うものでも、無い…。

韓経:サムスンが「日本の規制」に足を取られてすぐに…3000人採用し大規模投資に乗り出したTSMC
 ※ 『TSMCが3000人以上の新規採用に出たのは1987年の会社創業以来初めてだという。TSMCは「事業成長と技術発展を後押しするために大規模新規採用を決めた」と発表した。
  TSMCは大規模設備投資も進めている。4~6月期のTSMCの営業利益は約2兆9070億ウォンで前年同期より9.6%減ったが、設備投資額は約4兆4348億ウォンで94.9%増えた。半導体業界関係者は「TSMCは年末までに追加で約5兆5000億ウォン規模の設備投資に出る計画」と話した。TSMCのマーク・リュー会長は18日に開かれた4-6月期業績発表会で「米国の(ファウンドリー)設備を買収する可能性が開かれている」と話した。

 『 TSMCが大規模な人材・設備投資計画を公開したことをめぐり半導体業界では「サムスン牽制」の意図が濃厚だとの分析を出している。TSMCは1―3月期基準でファウンドリー市場シェア48.1%で1位だが、シェア19.1%のサムスン電子から激しい挑戦を受けている。今年初めにはサムスン電子が世界で初めて極端紫外線(EUV)技術を使った回路線幅7ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)工程で半導体を生産した。線幅が微細になるほど半導体チップの大きさを減らし電力効率を上げられる。技術力を認められたサムスン電子はクアルコムやIBMなどをファウンドリー顧客として誘致した。
状況が変わったのは4日に日本政府が7ナノEUVファウンドリー工程に使われるフォトレジスト(感光液)の対韓輸出を規制してからだ。経済界では「日本がサムスン電子の未来(ファウンドリー事業)を急襲した」という話が流れた。サムスン電子のフォトレジスト在庫は長くて2~3カ月分だけであることがわかった。半導体業界高位関係者は「TSMCが5ナノEUV工程を来年上半期から稼動して3ナノ工程の研究開発もしているという話を現地メディアに流している。内外に健在を誇示すると同時にサムスン電子を引き離して技術優位を占めるという意図」と話した。』

※ さっそくに、間隙をついて、サムスン電子のシェアを、奪ってやろうという動きが、出てるようだ…。
https://japanese.joins.com/article/005/256005.html?servcode=300&sectcode=320

      

韓国、通常の手続では、輸入できない節(ふし)がある…

※ 前述のように、「ホワイト国リスト」から除外されたとして、通常の手続で申請し、許可を貰えば良いだけの話しだ…。他のアジアの国(中国、台湾も)は、みんなやっている…。

※ しかし、なんで韓国が、国を挙げて大騒ぎしているのか…。それは、通常の手続では、輸入できない事情を抱えているからだ…、という分析が出ている。それを、紹介しておこう…。

韓国○狂は手続きが不可能なため!経産省「韓国企業の過去3年間の調達実績と生産状況の資料出せ」 ( アジア情勢 ) – 正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現
https://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/50540989.html

韓国政府「フッ化水素の統計不一致は不良品の返品のせい」
http://deliciousicecoffee.jp/blog-entry-7559.html

※ こういう輸入申請は、お役所仕事だから、「申請書」と、その「添付書類」が付きものだ。定められた書式の「申請書」を提出し、定められた様式の「添付書類」を添付して、輸入の許可が降りるのを待つことになる…。(サ)に何と書いてある? 「要式6に従い、貨物の需要者(又は予定される需要者)の当該貨物の調達実績及び最終製品の生産状況(過去3年間)に関する資料を添付すること。」

※ そして、「要式6」に何と書いてある? 「要式6 需要者の当該貨物の調達実績(過去3年間)」「需要者の最終製品の生産状況(過去3年間)」と書いてあるよな…。

※ つまり、「ホワイト国リスト」からはずされ、通常の手続に従って輸入しようとすると、「(過去3年間)」の「調達実績」と、「(過去3年間)」の「最終製品の生産状況」を示す資料を添付しないとならないわけだよ…。つまり、3年前である「2016年7月」からの資料を添付しないとならないわけだよ…。

※ しかし、もし、韓国が、フッ化水素を「横○し」していた場合、そういう資料を揃えることができるか? 「フッ化水素の統計不一致は不良品の返品のせい」とか、苦しい言い訳したところで、お役所仕事だから、書類が揃わない限り、許可が降りると言うことは、無かろうよ…。どーすんだろうね…。またまた、玉虫色の政治決着か…。アメリカが、仲裁に乗り出す気配も、いまのところは無いようだしな…。そうして居る間にも、時間はどんどん経って行き、製造ラインを動かし続けている限り、フッ化水素を消費するから、備蓄している在庫は無くなって行く…。在庫が0になれば、製造ラインを止めるしか無くなるな…。

