トランプ氏の関税戦争、底流に安保「ただ乗り」への怒り
本社コメンテーター 秋田浩之
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD314LJ0R30C25A3000000/
『2025年4月1日 5:00 [会員限定記事]
常識ではあり得ない追加関税をトランプ米大統領が振り回している。ただの保護貿易とみなすと、本質を見落としてしまう。彼は関税という「爆弾」を使い、国際安全保障の分担のあり方も変えるつもりだ。30年以上前に米ソ冷戦が終わったのに、米国が過剰な重荷を負わされてきたという強い怒りが底流にある。
側近にも広がる被害者意識
正しいかどうかは別問題として、トランプ氏は次のような世界観を抱いている。第2次世界大戦…
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