ウクライナには欧州で最大のウラン鉱脈がある。
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『Panorama, Anna J. Davis 記者による2025-3-7記事「Ukrainian Minerals Deal Must Balance Energy Independence with International Commitments」。
ウクライナには欧州で最大のウラン鉱脈がある。ウクライナ政府は2027年までにその資源で自国のウラン燃料サイクルを完結させたい。
欧州最大といっても、全世界の埋蔵量の2%でしかないが、それでも大きい。
2022-2以前、ウクライナの原発は、国内の電力需要の51%を賄っていた。
今日、ウクライナの国営「VostGOK」社は、「Ingulskaya」「Smolinskaya」「Novokonstantinovskoye」の3箇所のウラン鉱山で採掘中である。
2024年においてウクライナの原発が必要とする核燃料の2割から4割は、自給できる量だという。
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2020年において、ウクライナ国内の15基の原子炉は、2480トンのウラニウムを需要した。
今日、露軍がそのうちの6基を支配中である。ザポリッジア州で。
ウクライナは最低でもあと1736トンのウランを掘らないと、完全自給はできないだろう。
濃縮ウランを世界でいちばん製造しているのはロシアで、全地球の需要の4割を生産している。中共は、全地球需要の1割くらいを生産中だ。
2022より前、ウクライナは、国産の濃縮ウランを燃料棒に仕立ててもらうためにいったんロシアに濃縮ウランを送り、ロシアから燃料棒を受け取っていた。
2022以降、ウクライナは、ウラン燃料棒の外注先として、米国のウェスティングハウス社とカナダの「Cameco」社を頼っている。』