フッ化水素などの日本企業の優位性について検証〜文在寅大統領だけが事態の深刻さをいまだ理解していない  ※ まあ、文在寅大統領は、こういうことに疎いのかもしれんな…。「外国為替みたいなことには、疎いので…。」と言い放っていた、理系出身の首相もいたことだしな…。逆に、文大統領は、「法学部」出身だから、半導体の製造なんてことには、疎いのかもな…。
https://blogos.com/article/393669/?p=1

韓国、ホワイト国から除外…の意味すること

※ 世の中には、輸出入を厳格に管理しなければならない「物質」も、多くある。「フッ化水素」も、その一つだ。

※ その理由は、

1、(核兵器開発にも関連する)ウラン濃縮用途に使われるから。
2、毒ガス兵器製造用途(有機リン系の神経ガスであるサリンの製造に、フッ化水素またはフッ化ナトリウムが使用される)から、と言うことだ( https://ja.wikipedia.org/wiki/フッ化水素 )。

※ それで、通常は、輸出のつど申請させて、一つ一つ審査する…というやり方をするんだが、「ホワイト国リスト」なるものを作って、そのリストに入っている国については、包括的に輸出を許可し、いちいちの審査を免除する、というようなやり方も、している。ここのサイトが詳しかったんで、見てくれ…。( 輸出管理におけるホワイト国とは? 一覧とその意味を理解しましょう! https://hunade.com/yushutukanri-whitekoku )

※ 今回、韓国は、このホワイト国リストから除外されることになった…。そのいきさつについて、上記サイトが詳しかったんで、ポイントを抽出しておく。

『ホワイト国の条件と定義:
ホワイト国とは、日本と同じように輸出のコントロール(キャッチオール規制を導入)をしていて、世界の平和を脅かす貨物を出さないことを徹底している国々です。これらの国は、それぞれが輸出管理を徹底しているため、日本としても必要最小限の規制に留めて輸出の効率性を維持しています。ただし、ホワイト国への優遇措置は、厳格に定義されており、例えば、ホワイト国を経由した非ホワイト国への迂回輸出(日本→韓国→北朝鮮)などは認められません。
 2019年6月30日の日本政府の発表によると、ホワイト国から韓国を除外する予定とのことです。これにより韓国に輸出する人は、契約ごとに個別許可を取得しなければならなくなります。許可に要する日数(およそ90日間)は、日本政府次第であるため、審査期間を長くした上で問題が見つかれば「不許可」との決定もできる仕組みです。
これまでの韓国は、ホワイト国に指定されていたため、リスト以外の産品は、ほとんど「包括的に許可」を受けていましたが、今後は、契約ごとに個別許可が必要です。前途の通り、客観要件の確認には、時間がかかるため、これを「審査」の名目にすれば、許可までに要する時間を引き延ばせます。まさに日本政府の裁量次第と考えても良いです。』

『また、日本政府は、韓国をホワイト国から除外することで、韓国にいる製造企業の撤退を促していると予想しています。これまでは、物価の低いアジア圏の中で、唯一、ホワイト国であったため、先端素材を使う各種製造企業は、韓国に進出するメリットがありました。しかし、今後は、他のアジアと同様の扱いになるため、人件費の部分でメリットが少ない上に、日本から先端素材を輸入するときに煩雑な手続きが必要になるなら、韓国からの撤退十分にあります。
単なる製造工場としての「場所」であれば、韓国よりも優良な所はいくらでもあります。感情的な部分でも商売がしやすい国も多いです。そういう意味でも、日本政府は「さっさと韓国から撤退しろ」とのメッセージを出している気もします。実はホワイト国の認定外しは、今後の韓国経済に致命的な影響を与える可能性もあるのではないかと考えます。』 ※ まあ、これはブログ主の私見で、日本政府がそこまでの意図を持っているのかは、今後の推移を見ないと、何とも言えないのでは…。ただ、この「ホワイト国リストからの除外」が長引けば、韓国の半導体製造における優位性に疑問が生じることは、確かだろう…。

また、ブログ主は、ウイーン条約についても言及している。

『ちなみに、直接の関係はございませんが、韓国は、国家間の条約を守らない国としても認識が広がっています。ウィーン条約の27条にも規定されている通り、条約は、各国の国内法に優先されるべき存在であり、国内法を援用して、条約等を破ることはできないとされています。やはり、世界各国が合意したルールすら守れない国にホワイト国認定はおかしいです。
第二十七条(国内法と条約の遵守) 当事国は、条約の不履行を正当化する根拠として自国の国内法を援用することができない。 この規則は、第四十六条の規定の適用を妨げるものではない。』

