エンゲルス航空基地を再び宇軍の特攻自爆機が襲った。
https://st2019.site/?p=20735
『2022-12-26記事「Moscow Claims Downed Ukrainian Drone Kills Three At Russian Air Base」。
エンゲルス航空基地を再び宇軍の特攻自爆機が襲った。
露軍はその3機を撃墜したと発表したが、同時に地上で3人死亡したとも認めた。いずれも飛行場の整備兵。
※例のジェットエンジン付きの大きな奴。』
エンゲルス航空基地を再び宇軍の特攻自爆機が襲った。
https://st2019.site/?p=20735
『2022-12-26記事「Moscow Claims Downed Ukrainian Drone Kills Three At Russian Air Base」。
エンゲルス航空基地を再び宇軍の特攻自爆機が襲った。
露軍はその3機を撃墜したと発表したが、同時に地上で3人死亡したとも認めた。いずれも飛行場の整備兵。
※例のジェットエンジン付きの大きな奴。』
ドイツの対外情報部BNDの中に対露内通者が居り…。
https://st2019.site/?p=20735
『Michael Nienaber 記者による2022-12-24記事「German allegedly spying for Moscow used NSA material, magazine says」。
ドイツの対外情報部BNDの中に対露内通者が居り、米NSAや英GCHQから得た情報をこっそりロシアへ渡していたとして、今週、逮捕されたという。容疑者はドイツ国籍のカルステン・L。』
M982 エクスカリバー
https://ja.wikipedia.org/wiki/M982_%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%BC




『M982 エクスカリバー(以前の名称は XM982)は、155mm口径の誘導砲弾である。射程が延長されたこの砲弾はレイセオン・ミサイルシステムズおよびBAEシステムズABにより開発された。このGPS誘導の砲弾は、友軍の兵員から150mから70mといった近接支援の状況でも用いることができる。
アメリカ合衆国では2015会計年度の計画予算19億3,410万USドルにて7,474発の取得を計画した。2015年9月、770発近くのエクスカリバーが戦闘で発射されている[4][5]。 』
『概要
エクスカリバーは、従来の砲兵用砲弾を代替するための長射程兵器として開発され、より精度の改善されたGPS誘導を備えている[6]。エクスカリバーは仕様に応じて約40kmから57kmの射程を持ち、半数必中界(CEP)はおよそ5mから20mである[7][8][9][10][11]。射程延長は折畳み式の滑空翼により達成されたもので、これにより投射体は、標的へと向かって弧を描く弾道飛行の頂部から滑空を行うことができる。
本弾薬はアメリカに拠点を置くレイセオン・ミサイルシステムズにより誘導機構が、またスウェーデンの企業であるBAEシステムズ・ボフォースで弾体、基礎構造、弾道及び搭載内容が共同開発された[6]。 エクスカリバーは標準的な弾薬の射程を超えた位置にある目標や、副次被害を最小限化するために投入される。これは火砲からの直射弾道が地形によって妨害される時や、友軍歩兵から範囲150m内の精密射撃に用いられる[6][12]。この弾薬には多機能信管が装備されており、空中炸裂、固い地面での着発、もしくは目標内部へ貫徹してからの炸裂がプログラムできる[13]。
エクスカリバーの最初の実戦投入は2007年夏のイラクであり、94%の砲弾が標的の近傍4mに着弾するという高度な成功を収めた。この性能は非常に強い印象を与え、アメリカ陸軍は以前の月間生産量18発から150発への生産の増強を計画した[14][15]。2012年、エクスカリバーは戦闘中の新記録である射程36kmに到達した[15]。
エクスカリバーと火砲との互換性はイギリスのAS-90自走砲、スウェーデン製のアーチャー自走榴弾砲、南アフリカのG6 155mm自走榴弾砲、アメリカ合衆国のM198 155mm榴弾砲/M777 155mm榴弾砲/M109 155mm自走榴弾砲、またドイツのPzH2000自走榴弾砲で確保されている[16]。
