FRB議長「利下げ急がない」 議会証言、堅調経済を強調
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN113QK0R10C25A2000000/
『2025年2月12日 0:00 (2025年2月12日 6:06更新) [会員限定記事]
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永浜利広上野泰也
【ワシントン=高見浩輔】米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は11日、米連邦議会上院で議会証言に臨んだ。経済の堅調さを強調して「これ以上の利下げを急ぐ理由は見当たらない」と述べた。議員から金融政策への注文はなく、野党・民主党からは金融規制を緩める新政権への不安が相次いだ。
議会証言は1月にトランプ政権と新たな議会が発足して以降、初となる。トランプ米大統領は原油安になれば「ただちに利下げを要求…
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永浜利広
第一生命経済研究所 首席エコノミスト
分析・考察 前回の鉄鋼・アルミ追加関税ではPCEコアベースで+0.3%ポイント程度インフレが加速しましたので、今回も適用範囲の拡充の程度次第では少なからずインフレに影響が出るかもしれません。
一方で、シェール増産などによる原油安でインフレが抑制されれば悪影響は軽減される可能性もありますが、そうならなければ、さらに米国の利下げ観測も後退し、そうなればトランプ一期目の2年目のように成長率の減速は避けられないかもしれません。
そうなれば、当然株価にも悪影響を及ぼす可能性があるでしょう。
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