ウイーン条約第46条は、こういう内容だ。

『第四十六条(条約を締結する権能に関する国内法の規定)1 いずれの国も、条約に拘束されることについての同意が条約を締結する権能に関する国内法の規定に違反して表明されたという事実を、当該同意を無効にする根拠として援用することができない。ただし、違反が明白でありかつ基本的な重要性を有する国内法の規則に係るものである場合は、この限りでない。
2 違反は、条約の締結に関し通常の慣行に従いかつ誠実に行動するいずれの国にとつても客観的に明らかであるような場合には、明白であるとされる。』

※ 韓国は、2016年から2018年にかけて、フッ化水素の輸出量が2倍近くに伸びている…。これが、韓国内の半導体製造のために使用したと考えられる量に見合えば、問題は無いが、それを超えている場合、どこへ輸出したのか…。北○○では、ないのか疑問となる…。そういうことや、日韓基本条約を巡っての日韓の対立における(日本側にとっては)不誠実と考えられる態度もあって、到底「ホワイト国」たる資格は無いな…、と判断されるに至ったわけだ…。

※ 別に、「ホワイト国リスト」から除外されても、「禁輸」になるわけでは無い…。上記リストを見れば分かる通り、これまでは、アジアの中でただ一国だけ「リスト入り」していたわけだ…。国家をあげて半導体の内製に取り組んでいる「中国」も、半導体受託生産大手のTSMCがある「台湾」も、「シンガポール」も、「ホワイト国リスト」には、入っていない…。輸入しようとするときは、一々申請書を提出し、添付書類を添付して、許可を得て輸入しているわけだよ…。そういう普通の国と同じに扱われる、というだけの話しだ…。

                              

日韓衝突 揺らぐ「半導体連合」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47817600W9A720C1000000/

※ 今話題の、日韓半導体関連の摩擦(原材料の輸出管理の強化)について、日経でビジュアル・データ解説が載っていたんで、紹介しておこう…。

構成のインデックスは、                                     1 半導体は韓国の看板商品
2 製造現場は日本頼み
3 日本企業の「韓国詣で」
4 諸刃の剣?  と言うようなものだ。

※ 韓国の半導体輸出額は、10年間で、4.2倍になった…。

※ しかし、ここに来て、急減速した…。

※ サムスン電子の業績も、昨年第三四半期辺りから、急減速し出した…。

※ この日経・ビジュアル・データ解説にも、「半導体ができるまで」の解説が載っているんで、おさらいしておこう…。ご丁寧に「日本依存度(輸入額に占める日本の割合)」も出してくれているんで、参考になる…。

※ ステッパー(露光装置)の日本依存度が低いのは、これが「材料」では無く、「製造装置」で、アメリカ企業とヨーロッパ企業も強いからだ…。フォトマスクの依存率が、7割を超していたことは、知らんかった…。

※ この「エッチング」工程と、「レジスト除去」工程に、問題の「フッ化水素」を使うわけだ…。

※ これで見ると、「フッ化水素」の依存率は、それほど高いものじゃ無いな…。純度を統計の勘定に入れていないのか…。むしろ、「リン酸(窒化膜の除去に使う)」の依存度の方が、高いな…。

※ 肝心の、韓国メディア自身が、『高純度半導体用フッ化水素はステラケミファ、森田化学工業など日本企業が世界需要の90%以上を生産している。フッ化水素を生産し管理してきた歴史は100年以上だ。サムスン電子とSKハイニックスも必要量の大部分を日本から輸入している。ソルブレーンなど韓国企業もフッ化水素を生産しているが低純度フッ化水素だけ作っていたり日本製低純度フッ化水素を輸入し純度を高めて販売する2次工程を担当している。』と、言っている( 韓経:韓国、半導体洗浄用フッ化水素の90%を日本に依存…それだけ日本の「お得意様」 https://japanese.joins.com/article/359/251359.html )。

※ どうも、上記日経の統計は、「半導体用でも無い、全てのフッ化水素をひっくるめたもの」のようだな…。「依存度9割以上」とは、衝撃的なんで、それを和らげようとでもしたんだろう。そんなことをしても、現実の衝撃を変えることは、できない…。

※ エポキシ樹脂の依存度は高いが、「戦略物資」と言うわけでは無いんで、「輸出管理の厳格化」と言うことは、難しいだろう…。むしろ、「研磨装置」の依存度が4割超か…。

※ ほぼ20年間で、半導体メーカーにおいて、韓国メーカーが躍進し、日本メーカーは凋落した…。

※ 日本の半導体メーカーは、ほぼ姿を消し、半導体関連では、製造装置と半導体材料に生き残りをかけて特化した形になった…。しかも、そのお得意先は、韓国向けが約4割を占めている…。

※ 半導体材料のお得意先でも、韓国は2割近くを占める…。台湾、韓国、そして中国で、6割くらいを占めるようだな…。中国が、着々と増やしてきている感じで、不気味だ…。ただ、それもトランプ政権のファーウエイ叩き、ハイシリコン叩きで、この先どうなることやら…。