派生型
このシステムには3種類の派生型が存在している。当初の開発努力はインクリメントIに向けられていた。2013会計年度のマイルストーンCでは、インクリメントIIおよびIIIにつき、2020年までに能力を実証できるよう定められた[3]。
インクリメントI
固定目標に対して用いられる1個の貫通弾頭を有する。
インクリメントIa-1
開発が早められ、射程が縮められたものである。2007年に実戦配備に入った[17]。(XM982)[18]
インクリメントIa-2
射程を延長した砲弾であり、GPS妨害に抵抗する装備を持つ。(M982)[18]
インクリメントIb
全ての機能を搭載し、費用を抑えた量産型の砲弾である。(M982A1)[18]
エクスカリバーS
2013年6月、レイセオンは自社開発でエクスカリバーIbにセミアクティブレーザー照準能力を付け、アップグレードする計画を始めた。このSALシーカーを搭載した砲弾は移動標的を攻撃可能となる予定である。砲撃後に標的は位置を変えるが、副次被害を避けるよう着弾地点を変更できる[19]。
エクスカリバーN5
エクスカリバーSの派生型で、全幅を127mmに小型化した砲弾。駆逐艦や巡洋艦に搭載される海軍の火砲用で、より長射程の誘導砲弾を撃つ能力を与える[20]。またレイセオンはファイア・アンド・フォーゲット任務用のミリ波長シーカーを考慮している[1]。
インクリメントII
移動目標や時間制限のある目標のためにスマート化された弾頭である[3]。おそらく65発のDPICM、もしくは2発のSADARM(目標を自動走査する対戦車子弾)を搭載する[6]。
インクリメントIII
識別投射体である。特定目標の特徴を識別することにより、個々の車輌を走査し、見つけ出し、選択して交戦する(自動目標識別)[3]。
経緯
エクスカリバーの開発計画が始まったのは1992年である。1997年5月の運用要求書(ORD)では射程を延長した無誘導弾薬を20万発要求しており、費用は4,000ドル毎発と算出された。また1998年1月23日、テキサス・インスツルメンツ(現レイセオンの1部門)は最初のEMD契約を得た。2001年11月、内容は76,677発に切り下げられ、その後速やかに61,483発へと減少した[21]。しかし開発企業は、1999年のカルギル紛争において、パキスタン側が構築したバンカーに対し、インド軍がロシア製のクラスノポール誘導砲弾を投入したという体験に後押しを受けていた[22]。2004年3月、計画はスウェーデンとアメリカの合同計画として統合され、その内容は、弾道を修正可能な弾薬を製造するというものだった。2004年9月の新しい運用要求書では識別力のある弾薬バージョンが好まれたことから、DPICMの「クラスター爆弾」バージョンが除去されており、計画に反映されていた。この年の後期、アメリカ陸軍では計画された発注数を30,000発へと減らした。2005年5月、500発の緩慢な量産が承認され、レイセオンが2005年6月中に165発を量産するという契約を得た。発注費用は2,210万ドルである[23]。同年9月、この砲弾はアリゾナ州のユマ試験場にて実証試験に成功した[24]。335発のエクスカリバー砲弾の量産、関連試験条項、また各サービスのため、レイセオンは4,270万ドルの契約を獲得した[25]。
2006年8月、環境感度とGPS信号ロックに関する技術的な問題が発見され、期待されていた就役予定日を2007年の春へと延期させた。 9月の試験では、5mもしくはより良好な半数必中界が示された。これは実際的な平均をとっている[26]。
M982 エクスカリバーの最初の実戦投入は2007年5月5日、バグダッド北部の反政府側拠点であることが疑われた家屋に対して行なわれた
2008年、アフガニスタンにてアメリカ陸軍の砲兵がM982 エクスカリバー砲弾を射撃準備しているところ
