ベンゾジアゼピンは、抗不安、催眠、筋弛緩の作用を服用者にもたらす。
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『WSJ の記事「When Dana Bare tried to quit Xanax, it was too late」。
ベンゾジアゼピンは、抗不安、催眠、筋弛緩の作用を服用者にもたらす。連用すると、脳がやられて痴呆化する。
2023年には米国内で2400万人以上が、「ザナックス」のような薬物を摂取している。ザナックスはベンゾジアゼピン系である。ベンゾジアゼピンが、政府公認の処方薬の中に入っているのだ。
症例。ダナ・ベアー。ザナックスを飲むようになってから2年後、パニック障害が突発するようになった。
しかも、なにかをすぐに忘れるようになってしまった。
ダナ・ベアーは、医師から処方された不眠治療薬として、ザナックスを飲み始めた。10年以上前だった。
すぐに眠れるようになった。
しかし、やがて彼女の神経系は衰弱し、身体が、このドラッグに依存するようになった。
5年前、彼女はザナックスをやめようとした。すると、脳が電撃を発して身体を苦しめた。たとえばシャワーを浴びるや、何かにつきとばされたような感覚が走り、激痛が1時間以上続いて、ついには失神するのだ。
ザナックスを服用すれば、このような苦痛は収まる。身体が依存症になったわけである。ヤク中だった。
Xanax は、alprazolam のブランド名である。近似した薬品には、Klonopin (clonazepam)、Ativan (lorazepam)、Valium (diazepam) がある。これらは、たちどころに服用者を鎮静させ、眠らせてくれる。不安の多い時代には、需要されるのがしぜんだ。
ザナックスは、パーティ・ドラッグとしても濫用される。
長期服用者は、しだいに、必要量が増えて行く。』