※ 以上のデータからも分かる通り、韓国ご自慢の「半導体産業」は、極めて日本依存度が高いものだ…。したがって、日本から「原材料」の調達や、「製造装置(当然、壊れるし、微妙な調整も必要となる)」のメンテナンスがスムーズに、滞り無く行われると言うことが、前提となっている…。

※ こういう「脆弱性」については、当然、韓国自らも気づいていて、対策に乗り出してはいる…。

※ まあ、あくまで「目標」であって、その通りに進む何らの保証も、無い…。むしろ、日韓関係悪化で日本側の態度硬化を招き、計画通り進まない可能性を、高めているのでは…、という疑念を生じさせている…。

※ 「蛍石」は、「フッ化水素」の原料となる。その生産シェアは、中国が6割を占めている…。「だから、何?」中国に圧力をかけて、日本が調達できないようにできるぞ、とでも言いたいのか?そんなに、中国を動かす力でも、持っているのか? THAAD設置の報復食らって、右往左往したこと(まだ、係属中だ)は、記憶に新しい…。

※ なるほど、調達先を中国に切り替えることができるものは、切り替えているのか…。しかし、同じ話しになるのが関の山では…。「中国依存度8割」とか、大丈夫なのか…。アメリカの中国叩きとの折り合いは、付けられるのか…。アメリカから、「ますます、中国寄りの国家になったな…。」と、認定されるぞ…。

※ 最後は、半導体関連産業(半導体製造装置、半導体原材料の製造)の拠点を、日本から韓国や、第三国(台湾)辺りに移転するのでは…、と言う懸念のようだ…。

※ しかし、そもそもこの先、日韓関係は安定する可能性は、高いのか…。むしろ、悪化して行く可能性の方が、高いのでは…。台湾は、総統選でしばらくはドタバタし、その後も中国の動向次第では、極めて地政学的リスクが高いのでは…。そういう国に生産拠点を移転するという経営判断に、果たして株主が賛成するのか…。

中国、カンボジアを軍事拠点化か?

中国、カンボジアと海軍基地の利用で合意か 海上覇権拡大に米懸念=米WSJ
 ※ 『WSJは、ダラ・サコーから飛び立つ中国の軍機はタイ、ベトナム、シンガポールなどを攻撃することができるとした。』
https://www.epochtimes.jp/p/2019/07/45157.html

米国が懸念する中国の軍事拠点化-カンボジアの大規模リゾート開発
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-25/PV4XQ66TTDS701

<何だか危い話題> ダラーサッコー・リゾートがきな臭い ―中国の軍事基地化の懸念、米国は既に警告ー
 ※ 『問題の飛行場建設は、明確な軍事基地とはならずとも、いつでも中国の軍事基地に転用できるというのが米国の懸念であることは明らか、南沙諸島の問題に見られるように建造物の造営という領土の固定化にベトナム、フィリピンは抗議はしても手も足も出ない状態である。リゾート開発に名を借りた軍事転用可能な飛行場建設は、既成事実の積み上げによる中国のしたたかさであろうか。』
https://newasianavi.com/2019/03/11/ダラーサッコー・リゾートがきな臭い%e3%80%80―中国の/

[FT]中国、カンボジア西部沿岸に海軍施設建設か
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47817570W9A720C1000000/

カンボジア、中国に海軍基地の一部利用を許可との報道を否定
https://jp.reuters.com/article/cambodia-china-idJPKCN1UH0D2

「隠す物ない」カンボジア、中国による基地使用を否定 報道陣に公開
https://www.afpbb.com/articles/-/3237146?cx_part=search

※ レアム海軍基地が、中国海軍の拠点として使われると、マレーシア、シンガポール、インドネシアなんかが圧迫されて、中国の言いなりになるおそれがある…。

※ リゾート(リゾート・ホテル、ゴルフ場など)開発のふれこみで、いつのまにか、3000m級の滑走路を備える飛行場を、建設されてしまったようだ…。機材や人員の搬入の、隠れ蓑に使えるからな…。

〔半導体製造装置の話し〕

※ そういうことなんだが、もう一度ざっと復習しておこう…。今度は、イラストだ…。

※ 上記の各工程に、それぞれ役割分担した「半導体製造装置」が必要になるわけだ…。「半導体製造装置」と言うと、何か材料を外部から投入すると、自動的に「半導体」を量産してくれる装置があるように聞こえるが、そういう便利なものは、無い…。各工程1個毎に、それに対応する「製造装置」がある…、という関係になっている。そういう製造装置「群」を、まとめて「半導体製造装置」と呼んでいるわけだ…。