インクリメントIa-1は2007年早期に試験を完了し、また同年4月にはアメリカ陸軍が緊急の物資放出を承認することでイラクへの配備を許可した[3]。エクスカリバーがイラクで最初に実戦射撃されたのは2007年5月である[27]。2007年4月の実証試験ではインクリメントIa-2が射程40kmを達成し、また7月にはArmy Acquisition Executive(直訳すれば陸軍調達実行委員会)が、Ia-2の低進行度での量産に移行するというマイルストーンCの決定を承認した[3]。
2008年9月、レイセオンとアライアント・テックシステムズの両社は、インクリメントIbを量産するための競争開発契約を得たが[21]、2010年8月、最終的な製造契約はレイセオンが確保した[28]。2009年3月のインクリメントIa-1砲弾の試射において、ハネウェル慣性測定装置が標準性能に達していないことが判明し、そこでこれはアトランティック・イナーシャル・システムズの供給する部品に交換された。2010年4月、アメリカ陸軍の計画していた発注数は30,000発から6,264発までさらに切り下げられた。これは砲弾の製造費用を充分増加させることとなり、ナン・マッカーディー改正による調査を引き起こした。通常、ナン・マッカーディー違反は計画の危難を示すが、2012年のRAND報告では、単位原価の増加は製造数の削減により引き起こされたと結論した。最新火砲の命中精度が改善されてきていることを理由とし、同様な効果を発揮する少量の砲弾が必要とされた[21]。
本弾薬はスウェーデンからアメリカドルにして5,510万ドル相当の財政支援を受けて開発されており、2010年に砲弾の供給を受けることを期待していた。オーストラリア陸軍では2007年10月に4,000万ドル相当のエクスカリバー砲弾を発注しており、2008年4月、発注は5,800万ドル相当の算定額に修正された[29][30]。 2008年の段階で砲弾費用は85,000ドルだった[31]。2013会計年度において、アメリカ陸軍は1億2,262万9,000ドル、すなわち53,620ドル/発の費用により2,287発のインクリメントIb砲弾を要望した。しかし、この予算提供の一部は拒否される可能性があった[32]。
エクスカリバーの投入はアメリカ軍地上部隊に、航空機からの爆弾投下のようなものではなく、旅団指揮官に有機的で天候状況による影響を受けることのない精密兵器を与えた。本弾薬は、無誘導砲弾の負うリスクである副次被害や味方撃ちの脅威を排除し、市街環境での砲兵の有用性を呼び戻した。しばしば支援要請は歩兵から50mしか離れておらず、また精度をより良好にすることは、射撃に要求される弾数がより少なくなることを意味した。これは弾薬を供給する補給部隊にかけられた重い負担を軽減させる。アフガニスタンにおけるエクスカリバーは2008年2月に初めて投入された[13]。2012年2月、アフガニスタンのヘルマンド州に配備されたアメリカ海兵隊所属のM777 155mm榴弾砲は、1発のエクスカリバー砲弾の発射に用いられ、海兵隊記録となる36kmの射程で反政府組織の一団を殺害した[33]。
2012年12月、エクスカリバーIb砲弾を低進行度で初めて生産するため、レイセオンは5,660万ドルの契約を受けた[34]。2013年9月10日、レイセオンはエクスカリバーIb砲弾の第2ロットを製造するため、5,400万ドルの契約を受けた。エクスカリバーIbは、エクスカリバーIaやIa-2よりも信頼性を改善し、さらに単位原価を安くしている。契約が結ばれた時点で690発以上のエクスカリバー砲弾が戦場に発射されていた[35]。
2014年2月、アメリカ陸軍とレイセオンは、全力生産の前に砲弾の性能と信頼性を確かめるため、試験目標に30発のエクスカリバーIb砲弾を射撃した。砲弾はパラディン自走砲およびM777 155mm榴弾砲から発射され、その射程は7kmから38kmまでだった。各砲弾は目標から平均1.6m以内に着弾した。1発のエクスカリバー砲弾は、10発から50発の無誘導砲弾の投入を必要とする標的に正確に着弾する[36]。2014年4月3日、最後のエクスカリバーIa砲弾が組立てられ、インクリメントIbへの移行が合図された。6,500発以上のIa砲弾がアメリカ軍と海兵隊および幾つかの国際的な顧客に送られた[37]。エクスカリバーIbに対する最初の実戦的な試験と評価(IOT&E)は2014年5月に完了し、全力生産が間近の計画を前進させた。エクスカリバーIbの試験では、着弾に失敗した範囲が平均で2m未満だった[38]。2014年7月31日、レイセオンはエクスカリバーIb砲弾の全力生産を開始するため、5,200万ドルの契約を受けた[39]。
