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ウクライナ軍、チャシブ・ヤール崩壊はアウディーイウカと同じで時間の問題
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/the-collapse-of-chasiv-yar-for-the-ukrainian-army-is-just-a-matter-of-time-just-like-audiiivka/


『2024.05.3
AP通信は2日「容赦ない砲撃で壊滅的な打撃を受けたチャシブ・ヤールはバフムートやアウディーイウカを彷彿とさせる」と報じ、ウクライナ国防省情報総局のスキビツキー副局長も「アウディーイウカと同じようにチャシブ・ヤールの崩壊も時間の問題だろう」と述べた。
参考:Drone footage shows devastation in Ukraine’s strategic eastern city of Chasiv Yar as Russians near
参考:Ukraine is on the brink, says a senior general
街の崩壊を根本的に食い止めるにはチャシブ・ヤール周辺からロシア軍を押し戻す必要がある
バフムート北西の高台に位置するチャシブ・ヤールはコンスタンチノフカ、ドルジュキーウカ、クラマトルスク、スラビャンスクを守る戦略的要衝で、AP通信は2日「ロシア軍の容赦ない砲撃でチャシブ・ヤールは壊滅的な打撃を受けている。大半の建物は破壊されて黒焦げになり、バフムートやアウディーイウカを彷彿とさせる」と報じた。
ウクライナ国防省情報総局のスキビツキー副局長もEconomistの取材に「チャシブ・ヤールの状況」や「ロシア軍の夏季攻勢」について興味深い予測を披露。
スキビツキー副局長は「アウディーイウカと同じようにチャシブ・ヤールの崩壊も時間の問題だろう」「勿論、今日や明日の話ではないが、全て我々の備蓄と物資次第だ」と言及、つまり「チャシブ・ヤールの喪失は砲撃や空爆による都市(抵抗拠点となりえる市内の建造物)破壊のスピードに左右される」「弾薬の供給量が改善されれば敵火力を抑制でき街を長く維持できる」と言いたいのだろう。
出典:管理人作成(クリックで拡大可能)
ただし、街の崩壊を根本的に食い止めるにはチャシブ・ヤール周辺からロシア軍を押し戻す必要があり、現在のウクライナ軍に反撃を行う戦力的余裕があるとは考えにくいため、最終的にチャシブ・ヤールの崩壊は避けられないのかもしれない。
スキビツキー副局長はロシア軍の夏季攻勢について「ハルキウ方面やスームィ方面への攻撃を準備している」「ロシアがウクライナ侵攻に動員している兵力は51.4万人」「現時点でベルゴロド州に3.5万人グループが配備されている」「このグループは5万人~7万人規模に拡張される予定」「この他にもロシアは約2万人規模の予備戦力を中央に待機させている」と指摘。
出典:Минобороны России
ハルキウ方面やスームィ方面への攻撃時期は「ドンバスにおける我が軍の防衛強度に左右される」と、夏季攻勢自体は「5月~6月の間に始まる」と述べた。
因みにウクライナ人が運営するDEEP STATEはクピャンスク方面について3日「ロシア軍がコトリャリフカに侵入した」と報告している。
出典:管理人作成(クリックで拡大可能)
関連記事:ウクライナ軍指揮官、新たな攻勢も防衛ラインの必要性も認識していなかった
関連記事:アウディーイウカ北の突破口は拡大、ロシア軍がアルハンヘルズケに侵入
※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
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投稿者: 航空万能論GF管理人 ウクライナ戦況 コメント: 29 』
『 たむごん
2024年 5月 03日
返信 引用
ウクライナ軍は、限られた軍事資源を、どのように配分するのか難しいですね。
ロシア軍も同様の問題があり、ハルキウ州、ヘルソン州のドニプル側右岸、戦略的な撤退を行っています(企業含めて、あらゆる組織の課題です)。
チャシウヤール、運河沿い塹壕(町側)に注目したところ、掩蓋がないように見えるんですよね。
集落内部、どの程度の陣地があるのか分かりませんが、今後に注目したいと思います。
滑空誘導爆弾だけで、月3000発(1日100発)投下されるため防衛陣地の強度がなければ、厳しい事になります(アウディーイウカは2014年から最前線で強化され続けた街です)。