※ こんなものや…、

※ こんなものとか…

※ こんなものとか…

※ こんなものとかだ…。

※ 各工程の流れと、必要になる製造装置を説明した、イラストだ…。

※ そういう半導体製造装置メーカーの売上高ランキングが、上記の表だ。2列目が本社のある国名を示していて、NAが北米(North America)、EUはいいだろう、JAがJapan、CHがChinaを、KSがKorea Southを示しているんだろう…。

※ こっちは、各メーカの売上高の推移だ…。

※ あれだけDRAM市場を寡占している韓国の2強だが、「製造装置」では15位中、1社しかランキング入りしていない…。

※ それが、「SEMES」だ…。

https://news.mynavi.jp/article/20170307-semes/2

※ 調べてみると、『韓国最大の半導体・FPD製造装置メーカーであるSEMESは、1993年に京都を本拠とする大日本スクリーン製造(DNS。現SCREENホールディングス)とSamsung Electronicsの合弁企業として、DNS Korea(通称:K-DNS)の社名で誕生した。「1993年当時、韓国には半導体製造装置メーカーはほとんど存在していなかったので、装置メーカーの草分け的存在となった」とSEMESの現CEOであるKim Yong Shik氏は、同社Webサイト上の会社案内にあるCEOメッセージにて述べている。
当時は、DNSから多数の日本人エンジニアが出向し技術移転を行うとともに韓国人社員のDNS野洲工場を中心とした技術研修などにより、半導体表面洗浄機やコータ・デベロッパの製造を開始。現地生産された洗浄装置の1号機は、設立翌年の1994年にSamsung器興工場に納入された。
005年1月に社名を「SEMES」に変更し、2010年には、Samsungの強い意向でDNSとの資本契約を解消しSamsaungの子会社となった。このため、DNSは経営権を失っただけではなく、以降、SamsungはSEMES製の洗浄装置を優先的に使用しているため、SCREENはSamsungからの売り上げがほとんどなくなってしまう状況となっている。』 と言うような話しだ…。

※ まあ、よく聞く、いつもの話しだな…。

【イラク戦争における米軍および有志連合軍の死傷者】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nobu/iraq/casualty.htm

 ※ まあ、見ておけ。これが、アメリカ(及び、「戦争のできる国」連合)が支払っている、「戦争」の代償だ…。むろん、相手側の犠牲者数、巻き込まれた民間人の犠牲者数は、含まれていない…。死亡一時金も支払わないとならないし、軍人恩給みたいな遺族年金も支払わないとならない…。全部、国家予算からだ…。しかも、負傷が脊椎損傷だと、その人は一生車椅子生活となり、その生活の面倒もみていかないとならなくなる…。

半導体チップの製造工程

※ 数百万とか、とても説明していられないんで、ざっくり相当端折って、説明を試みることにする(それでも、22工程ある)。

【図解あり】集積回路【IC】(半導体)の製造工程について
https://elite-lane.com/semi-conductor-process/

半導体ができるまで
https://www.tel.co.jp/museum/exhibition/process/

大きく分けると、1 前工程(シリコンウエーハに、ICチップを形成していく工程)と、2 後工程(そのICチップを、切り取って、プラスチック樹脂の中に包んで、パッケージングする工程)とに分けられる。

どちらかと言うと、前工程の方が大変だ…。シリコンウエーハに何回も薄膜を形成し、感光剤(光線を当てると、変質する材料)を塗布しては、それをエッチング・ガス(その変質した材料を、洗い流す効果のあるガスで、今度は剥膜して行く)という作業を何度も繰り返す…。しかも、その間には、アルミの原子を蒸着(イオン蒸着と言ったかな…)させて、導体の回路部も作成しないとならない…。こういうことを、何度もやるんで、合計すると数百万工程になるんだろう…。

※ そもそも、材料である「シリコン」は、最初は棒状の形状になっているので、それを薄く切り出して、「ウエーハ」状のもの(「シリコンウエーハ」)を作り出す。

CVD法とは、『化学気相成長(かがくきそうせいちょう)、化学気相蒸着(かがくきそうじょうちゃく)または化学蒸着CVD: chemical vapor deposition)は、さまざまな物質の薄膜を形成する蒸着法のひとつで、石英などで出来た反応管内で加熱した基板物質上に、目的とする薄膜の成分を含む原料ガスを供給し、基板表面あるいは気相での化学反応により膜を堆積する方法である。常圧(大気圧)や加圧した状態での運転が可能な他、化学反応を活性化させる目的で、反応管内を減圧しプラズマなどを発生させる場合もある。切削工具の表面処理や半導体素子の製造工程において一般的に使用される。』と言ったものだ。