2014年6月、レイセオンは二重モードのGPS/SAL誘導システムを搭載するエクスカリバーS砲弾の射撃試験に成功した。この派生型はレーザー・スポット・トラッカー(LST)をエクスカリバーIb砲弾に組み込んでいる。試験内容は、LSTの榴弾砲からの発射に耐える能力を確認することであり、またGPS座標によって準備動作に入り、それからレーザー照射装置が砲弾を目標へと誘導した[40]。
エクスカリバーN5
2015年9月、レイセオンはエクスカリバーN5の実弾射撃と誘導飛行試験を実施した。これは155mm口径のエクスカリバー砲弾を、駆逐艦と巡洋艦の艦載砲で用いるために127mmまで小型化するという、自社資金で行なわれた研究である[5]。海軍用の砲弾として選ばれたエクスカリバーの利点は、地上配備の榴弾砲で培われた長年の戦場での成功と派生型間の共通性である。
エクスカリバーIbとN5には70%の共通性があり、99%同一のソフトウェア、そして同じ誘導・航法装置(GNU)を装備している。その主任務は、沿岸にいる兵員の支援のため、陸上の目標に対して軍艦が精密に砲弾を撃てるようにすること、またより長射程かつ安価に高速戦闘艇を破壊することである。
艦載されるMk 45 5インチ砲からの5インチ無誘導砲弾は最大射程が24km、また精密射撃の射程は15kmほどであるが、小型の巡航ミサイルを携行する戦闘艇は28kmから37km離れた位置から発射が可能である。陸上型のように、エクスカリバーN5の誘導フィンは発射後に急速展開され、砲弾を長距離滑空させる。この後、砲弾は目標直前で急落、標的へと滑降する。また砲身長に応じて射程が37kmから48kmまで延伸される。射程はロケット補助推進弾化により増強されるものの、原価もより高くなる。
機動中の目標を攻撃するため、代替のシーカー、例えば指示のために弾着観測員を必要とするレーザー誘導や、外部誘導を全く必要としないミリ波長のものが追加される可能性がある[1]。
使用国
M982を採用した国家は青で表示
採用国
カナダの旗 カナダ
スウェーデン
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 - 陸軍および海兵隊
ドイツの旗 ドイツ
オランダの旗 オランダ - 王立陸軍[41]
オーストラリアの旗 オーストラリア
ウクライナ[42][43][44]
導入予定国
ノルウェー - 対外有償軍事援助のリクエスト待ち
関連項目
M712 カッパーヘッド
XM1156 精密誘導キット
M395精密誘導迫撃砲弾
クラスノポール 』
出口のないロシアのウクライナ侵攻、最大の問題は目的と手段の不一致
https://grandfleet.info/european-region/russias-invasion-of-ukraine-with-no-exit-biggest-problem-is-mismatch-between-goals-and-means/



『ロシア軍の実態に詳しいロブ・リー氏とマイケル・コフマン氏は「ハルキウとヘルソンで成功はドンバスを巡る戦いに原因があり、クレムリンは希望的観測に基づく「短期的な戦略目標」にばかり注視して戦力を浪費している」と指摘した。
参考:How the Battle for the Donbas Shaped Ukraine’s Success
兵力不足をカバーしてきた火力投射が機能しなくなってきた時期に東部戦線の部隊をヘルソン州の守りに転用
ロシア軍が採用する戦略、構造的能力、軍事的思想などに詳しいロブ・リー氏とマイケル・コフマン氏は23日、ウクライナ軍がハルキウとヘルソンで成功したのは「ドンバスを巡る戦い」に原因があると指摘しており、2人の主張の要点をまとめると以下の通りになる。
出典:左:Kremlin.ru/CC BY 4.0 右:President Of Ukraine