ロシア空軍は、FAB汎用航空爆弾にUMPK衛星誘導キットを装着した誘導滑空爆弾(ウクライナ側呼称「KAB」)を、毎月3000発もウクライナ軍部隊に向けて投下している。
(2024.05.03 ウクライナが過去最大級のドローン一斉攻撃 「天敵」滑空爆弾のキットを多数破壊 forbes)
17 』
ウクライナ軍指揮官、新たな攻勢も防衛ラインの必要性も認識していなかった
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-military-commanders-did-not-recognize-the-need-for-new-offensives-or-defensive-lines/#comment_headline




『2024.05.2
AP通信の取材に応じたウクライナ軍兵士は「現在の陣地から後退しても準備された要塞はほとんどない」と、第47機械化旅団の副司令官も「新たなロシアの攻勢を予想していなかったため防衛ラインの必要性を認識していなかった」「これは責任感の欠如だ」と語った。
参考:No safety in retreat: Ukrainian soldiers say rear defensive lines barely exist amid Russian advance
早く建設しなければならないという圧力から、一部の地方当局者は要塞の進捗状況を水増して報告している
AP通信の取材にバティヤルと名乗るウクライナ軍部隊の指揮官は「要塞建設のスピードを上げることが必要だ。そうすれば現在の場所から準備された陣地に撤退できるようになる」と、第47機械化旅団の歩兵大隊で副司令官を務めるオレクサンドルも「新たなロシアの攻勢を予想していなかったため、多くの人々は強化された防衛ラインを準備する必要はないと思っていた」「事前に要塞化を行っていれば救える命があると理解していなかった」「これは責任感の欠如だ」と指摘した。
出典:Командування Об’єднаних Сил ЗС України
ウクライナ軍が建設を進めている防衛ラインは3つあり、最前線の第1線は兵士が、最前線から2km~5km後方の第2線は工兵部隊が、これより後方の第3線は民間企業が建設を請け負っているものの、オレクサンドルは「第1線の防衛ラインを建設しなければならない兵士らはロシア軍と戦いながら塹壕を掘らなければならない」「この両方をこなすは本当に難しい」と訴え、第2線を建設する工兵部隊の兵士も「我々は何も持たずに戦争へ突入した」と証言しているのが興味深い。
AP通信は「ウクライナの準備不足は旧ソ連から受け継いだ戦力の整理に起因しており、特に工兵部隊の大部分が解体され、所有していた掘削機などの重機も全て売却されてしまった。ある工兵部隊が要塞建設のため東部戦線に到着した際、この部隊が持っていたのは1960年代の古い機材とシャベルだけだった」と報じ、取材に応じた工兵部隊の兵士も「我々が建設したのはシンプルな塹壕だけだ」と述べている。
出典:Сухопутні війська ЗС України
3月中旬にチャシブ・ヤール防衛に投入された第67独立機械化旅団の兵士も「迷路のような塹壕や射撃陣地が用意されていると期待していたが、現地で目にしたのは砲撃かろうじて身を守れる程同の穴だった」「そのため我々は砲撃の中で塹壕を掘り進めなければならず、土壌が砂地だったため砲弾が着弾するたびに掘った塹壕が崩れた」「身を守る塹壕もなく、敵の砲撃に対抗する手段もなかったため、部隊長、中隊長、小隊長、軍曹を含む100人以上が死亡するか行方不明になり、旅団は基盤戦力を失ってしまった」と証言。
同旅団は4月上旬にチャシブ・ヤールから後退、参謀本部から作戦失敗の責任を問われ旅団自体が解散させられたが、第67旅団の指揮官達は「防衛戦に不可欠な戦力や物資がなかった」と述べており、他の旅団がチャシブ・ヤールを守っていても結果は大して変わらなかったのかもしれない。
出典:Генеральний штаб ЗСУ
民間企業が建設を請け負っている第3線も問題が山積しており、要塞建設にコンクリートを供給している企業の経営者は「早く建設しなければならないという圧力から、一部の地方当局者は進捗状況を水増して報告している。その数字を見たことがあるが、私はコンクリートの供給量を知っているため数字が事実ではないと直ぐに分かった」と、ドネツク州の建設会社は「どうして国は工兵部隊に必要な機材を購入しなかったのか、なぜ我々に建設を依頼するまで要塞化を始めようと思わなかったか、これらの準備はロシアとの戦争が始まった2014年に開始されるべきだった」と述べ、何もかもが後手に回っていることを浮き彫りにしている。