まあ、簡単に言えば、焼き入れして、空気中の酸素と結合させて、酸化シリコンの膜を作るんだろう。

※ その上にフォトレジスト(感光剤)を、塗布する。

※ そして、ガラスマスクを当てて、露光する。「UV光」とあるから、紫外線を当てるんだろう。

そうすると、マスク・パターンの通りに、光が当たった部分と、遮られた部分ができる。光が当たった部分は、感光剤が変質しているわけだ…。

そこに、何らかの洗浄(溶解)作用のあるガスを送り込むと、上記のような形状のものを、形成できるわけだ…。これを、「エッチング」工程(※ エッチング(英: Etching)または食刻(しょっこく)とは、化学薬品などの腐食作用を利用した塑形ないし表面加工の技法。使用する素材表面の必要部分にのみ(防錆レジスト処理を施し、腐食剤によって不要部分を溶解侵食・食刻することで目的形状のものを得る。)と言っている。

※ そして、感光剤(ブルーだった部分)を、同様の溶解・洗浄作用のあるガスで、剥離・洗浄する。

※ そして、今度は絶縁膜(茶色の部分)を、埋め込んでいく。最初の方で形成した、酸化シリコンの膜も絶縁体なので、同じ色で表現しているようだ…。

※ そして、今度は、一気に酸化膜(絶縁体)を、取り除く(「平坦化処理」と言っている)。(半導体デバイスのシャロートレンチアイソレーション(英: Shallow trench isolation)またはSTIとは、隣接する素子間でのリーク電流を防ぎ、耐圧を確保するための集積回路の素子分離構造の一つ。ボックスアイソレーションテクニック(英: box isolation technique)とも呼ばれる。)

※ その上に、また、感光剤を塗布する。

そして、また、ガラスマスクを当て、露光する。

『ソース・ドレイン領域にイオン注入法で導入した元素(ホウ素やヒ素等)を打ち込む。酸化膜が残っている部分にはイオンが注入されない。その後、高温アニールによって不純物を均一に拡散させる。』と言うことだ。

※ 酸化膜をCVD法で堆積させ、層間膜を形成し、表面を研磨して平坦にする。

※ 絶縁膜上にパターン形成プロセスを施し、コンタクトホールを開口する。

※ CVD法で金属部を埋め込む。余分な膜は研磨で除去する。

※ 低誘導率膜等の層間絶縁膜を堆積する。次にパターン形成を行い配線となる部分(トレンチ)を開口する。

※ トレンチに金属膜を埋め込み余分な膜を研磨し除去する。層間絶縁膜堆積~金属膜埋め込み/研磨の一種のプロセスを必要な配線層数分繰り返す。

※ でき上がったウエーハには同じLSIチップが数百個つくられている。プローバで1つ1つのチップにプローブ針を接触させ、つないだテスターと信号のやりとりをしながらチップの良・不良を電気的に検査する。

※ ウエーハをダイヤモンドブレードを用いてチップごとに分離する。

※ 個片となった半導体素子(die)を銀ペーストなどの接着剤で支持体に固定する。

※ 個片となった半導体素子(die)を金線を用い、チップとインナーリードを接合する。

※ エポキシ樹脂で外囲器を形成する。

※ ここまでやって、やっとオレらが基板上で目にする「半導体」の外観に、なるわけだ…。

※ だから、この黒い樹脂の内部には、数百万回もの製造工程を経て作られたI
Cチップが、仕込まれているわけだ…。

※ こんなものとか…、

※ こんなものとか…、だ。

※ 上記の2番目に掲げてある、TSMC サムスン電子 グローバル・ファウンドリーズ UMC SMIC なんかの、半導体受託生産企業は、巨額の投資をして、半導体製造装置を購入し、クリーンルーム完備の工場を建設し、そういう数百万回もの製造工程を行っては、大量のICチップを製造・納入しているわけだよ…。

イランの英タンカー拿捕、「注意不足ではない」 ハモンド英財務相

https://www.bbc.com/japanese/49067615

※ ヘリから、特殊部隊が降下して、征圧したようだ…。これじゃあ、フリゲート艦を1、2隻出したところで、抑止はできないな…。

※ さりとて、全面戦争を決意しないと、ヘリを攻撃して、墜落させるわけにもいかないしな…。それにしても、イランの革命防衛隊、士気は高く、命知らずだな…。

イラン、ホルムズ海峡で英タンカーを拿捕 革命防衛隊

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47574100Q9A720C1000000/?nf=1

イラン革命防衛隊が英タンカーを拿捕、米大統領は英国と連携と言明
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-19/PUWNG36KLVR501?srnd=cojp-v2

イラン、ホルムズ海峡で英タンカー拿捕 英外相「容認できず」
https://jp.reuters.com/article/iran-tanker-idJPKCN1UE2EJ