2月24日に開始されたロシアのウクライナ侵攻には重要な転換点が2つあり、1回目の転換点は「軍事的にキーウを制圧して親ロシア政権を樹立するという目標が達成できない」とクレムリンが悟った3月末で、両国の和平交渉はウクライナ側が示した一定の譲歩で成立するかに見えたが、善意のジェスチャーと称する「ウクライナ北部から撤退」でロシア軍によるジェノサイドが発覚してしまい交渉は中止、首都への軍事的な圧力を失ったロシアは政治交渉における優位性と恫喝手段を同時に失ってしまう。
準備不足のまま侵攻を開始したお粗末さは別にしても初期作戦は政治的目的(ウクライナの支配)と軍事的解決手段(キーウを制圧して親ロシア政権を樹立する)が一致しているため「戦争の終わらせ方」が明確に示されていたが、交渉の失敗を受けてクレムリンは軍事的目標のみを「ドンバス制圧」に変更したため目的と手段の不一致=つまりドンバス制圧に成功しても「クレムリンが望む条件=ウクライナの支配」を達成する見込みがなく、2人の専門家は「これ以降クレムリンの思考は希望的観測に基づく『短期的な戦略目標』にばかり注視して戦力の浪費が始まった」と指摘している。
出典:Минобороны России
米軍はイラクに侵攻する際、初期作戦に機動大隊の40%しか投入しなかったため十分な予備戦力を残していた=戦いが長期化しても補充や部隊のローテーションが可能だったが、ロシア軍はウクライナ侵攻に戦術大隊の80%以上、ロスグヴァルディア(国家親衛隊)、ルハンシクとドネツクの民兵(実質的にはロシア軍の一部)を投入したため予備戦力が極端に少なく、作戦が上手く行かなかった場合の備えが殆ど無かったためカリーニングラード、アブハジア、南オセチア、タジキスタンなどの重要拠点から戦術大隊を引く抜くことになった。
しかも引き抜いた戦術大隊も戦力が不足していたため直ぐに消耗してしまい将校や下士官の数が少なくなると兵士が戦いを拒否、戦術大隊は戦力定数の20%~50%しか保持しておらず戦力不足は誰の目にも明らかだったがプーチン大統領は動員を却下、これを補うため採用されたのが低質な予備大隊の編成、ボランティア大隊の創設、ルハンシク・ドネツクや占領地での強制動員、ワグナーといった準軍事阻止への依存で、火力投射というアドバンテージを全面的に押し出しドンバス制圧を開始する。
出典:Telegram経由 リシチャンシクを制圧したロシア軍
ただルハンシク州の防衛ラインを正面から突破しようとしたため前進速度は遅く、機動戦を実行できる戦力もなかったため突破口からの勢いが維持できず、膨大な火力によるゴリ押しでセベロドネツクやリシチャンシクを何とか奪取できたものの、西側諸国が提供した榴弾砲、自走砲、HIMARSが到着するとロシア軍のアドバンテージは急速に輝きを失う。
ロシア軍の兵站は大規模な物資集積地や弾薬庫に依存する古いシステムだっためHIMARSの攻撃に脆弱で、エクスカリバー砲弾が戦場に投入されると砲兵部隊同士による潰し合いでもウクライナ軍が有利になり、兵力不足をカバーしてきた火力投射が機能しなくなってきたにも関わらずクレムリンが「東部戦線の部隊をヘルソン州の守りに転用する」と決断したため2回目の転換点を迎える。
出典:Генеральний штаб ЗСУ
イジュームに布陣する空挺部隊の精鋭部隊などをヘルソン州に移動させるという決定は「ドンバス制圧を期待できなくなる」という暗黙の了解と、ハルキウ州の占領地を守るロシア軍部隊の予備戦力が少なくなる=大きなリスクを抱えること意味し、ロシア軍兵士や従軍記者は8月半ばから「ウクライナ軍がハルキウに集結しつつある」「バラクレヤ方面にウクライナ軍の大部隊が移動している」と再三警告していたがクレムリンは手持ちの戦力で占領地を死守できると期待したため特に対応することなく運命の日を迎える。
ウクライナ軍は「最も優れた部隊がヘルソン州の守りに転用されたこと」「ハルキウ州を守るロシア軍に予備戦力が少ないこと」「ロスグヴァルディアや民兵には十分な重火器がなく対戦車兵器の扱いも殆ど知らないこと」「ロシア軍の砲兵部隊との連携が最低限なこと」を事前に把握、手薄な防衛ラインにできた突破口から浸透した機械化部隊が前線の背後を脅かすとロシア軍は大混乱に陥り、頼みの綱の航空支援もウクライナ軍が反撃と同時に防空システムを前進させたため機能せず、あっという間にクピャンスクやイジュームを失い戦力不足が再び露呈してしまう。
