ウィーンにあるエネルギー企業OMVは、1968年から半世紀以上も、ロシア産の天然ガスを購入してきたのだが、…。

ウィーンにあるエネルギー企業OMVは、1968年から半世紀以上も、ロシア産の天然ガスを購入してきたのだが、…。
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『Dmitry Zhdannikov and Alexandra Schwarz-Goerlich 記者による2024-11-25記事「Austria’s half-century bond with Gazprom ended by gas seizure, sources say」。

   ウィーンにあるエネルギー企業OMVは、1968年から半世紀以上も、ロシア産の天然ガスを購入してきたのだが、それを打ち切る。ロシアのガスプロムとのあいだには2040年までの長期契約が交わされていた。その約束を破る補償金の額に関して、話がまとまったようだ。

 ロシアはゴネていたが、じつはタイムリミットが迫っていた。というのは、ウクライナ政府は、来年1月を以て、自国領内をロシア産の天然ガスが通過することを禁ずるつもりだから。いままでは、パイプラインを生かしておいてやったが、それは切断する。

 OMVは、スロヴァキアのSPP社から、ロシア産のガスを買うという手もあるそうだ。ガスの転売だ。

 オーストリー政府はOMVの株式の31.5%を保有している。OMVの現社長は、2021年から、ガスプロムとの縁切りを模索していた。』