関連記事:ゼレンスキー大統領、ロシアやベラルーシと接する全地域への要塞建設を指示
関連記事:守勢に転じたウクライナ軍、建設が進む防衛ラインの様子を報道陣に公開
関連記事:驚くほど脆弱なウクライナ軍の防衛陣地、要塞要素が欠けた初歩的な塹壕のみ
関連記事:ウクライナ軍兵士は準備された陣地ではなく野原に連れて行かれただけ
関連記事:危機的なアウディーイウカ、ウクライナ軍は夏に何も準備してこなかった
関連記事:ロシア軍がバフムートで成功した理由、FPVドローンの大量使用と防衛陣地の欠如
関連記事:ウクライナメディア、アウディーイウカの危機は第2防衛ラインの欠如が原因
※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
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投稿者: 航空万能論GF管理人 ウクライナ戦況 コメント: 74 』
兵役逃れで越境30人死亡 戦死者増え戦力低下
https://news.yahoo.co.jp/articles/34f3bd484dd2a7f9c596aea9298603a89c7c190b
『4/30(火) 5:31配信
【キーウ共同】ウクライナ国境警備隊のデムチェンコ報道官はロシアによる2022年2月の侵攻開始後、兵役逃れでウクライナから「約30人が違法に国境を越えようとして死亡した」と述べた。地元メディアが29日に報じたインタビューで語った。侵攻が長期化し戦死者が膨らむ中、兵員不足による戦力低下が懸念材料となっている。
ロシアが核攻撃に踏み切ったらアメリカはどこに報復するか? 米政権内で行われていた机上演習の衝撃的な中身
ゼレンスキー大統領は4月、兵力確保のため、動員対象年齢の引き下げなどに関する法案に署名した。
デムチェンコ氏は「毎日約120人の出国を拒絶している」と述べた。兵役逃れを手助けする450の犯罪集団を摘発したとも明らかにした。隣接するモルドバやルーマニアに違法に越境するには険しい山を歩き川を横切る必要があり、川でおぼれて死亡する例が少なくない。
29日は南部オデッサ州でロシア軍のミサイル攻撃があり、少なくとも3人が死亡、20人が負傷した。
米国防総省のシン副報道官は記者団に、米国によるウクライナ支援の本格的な再開が遅れたことで「ロシアは前進し、ウクライナは後退を余儀なくされた」と語った。』
フランスの火薬メーカーである「Eurenco」社は、大砲の発射薬を、薬包にして年産50万個まで増やす。
https://st2019.site/?p=22067
『2024-4-30記事「France Increases Artillery Gunpowder Production」。
フランスの火薬メーカーである「Eurenco」社は、大砲の発射薬を、薬包にして年産50万個まで増やす。重さにして1200トン/年となる。工場は、ベルジュラク市にあり、この増産のための設備投資額は5億ユーロ。
量産が軌道に乗るのは2025年になる見通し。
155ミリ榴弾砲の場合、薬包を6個つらねて装填するのが最強装薬。それが50万包ということは、最大射程で155ミリ榴弾砲を9万5000回、発射できる勘定になる。
フランス政府の計画では、2026年には、年産120万包=最大射程で20万回発射分 を予定する。
仏国防相のルコルニュが3月末に語ったところでは、2024年にはフランス国内で10万発の155ミリ砲弾を製造したい。
その10万発のうち8万発は、ウクライナへ供与するつもり。残り2万発が、仏軍用にとっておかれる。
「Nexter」社は、現状、年に4万数千発の155ミリ榴弾を仕上げて納品しているが、これを増産するため設備投資中で、3年以内にはラインが稼動するであろう。』
4-29の夜に宇軍はクリミア半島内の3箇所の露軍空基地をATACMSで攻撃したようだ。
https://st2019.site/?p=22067
『Boyko Nikolov 記者による2024-4-29記事「Ukraine fires 12 ATACMS at Crimea, Russia downs 6 in defense」。
4-29の夜に宇軍はクリミア半島内の3箇所の露軍空基地をATACMSで攻撃したようだ。
露軍は、飛んできたATCMSのうちの6発はSAMで阻止したと主張。また、10機の特攻無人機と、2発の仏製「Hammer」滑空爆弾も、撃墜したと主張。
ロシア人の軍事系ブロガー氏の投稿によると、直近の2週間にクリミア半島に向けてATACMSが30発以上、撃ち込まれているという。