出典:Google Map ハルキウ州の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)
この結果を受けてロシア軍は「最も優れた部隊が拘束されているドニエプル川右岸の放棄」「戦力不足を解消するための総動員」を認めるよう進言、しかしプーチン大統領は総動員だけしか認めず、ウクライナ軍の前進を食い止めるため部分的動員の発表から1週間ほどで最低限の訓練を受けた動員兵が東部戦線に投入されたが、最も優れた部隊がドニエプル川右岸に釘付けになっている状況でルハンシク州を守るのは難しく、兵站維持が困難な地域で戦い続ければ「最も優れた部隊」も何れ消耗するのは目に見えている。
特別軍事作戦の総司令官に指名されたセルゲイ・スロヴィキン上級大将は「ドニエプル川右岸の放棄」をプーチン大統領に認めさせ、右岸に釘付けになっていた戦力を兵站の問題を抱えていないバフムートやマリンカに投入して攻撃を強化、これに対応するためウクライナ軍も戦力をつぎ込んでいるため他の戦線=例えばルハンシク州での攻勢に集中できなくなっており、インフラ攻撃で経済や市民生活を混乱させることでウクライナや西側諸国の負担を増やし、訓練と装備が行き届いた予備戦力を用意する時間を稼ぎ出そうと苦心しているらしい。
ウクライナ側が譲歩を見せた和平交渉で戦争を終わらせるのがロシアにとって最善だった
ここまでの話をまとめると「初期作戦をしくじったロシア軍は『クレムリンが望む条件での戦争終結』を達成する軍事的解決手段を見失っており、クレムリンも希望的観測に基づく『短期的な戦略目標』にばかり執着して政治的にも軍事的にも出口が見えない」というのがロシア側の現状で、一方のウクライナも戦線整理でロシア軍の戦力密度が高まっているため「ハルキウのような画期的な反撃」は今後難しく、少しづつ土地を削り取るような消耗戦に発展する可能性が高い。
出典:Минобороны России
出口は見えないもののロシア軍が軍事的な成功を手に入れられるかどうかは「動員された兵士をどれだけ上手く統合できるかに掛かっている」とロブ・リー氏とマイケル・コフマン氏は指摘しており、両軍に共通する課題は「海外からの支援をどれだけ引き出せるか」で、戦いが長期化すればするほど状況はウクライナ有利に傾く可能性が高いが、戦いの長期化は不確実性も同時に増すため「戦争の結末を予知するのは不可能だ」とも付け加えている。
因みに2人の専門家は「ウクライナ側が譲歩を見せた和平交渉で戦争を終わらせるのがロシアにとって最善だった」と指摘、プーチン大統領がドニエプル川右岸の放棄を7月~8月に決断できていれば「ハルキウ州の保持やより効果の高い攻勢をウクライナに仕掛けられていた」と予想しており、ヘルソン州でのHIMARS効果についても「誇張されている可能性がある=使用開始から2ヶ月後にはロシア軍がHIMARSの攻撃に慣れて対策を講じたため火力支援が維持され右岸からの撤退が成功している」とも述べているのが興味深い。
関連記事:米戦争研究所、キーウ再侵攻の可能性を真剣に受け止めなければならない
関連記事:ショイグ露国防相、ロシア軍を49万人増の150万人に拡張する可能性
関連記事:300日目を経過したウクライナ侵攻、ロシア軍はベラルーシに装備を移動中
関連記事:ウクライナ軍総司令官、ロシア軍の動員計画は非常に上手くいっている
※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
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投稿者: 航空万能論GF管理人 欧州関連 コメント: 11 』
ロシア軍、ウクライナ東部の激戦地で90人死亡
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB250AK0V21C22A2000000/
『【キーウ(キエフ)=共同】ウクライナメディア「ウクラインスカ・プラウダ」によると、ウクライナ軍の報道官は24日、ロシア軍が制圧を目指す東部ドネツク州バフムトでロシア軍兵士90人以上が死亡し、約100人が負傷したと明らかにした。ロシア側はバフムトに戦力を重点配備して激戦が続いており、報道官はロシア側を非難した。
