トランプ氏、自動車関税「25%程度」 4月にも公表予定

トランプ氏、自動車関税「25%程度」 4月にも公表予定
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN190CC0Z10C25A2000000/

『2025年2月19日 7:47 (2025年2月19日 10:06更新) [会員限定記事]

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多様な観点からニュースを考える
今村卓さん他1名の投稿
今村卓滝田洋一

【ワシントン=八十島綾平】トランプ米大統領は18日、4月にも公表予定の輸入自動車への追加関税について「25%くらいになるだろう」と述べた。ドイツや隣国メキシコなどからの輸入車が主な標的とみられるが、日本車も対象になれば日系自動車メーカーが大きな打撃を受けることは避けられない。

トランプ氏はこれまで、4月2日にも自動車に対する追加関税を発表する考えを示していた。1月20日の就任日に、4月1日までに…

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今村卓
丸紅 執行役員 丸紅経済研究所社長・CSO補佐

分析・考察 自動車関税は取引材料、政権の狙いは自動車各社の米国での生産・雇用の拡大でしょう。既に自動車各社は自動車関連の追加関税は自動車産業に壊滅的な打撃、米国経済にも深刻な影響が及ぶ、絶対に回避すべきとトランプ政権、米議会に懸命に訴えている模様。それを受けてトランプ氏は交渉で優位な立場にあると解釈し、自動車そのものへの関税、25%という税率、発動日まで示せば、各社が米国での生産・雇用の拡大目標を引き上げると確信して主張していると思います。ただ同氏には取引材料と貿易赤字削減の関税の使い分けなどなく、発動すれば一挙両得という考えもあることには要注意。政権の準備不足も相まって混乱が続くと思います。

トランプ関税 』