野村証券 元社員を起訴 顧客への強盗殺人未遂と住宅放火の罪

野村証券 元社員を起訴 顧客への強盗殺人未遂と住宅放火の罪
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241120/k10014644121000.html

 ※ 実は、この事件については、殆どノーマークだった…。

 ※ 今般、ネットで情報収集していて、当たったんで、紹介しておく…。

 ※ 天下の野村証券においても、この体たらくだ…。

 ※ 殺人未遂と放火だから、「知能犯」型の犯罪類型じゃない…。

 ※ 「知能犯」の対義語は、調べたら、「強力犯(ごうりきはん)」と言うそうだ…。
 ※ 相当な、「凶悪犯」の類型だ…。

 ※ まあまあ、世も末だな…。

『2024年11月20日 19時08分

大手証券会社・野村証券の営業職の元社員が、広島市に住む顧客の女性に睡眠作用のある薬物を飲ませたうえで、現金1700万円余りを奪って住宅に火をつけたとして20日、強盗殺人未遂と放火の罪で起訴されました。

起訴されたのは、神奈川県葉山町の無職、梶原優星被告(29)です。

起訴状などによりますと梶原被告は、野村証券の営業職の社員だったことし7月、広島市西区の顧客の住宅で、80代の女性に睡眠作用のある薬物を飲ませてこん睡状態にさせたうえ、女性がいた寝室から現金1780万円余りを奪って火をつけたとして強盗殺人未遂と放火の罪に問われています。

これまでの調べで被告は女性と夫に投資話を持ちかけて事件の数か月前から現金を自宅に準備させ、奪った現金は自らの投資の損失への穴埋めや、さらなる投資にあてていた疑いがあるということです。

検察は認否を明らかにしていませんが、被告の弁護士によりますと「火をつけたのは殺害するためではなく証拠を隠滅するためだった」などと説明しているということです。

野村証券は対策公表 “対応不十分だった”との指摘も

多くの営業担当の社員を抱える証券業界でも衝撃が広がっています。

野村証券はこの事件について、これまで会見などの場では詳しく説明していません。

今月1日には中間決算の発表があり、財務担当の役員が会見に出席しましたが、社員が起こした事件について「非常に遺憾で信頼回復に努める」とコメントする一方、事件の経緯や防げなかった原因については捜査にかかわるなどとして明らかにしませんでした。

こうしたなか、野村証券は今月6日に当面の対策として社員が営業で顧客の自宅を訪問する場合のルールを公表しました。

この中では、事前に管理職の上司に訪問先や目的を伝え、承認を得るというルールを全国の支店で導入したとしています。

ただ、同業他社の中には訪問営業にあたって事前に上司の承認を得ることは研修などを通じて徹底させているというところもあり、野村の対応は不十分だったのではないかといった指摘が出ています。

野村証券は今回の起訴を受けて「被害に遭われたお客様および関係するすべての皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしていることを重ねて深くおわび申し上げます。お客様の不安を払拭し信頼を取り戻すため、実効性のある制度の構築などを進めております」とコメントしています。