イラン、ホルムズ海峡で英タンカーを拿捕
https://www.bbc.com/japanese/49054372

イラン、英タンカーを拿捕と発表 ホルムズ海峡
https://www.afpbb.com/articles/-/3236026?cx_part=top_topstory&cx_position=1

イランが外国タンカーを拿捕、乗組員12人 国営メディア
https://www.cnn.co.jp/world/35140124.html

米、有志連合構想で協力呼びかけ ホルムズ海峡警護 25日に再会合
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47574290Q9A720C1000000/

米 ホルムズ海峡でイラン無人機を撃墜 米艦艇に接近のため

ボクサー (強襲揚陸艦)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ボクサー_(強襲揚陸艦)

米、イラン無人機を撃墜=ホルムズ海峡で海軍艦艇に接近
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019071900167&g=int

Drone shoot down LMADIS – Iran says did not happen
 ※ 『ドローンはLMADISが撃墜 – イランは起こらなかったと言う』
 『ペンタゴンは、最初にジャミングとE-UAVを通してその信号を捕らえ、次にLMADISでそれを標的にしたと主張しました。』
 『「私たちはホルムズ海峡でも、他の場所でも無人機を失くしていません。アメリカ軍が彼ら自身のアメリカの無人機を撃墜したのではないかと心配しています。」』
 『アメリカ人はあなたの想像上の無人機を狙っています!しかし、我々は本当の無人機を狙っている』 既に、「情報戦」が始まっている感じだな…。
https://cybershafarat.com/2019/07/19/lmadis/

動画:「無人機で撮影した米強襲揚陸艦」とされる映像、イラン革命防衛隊が公開
https://www.afpbb.com/articles/-/3236070

※ イラン側が標的にしていると主張する、アメリカのドローン

米 ホルムズ海峡でイラン無人機を撃墜 米艦艇に接近のため
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190719/k10011998341000.html?utm_int=news_contents_news-main_005

アメリカ軍がホルムズ海峡でイラン無人機を電子攻撃で撃墜
https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20190719-00134800/

アングル:米国移民問題の裏にある中米「コーヒー危機」

https://jp.reuters.com/article/centralamerica-immigration-coffee-idJPKCN1TX05Q

コーヒーの産地
https://www.agf.co.jp/enjoy/cyclopedia/flow/know_03.html

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10146266490

『コートジボワール、エチオピア(に限らずアフリカ諸国)は独立運動や内戦の影響でヨーロッパ資本が逃げ出し、プランテーションをはじめとするシステムが崩壊しました。
ヨーロッパ資本が持っていたコーヒー農園を現地の農民に小分けしても、農機・肥料・資材を買えない地元の農民だけでは生産能力が足りなかったのです。
そのため良い品質の十分な量のコーヒーを安全に輸出することが難しくなり、作れない・売れないとなって生産量が激減しました。
実はアフリカから逃げたコーヒーのシンジケートや資本、需要がベトナムに向いたおかげで、アフリカが引っ込んだ分ベトナムが伸びたともいえます。』

コーヒー生産、病気と気候変動で打撃
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9301/

 『中米ではここ6年近く、サビキンという菌類が引き起こす“さび病”によって、多くのコーヒーの木が枯れている。その影響で、中米のコーヒー豆の生産量は最大40%減少していると推測される。 世界のコーヒー供給量を維持するため、研究者が対策を急ぐ一方で、気候変動と荒天が問題をさらに悪化させる兆しをみせている。
 テキサスA&M大学の研究プログラム「ワールド・コーヒー・リサーチ」の責任者ティム・シリング(Tim Schilling)氏は、パナマやエルサルバドルなどで発生しているこの問題について、「これらの国の提携団体、すなわち栽培、買い付け、輸入、焙煎業者から報告が相次いでいる」と述べる。さび病の被害はそのほか、グアテマラ、ニカラグア、メキシコ、コスタリカ、ホンジュラスでも発生している。
 その背景にある究極の原因は、いわゆる気候変動だ。気候変動は、天候パターンを年ごとに大きく変化させる。近年は降水量が増加しており、そのためサビキンが繁殖している。サビキンはコーヒーの葉を覆って日光を遮断し、光合成を阻害し、コーヒーの木を枯死させる。
 中米におけるさび病の問題は、今に始まったことではない。サビキンは1970年代から発生を繰り返しているが、毎回変異していることが対策を困難にしている。
 2008年にコロンビアで発生した際には、農場から農場へと被害が広がり、生産量が1年で1200万袋から700万袋へと激減して同国の経済に打撃を与えた。収穫高がゼロになった農家もあり、その多くは1ヘクタール未満の土地しか持たない農家だった。
 一方、ブラジルは今年初め、中米とは逆の問題に見舞われた。記録的な干ばつだ。その結果、例年5500万袋のコーヒー豆生産量の5分の1近くが失われた。』