※雑報によると、ルハンスクの「Mozhnyakivka」にある訓練場に4発のATACMSが落下し、露軍に甚大な損害を与えた模様。 』
今次戦役の初盤では、露軍の巡航ミサイルの主役は「カリブル」艦対地ミサイルだった。しかし…。
https://st2019.site/?p=22067
『Boyko Nikolov 記者による2024-5-1記事「Ukrainian fighter’s high-stakes clash with Russian Kh-101 missile」。
ウクライナ空軍機がAAMによって、露軍の「Kh-101」巡航ミサイルを撃墜する模様がビデオに撮られ、ネットにUpされたという。
AAMは、巡航ミサイルの後方から追い討ちで発射された。
「Kh-101」の最初の撃墜事例は、2022-4に報告されている。このときは、地上から、ありふれた自動火器を命中させたのだそうだ。
今次戦役の初盤では、露軍の巡航ミサイルの主役は「カリブル」艦対地ミサイルだった。しかしそれは涸渇し、今では「Kh-101」空対地ミサイルが数的な主役である。
こうした巡航ミサイルの量産のネックは、エンジンである。「カリブル」と「Kh-101」は、同じターボファンエンジン「TRDD-50」を搭載している。
「カリブル」が退場しつつある理由は、直径の制約にあると思われる。もともと533ミリ径の魚雷発射管からも運用できるようにと、「カリブル」の外径は魚雷と同寸に抑制されている。それに比して「Kh-101」の外形は742ミリあり、余裕が大きいわけである。
※Kh-101の胴体断面は、円形ではなく、三角おむすび形。
カリブルの飛翔体の重さは1770kgなのに比して、「Kh-101」は2300kgある。
カリブルが主翼を展張すると、ウイングスパンは3.1mなのに比し、「Kh-101」のウイングスパンは4m。
カリブルの内臓燃料は560kgである。他方、「Kh-101」の内臓燃料は1250kgあり、それに加うるに、空中発射だから、そもそも初期の加速のために燃料を浪費する必要がない。ますます遠くへ飛ばし易い。
Kh-101が5500km飛ぶのに比し、カリブルは、2000km~2500kmしか飛ばない。
Kh-101のナビゲーション方式は、INS+航法衛星電波利用+陸地等高線照合 だが、その回路基盤には、米国製の市販品のチップが35個も使われている。
Kh-101の弾頭重量は今のところ400kgほどである。 』
今次戦役で露軍はすでに1000発の弾道ミサイルを発射した。
https://st2019.site/?p=22067
『ストラテジーペイジ の2024-5-1記事。
今次戦役で露軍はすでに1000発の弾道ミサイルを発射した。
また自爆特攻機は2800機飛ばした。
GPS誘導爆弾は7000発、落とした。
これらのうち、ウクライナの軍事目標を狙ったのは3%にすぎない。残り97%はすべて、民間目標を狙った。
特に発電設備と送電網の破壊に注力している。これを破壊できれば軍需生産も止まるし、上下水道も機能しなくなる。』
※雑報によると、韓国設計の「K9」をトルコでライセンス生産した自走榴弾砲「T-155」を…。
https://st2019.site/?p=22065
『※雑報によると、韓国設計の「K9」をトルコでライセンス生産した自走榴弾砲「T-155」を12両、米国が手配してウクライナへ間もなく送るという。射程は40km強。
「T-155」はトルコ軍がシリア国境帯で使っている他、ナゴルノカラバフ紛争でもアゼルバイジャン軍が装備し、性能は証明済みだと。』
射程300kmのATACMSを手にした宇軍は、なぜかクリミア大橋の破壊は…。
https://st2019.site/?p=22065
『Defense Express の2024-4-30記事「ATACMS Strikes on Crimea Become Systematic: Targets are Air Defenses and Airfields」。
射程300kmのATACMSを手にした宇軍は、なぜかクリミア大橋の破壊は試みずに、むしろクリミア半島内の露軍航空基地の一掃を優先している模様。
4月30日夜には、2箇所の航空基地をATACMSで攻撃した模様。
敵AAを飽和霍乱するために、同期的に特攻UAVも放たれた。
ある外野の分析者いわく。クリミア半島内の「S-400」を一掃するためには、すくなくもあと30発の、後期型ATACMSが必要だと。
重要な事実。ロックマート社がATACMSを開発したそもそもの想定用途は、敵のSAM陣地と航空基地の破壊なのである。まさに、その想定用途で役に立つかどうかの、実験がなされているのである。』