報道官は、ロシア軍側から同日「大砲や戦車、多連装ロケット砲による225回の攻撃があった」と述べた。ロシア軍はあらゆる手段でバフムト戦線での進軍を試みているが「損失が続いており、ウクライナ軍の防衛を突破することはできない」と強調した。
ゼレンスキー大統領は20日、バフムトを電撃訪問しウクライナ軍兵士らを激励している。
一方、南部ヘルソン州の州都ヘルソンで多数が死傷したロシア軍による24日の砲撃を受け、クレバ外相はツイッターで「クリスマスイブを祝う夕食を準備する間、悪と戦っているウクライナのことを考えてほしい。勝利のため、皆さんの長期的な支援が必要だ」と欧米などに呼びかけた。
ロイター通信などによると、ヘルソン州のヤヌシェビッチ知事は砲撃で10人が死亡し、50人以上が負傷したと明らかにした。
初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料! https://www.nikkei.com/promotion/?ak=https%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Farticle%2FDGXZQOCB250AK0V21C22A2000000&n_cid=DSPRM1AR08 』
「ロシアに戦果なし」 ウクライナ東部ドネツク州知事
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB250AO0V21C22A2000000/
『ロシアが侵攻を続けるウクライナ東部ドネツク州のパブロ・キリレンコ知事は最激戦地とされる同州バフムトについて「戦況は厳しいが、ロシア側は損失に見合う戦果を出せていない」と指摘。ゼレンスキー大統領や軍が防衛に全力を尽くしているが、一進一退の攻防が続いていると述べた。24日までに同州クラマトルスクで共同通信のインタビューに答えた。
ウクライナ軍の反攻で東部や南部で後退を余儀なくされたロシア軍は、現在は東部の要衝バフムトの制圧を狙い、民間軍事会社「ワグネル」の要員も投入するなど戦力を集中しているとされる。
キリレンコ氏は、バフムトの戦線は100~200メートルの前進を巡る激戦が続いているとし「注がれている戦力はすさまじいが、毎日500人前後の死傷者を出している」とロシア側の苦戦を強調した。
ロシア軍はアブデーフカ周辺の制圧に向けた作戦も展開していると説明。交通の要衝を確保して戦果を誇示するプロパガンダを流すとともに、冬を乗り切るためにインフラが残る地域を獲得するのが狙いだと指摘した。
10月に奪還したリマンと周辺については「ロシアは、他の地域に戦力を集中するウクライナ軍に付け入り、再制圧を狙っている」と認め、必ず阻止する姿勢を示した。
ゼレンスキー氏は訪米前の20日、バフムトを電撃訪問し兵士を激励した。キリレンコ氏は「兵士たちが国の勝利に欠かせない存在で、国民の誇りだという強いメッセージだった」と振り返った。
バイデン米大統領が表明した地対空ミサイルシステム「パトリオット」供与を含む軍事支援には「極めて重要な軍事支援だ」と謝意を表明。「訓練された兵力は十分だが、継続的な武器や装備の安定供給が欠かせない」として国際社会に改めて協力を求めた。(クラマトルスク=共同)
初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料! https://www.nikkei.com/promotion/?ak=https%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Farticle%2FDGXZQOCB250AO0V21C22A2000000&n_cid=DSPRM1AR08 』
ロシア軍弾薬不足続く インフラ攻撃限定と英分析
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB260YH0W2A221C2000000/
『【キーウ=共同】英国防省は25日までの戦況分析で、9月に部分動員を発令したロシアは10月以降に数万人の予備役をウクライナに投入し、兵員不足は改善されつつあるが、弾薬不足が依然として要因となりロシア軍の攻撃は限定的になっている可能性があるとの見方を示した。