朝のコーヒー習慣が危機に! スターバックスのシュルツ元会長、気候変動の影響を指摘 https://www.businessinsider.jp/post-170365

『スターバックスの元執行会長ハワード・シュルツ氏は、「朝のコーヒー」というわたしたちの習慣の未来を危惧している。
「気候変動がコーヒーの質の変化に与える影響は、さらに大きくなっていくだろう」コスタリカにあるスターバックスのコーヒー農園を最近訪れたシュルツ氏は、雑誌タイムに語った。
温暖化が進むにつれ、天候不順も広がっている。雨季に全く雨が降らない地域がある一方で、降雨量の増加によって洪水が起きている地域もある。
赤道付近でコーヒーを育てている農家はすでに、コーヒーの生育の見通しが立たないと感じ始めている。コスタリカやエルサルバドル、ニカラグアでは、6年前から広がり始めたコーヒーさび病のせいで豆の生産量が減っている。このさび病菌は、気候変動の象徴である激しい寒暖差に強いと、科学者たちは考えている。雑誌『Food Security』に掲載されたある研究によると、さび病が流行した2008年から2011年にかけて、コロンビアではコーヒーの生産量が平均して31%減少し、コーヒーの価格指標は55%上昇したという。
コーヒーは今や(原油に次ぎ)世界で2番目に多く取り引きされるコモディティーだ。CBSニュースの最近の報道によると、中国のコーヒー消費量は過去4年で3倍に増えた。ユーロモニターの調べによると、カナダの消費量も2010年から2015年にかけて、毎年平均3.3%増加している。カナダのコーヒー協会は、カナダ人は日々の生活の中で、水道水よりもコーヒーを多く飲んでいると言う。
つまり、需要の高まりに対応するには、コーヒー豆の生産量を上げる必要がある。
しかし、時間はスターバックスの味方ではない。新たな品種は、豆の収穫ができるようになるまでに4~5年を必要とする。これは伝統的な品種の3~4年よりも長い。加えて、スターバックスの菌に強い一部の品種は、1本の木がつける実の量が少ないため、全体の生産量はこれまでに比べて減る。
しかし、気候変動の専門家は長きにわたり、気候の穏やかなコーヒーの生産に適した地域で暮らす人々は、他の地域で暮らす人々に比べ、気候変動により脆弱だと指摘してきた。
「コーヒーは気難しい作物だ」国際NGOのコンサベーション・インターナショナルで、持続可能な市場及び戦略を担当するバンビ・セムロック(Bambi Semroc)氏は最近、スターバックスに語った。「(コーヒーは)決まった標高で、決まった量の雨を受けて育つ必要がある。こうした制限的な要素がすでにあるところへ気候変動が加わり、人々がコーヒーの生産に適していると思った土地に打撃を与えている」』

南太平洋 外交戦の舞台に 日米豪、中国を警戒

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46653030X20C19A6000000/

※ やっと、日経がオレに追いついて来たな…。

https://http476386114.com/2019/02/01/%e3%82%aa%e3%82%bb%e3%82%a2%e3%83%8b%e3%82%a2%e3%80%81%e5%8d%97%e5%a4%aa%e5%b9%b3%e6%b4%8b%e6%b5%b7%e5%9f%9f%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%91%e3%82%8b%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%83%ac/

https://http476386114.com/2019/02/01/日仏%ef%bc%92%ef%bc%8b%ef%bc%92から、南太平洋海域における各国の利/

なぜトランプは対イラン戦争に踏み切れないか?

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/16662

『ブッシュ政権当時、パウエル統合参謀本部議長の首席補佐官として軍事作戦立案に直接携わったローレンス・ウイルカーソン中佐は最近のインターネット・インタビューで、イランとの地上戦がいかに困難を伴うものであるかについて、以下のように語っている:

「立ちはだかるイランの特殊な地形、とくに急峻なザグロス山脈Zagross Mountainsはかつてアレキサンダー大王も死に瀕しかけたほど攻略を阻む難関であり、征服するには10~15年もの残酷なゲリラ戦の長期化を覚悟する必要がある。国土はイラクの4倍、人口規模もイラクの2600万人に対し、8000万人とケタ違いの大きさだ。米側は作戦遂行上、イラクにはない民族同一性も無視できない。しかも、同盟諸国はどこも参加しないだろう。戦費は2兆ドル以上、投入兵力は最低50万人は覚悟する必要がある……地上戦を避け、空爆に限定したとしても、イラン軍は地下に潜行、大量兵器生産も地下工場で可能だ」

 またイランは、親米的とはいえないイラク、トルコ、パキスタン、アフガニスタンとの国境に囲まれていることも、米軍が作戦を展開する際の厄介な問題となりかねない。』

※ 気候も、この通りだ…。飲料水の確保から、かかる必要があるだろう…。