ロシア軍は巡航ミサイルが不足し、ウクライナへのインフラ攻撃を週1回前後に限定しているとみられると分析。前線での防衛作戦を維持するだけでも、かなりの量の砲弾やロケット弾を消費していることが「ロシア軍の弱点」だと指摘した。
ウクライナ軍参謀本部は25日、南部ヘルソン州のドニエプル川東岸地域で、ロシア軍の将校らの会議が開かれていた拠点を攻撃し、約70人が負傷したと主張した。
またヘルソン州のヤヌシェビッチ知事は25日、10人以上が死亡した州都ヘルソンへのロシア軍による24日の砲撃で、2つの医療施設も攻撃を受けていたと通信アプリに投稿。「市民を支援する施設を標的としたテロ攻撃だ」と非難した。
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米国の北朝鮮人権特使、空席長期化 共和が早期指名要求
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『米国の北朝鮮人権問題担当特使の空席が長引いている。バイデン政権内で北朝鮮政策の優先度が低いうえ、進展が見込みにくい人権問題を引き受ける人が少ない。2023年1月に下院の多数派を握る野党・共和党は早期指名を要求し、バイデン政権は人選を急ぐ。
「いまのところ口だけで行動が伴わない」。米議会韓国研究グループ共同議長を務める共和党のヤング・キム下院議員は12月上旬、日本経済新聞の電話取材でバイデン政権の…
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ウクライナ、ロシアの国連追放要求 常任理事国剥奪も
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『【ロンドン=佐竹実】ウクライナ外務省は26日、ロシアを国連から追放し、安全保障理事会の常任理事国の地位を剝奪するよう加盟国に求める声明を発表した。ウクライナ侵攻において大量虐殺を犯しているほか、核兵器の使用をちらつかせることで国際社会を脅していると指摘した。国連追放などの目的のために他の国と協力する用意があるとしている。
声明は2014年にロシアがクリミア半島を一方的に併合したことを念頭に「ウクライナは現在、ロシアによる全面的な侵攻に苦しんでおり、これより前の8年間も武力侵攻に直面していた」と指摘した。「ウクライナ侵攻は国連憲章の目標と原則に反し、平和愛好の原則への復帰を求める国際社会の試みを無視している」とも付け加えた。
ウクライナは侵攻直後の2月下旬、国際司法裁判所(本部オランダ・ハーグ、ICJ)にジェノサイド(集団殺害)の疑いでロシアを訴えていた。ICJは3月、ロシアに軍事作戦を直ちに中止するよう命令を出したが、ロシアはこれに応じていない。
ウクライナ外務省は声明で、1991年のソ連崩壊後、ロシアが安保理の常任理事国を継承する際に正式な手続きを踏んでいなかったとも主張した。その上で、「ロシアは国連安保理で31回拒否権を行使しており、これは他の常任理事国のほぼ2倍だ」とした。
ウクライナ侵攻だけでなく、チェチェン共和国への侵攻や占領においても大量虐殺の罪を犯したほか、アフリカでは何十年ものあいだ紛争をあおっているとロシアを指弾した。日本の北方領土の「不法占拠政策の継続」についても明記した。
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ロシア南部の基地で2回爆発か サイレン鳴り響く動画も
https://www.47news.jp/world/8738631.html


『【キーウ共同】ウクライナのメディア、RBKウクライナは26日、ウクライナ国境から約500キロにあるロシア南部サラトフ州のエンゲリス空軍基地で2回爆発があったと報じた。サイレン音が鳴り響くソーシャルメディアの動画も掲載した。この基地には今月5日にウクライナ側からとみられる無人機攻撃があった。
RBKウクライナによると、エンゲリス空軍基地は核兵器搭載可能なツポレフ160やツポレフ95といったロシアの主力長距離戦略爆撃機が配備されている。ロイター通信によると、地元知事は民間インフラに損傷は出ていないと語った。』